JP2570818Y2 - 電磁ブレーキの軸受部材圧入装置 - Google Patents

電磁ブレーキの軸受部材圧入装置

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JP2570818Y2
JP2570818Y2 JP1991081664U JP8166491U JP2570818Y2 JP 2570818 Y2 JP2570818 Y2 JP 2570818Y2 JP 1991081664 U JP1991081664 U JP 1991081664U JP 8166491 U JP8166491 U JP 8166491U JP 2570818 Y2 JP2570818 Y2 JP 2570818Y2
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fitting
cylindrical
press
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文則 菊地
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁ブレーキの固定コ
アに形成される有底の嵌入穴に円筒状の軸受部材を圧入
するための電磁ブレーキの軸受部材圧入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は電磁ブレーキの吸引部の構成を示
す断面図である。図で、1は電磁ブレーキの吸引部を示
す。2は外殻を形成するケーシング、3はケーシング2
の底部2aに固定される固定コア、3aは固定コア3に
設けられる底部3bを有した嵌入穴、4は嵌入穴3aに
嵌入される円筒状の軸受部材、5はケーシング2の上部
の穴2bに軸受6を介して挿入されこれと摺動する可動
コア、7は固定コア3に嵌入された軸受部材4及び可動
コア5に挿通され可動コア5と共に上下方向に移動可能
な押し下げロッド、8は押し下げロッド7の上端に螺合
しこれを可動コア5と締結するナット、9はケーシング
2の内部に装着され可動コア5を吸引、反発させるコイ
ルである。この電磁ブレーキの吸引部1は、コイル9に
電流が流れて可動コア5が固定コア3に吸引された時、
押し下げロッド7が連動してレバー10を回動させるよ
うになっている。
【0003】図3は電磁ブレーキの軸受部材圧入装置の
従来例を示す断面図である。図で、11は円筒体であ
り、挿通穴11aを有する筒部11bが形成されると共
に、図2からみると下端側につば部11cが形成され、
筒部11bが軸受部材4の軸受穴4aに挿通される。1
2はロッドであり、ねじ部12aを有し、固定コア3の
嵌入穴3aを含む挿通穴及び円筒体11の挿通穴11a
に挿入されている。13はナットであり、ロッド12の
ねじ部12aに螺合して円筒体11のつば部11c側の
端面に係止される。この軸受部材圧入装置では、ケーシ
ング2の底部2aから固定コア3を取外した状態で、円
筒体11の筒部11bを軸受部材4の軸受穴4aに挿通
すると共に、ロッド12を固定コア3の挿通穴及び円筒
体11の挿通穴11aに挿入し、この円筒体11の端部
より突出するロッド12のねじ部12aにナット13を
螺合する。上記の軸受部材4及び円筒体11を固定コア
3の嵌入穴3aに上方から対向させて、ロッド12を矢
印方向へ引き下げると、この矢印方向への力がナット1
3を介して円筒体11に伝達されて、つば部11cによ
って軸受部材4が固定コア3の嵌入穴3aに押し込まれ
る。尚、この嵌入穴3aの内径よりもつば部11cの外
径の方が大きいから、圧入時にはつば部11cが固定コ
ア3の上面に当接し、軸受部材4が過度に圧入されるこ
とが防止される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の電磁ブ
レーキの軸受部材圧入装置では、軸受部材4を固定コア
3の嵌入穴3aに圧入する際、この嵌入穴3aの内周面
に対して軸受部材4の外周面を並行に保持した状態で圧
入を行なわなければならない。そうしなければ軸受部材
4の全周に渡って均一の押圧力を加えることができず、
正確な圧入ができなくなるからである。ところが、従来
装置では圧入を人手で行なうため嵌入穴3aの内周面に
対して軸受部材4の外周面を並行に保持することは困難
であり、正確な圧入も困難であった。特に、上記の軸受
部材として含油式焼結合金のような脆い金属からなる薄
型軸受部材を用いた場合、圧入が正確に行なわれないと
軸受部材に歪が生じ、このような歪が生じた状態で軸受
部材4の軸受穴4aに押し下げロッド6を挿入した場
合、この押し下げロッド6が円滑に摺動できず電磁ブレ
ーキのブレーキ動作に支障を生じるという問題があっ
た。このような不都合を避けるためには、嵌入穴3aに
対する軸受部材4の相対的位置を測定しながら嵌入穴3
aの内周面に対して軸受部材4の外周面を並行な状態に
保つようにすれば良いのであるが、これは軸受部材4を
圧入するのに手間と時間を要し、作業効率を悪化させる
こととなり好ましくない。
【0005】本考案の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、簡素な構成により軸受部材を固定コアの嵌入穴に
正確に圧入することができる電磁ブレーキの軸受部材圧
入装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
考案は、固定コアの中心部に形成され嵌入穴の
りの凸部に嵌入装着される装着部と前記嵌入穴より僅か
に大きい内径の円筒から成る装着体と、前記円筒の内部
に軸受部材と共に嵌挿される筒体と、筒体の貫通穴内
に挿通され、その一端が係止部材により前記筒体の一端
に係止されるロッドとで構成され、前記筒体は前記軸受
部材の内径より若干小さい外径と前記軸受部材と同一か
若干長い長さとを有した第1の円筒部と、該第1の円筒
部の一端側に連設され、前記嵌入穴より若干小さい外径
を有した第2の円筒部と、該第2の円筒部の一端側に連
設され、前記嵌入穴より大きな外径を有して前記筒体の
一端部を成すつば部で構成され、前記装着部が前記固定
コアの前記凸部に嵌入装着された状態で前記軸受部材が
前記円筒の内部に嵌挿され、さらに前記軸受部材の内部
に前記筒体の前記第1の円筒部が嵌挿され、前記ロッド
の他端側に向かう引張力が加えられることにより前記軸
受部材の前記固定コアの前記嵌入穴への圧入が行われる
ようにしたものである
【0007】
【作用】軸受部材の固定コアの嵌入穴への圧入作業が行
われる時は、まず、装着体の装着部が固定コアの凸部に
嵌入装着される。これにより、装着体の円筒と固定コア
の嵌入穴との中心軸の軸合わせが行われる。次に、円筒
の内部に軸受部材が嵌挿され、さらに軸受部材の内部に
筒体の第1の円筒部が嵌挿されることにより、軸受部材
が装着体の円筒と筒体の第1の円筒部とで挟まれた状態
で保持されるから、軸受部材の外周面と装着体の円筒の
内周面とが正確に平行な状態に保たれる。この状態でロ
ッドに他端側に向かう引張力が加えられると、軸受部材
は固定コアの嵌入穴内周面から均一な応力を受けながら
嵌入穴内に圧入する。従って、軸受部材に偏った歪が生
じたり、軸受部材の内部に押し下げロッドが嵌挿された
時に軋みが生ずることがない
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本考案の実施例に係る電磁ブレーキの軸受
部材圧入装置の断面図である。図で、図3と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。20は固定コア3
の端部に装着される装着体であり、固定コア3の嵌入穴
3aの周りの凸部に嵌入装着される装着部20a、及び
固定コア3の嵌入穴3aの内周と同一の内径か、もしく
は極く僅か大きい内径の挿通穴20bを持つ円筒20c
で構成されている。21は筒体であり、軸受部材4の内
径より極く僅か小さい外径を持ち、さらに軸受部材4の
全長と同一の長さか、若干長めの長さの円筒部21a、
装着体20の円筒20cの挿通穴20bの内径と同一の
外径か、若干小さめな外径を持ち所定の長さを持つ円筒
部21b、及びこの円筒部21bの外径より大きな外径
を持つつば部21cで構成されている。21dは筒体2
1の円筒部21a、21b、及びつば部21cを貫通し
ロッド12を挿入可能な挿通穴である。固定コア3への
装着時における装着体20の固定コア3の嵌入穴3aの
底部3bから円筒20c先端までの距離は、筒体21の
円筒部21aの先端からつば部21c端面までの距離と
等しいか、若干大きく設定されている。ただし装着体2
0の円筒部20cの挿通穴20bの全長は、固定コア3
の嵌入穴3aへの軸受部材4の嵌入状態を整える観点か
ら、筒体21の円筒21bの全長と等しいことが望まし
い。
【0009】軸受部材4を固定コア3の嵌入穴3aへ圧
入する場合には、まず、装着体20の装着部20aを固
定コア3の嵌入穴3aの周りの凸部に嵌入する。この状
態で挿通穴20bと嵌入穴3aの各内壁面は同一面また
は平行面となる。次に、装着体20の円筒20cの挿通
穴20b内に軸受部材4を嵌入する。次いで軸受部材4
の軸受穴4a内に筒体21の円筒部21aを円筒21b
の段部が軸受部材4の端部に当接するまで嵌入する。こ
れにより、軸受部材4は装着体20と筒体21に挟まれ
た状態となる。次いで筒体21の挿通穴21d及び固定
コア3を貫通してロッド12を挿入する。次いでロッド
12のねじ部12aにナット13を螺合した状態で当該
ロッド12に図示矢印方向への力を付与して行くと、筒
体21は軸受部材4を嵌入穴3aに圧入して行く。この
時、筒体21の円筒部21bは装着体20の挿通穴20
b内に嵌入して行く。この軸受部材20の圧入時、軸受
部材4は装着体20の挿通穴20bに規制され、傾きを
生じることなく真直に圧入される。軸受部材4が固定コ
ア3の嵌入穴3aの底部3bに当接する前に筒体21の
つば部21cが装着体20の円筒21cの先端に当接す
ると、軸受部材4の固定コア3の嵌入穴3aへの圧入が
完了する。しかして、軸受部材4の圧入が完了すると、
ロッド12のねじ部12aに螺合するナット13を取外
し、ロッド12を図示矢印方向へ抜取り、さらに装着体
20を固定コア3から取外す。
【0010】このように本実施例にあっては、固定コア
3の嵌入穴3aの壁面と同一または平行な壁面を有する
挿通穴20bを備えた装着体20を固定コア3に装着
し、軸受部材4の傾きを上記挿通穴20bで規制した状
態で嵌入穴3aに圧入するようにしたので、軸受部材4
を正確に嵌入穴3aに圧入することができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、固
定コアの凸部に嵌入装着される装着部と嵌入穴より僅か
に大きい内径で軸受部材が内部に嵌挿される円筒とを有
した装着体と、軸受部材の内径より若干小さい外径を有
し、軸受部材の内部に嵌挿される第1の円筒部と第1の
円筒部の一端側に連設され、前記嵌入穴より若干小さい
外径を有した第2の円筒部とを有した筒体と、筒体の一
端に係止され、他端側に向かう引張力が加えられるロッ
ドとで構成したので、固定コアの嵌入穴への軸受部材の
圧入が行われる時は、軸受部材の外周面と装着体の円筒
の内周面とが正確に平行な状態に保たれるから、固定コ
アの嵌入穴への軸受部材の圧入作業を容易かつ正確に行
うことができ、軸受部材に偏った歪が生じたり、内部に
嵌挿される押し下げロッドと軸受部材との間に軋みが生
ずるのを防止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る電磁ブレーキの軸受部材
圧入装置の断面図である。
【図2】電磁ブレーキの吸引部の構成を示す断面図であ
る。
【図3】電磁ブレーキの軸受部材圧入装置の従来例を示
す断面図である。
【符号の説明】
3 固定コア 3a 嵌入穴 4 軸受部材 12 ロッド 13 ナット 20 装着体 20c 円筒 21 筒体 21b 円筒部 21c つば部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コアの中心部に形成され嵌入穴に
    円筒状の軸受部材を圧入する電磁ブレーキの軸受部材圧
    入装置において、前記固定コアの前記嵌入穴の周りの凸
    部に嵌入装着される装着部と前記嵌入穴より僅かに大き
    い内径の円筒から成る装着体と、前記円筒の内部に前記
    軸受部材と共に嵌挿される筒体と、筒体の貫通穴内に
    挿通され、その一端が係止部材により前記筒体の一端に
    係止されるロッドとで構成され、前記筒体は前記軸受部
    材の内径より若干小さい外径と前記軸受部材と同一か若
    干長い長さとを有した第1の円筒部と、該第1の円筒部
    の一端側に連設され、前記嵌入穴より若干小さい外径を
    有した第2の円筒部と、該第2の円筒部の一端側に連設
    され、前記嵌入穴より大きな外径を有して前記筒体の一
    端部を成すつば部で構成され、前記装着部が前記固定コ
    アの前記凸部に嵌入装着された状態で前記軸受部材が前
    記円筒の内部に嵌挿され、さらに前記軸受部材の内部に
    前記筒体の前記第1の円筒部が嵌挿され、前記ロッドの
    他端側に向かう引張力が加えられることにより前記軸受
    部材の前記固定コアの前記嵌入穴への圧入が行われるよ
    うにしたことを特徴とする電磁ブレーキの軸受部材圧入
    装置。
JP1991081664U 1991-09-12 1991-09-12 電磁ブレーキの軸受部材圧入装置 Expired - Lifetime JP2570818Y2 (ja)

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JPH0526273U JPH0526273U (ja) 1993-04-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60194648A (ja) * 1984-03-16 1985-10-03 Nec Corp 復調回路
JPS62213973A (ja) * 1986-03-17 1987-09-19 日立エレベ−タサ−ビス株式会社 軸受脱着装置

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JPH0526273U (ja) 1993-04-06

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