JPS63298089A - アナログ式世界時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アナログ式の世界時計に関するものである。

〔従来の技術〕

従来世界時計としては、特開昭５７−１０８６９１号公
報に見る如く、アナログ表示部とデジタル表示部の両方
を備え、デジタル表示部忙特定の都市名を表示させると
、運針用のパルスモータ−を早送り駆動し、指針でその
都市の時刻を表示するように構成された時計があった。

又、特開昭５２−１３４７７６号公報に見る如く、ボタ
ンスイッチで都市を指定すると、その都市の時刻がデジ
タル表示装置に表示される時計がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

近年電子回路の発達にともない、デジタル式の世界時計
においては特開昭５２−１３４７７６号公報に見るよう
に、ボタンスイッチの操作でダイレクトに望みの都市の
時刻を知ることができるようになっている。

しかしながらデジタル式の世界時計の場合、現在地の時
刻と世界各都市の時刻とを１つの表示部を兼用して切換
え表示するため、時差を知りたい時はどちらか一方を記
憶しておき、算出しなければならなかった。又、現在地
の時刻と世界各都市の時刻とを別々に表示する表示装置
も考えられるが、表示装置が大型化してしまうので腕時
計タイプの世界時計には向かなかった。又更に、デジタ
ル表示式の時計はファッション的にもアナログ表示式の
時計よりも見おとりするので、世界時計においてもアナ
ログ表示式の時計が望まれていた。

一方、アナログ表示式の世界時計においても特開昭５７
−１０８６９１号公報の如く指定された都市の時刻へ時
・分針が早送り駆動される時計があるが、この方式だと
指定した都市の時刻に指針が到達するまで比較的時間が
かかり、すぐに知りたい場合には不便である。又、指針
を早送りするので電池の消費も大きく１時計の電池寿命
が著しく短くなってしまう。

更にアナログ表示式の時計では時刻表示が１２時間制で
あるため、午前、午後表示をする場合はどうしてもデジ
タル表示を利用せざるを得なかつた。

本発明は以上のような問題点な解決し、指定した都市又
は地域の時刻をすばやく知ることができ、且つ午前、午
後の区別、も容易に認識できるアナログ式の世界時計を
提供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために、本発明は次の様な構成を
している。即ち、発振回路、分周回路、モーター、輪列
を有し、時針、分針、秒針により時刻を表示するアナロ
グ時計において、地名又は地域な指定する地名指定スイ
ッチと、秒カウンタと、時カウンタと、前記地名又は地
域の時差を記憶する時差メモリと、前記時カウンタの内
容と前記地名指定スイッチに指定され地名又は地域に対
応する前記時差メモリの内容とから前記指定された地名
又は地域の時刻を演算する時差演算回路と、該時差演算
回路の演算結果に基づいて前記秒針を前記指定された地
名又は地域の時を表示する位置に早送り駆動する運針制
御回路とを備えていることを特徴としている。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第１図は本発明の実施例のアナログ式世界時計の通常時
刻モードの外観を示す正面図、第２図は世界時計モード
の外観を示す正面図、第３図は回路構成を示すブロック
線図である。

図において、１はアナログ式世界時計、２は秒針、３は
分針、４は時針、５は午前、午後を表示するための午前
、午後表示針、６は地名を指定する地名指定スイッチ、
７は時字、８は切分（第１（シ１及び第２図では３５分
〜４５分の間にのみ記載する。）、９はリセットスイッ
チ、１０はリューズである。

アナログ式世界時計１は第１図に示す如く通常の３針式
の表示の他に、午前、午後を表示するための午前、午後
表示針５を有している。午前、午後表示針５は時針４の
回転を輪列（図示せず）によって１７２に減速して２４
時間で１回転する。

地名指定スイッチ６には円周上に第１表に示すような２
４ケ所の地名が表記されている。尚、第１図及び第２図
ではトーキヨー（ＴＯＫＹＯ）　とニューヨーク（Ｎ、
Ｙ）のみ記入して他は省略しである。

第　　１　　表 又、地名指定スイッチ６は、特願昭６０−１５０５９１
号や実開昭５７−１７３０３９号公報に見るようなレジ
スタリングスイッチ構造を有し、地名指定スイッチ６を
回転させ、１２時位置にある地名が代わる度にスイッチ
ング動作が行なれるようになっている。

通常時刻モードは、リューズ１０の０段引（１０ａの位
置）において、地名指定スイッチ６を回転し、あらかじ
め指定した現地点の地名（図ではＴＯＫＹＯ）を１２時
位置に合わせることによって通常時刻モードとなり、秒
針２が１秒ごとに１ステツプ運針して通常の時計に見ら
れるような表示を行なうようになっている。

第１図では午前１０時９分３５秒を表示している。

次にアナログ式世界時計１を世界時計モード陀した場合
について第２図に基づいて説明する。

第２図において第１図と同一番号は同一構成要素を示す
。世界時計モードにするには、リューズ１０が１０ａの
状態の時に地名指定スイッチ６を回転させ、時刻を知り
たい場所の地名を１２時位置に合わせることによって行
なう。（図ではＮ、Ｙにューヨーク）を指定している。

）するとアナログ式世界時計１は現在時刻と、指定され
た地名（以下他地点と称す）と現地点との時差とから他
地点の時刻を演算する。そして秒針２が時計回りに回転
し、他地点の“時“の時刻を示す時字７の近傍へ移動し
、他地点が午前であれば前記時字７よりも１分少ない切
分８を指し示し、他地点が午後ならば前記時字７よりも
１分多い切分８を指し示す。すなわち世界時計モードで
は、あたかも秒針２が時針のような働きをして他地点の
１時“の時刻を示す時字７を指し示し、且つ秒針が時字
７に対して１分少ない、もしくは１分多い切分８を指し
示すことにより他地点の午前、午後を知ることが出来る
。例えば第１図のように現地点がＴＯＫＹＯの通常時刻
モードで午前１０時９分３５秒の時に第２図のように地
名指定スイッチ６を回転させて他地点としてＮ、Ｙを指
定したとすると、ＴＯＫＹＯに対するＮ、Ｙの時差は、
Ｎ、Ｙが１４時間遅れの状態となっているので、Ｎ、Ｙ
の時刻は午後８時９分となる。そこで秒針２は３５秒の
位置から８時を示す時字７よりも１分多い切分の位置、
すなわち４１分を指し示す位置に移動する。さらに時差
は１時間単位であり、分については影響しないため分針
６は現地点の分と共に他地点の分をも表示していること
になる。

（ただし世界時計モードにした時に秒針２が１２時位置
を越えて回転して他地点の時刻を表示した蒔は１分進む
ことになるが大きな狂いではなく充分許容される範囲で
ある。）通常時刻モードに戻す場合は再び地名指定スイ
ッチ６を回転して現地点を表わす地名を１２時位置に合
すると秒針２はアナログ世界時計１の内部で計時されて
いた通常時刻の秒を示す位置へ移動し、通常時刻の秒を
表示する。

次に現地点を地名指定スイッチ６に表記された地名と対
応を付ける方法について説明する。

まず地名指定スイッチ６を回転して現地点を表わす地名
を１２時位置に合わせる。そこでリューズ１０を１段引
きにして１０ｂの位置にする。さらにリセットスイッチ
９を押すことによって現地点と現地点を表わす地名指定
スイッチ６との対応付けされたことになる。

次に回路構成について第３図に基づいて詳述する。

図において、２１は水晶発振器を有し３２７６８［１ｚ
の信号を発生させる発振回路、２２は前記３２７６８　
ｆｉｚの信号を分周して１　ｆ（ｚの信号を発生する分
周回路、２６は前記Ｉ　Ｈｚの信号を１／６０分周して
１秒“をカウントし、１分の信号を出力する秒カウンタ
、１０イはリューズの引き出し操作によってスイッチン
グされるリューズ位置スイッチ、１０口はリューズの回
転操作によってスイッチングされるリューズ回転スイッ
チ、３８はリューズ位置スイッチ１０イによって制御さ
れ、秒カウンタ２３からの信号か、リューズ回転スイッ
チ１０口からの信号のどちらか一方を選択するセレクト
ゲート、２４はセレクトゲート６８からの信号を１／６
０分周し１分“をカウントする分カウンタ、２５は分カ
ウンタからの信号を１／２４分周し午前、午後を含めて
（２４時間制で２時“をカウントする時カウンタである
。

６は地名指定スイッチ、２７は地名指定スイッチ６に表
示されている２４ケ所の地名の時差を記憶している時差
メモリ、２６は地名指定スイッチ６からの信号によって
その地名に対応した、すなわち時差メモリ２７のアドレ
スを指定するコード信号を出力する地名指定レジスタ、
２８は時カウンタ２５のカウントしたデータと、時差メ
モリ２７の出力するデータとから時差を演算する時差演
算回路、２９は世界時計モードから通常時刻モードに戻
した場合に秒針の動くステップを演算する針戻し回路、
３１は通常時刻モード、世界時計モードそれぞれの時に
秒針の運針を制御するための運針制御回路、６０は運針
制御回路６１の出力信号をカウントし秒針の位置を記憶
する秒針位置カウンタ、６２はモータ３６を駆動するた
めの駆動回路、６４は輪列、３５はＯＲゲート、６６．
６７はＡＮＤゲートである。

次に回路動作について説明する。

尚、）（ｉ　ｇｈレベル信号とＬＯＷレベル信号は単に
Ｈ，Ｌと略記する。通常時刻モードではりユーズ位置ス
イッチ１０イは１０ａの位置に有り、１０ａ、１０ｂ、
１０ｃにはそれぞれＨ，Ｌ、Ｌの信号が出力され、ＯＲ
ゲート３５の一方の入力端子にＨの信号が入力されてＯ
Ｒゲート３５はＨの信号を出力する。よってセレクトゲ
ート３８の入力端子３８ａ、３８ｂにはそれぞれＨ，Ｌ
の信号が入力されるため、セレクトゲート６８は秒カウ
ンタ２３からの信号を分カウンタ２４に出力する。

また地名指定スイッチ６は通常時刻モードとなる現地点
の地名（例えばＴＯＫＹＯ）が１２時位置にあり、地名
指定レジスタ２６は運針制御回路３１に通常時刻モード
であることを示す信号を送信する。運針制御回路６１は
リューズ位置スイッチ１０イ及び地名指定レジスタ２６
からの信号によって通常時刻モードであることを判断し
、分周回路２２から出力されるＩ　Ｈｚの信号を駆動回
路３２及び秒針位置カウンタ３０に出力する。前記Ｉ　
Ｈｚの信号によって駆動回路３２はモータ６６を駆動す
る信号を出力し、モータ６３の回転によって輪列６４が
回転し、秒針２を運針させて時刻を表示する。ところで
秒針２と秒針位置カウンタ６０はあらかじめ同期してお
り、運針制御回路６１からの信号によって駆動回路６２
、モータ６６、輪列６４を介して秒針２が１ステップ歩
針すると秒針位置カウンタ６０も＋１され、常に秒針２
と秒針位置カウンタ６０が同期するようになっている。

次に通常時刻モードから世界時計モードにした場合につ
いて説明する。

地名指定スイッチ６によって他地点を指定すると、地名
指定レジスタ２６は地名指定スイッチ６からの信号によ
って時差メモリ２７の他地点の時差の記憶しであるアド
レスを指定するコード信号を出力する。時差メモリ２７
は現地点と他地点の時差のデータを時差演算回路２８に
出力する。時差演算回路２８は前記時差のデータと現在
時刻の１時“をカウントしている時カウンタ２５からの
現在時刻のデータとから他地点の時刻を演算する。

さらに秒針位置カウンタ６０からの秒針２の位置のデー
タを入力して秒針２が他地点の時刻を表示する位置まで
動くのに必要なステップ数を計算し、その結果を運針制
御回路６１に出力する。運針制御回路３１は地名指定レ
ジスタ２６とリューズ位置スイッチ１０イからの信号に
よって世界時計モードであることを判断し、時差演算回
路６１で計算されたステップ数だけ分周回路２２の途中
段から出力される早送り信号によって駆動回路３２を動
作させ、モータ３３を回転させ輪列３４を介して秒針２
を回転させ他地点の時の時刻を表示させる時字７へ進ま
せる。しかもこの時、時差演算回路２８は、時カウンタ
２５の内容と時差メモリ２７の内容とから他地点が午前
か午後かを判断し、午前であれば時字７より１分少ない
切分８を指示し、午後の場合は時字７より１分多い切分
８を指示するように演算している。また秒針位置カウン
タ３０もその分だけカウントされる。

ところで世界時計モードにおいて秒カウンタ２３から信
号を出力される、すなわち通常時刻が１分進んだとする
と時差演算回路２８は分針６を１分進めるために運針制
御回路６１に６０ステップ秒針２を回転させる、すなわ
ち秒針２を１回転させるための信号を出力する。

運針制御回路３１は駆動回路６２に秒針６０ステップ分
の早送り信号を出力しモータ６３、輪列３４を介し秒針
２を１回転させ、分針３を１分進ませる。

続いて世界時計モードから通常時計モードに戻した場合
九ついて説明する。

針戻し回路２９は現在時刻の１秒“をカウントしている
秒カウンタ２６のデータと、秒針２の位置をカウントし
ている秒針位置カウンタ６０のデータとを比較して、秒
針２が現在時刻の秒を表示する位置まで動くのに必要な
ステップ数を計算する。ここで世界時計モードで他地点
の時刻を表示している秒針２の位置が現在時刻の秒より
も進んでいる場合と遅れている場合の２通りが考えられ
る。そこで、針戻し回路２９はそれを判断し、進んでい
る場合は現在時刻の秒と現在の秒針２０位置が一致する
まで通常時刻モードでの運針を停止し、遅れている場合
は現在時刻の秒の位置まで秒針２を早送りさせる信号を
運針制御回路６１に送信する。運針制御回路６１は針戻
し回路２９かもの信号によって駆動回路６２を制御し、
モータ６３、輪列６４を介して秒針２が現在時刻の秒を
表示させるようにする。

次に現地点を地名指定スイッチ６に表記された地名と対
応を付ける時の回路動作について説明する。

リューズ１０を１段引きの状態ではリューズ位置スイッ
チ１０イは１０ｂの位置にあり１０ａ、１０ｂ、ＩＯＣ
にはそれぞれり、Ｈ，Ｌの信号が出力される。ここでリ
セットスイッチ９をＯＮにするとＡＮＤゲート６７の両
方の入力端子にＨの信号が入力されＡＮＤゲート６７は
Ｈの信号を出力する。地名指定レジスタ２６はＡＮＤゲ
ート６７からのＨの信号によってリセットされる。地名
指定レジスタ２６のリセット状態が通常時刻モードとし
ているので、地名指定スイッチに表記された地名のうち
１２時位置にあるものが現地点として認識される。

次に時刻修正について説明する。

時刻を修正する場合は、リューズ１０を２段引き１０Ｃ
の位置にセットする。ここでリューズ１０を回転操作す
ると、従来と同様な裏回り機構（図示せず）によって時
針４、分針６が修正される。まず秒を合せるには、秒針
２が１２時位置に来た時リューズ１０を１００の位置に
引き出す。

するとリューズ位置スイッチ１０イの１０ｃからの信号
によって運針制御回路３１からの出力信号が停止する。

モしてリーーズ１０の回転操作によって時針４及び分針
６も１２時位置へ合せ、正秒の時にリセットスイッチ９
を操作すると分周回路２６の一部、秒カウンタ２６、分
カウンタ２４、時カウンタ２５及び秒針位置カウンタ６
０がリセットされる。リセット後は分周回路２２と秒カ
ウンタ２６とが直ちに作動し始め、秒をカウントする。

次にす、−ズ１０を回転操作して時針４と分針、６を所
望の時刻位置へ合せる。この時、リューズ１０の回転操
作にともなってリューズ１０口からセレクトゲート６８
を介して１分修正ごとの信号が分カウンタ２４へ入力さ
れるので、時針４及び分針乙の位置と分カウンタ２４及
び時カウンタ２５の内容とが同期する。修正後、リュー
ズ１゜を１０ｂ又は１０ａの位置に戻すと、運針制御回
路３１からの出力信号を停止させていたリューズ位置ス
イッチ１０イからの信号が解除され、針戻し回路２９か
もの信号によって秒針２は秒カウンタ２３と同期する位
置まで早送りされ、通常時刻表示状態に復帰する。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、秒針によって簡単に他の
地域の１時“の時刻を表示することができ、しかも今ま
で１２時間表示のアナログ式世界時計では区別するのが
面倒であった午前、午後の識別も容易となり、従来より
もより便Ｉ’ｌｌなアナログ式世界時計を構成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の実施例を示し、第１図及び第
２図はアナログ式世界時計の平面図、第３図はアナログ
式世界時計の回路構成を示すブロック線図である。 ２・・・・・・秒針、　　６・・・・・・分針、　４・
・・・・・時針、６・・・・・・地名指定スイッチ、　
　２１・・・・・・発振回路、２２・・・・・・分周回
路、　　２６・・・・・・秒カウンタ、２５・・・・・
・時カウンタ、　　２７・・・・・・時差メモリ、２８
・・・・・・時差演算回路、　６１・・・・・・運針制
御回路。 第１図 ６オも８定が・婦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発振回路、分周回路、モーター、輪列を有し、時針、分
   針、秒針により時刻を表示するアナログ時計において、
   地名又は地域を指定する地名指定スイッチと、秒カウン
   タと、時カウンタと、前記地名又は地域の時差を記憶す
   る時差メモリと、前記時カウンタの内容と前記地名指定
   スイッチに指定され地名又は地域に対応する前記時差メ
   モリの内容とから前記指定された地名又は地域の時刻を
   演算する時差演算回路と、該時差演算回路の演算結果に
   基づいて前記秒針を前記指定された地名又は地域の時を
   表示する位置に早送り駆動する運針制御回路とを備えて
   いることを特徴とするアナログ式世界時計。