JP2003148498A - 動圧型軸受ユニット - Google Patents
動圧型軸受ユニットInfo
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Abstract
に悪影響を与えることなく、簡易に軸受部材をハウジン
グ内に固定できるようにして、製品の品質や信頼性を向
上させ、且つ、組み付け作業の時間短縮ひいては作業能
率の改善を図る。 【解決手段】 ハウジング2の開口部2aに固定される
シール部材5が、該ハウジング2内の軸受部材3にその
軸方向移動を規制するように当接し、且つ上記シール部
材5に対する軸受部材3の当接側端部に、該軸受部材3
の周方向移動を規制する規制部3xを形成する。この規
制部3xは、軸受部材の当接側端部に形成した傾斜面や
複数の凹凸部で構成される。
Description
トに関し、特に情報機器、例えばHDD,FDD等の磁
気ディスク装置、CD−ROM,DVD−ROM等の光
ディスク装置、MD,MO等の光磁気ディスク装置など
のスピンドルモータ、或いはレーザビームプリンタ(L
BP)のポリゴンスキャナモータ、更には電気機器、例
えば軸流ファンなどの小型モータに使用される動圧型軸
受ユニットに関する。
用スピンドルモータや軸流ファン用モータには、高回転
精度の他、高速化、低コスト化、低騒音化などの要請が
あり、この種のモータのスピンドルを支持する軸受は、
これらの要求性能を決定づける重要な構成要素の一つで
ある。そこで、この種の軸受として、上記要求性能に優
れた特性を有する動圧型軸受の使用が検討され、あるい
は実用化が図られているのが現状である。
に開口部を有するハウジングの内周に軸受部材を嵌合す
ると共に、この軸受部材の内周面との間のラジアル軸受
隙間に生じる動圧によりラジアル方向に非接触支持され
る軸部材を配設し、且つ上記ハウジングの開口部にシー
ル部材を装着した構成が公知となっている。
に嵌合固定する手段としては、軸受部材とハウジングと
を接着剤により固定する手法、或いは、軸受部材をしま
りばめによりハウジングに圧入して固定する手法が一般
的に採用される。
に軸受部材をハウジングに接着剤を用いて固定する手法
では、接着剤の塗布等に手間を要し、特に上述のディス
ク駆動用スピンドルモータや軸流ファン用モータに使用
される動圧型軸受は小型であるために、接着剤の塗布作
業等が困難になる虞れがあると共に、接着剤の硬化に比
較的長時間を要するため、作業時間の長期化および作業
能率の悪化を招く虞れがある。
に圧入して固定する手法では、締めしろが原因となって
軸受部材の内径寸法を収縮させ、あるいはハウジングの
外径寸法を膨張させる虞れがあると共に、軸受部材の内
周面の真円度やハウジングの円筒度に影響を及ぼす虞れ
がある。しかも、軸受部材をハウジングに圧入する際に
は、大きな加圧力を付与する必要があるため、これによ
っても作業の煩雑化を招く虞れがある。
であり、軸受部材の内径寸法やハウジングの外径寸法に
悪影響を与えることなく、簡易に軸受部材をハウジング
内に固定できるようにして、製品の品質や信頼性を向上
させると共に、組み付け作業の時間短縮ひいては作業能
率の改善を図ることを技術的課題とする。
るためになされた本発明は、一端に開口部を有するハウ
ジングと、該ハウジングの内周に嵌合された軸受部材
と、該軸受部材の内周面との間のラジアル軸受隙間に生
じる動圧によりラジアル方向に非接触支持される軸部材
と、上記ハウジングの開口部に装着されたシール部材と
を備えた動圧型軸受ユニットにおいて、上記シール部材
の端部が、上記軸受部材の軸方向移動を規制するように
該軸受部材の端部に当接して上記ハウジングの開口部に
固定されると共に、上記シール部材の端部と上記軸受部
材の端部との当接部位に、上記軸受部材の周方向移動を
規制する規制部を形成したことに特徴づけられる。この
場合、上記規制部は、軸受部材の端部に形成することが
好ましいが、シール部材の端部に形成してもよく、或い
は両者に形成してもよい。
口部に、シール部材を軸受部材に当接させて固定する事
のみをもって、その軸受部材の軸方向移動と周方向移動
とを規制できることになる。詳述すると、ハウジングの
開口部に固定されるシール部材の端部が、ハウジング内
における軸受部材の端部に当接することにより該軸受部
材の軸方向移動が規制されると共に、このように両者が
当接した状態においては、両者の対向端部の当接部位に
形成された規制部により該軸受部材の周方向移動が規制
される。したがって、この両者の当接によって、軸受部
材をハウジング内に固定することが可能となり、軸受部
材をハウジング内に圧入することおよび接着剤を使用す
ることが不要になる。これにより、軸受部材の組み付け
時におけるハウジングの外径寸法や軸受部材の内径寸法
の不当な変化、並びにハウジングの円筒度や軸受部材の
内周面における真円度の狂いが生じなくなると共に、面
倒且つ煩雑な接着剤の塗布作業や接着剤硬化のための待
ち時間が不要になり、作業時間の短縮および作業能率の
改善が図られる。
軸受部材の端部に、傾斜面を形成することが挙げられ
る。そして、この傾斜面は、上記軸受部材の端部の全域
に亘るように形成してもよく、上記軸受部材の端部の略
半部または一部に形成してもよい。
にシール部材の端部が当接することにより、好ましくは
この両者が面接触して周方向に係合した状態となること
により、軸受部材の周方向移動が規制され、上述と同様
の利点を享受できるのはもとより、軸受部材の端部をテ
ーパ状に加工するだけで済むため、軸受部材の加工の複
雑化を回避できる。
受部材の端部に、その軸直角面の二等分線に対応する部
位が隆起する隆起部を形成するようにしてもよい。この
場合、隆起部の一態様としては、上記二等分線を基準と
してその両側に対称に傾斜面を形成し、上記二等分線に
対応する屈曲部を隆起部とすることが挙げられる。
にシール部材の端部が当接することにより、好ましくは
この両者が当接によって周方向に係合した状態となるこ
とにより、軸受部材の周方向移動が規制され、上述と同
様の利点を享受できる。また、この場合にも、軸受部材
の端部に隆起部を形成するだけで済むため、軸受部材の
加工の複雑化を回避できる。
受部材の端部に、周方向に沿う複数の凹凸部を形成して
もよい。この場合、凹凸部の形状は、例えば湾曲状の曲
面を繋げてなる波形状であってもよく、平面を繋げてな
る矩形波形状や三角波形状等であってもよい。
凹凸部にシール部材の端部が当接することにより、好ま
しくはこの両者が当接によって係合した状態となること
により、軸受部材の周方向移動が規制され、上述と同様
の利点を享受できる。
上記ハウジングの開口部に圧入されて変形することによ
り、該シール部材の端部が上記規制部にその形状が対応
して密接していることが好ましい。この場合における
「変形」には、弾性変形および塑性変形が含まれる。
材の変形を利用して、該シール部材の端部を規制部にそ
の形状を対応させて密接させる構成とすれば、規制部に
対応した形状にするための加工をシール部材の端部に施
す必要がなくなり、シール部材の加工の複雑化を回避で
きる。このシール部材の圧入に供される圧入治具は、シ
ール部材を規制部の形状に対応して変形させる上で有利
な弾性体でなる治具を使用することが好ましい。なお、
必要ならば、シール部材の端部を、規制部に対応した形
状に加工してもよい。
は、すきまばめにより上記ハウジングの内周に嵌合され
ていることが好ましい。
け時におけるハウジングや軸受部材の不当な寸法変化、
およびハウジングの円筒度や軸受部材の内周面における
真円度の狂いを回避する上で、極めて有利となる。
基づいて説明する。なお、図1に基づく以下の説明にお
いて、「先端」とは上端を意味し、「基端」とは下端を
意味する。
は、先端に開口部2aを有する有底円筒状のハウジング
2と、該ハウジング2の内周に嵌合された円筒状の軸受
部材3と、該軸受部材3の内周に配置された軸部材4
と、上記ハウジング2の開口部2aに装着されたシール
部材5とを主要たる構成要素とする。この動圧型軸受ユ
ニット1は、例えば軸流ファンモータに使用される。
金属で形成され、円筒状の側部2bと底部2cとから構
成される。そして、このハウジング2の内底面には、上
記軸部材4をスラスト方向に支持するスラスト軸受部S
aが設けられる。このスラスト軸受部Saは、上記軸部
材4の基端に形成された湾曲面4aを、ハウジング2の
底部2cに埋設されたスラスト板6の先端面でピボット
支持することにより構成される。なお、ハウジング2の
底部2cは、該ハウジング2の基端側開口部を閉塞する
ものであり、ハウジング2と一体形成する他、別体の底
蓋部材で形成してもよい。
US420J2)等の金属で形成され、その外周面には
基端側から順に、ぬすみ部4bと、テーパ面4cとが設
けられている。このテーパ面4cは、基端側から先端側
に向かって順次縮径しており、該テーパ面4cの先端側
には、その基端側の円筒面4dと略同径の円筒面4eが
連設されている。
銅を主成分とする焼結金属で形成され、その内部の気孔
に潤滑油または潤滑グリースが含浸されてなる含浸軸受
として構成される。この軸受部材3の内周面には、先端
側と基端側とに2つのラジアル軸受面3b,3bが設け
られている。これらのラジアル軸受面3bには、例えば
プレス加工による転写、転造等によって動圧溝8が形成
されている。この動圧溝8の形状は、任意に選択するこ
とができ、公知のヘリングボーン型、スパイラル型、ス
テップ型、多円弧型等の何れかを選択し、或いはこれら
を適宜組み合わせて使用することができる。
ジアル軸受部Ra,Raは、上記軸受部材3に対する軸
部材4の相対回転時(この実施形態では軸部材4の回転
時)に、軸部材4の外周面と上記ラジアル軸受面3b、
3bとの間のラジアル軸受隙間R1,R1に満たされた
流体(例えば潤滑油)の動圧が生じることにより、軸部
材4を非接触で支持するように構成されている。
ール部材5に対する軸受部材3の当接側端部は、傾斜面
3xに加工されている。この傾斜面3xは、上記シール
部材5の基端面5xと密接することにより、軸受部材3
の周方向移動を規制する規制部となる。この傾斜面3x
の傾斜度は、軸受部材3の外径寸法D1に対する軸方向
の変位寸法aの比率が、例えば1/300以上で且つ1
/10以下に設定される(図2参照)。この比率が1/
300未満であると、傾斜面3xの傾斜度が不足して、
軸受部材3の周方向移動の規制力を充分に確保できなく
なる虞れがあり、1/10を超えると、傾斜面3xの傾
斜度が過大となり、シール部材5に対して後述する必要
な変形を生じさせることが困難となる。そして、この軸
受部材3は、ハウジング2の内周にすきまばめで嵌合さ
れている。
挿通される挿通孔5cを有する円環状をなすもので、例
えば快削黄銅などの軟質金属で形成されると共に、上記
挿通孔5cの内周面に上記軸部材4のテーパ面4cが対
向し、この両者間にシール空間が形成されている。この
シール部材5は、ハウジング2の内周にしまりばめによ
り圧入され、且つ接着剤を用いて固定されている。な
お、このシール部材5は、黄銅以外にも他の金属や樹脂
材料で形成することができる。
り変形して姿勢が傾斜し、これに伴って、その当接側端
部の基端面5xが、上記軸受部材3の傾斜面3xに密接
している。したがって、軸受部材3は、シール部材5と
の当接により、ハウジング2内で軸方向移動および周方
向移動が規制され、ハウジング2の内周に固定された状
態にある。なお、シール部材5の基端面5xを予め傾斜
面に加工しておき、これをハウジング2の内周に圧入し
て、その姿勢を傾斜させることなく該基端面5xと上記
軸受部材3の傾斜面3xとを密接させてもよい。
内周に接着剤を使用することなくすきまばめにより嵌合
された軸受部材3は、シール部材5を圧入して固定する
だけで、その軸方向移動と周方向移動とが規制される。
したがって、軸受部材3の組み付け時にハウジング2の
外径寸法や軸受部材3の内径寸法に不当な変化が生じ
ず、しかもハウジング2の円筒度や軸受部材3の内周面
における真円度の狂いが生じなくなる。また、軸受部材
3に対する面倒且つ煩雑な接着剤の塗布作業等が不要に
なり、作業性が大幅に改善される。
形態に係る動圧型軸受ユニットの構成要素である軸受部
材をそれぞれ例示するものである。なお、これらの各図
に基づく各実施形態の以下の説明において、図示しない
構成要件であって上述の第1の実施形態に係る動圧型軸
受ユニット1と共通のものについては、同一符号を参酌
する。
の実施形態における軸受部材13は、その先端部(シー
ル部材5への当接側端部)の略半部が傾斜面13xとさ
れ、その残余部が非傾斜面13yとされている。このよ
うな構成においても、ハウジング2内に軸受部材13を
すきまばめにより嵌合させた状態で、シール部材5をし
まりばめにより圧入することにより、該シール部材5が
変形して、その当接側端部の基端面5xが上記軸受部材
13の傾斜面13xに密接する。したがって、この傾斜
面13xが、軸受部材13の周方向移動移動を規制する
規制部となる。この場合におけるシール部材5の変形
は、該シール部材5の姿勢を傾斜状に変化させる変形、
または該シール部材5の基端面5xが圧入時の加圧力に
より押し潰される変形等の何れの態様であってもよい。
また、シール部材5の基端面5xに、上記傾斜面13x
に対応する傾斜面を加工してもよい。そして、この第2
の実施形態によるにしても、上述の第1の実施形態と同
様の作用効果が得られる。
の実施形態における軸受部材23は、その先端部におけ
る1/2未満の領域が傾斜面23xとされ、その残余部
が非傾斜面23yとされている。このような構成によっ
ても、動圧型軸受ユニットの組立後においては、シール
部材5の基端面5xが上記軸受部材23の傾斜面23x
に密接した状態となる。したがって、この傾斜面23x
が、軸受部材23の周方向移動を規制する規制部とな
る。その他の説明事項については、上記第2の実施形態
で既に述べた事項と同一である。
の実施形態における軸受部材33は、その先端部におけ
る軸直角面の二等分線W(同図(a)参照)を基準として
その両側に傾斜面33x,33xが形成され、上記二等
分線Wに対応する部位が屈曲状の隆起部とされている。
このような構成によれば、動圧型軸受ユニットの組立後
においては、シール部材5が加圧力により屈曲状に押し
潰されることにより、その基端面5xが両傾斜面33
x,33xの少なくとも上記二等分線Wの近傍に密接
し、或いはシール部材5の姿勢が変化することにより基
端面5xが何れか一方の傾斜面33xに密接する。ま
た、シール部材5の基端面5xに上記両傾斜面33x,
33xに対応する傾斜面を加工しておけば、シール部材
5の基端面5xが軸受部材33の両傾斜面33x,33
xの全域に亘って密接する。したがって、この両傾斜面
33x,33xまたはその何れか一方の面33xが、軸
受部材33の周方向移動を規制する規制部となる。な
お、その他の説明事項については、上記第2の実施形態
で既に述べた事項と同一である。
の実施形態における軸受部材43は、その先端部に周方
向に沿う複数の凹部43xと凸部43yとが形成されて
いる。このような構成によれば、動圧型軸受ユニットの
組立後においては、シール部材5が加圧力により変形し
て凹凸状に押し潰されることにより、その基端面5xが
少なくとも凸部43yの頂部近傍に密接する。また、シ
ール部材5の基端面5xに上記凹部43xと凸部43y
とに対応する凹凸部を加工しておけば、シール部材5の
基端面5xが軸受部材3の凹部43xと凸部43yとの
全域に亘って密接する。したがって、この凹部43xと
凸部43yの両者または凸部43yが、軸受部材43の
周方向移動を規制する規制部となる。なお、その他の説
明事項については、上記第2の実施形態で既に述べた事
項と同一である。
状の軸部で構成し、その基端側の湾曲面4aをスラスト
軸受部Saでピボット支持する構成の動圧型軸受ユニッ
トに本発明を適用したが、軸部材を、軸部とその基端側
のフランジ部とで構成し、軸部の外周面を動圧が発生す
るラジアル軸受部により非接触支持し、フランジ部の両
端面を動圧が発生するスラスト軸受部によりそれぞれ非
接触支持する構成の動圧型軸受ユニット(例えば既述の
ディスク駆動用スピンドルモータに使用される軸受ユニ
ット)についても、同様にして本発明を適用することが
できる。
ニットによれば、ハウジングの開口部に固定されるシー
ル部材が、該ハウジング内の軸受部材にその軸方向移動
を規制するように当接し、且つ上記シール部材に対する
軸受部材の当接側端部に、該軸受部材の周方向移動を規
制する規制部を形成したから、シール部材を軸受部材に
当接させて固定するだけで、軸受部材をハウジング内に
固定できることになる。これにより、従来のように軸受
部材をハウジングに圧入することや接着剤を使用するこ
とが不要になるため、軸受部材の組み付け時におけるハ
ウジングおよび軸受部材の主要寸法に不当な変化が生じ
たり、或いはこれらの円筒度や真円度に狂いが生じる等
の不具合が回避されると共に、面倒且つ煩雑な接着剤の
塗布作業や接着剤硬化のための待ち時間が不要になり、
作業時間の短縮および作業能率の改善が図られる。
ットを示す縦断正面図である。
ットの構成要素である軸受部材を示す縦断正面図であ
る。
圧型軸受ユニットの構成要素である軸受部材を示す平面
図、図3(b)は、その縦断正面図である。
圧型軸受ユニットの構成要素である軸受部材を示す平面
図、図4(b)は、その縦断正面図である。
圧型軸受ユニットの構成要素である軸受部材を示す平面
図、図5(b)は、その縦断正面図である。
圧型軸受ユニットの構成要素である軸受部材を示す要部
斜視図、図6(b)は、その縦断正面図である。
部) R1 ラジアル軸受隙間 13 軸受部材 13x 傾斜面(規制部) 23 軸受部材 23x 傾斜面(規制部) 33 軸受部材 33x 傾斜面(規制部) W 二等分線 43x 凹部(規制部) 43y 凸部(規制部)
Claims (8)
- 【請求項1】 一端に開口部を有するハウジングと、該
ハウジングの内周に嵌合された軸受部材と、該軸受部材
の内周面との間のラジアル軸受隙間に生じる動圧により
ラジアル方向に非接触支持される軸部材と、上記ハウジ
ングの開口部に装着されたシール部材とを備えた動圧型
軸受ユニットにおいて、 上記シール部材の端部が、上記軸受部材の軸方向移動を
規制するように該軸受部材の端部に当接して上記ハウジ
ングの開口部に固定されると共に、上記シール部材の端
部と上記軸受部材の端部との当接部位に、上記軸受部材
の周方向移動を規制する規制部を形成したことを特徴と
する動圧型軸受ユニット。 - 【請求項2】 上記規制部が、上記軸受部材の端部に形
成された傾斜面である請求項1に記載の動圧型軸受ユニ
ット。 - 【請求項3】 上記傾斜面が、上記軸受部材の端部の全
域に亘るように形成されている請求項2に記載の動圧型
軸受ユニット。 - 【請求項4】 上記傾斜面が、上記軸受部材の端部の略
半部または一部に形成されている請求項2に記載の動圧
型軸受ユニット。 - 【請求項5】 上記規制部が、上記軸受部材の端部にお
ける軸直角面の二等分線に対応する部位を隆起させて形
成した隆起部である請求項1に記載の動圧型軸受ユニッ
ト。 - 【請求項6】 上記規制部が、上記軸受部材の端部に形
成された周方向に沿う複数の凹凸部である請求項1に記
載の動圧型軸受ユニット。 - 【請求項7】 上記シール部材が、上記ハウジングの開
口部に圧入されて変形することにより、該シール部材の
端部が上記規制部にその形状が対応して密接している請
求項1〜6の何れかに記載の動圧型軸受ユニット。 - 【請求項8】 上記軸受部材が、すきまばめにより上記
ハウジングの内周に嵌合されている請求項1〜7の何れ
かに記載の動圧型軸受ユニット。
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JP2001349008A JP2003148498A (ja) | 2001-11-14 | 2001-11-14 | 動圧型軸受ユニット |
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