JPH0526273U - 電磁ブレーキの軸受部材圧入装置 - Google Patents

電磁ブレーキの軸受部材圧入装置

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JPH0526273U
JPH0526273U JP8166491U JP8166491U JPH0526273U JP H0526273 U JPH0526273 U JP H0526273U JP 8166491 U JP8166491 U JP 8166491U JP 8166491 U JP8166491 U JP 8166491U JP H0526273 U JPH0526273 U JP H0526273U
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fitting
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cylindrical
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JP8166491U
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文則 菊地
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株式会社日立ビルシステムサービス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な構成により軸受部材を固定コアの嵌入
穴に正確に圧入することができる電磁ブレーキの軸受部
材圧入装置を提供する。 【構成】 固定コア3の嵌入穴3aの内壁と同一径また
は微小寸法大きい径の内壁が形成され軸受部材4が挿入
される円筒20cを有し、嵌入穴3aの中心軸と円筒2
0c内壁の中心軸とが一致するように固定コア3に装着
される装着体20と、この装着体20の円筒20cに挿
入された状態の軸受部材4の端面と係合する端面を有す
る円筒部21b、及びこの円筒部21bに連続し装着体
20の円筒20c端面と係合するつば部21cより成る
筒体21とを設ける。固定コア3の嵌入穴3a、及び筒
体20cの貫通穴にロッド12を挿通して、このロッド
12の係合部材13をつば部21cの端面に係合させ
る。ロッド12を固定コア3側に引込み、係合部材13
に加わる力を介して筒体21を装着体20の円筒20c
内に押し込むことにより、円筒20cで傾きを規制され
た軸受部材4を固定コア3の嵌入穴3aに正確に圧入す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁ブレーキの固定コアに形成される有底の嵌入穴に円筒状の軸受 部材を圧入するための電磁ブレーキの軸受部材圧入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は電磁ブレーキの吸引部の構成を示す断面図である。 図で、1は電磁ブレーキの吸引部を示す。2は外殻を形成するケーシング、3 はケーシング2の底部2aに固定される固定コア、3aは固定コア3に設けられ る底部3bを有した嵌入穴、4は嵌入穴3aに嵌入される円筒状の軸受部材、5 はケーシング2の上部の穴2bに軸受6を介して挿入されこれと摺動する可動コ ア、7は固定コア3に嵌入された軸受部材4及び可動コア5に挿通され可動コア 5と共に上下方向に移動可能な押し下げロッド、8は押し下げロッド7の上端に 螺合しこれを可動コア5と締結するナット、9はケーシング2の内部に装着され 可動コア5を吸引、反発させるコイルである。この電磁ブレーキの吸引部1は、 コイル9に電流が流れて可動コア5が固定コア3に吸引された時、押し下げロッ ド7が連動してレバー10を回動させるようになっている。
【0003】 図3は電磁ブレーキの軸受部材圧入装置の従来例を示す断面図である。 図で、11は円筒体であり、挿通穴11aを有する筒部11bが形成されると 共に、図2からみると下端側につば部11cが形成され、筒部11bが軸受部材 4の軸受穴4aに挿通される。12はロッドであり、ねじ部12aを有し、固定 コア3の嵌入穴3aを含む挿通穴及び円筒体11の挿通穴11aに挿入されてい る。13はナットであり、ロッド12のねじ部12aに螺合して円筒体11のつ ば部11c側の端面に係止される。この軸受部材圧入装置では、ケーシング2の 底部2aから固定コア3を取外した状態で、円筒体11の筒部11bを軸受部材 4の軸受穴4aに挿通すると共に、ロッド12を固定コア3の挿通穴及び円筒体 11の挿通穴11aに挿入し、この円筒体11の端部より突出するロッド12の ねじ部12aにナット13を螺合する。上記の軸受部材4及び円筒体11を固定 コア3の嵌入穴3aに上方から対向させて、ロッド12を矢印方向へ引き下げる と、この矢印方向への力がナット13を介して円筒体11に伝達されて、つば部 11cによって軸受部材4が固定コア3の嵌入穴3aに押し込まれる。尚、この 嵌入穴3aの内径よりもつば部11cの外径の方が大きいから、圧入時にはつば 部11cが固定コア3の上面に当接し、軸受部材4が過度に圧入されることが防 止される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の電磁ブレーキの軸受部材圧入装置では、軸受部材4を固定コア 3の嵌入穴3aに圧入する際、この嵌入穴3aの内周面に対して軸受部材4の外 周面を並行に保持した状態で圧入を行なわなければならない。そうしなければ軸 受部材4の全周に渡って均一の押圧力を加えることができず、正確な圧入ができ なくなるからである。ところが、従来装置では圧入を人手で行なうため嵌入穴3 aの内周面に対して軸受部材4の外周面を並行に保持することは困難であり、正 確な圧入も困難であった。特に、上記の軸受部材として含油式焼結合金のような 脆い金属からなる薄型軸受部材を用いた場合、圧入が正確に行なわれないと軸受 部材に歪が生じ、このような歪が生じた状態で軸受部材4の軸受穴4aに押し下 げロッド6を挿入した場合、この押し下げロッド6が円滑に摺動できず電磁ブレ ーキのブレーキ動作に支障を生じるという問題があった。 このような不都合を避けるためには、嵌入穴3aに対する軸受部材4の相対的 位置を測定しながら嵌入穴3aの内周面に対して軸受部材4の外周面を並行な状 態に保つようにすれば良いのであるが、これは軸受部材4を圧入するのに手間と 時間を要し、作業効率を悪化させることとなり好ましくない。
【0005】 本考案の目的は、上記従来技術の課題を解決し、簡素な構成により軸受部材を 固定コアの嵌入穴に正確に圧入することができる電磁ブレーキの軸受部材圧入装 置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、固定コアに形成される嵌入穴に円筒状 の軸受部材を圧入する電磁ブレーキの軸受部材圧入装置において、前記嵌入穴の 内壁と同一径または微小寸法大きい径の内壁が形成され前記軸受部材が挿入され る円筒を有し、前記嵌入穴の中心軸と前記円筒内壁の中心軸とが一致するように 前記固定コアに装着される装着体と、この装着体の前記円筒に挿入された状態の 前記軸受部材の端面と係合する端面を有する円筒部、及びこの円筒部に連続し前 記装着体の円筒端面と係合するつば部より成る筒体と、この筒体の貫通穴内に挿 通されるロッドと、このロッドを前記つば部の端面に係合させる係合部材とを備 えていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
装着体を固定コアに装着すると共に、この装着体の円筒内に軸受部材を挿通し 、さらに軸受部材の端面に筒体の端面を係合した状態において、ロッドを固定 コア、装着体内の軸受部材、及び筒体の貫通穴に挿通し、係合部材を筒体のつば 部の端面に係合させる。この状態においてロッドを固定コア側へと引き込むと、 係止部材に加わる力を介して筒体の端面が軸受部材を押圧し、この軸受部材は固 定コアの嵌入穴に圧入される。この時、軸受部材は装着体の円筒内壁で傾きを規 制された状態で当該内壁に沿って移動するから、固定コアの嵌入穴の内周面に対 して確実に並行な状態を維持されることになり、歪の発生が回避される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。 図1は本考案の実施例に係る電磁ブレーキの軸受部材圧入装置の断面図である 。図で、図3と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。20は固定コ ア3の端部に装着される装着体であり、固定コア3の嵌入穴3aの周りの凸部に 嵌入装着される装着部20a、及び固定コア3の嵌入穴3aの内周と同一の内径 か、もしくは極く僅か大きい内径の挿通穴20bを持つ円筒20cで構成されて いる。21は筒体であり、軸受部材4の内径より極く僅か小さい外径を持ち、さ らに軸受部材4の全長と同一の長さか、若干長めの長さの円筒部21a、装着体 20の円筒20cの挿通穴20bの内径と同一の外径か、若干小さめな外径を持 ち所定の長さを持つ円筒部21b、及びこの円筒部21bの外径より大きな外径 を持つつば部21cで構成されている。21dは筒体21の円筒部21a、21 b、及びつば部21cを貫通しロッド12を挿入可能な挿通穴である。 固定コア3への装着時における装着体20の固定コア3の嵌入穴3aの底部3 bから円筒20c先端までの距離は、筒体21の円筒部21aの先端からつば部 21c端面までの距離と等しいか、若干大きく設定されている。ただし装着体2 0の円筒部20cの挿通穴20bの全長は、固定コア3の嵌入穴3aへの軸受部 材4の嵌入状態を整える観点から、筒体21の円筒21bの全長と等しいことが 望ましい。
【0009】 軸受部材4を固定コア3の嵌入穴3aへ圧入する場合には、まず、装着体20 の装着部20aを固定コア3の嵌入穴3aの周りの凸部に嵌入する。この状態で 挿通穴20bと嵌入穴3aの各内壁面は同一面または平行面となる。次に、装着 体20の円筒20cの挿通穴20b内に軸受部材4を嵌入する。次いで軸受部材 4の軸受穴4a内に筒体21の円筒部21aを円筒21bの段部が軸受部材4の 端部に当接するまで嵌入する。これにより、軸受部材4は装着体20と筒体21 に挟まれた状態となる。次いで筒体21の挿通穴21d及び固定コア3を貫通し てロッド12を挿入する。次いでロッド12のねじ部12aにナット13を螺合 した状態で当該ロッド12に図示矢印方向への力を付与して行くと、筒体21は 軸受部材4を嵌入穴3aに圧入して行く。この時、筒体21の円筒部21bは装 着体20の挿通穴20b内に嵌入して行く。この軸受部材20の圧入時、軸受部 材4は装着体20の挿通穴20bに規制され、傾きを生じることなく真直に圧入 される。軸受部材4が固定コア3の嵌入穴3aの底部3bに当接する前に筒体2 1のつば部21cが装着体20の円筒21cの先端に当接すると、軸受部材4の 固定コア3の嵌入穴3aへの圧入が完了する。しかして、軸受部材4の圧入が完 了すると、ロッド12のねじ部12aに螺合するナット13を取外し、ロッド1 2を図示矢印方向へ抜取り、さらに装着体20を固定コア3から取外す。
【0010】 このように本実施例にあっては、固定コア3の嵌入穴3aの壁面と同一または 平行な壁面を有する挿通穴20bを備えた装着体20を固定コア3に装着し、軸 受部材4の傾きを上記挿通穴20bで規制した状態で嵌入穴3aに圧入するよう にしたので、軸受部材4を正確に嵌入穴3aに圧入することができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、固定コアの嵌入穴の壁面と同一径または微小寸法大きい径の 内壁を有する挿通穴を備えた装着体を固定コアに装着し、軸受部材の傾きを挿通 穴で規制した状態で嵌入穴に圧入するようにしたので、軸受部材を正確に嵌入穴 に圧入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る電磁ブレーキの軸受部材
圧入装置の断面図である。
【図2】電磁ブレーキの吸引部の構成を示す断面図であ
る。
【図3】電磁ブレーキの軸受部材圧入装置の従来例を示
す断面図である。
【符号の説明】
3 固定コア 3a 嵌入穴 4 軸受部材 12 ロッド 13 ナット 20 装着体 20c 円筒 21 筒体 21b 円筒部 21c つば部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コアに形成される嵌入穴に円筒状の
    軸受部材を圧入する電磁ブレーキの軸受部材圧入装置に
    おいて、前記嵌入穴の内壁と同一径または微小寸法大き
    い径の内壁が形成され前記軸受部材が挿入される円筒を
    有し、前記嵌入穴の中心軸と前記円筒内壁の中心軸とが
    一致するように前記固定コアに装着される装着体と、こ
    の装着体の前記円筒に挿入された状態の前記軸受部材の
    端面と係合する端面を有する円筒部、及びこの円筒部に
    連続し前記装着体の円筒端面と係合するつば部より成る
    筒体と、この筒体の貫通穴内に挿通されるロッドと、こ
    のロッドを前記つば部の端面に係合させる係合部材とを
    備えていることを特徴とする電磁ブレーキの軸受部材圧
    入装置。
JP1991081664U 1991-09-12 1991-09-12 電磁ブレーキの軸受部材圧入装置 Expired - Lifetime JP2570818Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60194648A (ja) * 1984-03-16 1985-10-03 Nec Corp 復調回路
JPS62213973A (ja) * 1986-03-17 1987-09-19 日立エレベ−タサ−ビス株式会社 軸受脱着装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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