JP2548782Y2 - 装飾体時計 - Google Patents

装飾体時計

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JP2548782Y2
JP2548782Y2 JP6159093U JP6159093U JP2548782Y2 JP 2548782 Y2 JP2548782 Y2 JP 2548782Y2 JP 6159093 U JP6159093 U JP 6159093U JP 6159093 U JP6159093 U JP 6159093U JP 2548782 Y2 JP2548782 Y2 JP 2548782Y2
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JP
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stage
signal
time
switch
circuit
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JP6159093U
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JPH0732588U (ja
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育男 加藤
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Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、装飾体時計に関し、特
にステージを開くときは文字板や指針等の時刻表示部が
見えなくなる装飾時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、掛時計や置時計においても正時毎
に音楽を流すと共に、装飾体人形を見せるようにステー
ジを開く装飾体時計が多くなってきた。そして、ステー
ジを出現させたときの変化を大きくして人目を引くため
に、極力ステージを大きくすることも試みられ、文字板
の裏側に装飾体人形を配置し、正時になると文字板を1
80度回転させ、時計体の大部分をステージに変更する
ものもある。
【0003】又、これら装飾体時計では、通常1時間の
内の数分間だけがステージを開く時計であるも、ステー
ジを開いたときの変化が商品価値を決めることになるた
め、正時毎に装飾体が行う動作を見せるためのモニタス
イッチを設け、正時でなくてもこのモニタスイッチによ
りステージを開いて一連の装飾体の動作を見せることが
できるようにされるものもある。
【0004】更に、この装飾体時計の販売に際して装飾
体を出現させた状態としてステージを停止させておき、
正時になると一旦ステージを閉じて文字板や指針等の時
刻表示部に表示している現在時刻を見せることにより通
常の時計体の形状に戻し、この正常状態からステージを
開いて一連の動作を音楽を流して行ない、ステージの終
了後、再度ステージを開いて装飾体を見せた状態で静止
し、次の正時まで待機する展示モードを有する装飾体時
計もある。
【0005】なお、これらの装飾体時計では、表示時刻
を修正することが可能な時刻修正モードとする時刻修正
スイッチと、修正モードのときに指針を修正駆動させる
時修正スイッチ及び分修正スイッチとを有し、時刻修正
スイッチと時修正スイッチ及び分修正スイッチとを操作
することにより表示時刻を変更することを可能とし、時
計体を設置場所から動かすことなく、時計体の正面又は
側方から簡単な操作により時刻修正を行うことができる
ようにされている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前述のように、装飾体
を見せるに際し、文字板や指針等の時刻表示部が見えな
くなる時計体において、展示モードスイッチを設けるこ
とにより長時間装飾体を見せる状態、即ち、時刻表示部
が長時間見えなくなる状態が発生する時計体では、誤っ
て時刻修正スイッチに触れたときに表示時刻が狂って
も、表示時刻が狂っている状態に長時間気付かないこと
になる欠点が生じた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ステージを開
いて装飾体を見えるようにする展示モードスイッチを有
し、表示時刻の修正を可能とする時刻修正スイッチを有
する装飾体時計において、ステージの開閉状態を検知し
てステージが開いているときは開信号を出力するステー
ジ状態記憶手段を設け、且つ、前記開信号が入力される
と前記時刻修正スイッチが出力する修正信号を遮断する
遮断回路を時刻修正スイッチに接続するようにして設け
ることとする。
【0008】
【作 用】本考案は、ステージが開いているときは開信
号を出力するステージ状態記憶手段を設けている故、ス
テージ状態記憶手段によりステージが開いていることを
検知することができ、このステージ状態記憶手段からの
開信号が入力されると時刻修正スイッチが出力する修正
信号を遮断する遮断回路を設けている故、ステージが開
かれているときは時刻修正スイッチの操作によって表示
時刻が変更されないようにすることができる。
【0009】
【実施例】本考案に係る装飾体時計の制御回路は、図1
に示すように、水晶発振器を組み込んだ発振回路13から
の信号を分周回路15により適宜分周して基準周波数信号
を出力する基準信号発生手段11と、この基準周波数信号
の周波数をカウントして時刻信号を出力する現在時刻記
憶手段21とを有し、更に、時刻修正スイッチ31や分修正
スイッチ33及び時修正スイッチ35を有すると共に、現在
時刻記憶手段21からの時刻信号により時針を駆動制御す
る時針制御手段51、分針を駆動制御する分針制御手段61
や、正時毎の音楽を流す発音手段71、及び、ステージ制
御手段81を有し、展示モードスイッチ43、モニタスイッ
チ41等を有するものである。
【0010】この現在時刻記憶手段21は、図2に示すよ
うに、秒カウンタ22、分カウンタ23、時カウンタ24で構
成し、基準信号発生手段11からの基準周波数信号を秒カ
ウンタ22でカウントし、秒カウンタ22のキャリー信号を
分カウンタ23で、分カウンタ23のキャリー信号を時カウ
ンタ24でカウントしているも、時刻修正スイッチ31がオ
ン状態とされると秒カウンタ22をリセット状態とし、分
修正スイッチ33からのパルス信号を分カウンタ23に、時
修正スイッチ35からのパルス信号を時カウンタ24に入力
し得るようにし、この秒カウンタ22、分カウンタ23、及
び、時カウンタ24のカウント値を時刻信号として時針制
御手段51や分針制御手段61等に出力するものである。
【0011】そして本実施例は、時刻修正スイッチ31の
出力端子と現在時刻記憶手段21との間に遮断回路91とし
てのオアゲート93を挿入しており、このオアゲート93の
他の入力端子は、後述のステージ状態記憶手段88に接続
するものである。又、時針制御手段51は、時針用変換回
路52、時針目標位置記憶回路53、時針表示位置記憶回路
55、時針位置比較回路54及び時針用モータ駆動回路56で
構成し、現在時刻記憶手段21からの時刻信号の内、時カ
ウンタ24及び分カウンタ23からのカウント値に基づいて
時針用変換回路52により時針の回転角を示す位置信号に
変換し、この位置信号を時針目標位置記憶回路53に記憶
させ、又、時針表示位置記憶回路55に記憶された指針の
回転位置信号と時針目標位置記憶回路53に記憶した位置
信号とを時針位置比較回路54で比較し、回転位置信号と
位置信号とが相違すると時針位置比較回路54は時針用モ
ータ駆動回路56に駆動制御信号を出力し、時針用モータ
駆動回路56はこの駆動制御信号に基づいて時針用モータ
57に正転用のパルス信号又は逆転用のパルス信号を駆動
信号として出力し、時針表示位置記憶回路55から出力さ
れる回転位置信号が時針目標位置記憶回路53から出力さ
れる位置信号と一致すると時針用モータ57の回転を停止
させて時針を時カウンタ24及び分カウンタ23のカウント
値に応じた回転角として時針により時刻を表示させるも
のである。
【0012】そして、分針制御手段61も時針制御手段51
と同一の回路構成とし、分針用変換回路62には時刻信号
の内の分カウンタ23及び秒カウンタ22からの時刻信号を
入力するものとし、この時刻信号に基づいて分針用の位
置信号を形成し、この位置信号を分針目標位置記憶回路
63に記憶させ、分針位置比較回路64で分針表示位置記憶
回路65からの回転位置信号と分針目標位置記憶回路63か
らの位置信号とを比較することにより分針用モータ駆動
回路66からの駆動信号を出力させて分針用モータ67を回
転制御し、分針により時刻を表示させるものである。
【0013】又、時刻信号が入力される発音手段71は、
図3に示すように、音声発生スタート回路72、音声デー
タ選択回路73、音声データ記憶回路74、音声発生回路75
により構成し、音声データ記憶回路74には、複数曲の曲
目を記憶させておき、時刻信号に基づいて音声データ選
択回路73が特定の曲目を選択し、音声発生スタート回路
72に制御されて音声発生回路75から音声信号を出力する
ものであり、この音声信号をアンプ76で増幅してスピー
カ77から発音させるものである。
【0014】更に時刻信号が入力されるステージ制御手
段81は、ステージ制御回路82、ステージ用モータ制御回
路83、人形用モータ制御回路85、及び、ステージ状態記
憶手段88で構成し、ステージ制御回路82は時刻信号に基
づいて正時毎にステージ用モータ制御回路83及び人形用
モータ制御回路85を制御し、ステージ用モータ制御回路
83は、例えば文字板を180度回転させてステージを出
現又は収納するようにステージ用モータ84を回転制御
し、ステージ状態記憶手段88はステージが収納されてい
るか開かれているかの状態を検出して記憶し、ステージ
が開かれているときは開信号を遮断回路91に出力するも
のであり、人形用モータ制御回路85はステージ制御回路
82からの制御信号に基づいて所定の人形に所用の動作を
行わせるように人形用モータ86に駆動信号を出力するも
のである。
【0015】そして、ステージ制御回路82や発音手段71
における音声発生スタート回路72には、現在時刻記憶手
段21からの時刻信号の他、モニタスイッチ41からのモニ
タ信号も入力するものとし、モニタ信号は時刻信号の正
時信号と等価としておくことにより、モニタ信号がステ
ージ制御回路82に入力されるとステージ制御回路82はス
テージ用モータ制御回路83及び人形用モータ制御回路85
を制御して一連のステージ動作を行わせることになり、
音声発生スタート回路72に制御されて発音手段71により
音楽をスピーカ77から流すことができることになる。
【0016】更に、展示モードスイッチ43をステージ用
モータ制御回路83に接続して展示モードスイッチ43から
の展示信号をステージ用モータ制御回路83を入力し得る
ようにし、展示信号が入力されていると、ステージ用モ
ータ制御回路83は、ステージを開いた状態でステージ用
モータ84を停止させるように制御するものである。又、
ステージ用モータ制御回路83は、ステージ開閉用スイッ
チ45からの開閉信号が入力されるとステージを180度
回転させるようにステージ用モータ84を回転制御する。
そして、人形用動作スイッチ47からのテスト信号が人形
用モータ制御回路85に入力されると人形モータ制御回路
は人形用モータ86を駆動制御して人形に所要の動作を行
わせるものである。
【0017】そして、ステージ制御回路82は、ステージ
状態記憶手段88からの開信号が入力されているときは、
ステージ用モータ制御回路83に先ずステージを閉じさせ
る制御信号を出力した後、一連のステージ及び人形の動
作制御を行わせるようにするものである。この様に、本
実施例に係る装飾体時計は、基準信号発生手段11からの
基準周波数信号を現在時刻記憶手段21でカウントして時
刻信号とし、この時刻信号に基づいて時針制御手段51や
分針制御手段61により時針及び分針の回転制御を行って
時刻表示を行い、時刻信号に基づいて正時毎に発音手段
71を作動させて音楽を流すと共に、ステージ制御手段81
を作動させてステージを出現させることにより装飾体を
駆動するものであって、時刻修正スイッチ31が操作され
ると時修正スイッチ35及び分修正スイッチ33を有効とし
て現在時刻記憶手段21に組み込まれている時カウンタ24
及び分カウンタ23のカウント値を変更可能とするもので
あり、モニタスイッチ41が操作されるとステージを開い
て装飾体人形に一連の動作をさせ、ステージ開閉用スイ
ッチ45の操作によりステージの開閉動作を行わせ、人形
用動作スイッチ47により人形の動作を行わせることがで
き、展示モードスイッチ43によりステージを開いた状態
で静止できるようにしておくことができる装飾体時計で
ある。
【0018】そして、このステージ制御手段81には、ス
テージ状態記憶手段88を有し、ステージ状態記憶手段88
が出力する開信号により修正信号を遮断する遮断回路91
を設けている故、展示モードによりステージが開いてい
るときや、正時の動作としてステージが開いているとき
は時刻修正スイッチ31からの修正信号を遮断し、誤って
時刻修正スイッチ31や時修正スイッチ35、分修正スイッ
チ33が操作されても現在時刻記憶手段21の各カウンタ2
2,23,24のカウント値が変更されることを防止すること
ができる。
【0019】なお、ステージ状態記憶手段88は、ステー
ジ用モータ制御回路83から特定の制御信号を抜き出すこ
とによりステージの開閉状態を検出する場合のみでな
く、リミットスイッチ等によりステージの開閉状態を機
械的に検出することにより開信号を出力させるものとす
ることもできる。又、発音手段71やステージ制御手段81
には分カウンタ23や時カウンタ24からのカウント値を示
す時刻信号を入力する場合のみでなく、分カウンタ23か
らのキャリー信号を正時信号として入力することもで
き、前記実施例のように、分カウンタ23などのカウント
値を示す時刻信号をステージ制御手段81に入力する場合
は、ステージ制御回路82にステージ状態記憶手段88から
の開信号が入力されているとき、正時の前にステージを
閉じる予告動作信号をステージ用モータ制御回路83に出
力させることもできる。
【0020】そしてこの実施例は、時刻修正スイッチ31
からの修正信号がLレベル信号である故、遮断回路91と
してオアゲート93を用い、開信号にHレベル信号を用い
ることによりLレベルの修正信号が現在時刻記憶手段21
に入力されないようにしているも、時刻修正信号がHレ
ベルの場合は、開信号を例えばLレベル信号とし、遮断
回路91としてはアンドゲートを用い、以て開信号が入力
されると時刻修正スイッチ31からの修正信号を遮断する
ものとすることもあり、開信号により修正信号を遮断す
るものであれば足りる。
【0021】又、上記実施例は、時刻修正信号により現
在時刻記憶手段21の秒カウンタ22をリセットするものと
しているも、秒カウンタ22をリセットすると共に分カウ
ンタ23や時カウンタ24も一旦リセット又はプリセットす
るようにすることも可能である。更に、時刻表示も時針
及び分針によるアナログ表示のみでなく、時刻信号によ
りデジタル表示することも可能である。
【0022】尚、ステージ開閉用スイッチ43や人形用動
作スイッチ47は省略することもできる。
【0023】
【考案の効果】本考案に係る装飾体時計は、ステージ制
御手段により開閉されるステージの開閉状態を検出する
ステージ状態記憶手段を有し、ステージ状態記憶手段か
らの開信号により時刻修正スイッチからの修正信号を遮
断する遮断回路を有している故、ステージが開いている
ときは現在時刻記憶手段の時刻修正が行えないようにす
ることができ、展示モードやステージ動作を行っている
ときに時刻修正スイッチに触れたとき等、誤って時刻修
正スイッチの操作がされたときにも現在時刻記憶手段の
カウント値、ひいては表示時刻を誤って変化させること
を防止することができる。
【0024】従って、特にステージを開いたときに時刻
表示部が見えない装飾体時計においては、ステージを開
いているときに表示時刻を変化させてしまうことを防止
して表示時刻の狂いに気付くのが遅れることを防止し、
正確な時刻の計測を常に行わせることができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る装飾体時計の制御回路の実施例を
示すブロック図。
【図2】本考案に係る装飾体時計の実施例における現在
時刻記憶回路及び時針制御手段と分針制御手段の詳細を
示すブロック図。
【図3】本考案に係る装飾体時計の実施例における発音
手段及びステージ制御手段の詳細を示すブロック図。
【符号の説明】
11 基準信号発生手段 21 現在時刻記
憶手段 22 秒カウンタ 23 分カウンタ 24 時カウンタ 31 時刻修正ス
イッチ 33 分修正スイッチ 35 時修正スイ
ッチ 41 モニタスイッチ 43 展示モード
スイッチ 51 時針制御手段 57 時針用モー
タ 61 分針制御手段 67 分針用モー
タ 71 発音手段 76 アンプ 77 スピーカ 81 ステージ制
御手段 82 ステージ制御回路 85 人形用モー
タ制御回路 88 ステージ状態記憶手段 91 遮断回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージを開いた状態として装飾体を見
    えるようにする展示モードスイッチを有し、又、表示時
    刻の修正を可能とする時刻修正スイッチを有する装飾体
    時計において、ステージの開閉状態を検知してステージ
    が開いているときは開信号を出力するステージ状態記憶
    手段を有し、且つ、前記開信号が入力されると前記時刻
    修正スイッチが出力する修正信号を遮断する遮断回路を
    時刻修正スイッチに接続して有していることを特徴とす
    る装飾体時計。
JP6159093U 1993-11-16 1993-11-16 装飾体時計 Expired - Lifetime JP2548782Y2 (ja)

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JPH0732588U JPH0732588U (ja) 1995-06-16
JP2548782Y2 true JP2548782Y2 (ja) 1997-09-24

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