JPS5833304Y2 - 小形ベアリングの支持装置 - Google Patents

小形ベアリングの支持装置

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JPS5833304Y2
JPS5833304Y2 JP1980145783U JP14578380U JPS5833304Y2 JP S5833304 Y2 JPS5833304 Y2 JP S5833304Y2 JP 1980145783 U JP1980145783 U JP 1980145783U JP 14578380 U JP14578380 U JP 14578380U JP S5833304 Y2 JPS5833304 Y2 JP S5833304Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small bearing
hollow shaft
inner ring
shaft
support device
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980145783U
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English (en)
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JPS5768928U (ja
Inventor
洋幸 今関
猛 北山
Original Assignee
双葉電子工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 双葉電子工業株式会社 filed Critical 双葉電子工業株式会社
Priority to JP1980145783U priority Critical patent/JPS5833304Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、軸部に対する小形ベアリングの取付は作業の
簡略化や軸部の製造コストの低減を図れるようにした小
形ベアリングの支持装置に関するものである。
小形回転機器、各種記録計や光学機器などの理化学機器
、あるいは自動制御装置の機構部分などの回転支持部や
移動案内部等に、小形ベアリングが多く用いられている
この小形ベアリングは、外形寸法が数量から数十間程度
と小さく、精密加工により製造されるとともに、また、
その内輪及び外輪寸法や両者間のすきま寸法は、厳密に
管理された状態で製造されているものである。
ところで、この小形ベアリングを軸に取付ける場合、一
般にベアリングの内輪に対して軸を圧入する方式がとら
れる。
しかしながら、上述した小形ベアリングでは、軸が圧入
される内輪の内径が数量程度であり、この内輪に適合す
る小径の軸を、高真円妾及び高寸法精鹿をもって加工す
るには、かなりの技術的困難さが伴う。
特に、この種の小形ベアリングでは、一般に内輪及び外
輪は、その断面の厚さが極めて薄く形成されているので
、軸と内輪のはめあい具合によっては、内輪を破損した
り、内輪と外輪の半径方向のすきま、いわゆるラジアル
すきまが変化シ、ベアリングの性能、寿命などに直接悪
影響を及ぼす。
例えば、内輪に対する軸のしめしるが大きくなりすぎる
と、ラジアルすきまの減少をきたし、ベアリングなどの
回転性能を低下させる。
したがって、従来より小形ベアリングを軸に取付ける場
合は、圧入手段は採用できず、一般にはすきまはめ方式
によって取付けている。
しかしながらこの場合、内輪と軸との間にすきまがあり
すぎると、取付けが不十分となり、例えば軸に対して内
輪自体が回転し、発熱やガタ発生の原因となる。
このため、軸の加工精度は、内輪や外輪の加工精度と同
様に数μm以下の数値が要求され、製造上の寸法管理が
きわめて面倒であり、また71[]エコストも高くなる
、という問題点があった。
さらに、軸に対し小形ベアリングの取付は時に、ベアリ
ングの各部に、例えばラジアルすきまを狂わす、あるい
は、内輪を破損させるような不要な荷重が加わらないよ
うにする必要があり、この取付は作業もかなり面倒であ
る、という問題点があった。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、
小形ベアリングが取付けられる軸部を、ラジアル方向に
弾力性を持たせた中空軸体と、この中空軸体内に挿通さ
れて心となる棒状体とにより形威し、まず前記中空軸体
を小形ベアリングの内輪に圧入貫通し、さらに、この中
空軸体内に前記棒状体を挿通した後、前記棒状体を中空
軸体とともに所定箇所に固定してベアリングを支持する
構成とすることにより、取付は作業の簡略化及び軸部の
製造コストの大幅な低減を図った小形ベアリングの支持
装置を提供することを目的とするものである。
以下、図面を参照して本考案による小形ベアリグの支持
装置の一実施例を説明する。
第1図は、本考案による小形ベアリングの支持装置の一
実施例を示す斜視図であり、この実施例では、固定部材
1の一面に沿って、移動部材2を移動案内する機構とし
て小形ベアリング3を採用した例を示している。
ここで、3a及び3bは、前記移動部材2に形成された
開口2aに臨んで配設された小形ベアリング3の外輪及
び内輪を示しており、4は、本考案による支持装置とし
ての軸部である。
この軸部4は、半径方向に弾力性をもつ第2図a及びb
に示す中空軸体4aと、中空軸体4の内に設けられた心
となる棒状体4bとから構成されるものである。
すなわち、前記軸部4の中空軸体4aは、円筒状に形成
された、例えばステンレスや真ちゅうなどの弾性部材か
らなり、第2図aに示すように軸線方向に沿って直線状
、ないしは任意の曲線形状にスリットSが形成され、半
径方向に押圧されて圧縮する、いわゆるスプリングピン
と呼ばれる中空軸体である。
また、この中空軸体4aが圧縮されていない状態におけ
るその外径寸法り、は、第2図Cに示す小形ベアリング
3の内輪3bの内径D2よりも数百μm程度の範囲内で
大きく選定しておく。
しかして、この中空軸体4aを、その弾性限界内で内輪
3aの内径D2よりも外径が小さくなるように半径方向
に圧縮して、第2図すに示すように小形ベアリング3の
内輪3bに貫通し突出させる。
しかる後、前記中空軸体4aに対する半径方向の押圧力
を除けば、この中空軸体4aは、第2図Cに示すように
半径方向に拡張し、内輪3bの内壁面を押圧するように
なるので、内輪3bに対して、中空軸体4aが圧入され
たと同じ状態が得られる。
この場合、前記中空軸体4aの材料及びその外径寸法に
よって、中空軸体4aの半径方向の弾性力を適宜選定し
ておくことにより、内輪3bに対する挿入作業がきわめ
て容易に行われるようになるとともに、小形ベアリング
3のラジアルすきまを変化させずに、圧入できる。
次に、前記中空軸体4aを補強するために、この中空軸
体4a内に、第2図すに示すように棒状体4bを挿通し
て軸部4とする。
このようにして、小形ベアリング3の取付けられた軸部
4を、第1図に示すように前記小形ベアリング3が移動
部材2の開口2aに臨むようにして前記移動部材2に形
成された凹部2bに配設し、前記中空軸体4aと棒状体
4bの所要箇所を、例えばスポット溶接等の手段により
移動部材2に固定すれば、小形ベアリング3の取付けが
完了する。
この場合、前記内輪3bは、中空軸体4aの弾性力によ
り保持されるものである。
そして、この中空軸体4aの外形寸法D1は、その構成
材料によっても異なるが、例えばステンレス材の場合で
は、内輪3bの内径D2に対して数百μm程度の範囲内
で、大きく形成しておけばよく、その製造に高い加工精
度を要求されないことから、製造が容易であり、したが
って、その製造コストも安価となる。
また、棒状体4bはスポット溶接時の中空軸体の孔明き
破損防止、また中空軸体の変形をある程度にとどめるた
めと、前記中空軸体4aを補強する部材として作用する
ものであるので、小形ベアフング3の取付けられた中空
軸体4aの内径寸法に正確に適合し圧入する必要はなく
、多少のすきまをもって挿入できればよい。
したがって、この棒状体4bも高い加工精度を要せず、
容易に、かつ安価に製造できるものである。
すなわち、軸部4自体が、容易に、かつ安価に製造でき
ることになる。
さらに、内輪3bに対する中空軸体4aの挿入は、圧縮
操作によってきわめて容易に行うことができ、また、こ
の挿入時に、小形ベアリング3の各部に対して、例えば
内輪を破損するような不要な荷重が加わるおそれもない
そして、中空軸体4aに対する棒状体4bの挿通も、両
者間に多少のすきまが存在することから、容易であって
、小形ベアリング3の取付は作業自体が、きわめて簡略
化されるようになるものである。
また、突出した軸部4の固定方法も、接着剤による固定
、かしめ、圧入による固定など、必要に応じて任意の手
段を採用できるものであり、さらに中空軸体4aと棒状
体4bとの間のすきまが大きすぎるような場合は、例え
ば両者間に接着剤を充填して、両者の一体化を図るなど
、本考案は上記し、かつ図面に示した実施例に限定され
ることなく、その要旨を変更しない範囲で種々変形して
実施できるものである。
以上述べたように、本考案による小形ベアリングの支持
装置は、弾性材料からなる中側軸体にスーリットを設け
、この中側軸体を半径方向に抑圧圧縮して小形ベアリン
グの内輪に挿入して、中空軸体の弾性力により小形ベア
リングを保持させるようにし、かつ前記中空軸体に棒状
体を挿通して軸部の補強を行う構成になるものである。
すなわち、中空軸体の半径方向の弾性力により小形ベア
リングの内輪を保持するようにしているために、例えば
、軸に対して内輪自体が回転してしまうなどの不具合が
解消されて、軸に対する取付けが確実に行われるように
なり、かつ中空軸体や棒状体の製造に高い加工精度が要
求されず、その製造や寸法管理が容易となって、性能上
からも、また製造コストの低減を図る上から得られる効
果は、きわめて犬である。
さらに、本考案による小形ベアリングの支持装置は、中
空軸体を半径方向に圧縮させることによって、小形ベア
リングの内輪に容易に挿入できまた突出した中空軸体を
固定するようになるので、小形ベアリングの取付は作業
が簡略化され、作業能率を向上する上からも得られる効
果はきわめて犬である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による小形ベアリングの支持装置の一
実施例を示す斜視図、第2図a、b及びCは、それぞれ
同実施例の要部拡大図、組立図及び動作を説明するため
の図である。 3・・・・・・小形ベアリング、3a・・・・・・外輪
、3b・・・・・・内輪、4・・・・・・軸部、4a・
・・・・・中空軸体、4b・・・・・・棒状体、S・・
・・・・スリット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状の弾性材料からなり、軸線方向にスリットが設け
    られて半径方向に押圧可能に形成され、小形ベアリング
    の内輪に圧入貫通し、小形ベアリングの両端面より突出
    し、突出部を固定する中空軸体と、この中空軸体内に多
    少のすきまをもって挿通される棒状体とを備えた小形ベ
    アリングの支持装置。
JP1980145783U 1980-10-15 1980-10-15 小形ベアリングの支持装置 Expired JPS5833304Y2 (ja)

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JP1980145783U JPS5833304Y2 (ja) 1980-10-15 1980-10-15 小形ベアリングの支持装置

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JP1980145783U JPS5833304Y2 (ja) 1980-10-15 1980-10-15 小形ベアリングの支持装置

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JPS5768928U JPS5768928U (ja) 1982-04-24
JPS5833304Y2 true JPS5833304Y2 (ja) 1983-07-25

Family

ID=29505391

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4954747A (ja) * 1972-09-27 1974-05-28

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