JP2571403Y2 - 動物実験舎の入口扉 - Google Patents
動物実験舎の入口扉Info
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- JP2571403Y2 JP2571403Y2 JP6481993U JP6481993U JP2571403Y2 JP 2571403 Y2 JP2571403 Y2 JP 2571403Y2 JP 6481993 U JP6481993 U JP 6481993U JP 6481993 U JP6481993 U JP 6481993U JP 2571403 Y2 JP2571403 Y2 JP 2571403Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、製薬会社又は大学等に
おける動物研究施設として使用され、実験用の動物を飼
育するための動物実験舎の入口扉に関し、更に詳しく
は、実験舎の室内を監視するための覗き窓が設けられて
いる動物実験舎の入口扉に関するものである。
おける動物研究施設として使用され、実験用の動物を飼
育するための動物実験舎の入口扉に関し、更に詳しく
は、実験舎の室内を監視するための覗き窓が設けられて
いる動物実験舎の入口扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動物実験舎の入口扉としては、図
5、及び図6に示す構成のものが従来例として知られて
いる。この従来例の動物実験舎1の入口扉2は、室内側
と室外側に扉開閉用のレバーハンドル2aが各々設けら
れており、また入口扉2の上方には、略長方形状の覗き
窓3が設けられている。
5、及び図6に示す構成のものが従来例として知られて
いる。この従来例の動物実験舎1の入口扉2は、室内側
と室外側に扉開閉用のレバーハンドル2aが各々設けら
れており、また入口扉2の上方には、略長方形状の覗き
窓3が設けられている。
【0003】そして、この覗き窓3は、図7に示す断面
構造のように、室内a側にガラス4が嵌め込まれ、室外
b側には光を遮蔽するための小扉5が設けられており、
この小扉5は、上方に形成されたヒンジ6を支点にして
矢印方向に開閉される構成である。
構造のように、室内a側にガラス4が嵌め込まれ、室外
b側には光を遮蔽するための小扉5が設けられており、
この小扉5は、上方に形成されたヒンジ6を支点にして
矢印方向に開閉される構成である。
【0004】この覗き窓3から、動物実験舎1の管理者
が室内を監視する場合には、小扉5に設けられた取手7
を摘んで上方に引き上げ、ガラス4を介して室内をチェ
ックするのである。
が室内を監視する場合には、小扉5に設けられた取手7
を摘んで上方に引き上げ、ガラス4を介して室内をチェ
ックするのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この従来例の動物実験
舎1の入口扉2においては、覗き窓3に設けられた小扉
5を開閉する度に、動物実験舎1の室内に急激に光が射
し込んだり、光が遮蔽されたりして、室内の明暗が急激
に変化することによって、室内で飼育されている動物に
悪影響を与えるおそれがあるという問題点を有してい
た。
舎1の入口扉2においては、覗き窓3に設けられた小扉
5を開閉する度に、動物実験舎1の室内に急激に光が射
し込んだり、光が遮蔽されたりして、室内の明暗が急激
に変化することによって、室内で飼育されている動物に
悪影響を与えるおそれがあるという問題点を有してい
た。
【0006】また、小扉5はヒンジ6を支点にして開閉
するので、小扉5の上端部8が覗き窓3の枠体と接触し
ないように、上端部8と枠体との間に僅かな隙間9が設
けられている。従って、この隙間9からも常に外部の光
が室内へ漏れる結果になり、この光によっても、室内で
飼育されている動物に悪影響を与えるおそれがあるとい
う問題点があった。
するので、小扉5の上端部8が覗き窓3の枠体と接触し
ないように、上端部8と枠体との間に僅かな隙間9が設
けられている。従って、この隙間9からも常に外部の光
が室内へ漏れる結果になり、この光によっても、室内で
飼育されている動物に悪影響を与えるおそれがあるとい
う問題点があった。
【0007】更に、小扉5を開閉する度に覗き窓3の内
部に挨が侵入し、また隙間9からも常に挨が侵入して下
部押し縁の上面10等に挨が溜り、不衛生になるという
問題点もあった。
部に挨が侵入し、また隙間9からも常に挨が侵入して下
部押し縁の上面10等に挨が溜り、不衛生になるという
問題点もあった。
【0008】従って、従来例における動物実験舎の入口
扉では、この入口扉に設けられた覗き窓を通して、飼育
されている動物に悪影響を与えるおそれのある光が射し
込まないようにする事と、小扉の内側に挨が侵入しない
ようにして、衛生的にする事とに解決しなければならな
い課題を有している。
扉では、この入口扉に設けられた覗き窓を通して、飼育
されている動物に悪影響を与えるおそれのある光が射し
込まないようにする事と、小扉の内側に挨が侵入しない
ようにして、衛生的にする事とに解決しなければならな
い課題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本考案は、動物実験舎の入口扉に
覗き窓を設け、該覗き窓を内側ガラスと外側ガラスの二
重構造とし、該二重構造の一方を赤色ガラスにしたこと
を特徴とする動物実験舎の入口扉を提供するものであ
り、前記二重構造のガラスの外周縁を弾性材でシーリン
グした構成とし、前記二重構造のガラスは押し縁を介し
て取り付けられ、該押し縁に前記ガラス間に臨んで乾燥
剤を配設した構成とし、前記二重構造のガラスの少なく
とも一方をフロートガラス又は網入りガラスにした構成
としたものである。
する具体的手段として本考案は、動物実験舎の入口扉に
覗き窓を設け、該覗き窓を内側ガラスと外側ガラスの二
重構造とし、該二重構造の一方を赤色ガラスにしたこと
を特徴とする動物実験舎の入口扉を提供するものであ
り、前記二重構造のガラスの外周縁を弾性材でシーリン
グした構成とし、前記二重構造のガラスは押し縁を介し
て取り付けられ、該押し縁に前記ガラス間に臨んで乾燥
剤を配設した構成とし、前記二重構造のガラスの少なく
とも一方をフロートガラス又は網入りガラスにした構成
としたものである。
【0010】
【作用】動物実験舎の入口扉に設けられる覗き窓を内側
ガラスと外側ガラスの二重構造とし、該二重構造の一方
を赤色ガラスにしたことにより、赤色ガラスを通過した
光線の波長は、マウスやラット等の小動物には感知でき
ないので、覗き窓を通って実験舎の室内に射し込んだ光
によって、室内で飼育されている動物に悪影響を与える
ことを防止することができる。
ガラスと外側ガラスの二重構造とし、該二重構造の一方
を赤色ガラスにしたことにより、赤色ガラスを通過した
光線の波長は、マウスやラット等の小動物には感知でき
ないので、覗き窓を通って実験舎の室内に射し込んだ光
によって、室内で飼育されている動物に悪影響を与える
ことを防止することができる。
【0011】また、二重構造のガラスの外周縁を弾性材
でシーリングしたことにより、覗き窓の内部に挨が侵入
したり堆積したりせず、衛生的になる。
でシーリングしたことにより、覗き窓の内部に挨が侵入
したり堆積したりせず、衛生的になる。
【0012】そして、二重構造のガラスは押し縁を介し
て取り付けられ、該押し縁に前記ガラス間に臨んで乾燥
剤を配設したことにより、覗き窓の内部を常に乾燥状態
に維持することができるので、各々のガラスの内側面に
結露が生じないようにすることができる。
て取り付けられ、該押し縁に前記ガラス間に臨んで乾燥
剤を配設したことにより、覗き窓の内部を常に乾燥状態
に維持することができるので、各々のガラスの内側面に
結露が生じないようにすることができる。
【0013】更に、二重構造のガラスの少なくとも一方
をフロートガラス又は網入りガラスにしたことにより、
フロートガラスを取り付けた場合には、ガラスの透明度
を向上させることができ、また、網入りガラスを取り付
けた場合には、防火性、防犯性に優れた構造とすること
ができる。
をフロートガラス又は網入りガラスにしたことにより、
フロートガラスを取り付けた場合には、ガラスの透明度
を向上させることができ、また、網入りガラスを取り付
けた場合には、防火性、防犯性に優れた構造とすること
ができる。
【0014】また、入口扉に開口部を設け、該開口部か
ら押し縁を取り外し自在に形成したことにより、押し縁
を一旦取り外してから、この押し縁に配設された乾燥剤
を新しいものに取り替えて、再度押し縁を取り付けるこ
とができる。
ら押し縁を取り外し自在に形成したことにより、押し縁
を一旦取り外してから、この押し縁に配設された乾燥剤
を新しいものに取り替えて、再度押し縁を取り付けるこ
とができる。
【0015】
【実施例】次に、本考案を実施する一例について図面を
参照しながら説明する。まず、図1において符号11
は、動物実験舎の室内に出入りするための入口扉を示
し、この入口扉11には、室内側と室外側に扉開閉用の
レバーハンドル12が各々設けられている。また、入口
扉11の上方には、略長方形状の覗き窓13が設けられ
ており、この覗き窓13の室外側から動物実験舎の管理
者が室内を監視するのである。
参照しながら説明する。まず、図1において符号11
は、動物実験舎の室内に出入りするための入口扉を示
し、この入口扉11には、室内側と室外側に扉開閉用の
レバーハンドル12が各々設けられている。また、入口
扉11の上方には、略長方形状の覗き窓13が設けられ
ており、この覗き窓13の室外側から動物実験舎の管理
者が室内を監視するのである。
【0016】この覗き窓13は、図2に示したように、
この覗き窓13の開口部に沿って設けられた押し縁14
と、覗き窓13の室内A側に取り付けられた内側ガラス
15と、室外B側に取り付けられた赤色ガラス16とか
ら構成されている。
この覗き窓13の開口部に沿って設けられた押し縁14
と、覗き窓13の室内A側に取り付けられた内側ガラス
15と、室外B側に取り付けられた赤色ガラス16とか
ら構成されている。
【0017】押し縁14は、その断面形状が略凸状に形
成され、両側に扉への取り付け用として利用される接合
壁14a、14aを備えたチャンネル材が使用される。
このチャンネル材の凸状部14bは、覗き窓13の内側
に位置してガラスの取り付け用として利用される。
成され、両側に扉への取り付け用として利用される接合
壁14a、14aを備えたチャンネル材が使用される。
このチャンネル材の凸状部14bは、覗き窓13の内側
に位置してガラスの取り付け用として利用される。
【0018】即ち、押し縁14の接合壁14a、14a
は、入口扉11の内側面11a、11aに溶接手段又は
ビス止め手段により各々固着されている。そして、この
押し縁14は、覗き窓13の外周縁に沿って上下左右に
取り付けられている。
は、入口扉11の内側面11a、11aに溶接手段又は
ビス止め手段により各々固着されている。そして、この
押し縁14は、覗き窓13の外周縁に沿って上下左右に
取り付けられている。
【0019】また、凸状部14bに対して、内側ガラス
15は、入口扉11の室内A側から取り付けられ、この
内側ガラス15の外周縁17が、前記凸状部14bに沿
って嵌め込まれている。そして、この外周縁17と凸状
部14bとの間には、シリコーンシーリング材18によ
ってシーリングされ、更にネオプレンゴム19(登録商
標)により略完全な状態にシーリングされている。
15は、入口扉11の室内A側から取り付けられ、この
内側ガラス15の外周縁17が、前記凸状部14bに沿
って嵌め込まれている。そして、この外周縁17と凸状
部14bとの間には、シリコーンシーリング材18によ
ってシーリングされ、更にネオプレンゴム19(登録商
標)により略完全な状態にシーリングされている。
【0020】なお、この内側ガラス17は、フロートガ
ラス又は網入りガラスを使用することにより、例えばフ
ロートガラスを取り付けた場合には、ガラスの透明度を
向上させることができ、網入りガラスを取り付けた場合
には、防火性、防犯性に優れた構造とすることができ
る。
ラス又は網入りガラスを使用することにより、例えばフ
ロートガラスを取り付けた場合には、ガラスの透明度を
向上させることができ、網入りガラスを取り付けた場合
には、防火性、防犯性に優れた構造とすることができ
る。
【0021】赤色ガラス16は、凸状部14bに対し
て、入口扉11の室外B側から取り付けられ、前記内側
ガラス15と同様に、赤色ガラス16の外周縁20が、
押し縁14の取付部14bに沿って嵌め込まれている。
そして、この外周縁20と凸状部14bとの間には、シ
リコーンシーリング材18によってシーリングされ、更
にネオプレンゴム19(登録商標)により略完全な状態
にシーリングされている。
て、入口扉11の室外B側から取り付けられ、前記内側
ガラス15と同様に、赤色ガラス16の外周縁20が、
押し縁14の取付部14bに沿って嵌め込まれている。
そして、この外周縁20と凸状部14bとの間には、シ
リコーンシーリング材18によってシーリングされ、更
にネオプレンゴム19(登録商標)により略完全な状態
にシーリングされている。
【0022】また、内側ガラス15と、赤色ガラス16
とで囲まれた下部に位置する凸状部14bには、複数の
開口部が形成され、この開口部から凸状部14bの内部
が収納部21として利用される。
とで囲まれた下部に位置する凸状部14bには、複数の
開口部が形成され、この開口部から凸状部14bの内部
が収納部21として利用される。
【0023】そして、この収納部21には、シリカゲル
等の乾燥剤22が収納され、内側ガラス15と赤色ガラ
ス16とで囲まれた空間の乾燥状態を維持させるので、
各々のガラス15、16の内側面15a、16aには結
露が生じず、常に良好な視界の状態を保つことができる
のである。
等の乾燥剤22が収納され、内側ガラス15と赤色ガラ
ス16とで囲まれた空間の乾燥状態を維持させるので、
各々のガラス15、16の内側面15a、16aには結
露が生じず、常に良好な視界の状態を保つことができる
のである。
【0024】以上のように構成された覗き窓13は、内
側ガラス15と赤色ガラス16の二重構造であり、この
赤色ガラス16を通過した光線の波長は、マウスやラッ
ト等の小動物には感知できないので、覗き窓13を通っ
て動物実験舎の室内に光が射し込んでも、室内で飼育さ
れている動物に悪影響を与えることがなく、常に均一な
環境条件を保つことができるのである。
側ガラス15と赤色ガラス16の二重構造であり、この
赤色ガラス16を通過した光線の波長は、マウスやラッ
ト等の小動物には感知できないので、覗き窓13を通っ
て動物実験舎の室内に光が射し込んでも、室内で飼育さ
れている動物に悪影響を与えることがなく、常に均一な
環境条件を保つことができるのである。
【0025】なお、前述した覗き窓13の構成について
は、室内A側に内側ガラス15を取り付け、室外B側に
赤色ガラス16を取り付けた構成を説明したが、これと
は逆に、室内B側に赤色ガラス16を取り付け、室外A
側にフロートガラス又は網入りガラスを取り付けてもよ
いこと勿論である。
は、室内A側に内側ガラス15を取り付け、室外B側に
赤色ガラス16を取り付けた構成を説明したが、これと
は逆に、室内B側に赤色ガラス16を取り付け、室外A
側にフロートガラス又は網入りガラスを取り付けてもよ
いこと勿論である。
【0026】次に、図3、図4に第二実施例を示す。こ
の第二実施例において、前記第一実施例と同一部分には
同一符号を付してその詳細は省略する。この入口扉11
の室外側Bには、丁番23aによって扉23が取り付け
られており、該扉23は取手23bを指で摘んで上方に
引き上げることにより矢印方向に開閉できる構成であ
る。そして、扉23は横長の略長方形状で、その長さ
は、覗き窓13の横の長さよりも、やや長めに形成され
ている。
の第二実施例において、前記第一実施例と同一部分には
同一符号を付してその詳細は省略する。この入口扉11
の室外側Bには、丁番23aによって扉23が取り付け
られており、該扉23は取手23bを指で摘んで上方に
引き上げることにより矢印方向に開閉できる構成であ
る。そして、扉23は横長の略長方形状で、その長さ
は、覗き窓13の横の長さよりも、やや長めに形成され
ている。
【0027】また、図4に示すように、内側ガラス15
と、赤色ガラス16とで囲まれた下部に位置する凸状部
24bは、シリコーンシーリング材18及びネオプレン
ゴム19(登録商標)に取り外し自在に嵌め込まれてい
ると共に、接合壁24a、24aも、入口扉11の内側
面11a、11aに取り外し自在に当接されている。そ
して、接合壁24a、24aの各々の内側面には、取手
24c、24cが設けられている。
と、赤色ガラス16とで囲まれた下部に位置する凸状部
24bは、シリコーンシーリング材18及びネオプレン
ゴム19(登録商標)に取り外し自在に嵌め込まれてい
ると共に、接合壁24a、24aも、入口扉11の内側
面11a、11aに取り外し自在に当接されている。そ
して、接合壁24a、24aの各々の内側面には、取手
24c、24cが設けられている。
【0028】このように構成された入口扉11は、扉2
3を上方に引き上げてから、手を入口扉11の中に入
れ、取手24cを摘んで下方に引き下げると、押し縁2
4が下方に引き下がり、更に、押し縁24を扉23の外
に取り出すことができる。
3を上方に引き上げてから、手を入口扉11の中に入
れ、取手24cを摘んで下方に引き下げると、押し縁2
4が下方に引き下がり、更に、押し縁24を扉23の外
に取り出すことができる。
【0029】入口扉11から取り出した押し縁24の収
納部21から、乾燥剤22を排出し、新しい乾燥剤をこ
の収納部21に入れて、押し縁を24を扉23を開けて
入口扉11内に入れ、更に上方に押し上げ、凸状部24
bをシリコーンシーリング材18及びネオプレンゴム1
9(登録商標)に嵌め込むことによって、押し縁24の
入口扉11への取り付け作業が完了する。従って、収納
されている乾燥剤が劣化した場合でも新しい乾燥剤に取
り替えることができるのである。
納部21から、乾燥剤22を排出し、新しい乾燥剤をこ
の収納部21に入れて、押し縁を24を扉23を開けて
入口扉11内に入れ、更に上方に押し上げ、凸状部24
bをシリコーンシーリング材18及びネオプレンゴム1
9(登録商標)に嵌め込むことによって、押し縁24の
入口扉11への取り付け作業が完了する。従って、収納
されている乾燥剤が劣化した場合でも新しい乾燥剤に取
り替えることができるのである。
【0030】尚、この扉23は、入口扉11の室外側B
に設けられているが、入口扉11の室内側Aに設けて、
押し縁24の取り出し作業を室内側Aから行ってもよい
こと勿論である。
に設けられているが、入口扉11の室内側Aに設けて、
押し縁24の取り出し作業を室内側Aから行ってもよい
こと勿論である。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る動物実
験舎の入口扉は、動物実験舎の入口扉に覗き窓を設け、
該覗き窓を内側ガラスと外側ガラスの二重構造とし、該
二重構造の一方を赤色ガラスにした構成としたことによ
って、赤色ガラスを通過した光線の波長はマウスやラッ
ト等の小動物には感知できないので、覗き窓を通って実
験舎の室内に射し込んだ光によって、室内で飼育されて
いる動物に悪影響を与えることを防止することができ、
常に均一な環境条件を保つことができるという優れた効
果を奏する。
験舎の入口扉は、動物実験舎の入口扉に覗き窓を設け、
該覗き窓を内側ガラスと外側ガラスの二重構造とし、該
二重構造の一方を赤色ガラスにした構成としたことによ
って、赤色ガラスを通過した光線の波長はマウスやラッ
ト等の小動物には感知できないので、覗き窓を通って実
験舎の室内に射し込んだ光によって、室内で飼育されて
いる動物に悪影響を与えることを防止することができ、
常に均一な環境条件を保つことができるという優れた効
果を奏する。
【0032】また、二重構造のガラスの外周縁をシリコ
ーンシーリング材又はネオプレンゴム(登録商標)等の
弾性材でシーリングしたことにより、覗き窓の内部に挨
が侵入したり堆積したりせず、衛生的になるので、常に
清潔な状態を維持することができるという優れた効果を
奏する。
ーンシーリング材又はネオプレンゴム(登録商標)等の
弾性材でシーリングしたことにより、覗き窓の内部に挨
が侵入したり堆積したりせず、衛生的になるので、常に
清潔な状態を維持することができるという優れた効果を
奏する。
【0033】そして、二重構造のガラスは押し縁を介し
て取り付けられ、該押し縁に前記ガラス間に臨んで乾燥
剤を配設したことにより、覗き窓の内部を常に乾燥状態
に維持することができるので、各々のガラスの内側面に
結露が生じないようにすることができ、常に覗き窓の視
界の状態を良好に保つことができるという優れた効果を
奏する。
て取り付けられ、該押し縁に前記ガラス間に臨んで乾燥
剤を配設したことにより、覗き窓の内部を常に乾燥状態
に維持することができるので、各々のガラスの内側面に
結露が生じないようにすることができ、常に覗き窓の視
界の状態を良好に保つことができるという優れた効果を
奏する。
【0034】更に、二重構造のガラスの少なくとも一方
をフロートガラス又は網入りガラスにしたことにより、
フロートガラスを取り付けた場合には、ガラスの透明度
を向上させることができ、常に覗き窓の視界の状態を良
好に保つことができる。また、網入りガラスを取り付け
た場合には、防火性、防犯性に優れた構造とすることが
できるので安全であるという優れた効果を奏する。
をフロートガラス又は網入りガラスにしたことにより、
フロートガラスを取り付けた場合には、ガラスの透明度
を向上させることができ、常に覗き窓の視界の状態を良
好に保つことができる。また、網入りガラスを取り付け
た場合には、防火性、防犯性に優れた構造とすることが
できるので安全であるという優れた効果を奏する。
【0035】また、入口扉に開口部を設け、該開口部か
ら押し縁を取り外し自在に形成したことにより、押し縁
を一旦取り外してから、この押し縁に配設された乾燥剤
を取り替えて、再度押し縁を取り付けることができるの
で、もし乾燥剤が劣化した場合でも新しい乾燥剤に取り
替えることができるという優れた効果を奏する。
ら押し縁を取り外し自在に形成したことにより、押し縁
を一旦取り外してから、この押し縁に配設された乾燥剤
を取り替えて、再度押し縁を取り付けることができるの
で、もし乾燥剤が劣化した場合でも新しい乾燥剤に取り
替えることができるという優れた効果を奏する。
【0036】そして、覗き窓には、室内側にも室外側に
も出っ張りや、引っ込みが殆ど無いので、クリーンルー
ム仕様として最適であるという種々の優れた効果を奏す
る。
も出っ張りや、引っ込みが殆ど無いので、クリーンルー
ム仕様として最適であるという種々の優れた効果を奏す
る。
【図1】本考案に係る第一実施例の動物実験舎の入口扉
の正面図である。
の正面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図3】本考案に係る第二実施例の動物実験舎の入口扉
の正面図である。
の正面図である。
【図4】図3のY−Y線に沿う拡大断面図である。
【図5】従来例に係る動物実験舎の正面図である。
【図6】従来例に係る動物実験舎の入口扉の正面図の一
部である。
部である。
【図7】従来例に係る動物実験舎の入口扉に設けられた
覗き窓の縦断面図である。
覗き窓の縦断面図である。
A、a 室内 B、b 室外 1 動物実験舎 2 入口扉 2a レバーハンドル 3 覗き窓 4 ガラス 5 小扉 6 ヒンジ 7 取手 8 上端部 9 隙間 10 下部押し縁の上面 11 入口扉 11a 内側面 12 レバーハンドル 13 覗き窓 14 押し縁 14a 接合壁 14b 凸状部 15 内側ガラス 15a 内側面 16 赤色ガラス 16a 内側面 17 内側ガラスの外周縁 18 シリコーンシーリング材 19 ネオプレンゴム(登録商標) 20 赤色ガラスの外周縁 21 収納部 22 乾燥剤 23 扉 23a 丁番 23b 取手 24 押し縁 24a 接合壁 24b 凸状部 24c 取手
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−277437(JP,A) 特開 昭60−130315(JP,A) 特開 平2−299524(JP,A) 特開 昭52−76476(JP,A) 特開 昭59−122688(JP,A) 特開 昭57−127090(JP,A) 特開 平2−115489(JP,A) 特開 平3−272113(JP,A) 特開 昭63−36816(JP,A) 実開 昭63−124358(JP,U) 実開 昭59−62768(JP,U) 実開 昭57−194585(JP,U) 実開 昭60−6083(JP,U) 実開 昭61−115485(JP,U) 実開 昭60−162693(JP,U) 実開 昭62−133476(JP,U) 実開 平3−113149(JP,U) 実開 昭56−89878(JP,U) 実公 昭53−11006(JP,Y2)
Claims (5)
- 【請求項1】 動物実験舎の入口扉に覗き窓を設け、該
覗き窓を内側ガラスと外側ガラスの二重構造とし、該二
重構造の一方を赤色ガラスにしたことを特徴とする動物
実験舎の入口扉。 - 【請求項2】 二重構造のガラスの外周縁を弾性材でシ
ーリングしたことを特徴とする請求項1に記載の動物実
験舎の入口扉。 - 【請求項3】 二重構造のガラスは押し縁を介して取り
付けられ、該押し縁に前記ガラス間に臨んで乾燥剤を配
設したことを特徴とする請求項1に記載の動物実験舎の
入口扉。 - 【請求項4】 二重構造のガラスの少なくとも一方をフ
ロートガラス又は網入りガラスにしたことを特徴とする
請求項1に記載の動物実験舎の入口扉。 - 【請求項5】 入口扉に開口部を設け、該開口部から押
し縁を取り外し自在に形成したことを特徴とする請求項
3に記載の動物実験舎の入口扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6481993U JP2571403Y2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 動物実験舎の入口扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6481993U JP2571403Y2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 動物実験舎の入口扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734647U JPH0734647U (ja) | 1995-06-27 |
JP2571403Y2 true JP2571403Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=13269248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6481993U Expired - Fee Related JP2571403Y2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 動物実験舎の入口扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571403Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004502436A (ja) * | 2000-07-06 | 2004-01-29 | メディカル リサーチ カウンシル | かご入り動物の環境拡充におけるまたはこれに関する改良 |
-
1993
- 1993-12-03 JP JP6481993U patent/JP2571403Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004502436A (ja) * | 2000-07-06 | 2004-01-29 | メディカル リサーチ カウンシル | かご入り動物の環境拡充におけるまたはこれに関する改良 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0734647U (ja) | 1995-06-27 |
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