JP2571594Y2 - 屋根棟用笠木 - Google Patents

屋根棟用笠木

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JP2571594Y2
JP2571594Y2 JP3695992U JP3695992U JP2571594Y2 JP 2571594 Y2 JP2571594 Y2 JP 2571594Y2 JP 3695992 U JP3695992 U JP 3695992U JP 3695992 U JP3695992 U JP 3695992U JP 2571594 Y2 JP2571594 Y2 JP 2571594Y2
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秀一 坪内
俊文 西田
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根棟用笠木に関す
る。
【0002】
【従来の技術】屋根棟の納まりとして、図9に平棟の納
まりで例示するものがあった。図9において、1 は一対
の屋根主体であり、垂木2 上に野地板3 を例えば千鳥張
りしてなり、野地板3 上にはアスファルト・ルーフィン
グで示す防水シート4を介して瓦材5 が葺設されてい
る。
【0003】前記屋根主体1 は図外の小屋組上に屋根勾
配に合せて固定され、その棟部においては、木製の平板
棒材よりなる一対の笠木6 を瓦材5 上にシーリング7 を
介して載置し、釘8 を垂木2 に止まるように打設し、ア
スファルト・ルーフィングで示す防水シート9 を介在さ
せた下で棟包10により包被するとともに、該棟包10を笠
木6 に釘11によって取付けていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来技術にお
ける棟の納まりは、所謂強風対策として充分ではなかっ
た。すなわち、笠木6 は木製であり、水が廻ると腐るか
らである。また、笠木6 は瓦材5 上に各別に載置されて
釘8 で固定されるため、その施工に手間がかかるととも
に、各別に固定するので位置決めも不正確となり易く、
これらによって棟包10等の納まりも確実でなかった。
【0005】そこで本考案は、笠木の形状と材料とに細
工をすることによって、強風対策の強化、施工容易さが
できるようにしたことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、棟包23で包被
されているとともに瓦材25上に載せられて屋根主体24に
固定される屋根棟用笠木において、前述の目的を達成す
るために、次の技術的手段を講じている。すなわち、本
考案では、金属板又は硬質樹脂板等よりなり、屋根棟芯
と相対する位置に頂部21A を有する冠形状の補強部21を
備え、屋根棟芯両側の瓦材25間に前記補強部21を跨絡し
て配置する載置板部22を補強部21の両側に連接して備
え、該載置板部22には、棟包23の取付け部30と屋根主体
24への固定部27を有することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案によれば、棟包23で包被され瓦材25上に
載せられて屋根主体24に固定される笠木20は、金属板又
は硬質樹脂板等よりなるから、木製に比べて腐るおそれ
が少ない。また、笠木20は、頂部21A を有する冠形状の
補強部21を備え、これの両側に載置板部22を連接してい
ることから、瓦材25間に補強部21を跨絡して配置すると
きの位置狂いも少なく、施工も簡素となる。
【0008】
【実施例】以下、図を参照して本考案の実施例を説明す
ると、第1実施例を示す図1およびその納まりを示す図
2において、笠木20は防錆処理した鉄板、ステンレス板
等の金属板又は硬質樹脂板等によりなり、その中央部に
冠形状の補強部21と、該補強部21の両側に連接された設
置板部22と、からなり、棟長手方向に延伸されている。
【0009】冠形状の補強部21は棟芯と対応する位置に
頂部21A と、該頂部21A の両側に屋根勾配に合されて傾
斜している板面部21B と、該板面部21B の外側縁から下
方に折成された立上り面部21C によって形成され、ここ
に、笠木20を包被する棟包23における板面部23A の凹
み、変形等を防止している。対の載置板部22は、棟芯両
側における屋根主体24上の瓦材25に載置されて補強部21
を瓦材25間に跨絡状に配置するとともに、屋根主体24に
釘又はビス止め26によって固定する孔で示す固定部27を
所定間隔毎に有するとともに、外側縁の立上り面28に棟
包23を釘又はビス止め29によって固定する孔で示す取付
け部30を所定間隔毎に有している。
【0010】更に、補強部21における頂部21A には、こ
れを基準として板面部21B 、載置板部22を屋根勾配の変
化に対応すべく折曲容易にするための孔31が棟長手方向
の間隔を有して穿設されている。なお、固定部27と取付
部30はピッチがずらされており、両者は孔31とともにい
ずれも棟方向の長孔とすることができる。
【0011】従って、第1実施例においては、小屋組に
おける棟木32’等に対の屋根主体24を葺設するととも
に、瓦材25間に補強部21が跨絡すべく載置板部22を瓦材
25上に載せ、釘又はビス止め26によって固定部27を介し
て屋根主体24に笠木20を固定し、該笠木20を包被して棟
包23を被せ、該棟包23を釘又はビス止め29によって取付
け部30に取付けることによって棟納まりの施工が完了す
る。
【0012】この施工の場合、笠木20の補強部21は瓦材
25間に跨絡され、この状態で載置板部22を固定すること
により、従来例の如く個々に笠木を固定するのに比べ施
工が容易・迅速とできるし、位置決めも正確とできる。
また、屋根勾配が変化しているときは、頂部21A を基準
に折曲することで容易に対応できるし、補強部21で棟包
23の凹み、変形等を防止した状態で棟包23を取付けるこ
とができる。
【0013】更に、笠木20は金属板等よりなるので、木
製笠木に比べて腐るおそれも少なく、従って、棟包23と
笠木20との重合部分に、防水シートを備える必要もな
く、この点においても施工を容易、迅速にできる。但
し、防水シートを備えることは自由である。また、補強
部21の外面と棟包23の内面との間にスキマをもたせると
ともに取付け部30にビス止め29する部分としない部分を
設けることによって、小屋裏の換気を孔31を介して行う
こともでき、更に、頂部21A を中心に対称形状であるこ
とから、該頂部21A に沿って2分割することにより、図
7に示す如くけらば捨水切、又、図8に示す如く壁当り
捨水切として活用することもできる。
【0014】なお、図7において、36はけらば水切を示
し、図8において、37は捨板、38は雨押えを示してい
る。また、笠木20の製作は、押出・引抜を初めプレス成
形等に従うことができる。図3は第2実施例を示し、取
付け部30としてビス孔32A を有する筒体32をスポット溶
接等で固着したものであり、これによれば、ビス止め29
をより確実にでき、その他の構成は既述の第1実施例と
共通するので共通部分は共通符号で示している。
【0015】図4は第3実施例を示し、ビス孔32A を有
する筒体32を外方突出状として固定したものであり、こ
れによれば、図5で示す如く筒体32がディスタンスピー
スともなり、換気用流路33を形成するのに有利となる。
なお、図5において、34はシーリングを示している。図
6は第4実施例を示し、補強部21の板面部21B にブロッ
ク状のディスタンスピース35を設けたものであり、これ
によれば孔31とともに換気用流路33を確実に形成しつつ
棟包23の補強をも確実にできる。なお、第3・4実施例
を組合せればより有効となる。
【0016】
【考案の効果】本考案は以上の通りであり、笠木が木製
ではなく金属板、硬質樹脂板等よりなるので、腐るおそ
れも少なく、強風対策の棟納まりとして有利となる。ま
た、笠木を金属板等で製作したので軽量であるし、軽量
であっても冠形状の補強部を備えているので、リブ作用
等で強度は充分に確保できる。
【0017】更に、瓦材間に補強部を跨絡状に配置でき
るので、施工が容易・迅速とできるし、位置決めも正確
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】同第1実施例の棟納まりを示す斜視図である。
【図3】第2実施例を示す斜視図である。
【図4】第3実施例を示す斜視図である。
【図5】同第3実施例の棟納まりを示す斜視図である。
【図6】第4実施例を示す斜視図である。
【図7】本考案の使用例を示す説明図である。
【図8】本考案の他の使用例を示す説明図である。
【図9】従来例の棟納まりを示す正面断面図である。
【符号の説明】
20 笠木 21 補強部 22 載置板部 23 棟包 24 屋根主体 25 瓦材 27 固定部 30 取付け部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棟包(23)で包被されているとともに瓦材
    (25)上に載せられて屋根主体(24)に固定される屋根棟用
    笠木において、 金属板又は硬質樹脂板等よりなり、屋根棟芯と相対する
    位置に頂部(21A) を有する冠形状の補強部(21)を備え、
    屋根棟芯両側の瓦材(25)間に前記補強部(21)を跨絡して
    配置する載置板部(22)を補強部(21)の両側に連接して備
    え、該載置板部(22)には、棟包(23)の取付け部(30)と屋
    根主体(24)への固定部(27)を有することを特徴とする屋
    根棟用笠木。
JP3695992U 1992-06-01 1992-06-01 屋根棟用笠木 Expired - Lifetime JP2571594Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0596245U JPH0596245U (ja) 1993-12-27
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JPH0596245U (ja) 1993-12-27

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