JP2571853B2 - 写真プリント方法 - Google Patents
写真プリント方法Info
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- JP2571853B2 JP2571853B2 JP20883689A JP20883689A JP2571853B2 JP 2571853 B2 JP2571853 B2 JP 2571853B2 JP 20883689 A JP20883689 A JP 20883689A JP 20883689 A JP20883689 A JP 20883689A JP 2571853 B2 JP2571853 B2 JP 2571853B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- printing exposure
- calculation formula
- correction amount
- slope coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真プリント方法に関するものである。
写真フイルムには、適正露光のコマの他に、露光オー
バーやアンダーなコマ,ストロボ撮影コマや逆光撮影コ
マのようにサブジェクトデンシティフェリアが発生する
コマ,被写体の色が偏っておりサブジェクトカラーフェ
リアが発生するコマ等が含まれている。これらの各種の
コマに対しても適正な濃度とカラーバランスも持ったプ
リント写真が作製されるように、各コマに対して検定を
行って濃度補正量と色補正量とを決定している。この検
定には、オペレータの経験によって補正量を決めるマニ
ュアル検定と、コマの各点の測光値から補正量を自動的
に決定する自動検定とがある。
バーやアンダーなコマ,ストロボ撮影コマや逆光撮影コ
マのようにサブジェクトデンシティフェリアが発生する
コマ,被写体の色が偏っておりサブジェクトカラーフェ
リアが発生するコマ等が含まれている。これらの各種の
コマに対しても適正な濃度とカラーバランスも持ったプ
リント写真が作製されるように、各コマに対して検定を
行って濃度補正量と色補正量とを決定している。この検
定には、オペレータの経験によって補正量を決めるマニ
ュアル検定と、コマの各点の測光値から補正量を自動的
に決定する自動検定とがある。
写真プリンタには、焼付光の三色成分を調節する色調
光タイプのものと、色毎に焼付露光時間を調節するタイ
マータイプのものとがある。例えば、タイマータイプで
は露光時間を算出するが、この算出には次の演算式
(I)が用いられる。
光タイプのものと、色毎に焼付露光時間を調節するタイ
マータイプのものとがある。例えば、タイマータイプで
は露光時間を算出するが、この算出には次の演算式
(I)が用いられる。
logTI=logTNI+CJ(DJ-DNJ)+KJ・IJ+KD・ID ・・
(I) ここで、各記号は次の通りである。
(I) ここで、各記号は次の通りである。
T1・・・露光時間(Iは赤色,緑色,青色のいれか1つ
を表す) TNI・・ノーマルコントロールネガを適正にプリントす
るに要する露光時間 CJ・・・スロープ係数(Jはシアン,マゼンタ,イエロ
ーのいずれか1つを表す)であり、これにはアンダー用
スロープ係数CUJとオーバー用スロープ係数COJとがあ
る。
を表す) TNI・・ノーマルコントロールネガを適正にプリントす
るに要する露光時間 CJ・・・スロープ係数(Jはシアン,マゼンタ,イエロ
ーのいずれか1つを表す)であり、これにはアンダー用
スロープ係数CUJとオーバー用スロープ係数COJとがあ
る。
DJ・・・プリントすべきコマの平均濃度 DNJ・・ノーマルコントロールネガの平均濃度 KJ・・・マニュアル又は自動検定で決めた色補正キーの
ステップ数 IJ・・・色補正キーの一段当りの変化量 KD・・・マニュアル又は自動検定で決めた濃度補正キー
のステップ数 ID...濃度補正キーの一段当りの変化量 なお、(KJ・IJ)は色補正量であり、(KD・ID)は濃
度補正量である。
ステップ数 IJ・・・色補正キーの一段当りの変化量 KD・・・マニュアル又は自動検定で決めた濃度補正キー
のステップ数 ID...濃度補正キーの一段当りの変化量 なお、(KJ・IJ)は色補正量であり、(KD・ID)は濃
度補正量である。
逆光撮影コマやストロボ撮影コマのように、サブジェ
クトデンシティフェリアが発生すコマでは、濃度補正量
(KD.ID)を与えることにより、プリント写真上での主
要被写体の濃度を適正に仕上げることができる。しかし
ながら、このサブジョクトデンシティフェリアが発生す
るコマでは、写真フイルム上の画面全体の平均濃度にス
ロープ係数が効くため、プリント写真上の主要被写体の
カラーバランスが不良となることが多い。このカラーバ
ランス不良が発生した場合には、焼直しが必要とされる
ため、プリント時間や材料費の浪費の原因となる。
クトデンシティフェリアが発生すコマでは、濃度補正量
(KD.ID)を与えることにより、プリント写真上での主
要被写体の濃度を適正に仕上げることができる。しかし
ながら、このサブジョクトデンシティフェリアが発生す
るコマでは、写真フイルム上の画面全体の平均濃度にス
ロープ係数が効くため、プリント写真上の主要被写体の
カラーバランスが不良となることが多い。このカラーバ
ランス不良が発生した場合には、焼直しが必要とされる
ため、プリント時間や材料費の浪費の原因となる。
本発明は、サブジェクトデンシティフェリアが発生す
るコマに対して、濃度及びカラーバランスを良好に仕上
げることができるようにした写真プリント方法を提供す
ることを目的とするものである。
るコマに対して、濃度及びカラーバランスを良好に仕上
げることができるようにした写真プリント方法を提供す
ることを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の写真プリント方
法は、マニュアルで決定したマニュアル濃度補正量及び
マニュアル色補正量にスロープ係数を乗算しない第1焼
付露光量演算式と、スロープ係数を乗算する第2焼付露
光量演算式とを用意し、ストロボ撮影又は逆光撮影の情
報を記録したコマのプリントに対しては第2焼付露光量
演算式を用い、その他のコマのプリントに対しては第1
焼付露光量演算式を用いるようにしたものである。
法は、マニュアルで決定したマニュアル濃度補正量及び
マニュアル色補正量にスロープ係数を乗算しない第1焼
付露光量演算式と、スロープ係数を乗算する第2焼付露
光量演算式とを用意し、ストロボ撮影又は逆光撮影の情
報を記録したコマのプリントに対しては第2焼付露光量
演算式を用い、その他のコマのプリントに対しては第1
焼付露光量演算式を用いるようにしたものである。
露光条件設定におけるテストプリントに対しては、補
正キーの操作とそれによる仕上がりの変化を知ることが
必要であるから、補正キーを操作して入力した補正量が
そのまま露光量に加減算される第1焼付露光量演算式が
選択される。また、自動検定で補正量を決定する場合に
は、第2焼付露光量演算式が選択される。
正キーの操作とそれによる仕上がりの変化を知ることが
必要であるから、補正キーを操作して入力した補正量が
そのまま露光量に加減算される第1焼付露光量演算式が
選択される。また、自動検定で補正量を決定する場合に
は、第2焼付露光量演算式が選択される。
サブジェクトデンシティフェリアが発生するおそれが
あるコマに対しては、補正量にスロープ係数が乗算され
るから、濃度はもちろんのこと、カラーバランスも良好
なプリント写真を作製することができる。
あるコマに対しては、補正量にスロープ係数が乗算され
るから、濃度はもちろんのこと、カラーバランスも良好
なプリント写真を作製することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に
説明する。
説明する。
第2図は本発明を実施する写真プリンタを示すもので
ある。光源10から放出された白色光は、ミキシングボッ
クス11で充分に拡散されてから、フイルムキャリア12上
に配置した写真フイルム13に達する。このミキシングボ
ックス11と光源10との間には、赤色光をカットするシア
ンフイルタ14,緑色光をカットするマゼンタフイルム15,
青色光をカットするイエローフイルタ16とが配置されて
いる。これらカットフイルタ14〜16は、フイルタ駆動部
17によって、対応する色の露光時間が経過したときに、
焼付光路18に挿入される。
ある。光源10から放出された白色光は、ミキシングボッ
クス11で充分に拡散されてから、フイルムキャリア12上
に配置した写真フイルム13に達する。このミキシングボ
ックス11と光源10との間には、赤色光をカットするシア
ンフイルタ14,緑色光をカットするマゼンタフイルム15,
青色光をカットするイエローフイルタ16とが配置されて
いる。これらカットフイルタ14〜16は、フイルタ駆動部
17によって、対応する色の露光時間が経過したときに、
焼付光路18に挿入される。
フイルムキャリヤ12上にセットされた写真フイルム13
の平坦性を確保するために、プリント位置の上にフイル
ムマスク20が設けられている。このフイルムマスク20
は、周知のようにコマのサイズに対応した開口が形成さ
れており、写真フイルム13の移送時に、ソレノイド(図
示せず)によって浮き上がり、プリント時に写真フイル
ム13を押え付けるようになっている。
の平坦性を確保するために、プリント位置の上にフイル
ムマスク20が設けられている。このフイルムマスク20
は、周知のようにコマのサイズに対応した開口が形成さ
れており、写真フイルム13の移送時に、ソレノイド(図
示せず)によって浮き上がり、プリント時に写真フイル
ム13を押え付けるようになっている。
前記プリント位置の手前に、マークセンサー22が配置
されており、写真フイルム13がプリント位置に送られる
際に、ストロボ撮影コマ又は逆光撮影コマに対して記録
されたマークを読み取り、検出信号を演算部23に送る。
されており、写真フイルム13がプリント位置に送られる
際に、ストロボ撮影コマ又は逆光撮影コマに対して記録
されたマークを読み取り、検出信号を演算部23に送る。
また、プリント位置の斜め上方には、レンズ24とイメ
ージエリヤセンサー25とから構成されたスキャナー26が
配置されており、プリント位置にセットされたコマの各
点の透過光を測定する。このスキャナー26から出力され
たビデオ信号は信号処理回路27に送られ、ここで対数変
換及びデジタル変換されてから、各点の濃度信号が演算
部23に送られる。この演算部23には、前述した演算式I
の他に、補正量にスロープ係数を乗算する演算式IIが用
意されている。
ージエリヤセンサー25とから構成されたスキャナー26が
配置されており、プリント位置にセットされたコマの各
点の透過光を測定する。このスキャナー26から出力され
たビデオ信号は信号処理回路27に送られ、ここで対数変
換及びデジタル変換されてから、各点の濃度信号が演算
部23に送られる。この演算部23には、前述した演算式I
の他に、補正量にスロープ係数を乗算する演算式IIが用
意されている。
logTI=logTNI+CJ(DJ-DNJ+KJ・IJ+KD・ID) ・・
(II) 前記演算式(I),(II)は、検定の仕方によって選
択される。すなわち、オペレータの経験で補正量をアニ
ュアル決定してプリントする場合には、マークが付され
たストロボ撮影コマ又は逆光撮影コマに対して演算式
(II)が用いられ、その他のコマに対しては演算式
(I)が用いられる。このアニュアル検定では、マーク
センサー22からの信号で演算式が(I)から(II)に切
り替えられる。キーボード28には、周知のように濃度補
正キーと色補正キーとが設けられており、サブジェクト
フェリアが発生するおそれがあるコマに対してはこれら
の補正キーを操作することで補正量が入力される。
(II) 前記演算式(I),(II)は、検定の仕方によって選
択される。すなわち、オペレータの経験で補正量をアニ
ュアル決定してプリントする場合には、マークが付され
たストロボ撮影コマ又は逆光撮影コマに対して演算式
(II)が用いられ、その他のコマに対しては演算式
(I)が用いられる。このアニュアル検定では、マーク
センサー22からの信号で演算式が(I)から(II)に切
り替えられる。キーボード28には、周知のように濃度補
正キーと色補正キーとが設けられており、サブジェクト
フェリアが発生するおそれがあるコマに対してはこれら
の補正キーを操作することで補正量が入力される。
また、スキャナー26の測光値からのコマのパターンの
特徴を見つけ出して、色補正量(KJ・IJ),濃度補正量
(KD・ID)を算出してプリントを行う自動検定では、マ
ークの有無にかかわらず演算式(II)が選択される。こ
の自動検定を行う装置は、ACCS(商品名:富士写真フイ
ルム製)として知られている。この自動検定は、キーボ
ード28によって選択され、そしてこの選択信号がコント
ロール29を介して演算部23に送られる。
特徴を見つけ出して、色補正量(KJ・IJ),濃度補正量
(KD・ID)を算出してプリントを行う自動検定では、マ
ークの有無にかかわらず演算式(II)が選択される。こ
の自動検定を行う装置は、ACCS(商品名:富士写真フイ
ルム製)として知られている。この自動検定は、キーボ
ード28によって選択され、そしてこの選択信号がコント
ロール29を介して演算部23に送られる。
写真プリンタの日常管理として、コントロールネガを
テストプリントし、適正な濃度のカラーバランスに仕上
がるように露光条件の設定が行われる。この露光条件の
設定に際しては、補正キーの操作とその仕上がり結果と
が対応している方がやり易いので、演算式(I)が用い
られる。この露光条件設定に際しても、キーボード28の
操作で演算式の選択が行われる。
テストプリントし、適正な濃度のカラーバランスに仕上
がるように露光条件の設定が行われる。この露光条件の
設定に際しては、補正キーの操作とその仕上がり結果と
が対応している方がやり易いので、演算式(I)が用い
られる。この露光条件設定に際しても、キーボード28の
操作で演算式の選択が行われる。
コントロール29は、演算部23で算出された焼付露光時
間に応じて、カットフイルタ作動信号をフイルタ駆動部
17に送る。また、このコントローラ29は、シャッタ駆動
部33等をシーケンス制御する。なお、キーボード28に
は、補正キーの他にテンキー,プリント開始キー等が設
けられている。
間に応じて、カットフイルタ作動信号をフイルタ駆動部
17に送る。また、このコントローラ29は、シャッタ駆動
部33等をシーケンス制御する。なお、キーボード28に
は、補正キーの他にテンキー,プリント開始キー等が設
けられている。
プリント位置の上方には、焼付レンズ34が配置されて
おり、ペーパーマスク35の背後に配置されたカラーペー
パー36にコマを拡大投影する。この焼付レンズ34とカラ
ーペーパー36との間には、シャッタ駆動部33で開閉が制
御されるシャッタ37が配置されている。
おり、ペーパーマスク35の背後に配置されたカラーペー
パー36にコマを拡大投影する。この焼付レンズ34とカラ
ーペーパー36との間には、シャッタ駆動部33で開閉が制
御されるシャッタ37が配置されている。
第3図はストロボ撮影又は逆光撮影の情報を記録した
写真フイルムを示すものである。夜間撮影ではストロボ
が使用されるが、このストロボで撮影したコマにはマー
ク41が記録される。このマークの記録は、写真フイルム
13の背後に発光ダイオードを配置し、ストロボの作動信
号でこれを発光させることによって行われる。また、逆
光撮影シーンでは、例えば画面の中央部とこれを除いた
画面上部とを測光し、その輝度差から逆光撮影シーンの
順光撮影シーンとを判別することができる。そして、逆
光撮影シーンの場合には、発光ダイオードを駆動してマ
ーク41を記録する。なお、マークの代わりに、バーコー
ドや文字等を用いてもよい。
写真フイルムを示すものである。夜間撮影ではストロボ
が使用されるが、このストロボで撮影したコマにはマー
ク41が記録される。このマークの記録は、写真フイルム
13の背後に発光ダイオードを配置し、ストロボの作動信
号でこれを発光させることによって行われる。また、逆
光撮影シーンでは、例えば画面の中央部とこれを除いた
画面上部とを測光し、その輝度差から逆光撮影シーンの
順光撮影シーンとを判別することができる。そして、逆
光撮影シーンの場合には、発光ダイオードを駆動してマ
ーク41を記録する。なお、マークの代わりに、バーコー
ドや文字等を用いてもよい。
次に、露光制御について第1図を参照して説明する。
露光条件の設定時には、キーボード28を操作して露光条
件設定モードを選択する。この露光条件設定モードでは
演算式(I)が選択される。キーボード28の数字キーを
操作して、色補正キーの1ステップ当りの変化分IJ,濃
度補正キーの1ステップ当りの変化分IDを決定する。
露光条件の設定時には、キーボード28を操作して露光条
件設定モードを選択する。この露光条件設定モードでは
演算式(I)が選択される。キーボード28の数字キーを
操作して、色補正キーの1ステップ当りの変化分IJ,濃
度補正キーの1ステップ当りの変化分IDを決定する。
フイルムマスク12上にノーマルコントロールネガ(図
示せず)がセットされると、スキャナー26がノーマルコ
ントロールネガの各点を測光する。このスキャナー26か
ら出力されたビデオ信号は、デジタル変換と対数変換さ
れてから、濃度情報として演算部23に送られる。この演
算部23は、ノーマルコントロールネガの各点の濃度情報
を算術平均して平均濃度DNIを算出し、これを演算部23
のメモリに記憶する。
示せず)がセットされると、スキャナー26がノーマルコ
ントロールネガの各点を測光する。このスキャナー26か
ら出力されたビデオ信号は、デジタル変換と対数変換さ
れてから、濃度情報として演算部23に送られる。この演
算部23は、ノーマルコントロールネガの各点の濃度情報
を算術平均して平均濃度DNIを算出し、これを演算部23
のメモリに記憶する。
ノーマルコントロールネガを適正な濃度とカラーバラ
ンスでプリントするに必要な補正量を判断し、キーボー
ド28の濃度補正キー又は色補正キーを操作してキーステ
ップ数KJ,KDを入力する。これらのデータはコントロー
ラ29を介して演算部23に送られ、選択された演算式
(I)に代入される。ここで、ノーマルコントロールネ
ガをプリントしてTNIを決定するものであるから、演算
式(I)は次のように変形され、この式から算出した焼
付露光時間TIがコントローラ29に送られる。
ンスでプリントするに必要な補正量を判断し、キーボー
ド28の濃度補正キー又は色補正キーを操作してキーステ
ップ数KJ,KDを入力する。これらのデータはコントロー
ラ29を介して演算部23に送られ、選択された演算式
(I)に代入される。ここで、ノーマルコントロールネ
ガをプリントしてTNIを決定するものであるから、演算
式(I)は次のように変形され、この式から算出した焼
付露光時間TIがコントローラ29に送られる。
logTI=logTNI+KJ・IJ+KD・ID 補正キーの操作後に、キーボード28のプリントキーを
操作すれば、シャッタ駆動部33によりシャッタ37が焼付
光路18から退避される。光源10から放出された焼付光
は、ミキシングボックス11で充分に拡散されてから、コ
ントロールネガを照明する。このコントロールネガの像
は、焼付レンズ34でカラーペーパー36に投影される。こ
のカラーペーパー36の露光開始時から、焼付露光時間TN
Iが経過すると、補色のフイルタが焼付光路18に挿入さ
れる。例えば、赤色光の焼付露光時間が経過すると、シ
アンフイルタ14が焼付光路18に挿入されて赤色光の焼付
光が停止される。
操作すれば、シャッタ駆動部33によりシャッタ37が焼付
光路18から退避される。光源10から放出された焼付光
は、ミキシングボックス11で充分に拡散されてから、コ
ントロールネガを照明する。このコントロールネガの像
は、焼付レンズ34でカラーペーパー36に投影される。こ
のカラーペーパー36の露光開始時から、焼付露光時間TN
Iが経過すると、補色のフイルタが焼付光路18に挿入さ
れる。例えば、赤色光の焼付露光時間が経過すると、シ
アンフイルタ14が焼付光路18に挿入されて赤色光の焼付
光が停止される。
ノーマルコントロールネガを焼き付けたカラーペーパ
ー36は、シートにカットされてから現像処理されテスト
プリント写真となる。このテストプリント写真と標準プ
リント写真とを比較し、テストプリント写真の仕上がり
状態を判定する。もし、仕上がりが不充分の場合には、
キーボード28の濃度補正キー又は色補正キーを再度操作
してKJ,KDを変更し、この状態で再度テストプリントを
行う。テストプリント写真が標準プリント写真と同じ仕
上がりとなるまで、テストプリントを繰り返し、焼付露
光時間TNiを求める。
ー36は、シートにカットされてから現像処理されテスト
プリント写真となる。このテストプリント写真と標準プ
リント写真とを比較し、テストプリント写真の仕上がり
状態を判定する。もし、仕上がりが不充分の場合には、
キーボード28の濃度補正キー又は色補正キーを再度操作
してKJ,KDを変更し、この状態で再度テストプリントを
行う。テストプリント写真が標準プリント写真と同じ仕
上がりとなるまで、テストプリントを繰り返し、焼付露
光時間TNiを求める。
次にアンダーコントロールネガをフイルムキャリア12
上にセットして、スロープ係数CUJの設定のためのテス
トプリントを行う。このテストプリントでは、スキャナ
ー26でアンダーコントロールネガが測光され、その平均
濃度DJが算出されてメモリに記憶される。しかし、この
テストプリントはアンダー用スロープ係数CUJを求める
ためのものであるから、演算式(I)を変形した次式か
ら焼付露光時間TIが算出される。
上にセットして、スロープ係数CUJの設定のためのテス
トプリントを行う。このテストプリントでは、スキャナ
ー26でアンダーコントロールネガが測光され、その平均
濃度DJが算出されてメモリに記憶される。しかし、この
テストプリントはアンダー用スロープ係数CUJを求める
ためのものであるから、演算式(I)を変形した次式か
ら焼付露光時間TIが算出される。
logTI=logTNI+CUJ(DJ-DNJ)+KJ.IJ+KD・ID 補正キーを操作しながら、テストプリントを繰り返
し、そしてテストプリント写真が参照プリント写真と同
じに仕上がった時の焼付露光時間を求める。この露光時
間をT1Iとすると、アンダー用スロープ係数はCUJは次式
から求まる。
し、そしてテストプリント写真が参照プリント写真と同
じに仕上がった時の焼付露光時間を求める。この露光時
間をT1Iとすると、アンダー用スロープ係数はCUJは次式
から求まる。
logT1I=CUJ(DJ−DNJ) 同様に、オーバーコントロールネガを使用することに
より、オーバー用スロープ係数COJが算出される。
より、オーバー用スロープ係数COJが算出される。
露光条件設定モードでTNI,CJを決定した後に、写真プ
リントを開始する。この場合には、キーボード28を操作
してプリントモードを選択し、次にACCSによる自動検定
か、あるいはオペレータによるマニュアル検定かをキー
ボード28で指定する。この自動検定では、スロープ係数
を補正量に乗算する演算式(II)を用いられる。
リントを開始する。この場合には、キーボード28を操作
してプリントモードを選択し、次にACCSによる自動検定
か、あるいはオペレータによるマニュアル検定かをキー
ボード28で指定する。この自動検定では、スロープ係数
を補正量に乗算する演算式(II)を用いられる。
写真フイルム13に記録されたコマをプリント位置にセ
ットすれば、スキャナー26によるコマの測光が開始され
る。前述したように、コマの各点の濃度情報が演算部23
に送られて平均濃度Diが算出される。また、演算部23
は、自動検定によってKJ,KDを決定する。この自動検定
は、各測定点の濃度情報から各種の特徴値を抽出し、こ
れらの特徴値からコマのシーンを分類することで行われ
る。特徴値としては、コマを分割した各エリアの平均濃
度,最大濃度,最小濃度,濃度分布パターン等が用いら
れる。
ットすれば、スキャナー26によるコマの測光が開始され
る。前述したように、コマの各点の濃度情報が演算部23
に送られて平均濃度Diが算出される。また、演算部23
は、自動検定によってKJ,KDを決定する。この自動検定
は、各測定点の濃度情報から各種の特徴値を抽出し、こ
れらの特徴値からコマのシーンを分類することで行われ
る。特徴値としては、コマを分割した各エリアの平均濃
度,最大濃度,最小濃度,濃度分布パターン等が用いら
れる。
プリントキーを操作すれば、平均濃度Di,補正キーの
ステップ数Kj,KDが演算式(II)に代入されて焼付露光
時間TIが算出される。この焼付露光時間TIの算出後に、
シャッタ37が作動してプリントが行われる。以下、同様
にして写真フイルム13に記録された各コマが順次カラー
ペーパー36に焼付露光される。
ステップ数Kj,KDが演算式(II)に代入されて焼付露光
時間TIが算出される。この焼付露光時間TIの算出後に、
シャッタ37が作動してプリントが行われる。以下、同様
にして写真フイルム13に記録された各コマが順次カラー
ペーパー36に焼付露光される。
他方、マニュアル検定を指定した場合には、マーク検
出の有無によって演算式(I)と(II)の選択が行われ
る。すなわち、ストロボ撮影コマ又は逆光撮影コマでは
マーク41が記録されているから、これらのコマのプリン
トでは、マークセンサー22がマーク41を検出すると、演
算部23は演算式(II)を選択する。マーク付のコマがプ
リント位置にセットされると、スキャナー26による測光
が行われ、平均濃度DJが算出される。また、この平均濃
度DJの大きさから、オーバー用スロープ係数COJとアン
ダー用スロープ係数CUJの一方が選択される。
出の有無によって演算式(I)と(II)の選択が行われ
る。すなわち、ストロボ撮影コマ又は逆光撮影コマでは
マーク41が記録されているから、これらのコマのプリン
トでは、マークセンサー22がマーク41を検出すると、演
算部23は演算式(II)を選択する。マーク付のコマがプ
リント位置にセットされると、スキャナー26による測光
が行われ、平均濃度DJが算出される。また、この平均濃
度DJの大きさから、オーバー用スロープ係数COJとアン
ダー用スロープ係数CUJの一方が選択される。
プリントすべきコマを観察して、サブジェクトフェリ
アが発生するおそれがあるかどうかを判定する。サブジ
ェクトフェリアが発生するおそれのあるコマに対して
は、濃度補正キー又は色補正キーを操作してステップ数
KJ,KDを入力し、マニュアルで補正量を決定する。プリ
ントキーを操作すれば、前述したように演算式(II)に
より焼付露光時間TIの算出され、その直後にプリントが
行われる。
アが発生するおそれがあるかどうかを判定する。サブジ
ェクトフェリアが発生するおそれのあるコマに対して
は、濃度補正キー又は色補正キーを操作してステップ数
KJ,KDを入力し、マニュアルで補正量を決定する。プリ
ントキーを操作すれば、前述したように演算式(II)に
より焼付露光時間TIの算出され、その直後にプリントが
行われる。
このようにマーク41を付したストロボ撮影コマ又は逆
光撮影コマに対しては、補正量にスロープ係数を乗算す
る演算式(II)を使用するから、濃度及び色補正を正し
く行うことができる。
光撮影コマに対しては、補正量にスロープ係数を乗算す
る演算式(II)を使用するから、濃度及び色補正を正し
く行うことができる。
順光撮影コマでは、マーク41が付されていないから、
演算式(I)が選択される。このコマに対しては、前述
したように濃度補正キー又は色補正キーを操作して補正
量を決定する。前述したようにプリントキーを操作すれ
ば、補正量にスロープ係数を乗算しない演算式(I)に
よって焼付露光時間TIが算出され、その直後にプリント
が行われる。
演算式(I)が選択される。このコマに対しては、前述
したように濃度補正キー又は色補正キーを操作して補正
量を決定する。前述したようにプリントキーを操作すれ
ば、補正量にスロープ係数を乗算しない演算式(I)に
よって焼付露光時間TIが算出され、その直後にプリント
が行われる。
上記構成を有する本発明は、ストロボ撮影又は逆光撮
影を表す情報を写真フイルムに記録しておき、これが付
されたコマに対しては補正量にスロープ係数を乗算する
演算式を用いて焼付露光量を決定し、マークが付されて
いないコマに対しては補正量にスロープ係数を乗算しな
い演算式を選択するようにしたから、ストロボ撮影コマ
又は逆光撮影コマのプリント写真を適正な濃度とカラー
バランスに仕上げることができる。
影を表す情報を写真フイルムに記録しておき、これが付
されたコマに対しては補正量にスロープ係数を乗算する
演算式を用いて焼付露光量を決定し、マークが付されて
いないコマに対しては補正量にスロープ係数を乗算しな
い演算式を選択するようにしたから、ストロボ撮影コマ
又は逆光撮影コマのプリント写真を適正な濃度とカラー
バランスに仕上げることができる。
また、露光条件の設定におけるテストプリントでは、
補正量にスロープ係数を乗算しない演算式を用いるか
ら、補正キーの効果を正しく確認することができる。
補正量にスロープ係数を乗算しない演算式を用いるか
ら、補正キーの効果を正しく確認することができる。
第1図は本発明の写真プリント方法を示すフローチャー
トである。 第2図は本発明を実施する写真プリンタの概略図であ
る。 第3図はマークを記録した写真フイルムを示す説明図で
ある。 13……写真フイルム 18……マークセンサー 26……スキャナー 41……マーク。
トである。 第2図は本発明を実施する写真プリンタの概略図であ
る。 第3図はマークを記録した写真フイルムを示す説明図で
ある。 13……写真フイルム 18……マークセンサー 26……スキャナー 41……マーク。
Claims (3)
- 【請求項1】マニュアルで決定したマニュアル濃度補正
量及びマニュアル色補正量にスロープ係数を乗算しない
第1焼付露光量演算式と、スロープ係数を乗算する第2
焼付露光量演算式とを用意し、ストロボ撮影又は逆光撮
影の情報を記録したコマに対しては第2焼付露光量演算
式を選択し、その他のコマに対しては第1焼付露光量演
算式を選択するようにしたことを特徴とする写真プリン
ト方法。 - 【請求項2】マニュアルで決定したアニュアル濃度補正
量及びマニュアル色補正量にスロープ係数を乗算しない
第1焼付露光量演算式と、スロープ係数を乗算する第2
焼付露光量演算式とを用意し、ストロボ撮影又は逆光撮
影の情報を記録したコマのプリントに対しては第2の焼
付露光量演算式を選択し、その他のコマのプリントに対
しては第1の焼付露光量演算式を選択し、露光条件設定
におけるテストプリントに対しては第1の焼付露光量演
算式を選択することを特徴とする写真プリント方法。 - 【請求項3】プリントすべきコマの各点の測光値から求
めた自動濃度補正量及び自動色補正量にスロープ係数を
乗算しない第1焼付露光量演算式と、マニュアルで決定
したマニュアル濃度補正量及びマニュアル色補正量にス
ロープ係数を乗算する第2焼付露光量演算式とを用意し
ておき、マニュアル検定ではストロボ撮影又は逆光撮影
の情報を記録したコマに対しては第2焼付露光量演算式
を選択し、その他のコマに対しては第1焼付露光量演算
式を選択し、また自動検定では全てのコマに対して第2
焼付露光量演算式を選択することを特徴とする写真プリ
ント方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20883689A JP2571853B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 写真プリント方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20883689A JP2571853B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 写真プリント方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0372337A JPH0372337A (ja) | 1991-03-27 |
JP2571853B2 true JP2571853B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=16562911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20883689A Expired - Fee Related JP2571853B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 写真プリント方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571853B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002156711A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-31 | Olympus Optical Co Ltd | プリンタ装置及び電子カメラ |
JP5341050B2 (ja) * | 2010-11-08 | 2013-11-13 | オリンパス株式会社 | プリンタ装置及びプリンタ装置の画像形成方法 |
CN117761975B (zh) * | 2024-02-22 | 2024-05-17 | 合肥晶合集成电路股份有限公司 | 光阻图形的形成方法 |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP20883689A patent/JP2571853B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0372337A (ja) | 1991-03-27 |
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