JP2571872Y2 - クレーン用ワイヤ巻き替えウインチ - Google Patents
クレーン用ワイヤ巻き替えウインチInfo
- Publication number
- JP2571872Y2 JP2571872Y2 JP1993002515U JP251593U JP2571872Y2 JP 2571872 Y2 JP2571872 Y2 JP 2571872Y2 JP 1993002515 U JP1993002515 U JP 1993002515U JP 251593 U JP251593 U JP 251593U JP 2571872 Y2 JP2571872 Y2 JP 2571872Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- drum
- crane
- guide
- support shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Winding Filamentary Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クレーンのワイヤを交
換する際に用いるウインチに関する。
換する際に用いるウインチに関する。
【0002】
【従来の技術】クレーンのワイヤは一般に、20〜30mmの
径で200 〜300mの長さがあり、長期の使用によって傷ん
でくると交換をする必要がある。このようなワイヤを交
換するには、まず、傷んだ古いワイヤを取り外し、その
後に新しいワイヤを付けることになる。
径で200 〜300mの長さがあり、長期の使用によって傷ん
でくると交換をする必要がある。このようなワイヤを交
換するには、まず、傷んだ古いワイヤを取り外し、その
後に新しいワイヤを付けることになる。
【0003】そのために、古いワイヤを取り外すには、
クレーンのウインチをフリーまたは巻き出し状態にして
作業者が人力で引き出し、整合処分をしている。つぎに
そのクレーンのドラムに新しいワイヤを巻き付けるに
は、木製のドラムに巻かれている新しいワイヤの先端
を、ドラムに結着させ、クレーンの動力によって巻き取
るもので、その際にドラムに緩まずに固く巻き取るため
に木製のドラム側にブレーキをかけたり、ウエートを加
えたりしてワイヤに負荷を与えて巻き取っている。
クレーンのウインチをフリーまたは巻き出し状態にして
作業者が人力で引き出し、整合処分をしている。つぎに
そのクレーンのドラムに新しいワイヤを巻き付けるに
は、木製のドラムに巻かれている新しいワイヤの先端
を、ドラムに結着させ、クレーンの動力によって巻き取
るもので、その際にドラムに緩まずに固く巻き取るため
に木製のドラム側にブレーキをかけたり、ウエートを加
えたりしてワイヤに負荷を与えて巻き取っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記のような
従来技術によると、クレーンから人力で引き出した古い
ワイヤは非常な長尺で重量があり、しかも鋼鉄特有の剛
性と弾性を有するために外した後の整合処分は大変な作
業となり、大きな問題点となっていた。また、新しいワ
イヤを装着するに際し、クレーンのドラムに固く巻き付
けなければならないために繰り出すワイヤに負荷を与え
なければならず、その手段を並設しなければならない問
題があり、上記の問題とあいまって非常に多くの人手と
作業時間を必要とした困難な作業であった。
従来技術によると、クレーンから人力で引き出した古い
ワイヤは非常な長尺で重量があり、しかも鋼鉄特有の剛
性と弾性を有するために外した後の整合処分は大変な作
業となり、大きな問題点となっていた。また、新しいワ
イヤを装着するに際し、クレーンのドラムに固く巻き付
けなければならないために繰り出すワイヤに負荷を与え
なければならず、その手段を並設しなければならない問
題があり、上記の問題とあいまって非常に多くの人手と
作業時間を必要とした困難な作業であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、駆動
モータに連結した支持軸を有する回転円板を架台に設置
し、さらにこの架台上に、案内枠に沿ってシリンダによ
って移動するワイヤガイドを設け、このワイヤガイドに
より支持軸に設置したドラムにワイヤを順次案内しなが
ら均等に巻き取るようにしたことを特徴とする。
モータに連結した支持軸を有する回転円板を架台に設置
し、さらにこの架台上に、案内枠に沿ってシリンダによ
って移動するワイヤガイドを設け、このワイヤガイドに
より支持軸に設置したドラムにワイヤを順次案内しなが
ら均等に巻き取るようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】以上の構成によると、空のドラムにワイヤを巻
き取るに際し、ワイヤガイドによりワイヤを順次案内し
ながら均等に巻き取ることができる。また、ドラムから
ワイヤを繰り出す際には、ワイヤガイドを固定しておく
ことにより一定位置からワイヤを繰り出すことができ
る。
き取るに際し、ワイヤガイドによりワイヤを順次案内し
ながら均等に巻き取ることができる。また、ドラムから
ワイヤを繰り出す際には、ワイヤガイドを固定しておく
ことにより一定位置からワイヤを繰り出すことができ
る。
【0007】
【実施例】以下に本考案の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は説明図であり、図において、1は架台であ
り、中心に支持軸2を有する回転円板3が設置してあ
る。この回転円板3は架台1に設けた駆動モータ4によ
って駆動される。
する。図1は説明図であり、図において、1は架台であ
り、中心に支持軸2を有する回転円板3が設置してあ
る。この回転円板3は架台1に設けた駆動モータ4によ
って駆動される。
【0008】さらにこの架台1上には、案内枠5に沿っ
てシリンダ6によって移動するワイヤガイド7が設けて
あり、このワイヤガイド7は、そこを通過するワイヤ8
を順次上下に案内しながら巻き取るものであり、シリン
ダ6の動きは回転円板3の回転と同期させてある。以上
の構成によると、まず、既にクレーンに架設されている
交換する古いワイヤを巻き取るには、空のドラム9を支
持軸2に嵌めてボルトで回転円板3に固定する。
てシリンダ6によって移動するワイヤガイド7が設けて
あり、このワイヤガイド7は、そこを通過するワイヤ8
を順次上下に案内しながら巻き取るものであり、シリン
ダ6の動きは回転円板3の回転と同期させてある。以上
の構成によると、まず、既にクレーンに架設されている
交換する古いワイヤを巻き取るには、空のドラム9を支
持軸2に嵌めてボルトで回転円板3に固定する。
【0009】そこで、ドラム9にワイヤの先端を結着
し、回転円板3を回すことによってドラム9を回転さ
せ、それに伴ってワイヤガイド7のシリンダ6を同期さ
せて上下動させることにより、ドラム9にワイヤを順序
良く均等に巻き取ることができる。この巻き取りの際、
巻いてあるクレーンドラム側で繰り出し量を制御するた
めにブレーキをかけながら繰り出すことによりワイヤを
ドラム9に緩まずに固く巻き取ることができる。
し、回転円板3を回すことによってドラム9を回転さ
せ、それに伴ってワイヤガイド7のシリンダ6を同期さ
せて上下動させることにより、ドラム9にワイヤを順序
良く均等に巻き取ることができる。この巻き取りの際、
巻いてあるクレーンドラム側で繰り出し量を制御するた
めにブレーキをかけながら繰り出すことによりワイヤを
ドラム9に緩まずに固く巻き取ることができる。
【0010】つぎに、クレーンに新しいワイヤを架設す
るには、新しいワイヤを巻いてあるドラムを支持軸2に
嵌めてボルトで回転円板3に取り付ける。取り付けられ
たドラムからワイヤをのばし、その先端をクレーンドラ
ムに結着し、クレーンのドラムを回転させることにより
クレーンのドラムに巻き取ることができる。
るには、新しいワイヤを巻いてあるドラムを支持軸2に
嵌めてボルトで回転円板3に取り付ける。取り付けられ
たドラムからワイヤをのばし、その先端をクレーンドラ
ムに結着し、クレーンのドラムを回転させることにより
クレーンのドラムに巻き取ることができる。
【0011】この巻き取りの際、巻いてあるドラム側で
繰り出し量を制御するためにブレーキをかけながら繰り
出すことにする。従って、この繰り出しの際にはシリン
ダ6は駆動せず、ワイヤガイド7は上下動しないで所望
の箇所での停止状態にしてあり、これによってワイヤは
一定のところから繰り出されることになってクレーンド
ラムに順序良く均等に巻き取られることになる。
繰り出し量を制御するためにブレーキをかけながら繰り
出すことにする。従って、この繰り出しの際にはシリン
ダ6は駆動せず、ワイヤガイド7は上下動しないで所望
の箇所での停止状態にしてあり、これによってワイヤは
一定のところから繰り出されることになってクレーンド
ラムに順序良く均等に巻き取られることになる。
【0012】
【考案の効果】以上詳細に説明した本考案によると、駆
動モータに連結した支持軸を有する回転円板を架台に設
置し、さらにこの架台上に、案内枠に沿ってシリンダに
よって移動するワイヤガイドを設け、このワイヤガイド
により支持軸に設置したドラムにワイヤを順次案内しな
がら均等に巻き取るようにしたことにより、空のドラム
にワイヤを巻き取るに際し、ワイヤガイドによりワイヤ
を順次案内しながら巻き取ることができることになり均
等な巻き取りが可能となる効果を有する。
動モータに連結した支持軸を有する回転円板を架台に設
置し、さらにこの架台上に、案内枠に沿ってシリンダに
よって移動するワイヤガイドを設け、このワイヤガイド
により支持軸に設置したドラムにワイヤを順次案内しな
がら均等に巻き取るようにしたことにより、空のドラム
にワイヤを巻き取るに際し、ワイヤガイドによりワイヤ
を順次案内しながら巻き取ることができることになり均
等な巻き取りが可能となる効果を有する。
【0013】また、ドラムからワイヤを繰り出す際に
は、ワイヤガイドを固定しておくことにより一定位置か
らワイヤを繰り出すことが可能となる効果を有する。さ
らに、支持軸を架台に直立させたことにより、ドラムの
取り付け、取り外しが容易となり、しかも上記の如くワ
イヤガイドの移動により均等な巻き取りが可能となる効
果を有する。
は、ワイヤガイドを固定しておくことにより一定位置か
らワイヤを繰り出すことが可能となる効果を有する。さ
らに、支持軸を架台に直立させたことにより、ドラムの
取り付け、取り外しが容易となり、しかも上記の如くワ
イヤガイドの移動により均等な巻き取りが可能となる効
果を有する。
【図1】実施例を示す説明図である。
1 架台 2 支持軸 3 回転円板 4 駆動モータ 5 案内枠 6 シリンダ 7 ワイヤガイド 8 ワイヤ 9 ドラム
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動モータに連結した支持軸を有する回
転円板を架台に設置し、さらにこの架台上に、案内枠に
沿ってシリンダによって移動するワイヤガイドを設け、
このワイヤガイドにより支持軸に設置したドラムにワイ
ヤを順次案内しながら均等に巻き取るようにしたことを
特徴とするクレーン用ワイヤ巻き替えウインチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993002515U JP2571872Y2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | クレーン用ワイヤ巻き替えウインチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993002515U JP2571872Y2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | クレーン用ワイヤ巻き替えウインチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661891U JPH0661891U (ja) | 1994-09-02 |
JP2571872Y2 true JP2571872Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=11531516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993002515U Expired - Lifetime JP2571872Y2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | クレーン用ワイヤ巻き替えウインチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571872Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101310796B1 (ko) | 2011-09-29 | 2013-09-25 | 현대제철 주식회사 | 수상용 펜스 권선장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7912501B2 (en) | 2007-01-05 | 2011-03-22 | Apple Inc. | Audio I/O headset plug and plug detection circuitry |
KR101042205B1 (ko) * | 2008-09-25 | 2011-06-16 | 현대제철 주식회사 | 와이어용 가이드장치 |
-
1993
- 1993-02-03 JP JP1993002515U patent/JP2571872Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101310796B1 (ko) | 2011-09-29 | 2013-09-25 | 현대제철 주식회사 | 수상용 펜스 권선장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0661891U (ja) | 1994-09-02 |
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