JPH077135Y2 - 逆流防止装置 - Google Patents
逆流防止装置Info
- Publication number
- JPH077135Y2 JPH077135Y2 JP1991040486U JP4048691U JPH077135Y2 JP H077135 Y2 JPH077135 Y2 JP H077135Y2 JP 1991040486 U JP1991040486 U JP 1991040486U JP 4048691 U JP4048691 U JP 4048691U JP H077135 Y2 JPH077135 Y2 JP H077135Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backflow prevention
- screw
- ring
- prevention device
- screwed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、逆流防止装置に関し、
特に、射出成形機の非ツレマイ式逆流防止装置における
逆流防止リングの肉厚を従来構成よりも十分大きくする
ことにより、耐久性を向上させるための新規な改良に関
する。
特に、射出成形機の非ツレマイ式逆流防止装置における
逆流防止リングの肉厚を従来構成よりも十分大きくする
ことにより、耐久性を向上させるための新規な改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の非ツレマ
イ式逆流防止装置としては種々あるが、その中で一般に
用いられていたものとして、図2に示す構造を挙げるこ
とができる。すなわち、図2において符号1で示される
ものは、先端側にスクリュヘッド2を一体に有する軸体
であり、この軸体1は、このスクリュヘッド2に連続形
成された中央部3及びこの中央部3に連続する後端4に
形成されたねじ部5とから構成されている。
イ式逆流防止装置としては種々あるが、その中で一般に
用いられていたものとして、図2に示す構造を挙げるこ
とができる。すなわち、図2において符号1で示される
ものは、先端側にスクリュヘッド2を一体に有する軸体
であり、この軸体1は、このスクリュヘッド2に連続形
成された中央部3及びこの中央部3に連続する後端4に
形成されたねじ部5とから構成されている。
【0003】前記中央部3の外周には、摩擦リング6、
逆流防止リング7及び押金8が設けられており、この逆
流防止リング7の内側位置には、前記押金8が挿入され
ることによって摩擦リング6が固定され、かつ、逆流防
止リング7の保持がなされている。
逆流防止リング7及び押金8が設けられており、この逆
流防止リング7の内側位置には、前記押金8が挿入され
ることによって摩擦リング6が固定され、かつ、逆流防
止リング7の保持がなされている。
【0004】前記ねじ部5には、スクリュ9が螺合して
接続されていると共に、このスクリュ(9)の先端9aは
前記押金8に当接している。
接続されていると共に、このスクリュ(9)の先端9aは
前記押金8に当接している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の逆流防止装置
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、軸体の先端にスクリュヘッ
ドが一体に形成されていたため、摩擦リングと逆流防止
リングとを後端側から挿入し、この逆流防止リングと軸
体間に押金を挿入しなければならないため、例えば、ツ
レマイ式逆流防止装置との互換性をとる必要上つまり
は、該ツレマイ式逆流防止装置は、その構造上から必要
な強度を確保するために、ねじ部の径を必要十分な大き
さに設定していることからみてねじ部の径を小さくする
ことができず、なおかつ、該逆流防止リングの外径はシ
リンダ内径によって決定されており、それによって、逆
流防止リングの内径を小さく又は外径を大きくして肉厚
化するような構成をとることが不可能であり、肉厚の小
さい逆流防止リングとならざるを得ず、強度の向上を図
ることは不可能であった。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、軸体の先端にスクリュヘッ
ドが一体に形成されていたため、摩擦リングと逆流防止
リングとを後端側から挿入し、この逆流防止リングと軸
体間に押金を挿入しなければならないため、例えば、ツ
レマイ式逆流防止装置との互換性をとる必要上つまり
は、該ツレマイ式逆流防止装置は、その構造上から必要
な強度を確保するために、ねじ部の径を必要十分な大き
さに設定していることからみてねじ部の径を小さくする
ことができず、なおかつ、該逆流防止リングの外径はシ
リンダ内径によって決定されており、それによって、逆
流防止リングの内径を小さく又は外径を大きくして肉厚
化するような構成をとることが不可能であり、肉厚の小
さい逆流防止リングとならざるを得ず、強度の向上を図
ることは不可能であった。
【0006】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、射出成形機の非ツレマイ式
逆流防止装置における逆流防止リングの肉厚を従来構成
よりも十分大きくすると共に、耐久性を向上させるよう
にした逆流防止装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、射出成形機の非ツレマイ式
逆流防止装置における逆流防止リングの肉厚を従来構成
よりも十分大きくすると共に、耐久性を向上させるよう
にした逆流防止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案による逆流防止装
置は、先端に第1ねじ部及び後端に第2ねじ部を有する
軸体と、前記軸体の中央部に一体に形成された鍔部と、
前記中央部の外周に設けられた摩擦リング及び逆流防止
リングと、前記第1ねじ部に螺合されたスクリュヘッド
と、前記第2ねじ部に螺合されたスクリュとを備え、前
記摩擦リング及び逆流防止リングは前記第1ねじ部側か
ら装着した構成である。
置は、先端に第1ねじ部及び後端に第2ねじ部を有する
軸体と、前記軸体の中央部に一体に形成された鍔部と、
前記中央部の外周に設けられた摩擦リング及び逆流防止
リングと、前記第1ねじ部に螺合されたスクリュヘッド
と、前記第2ねじ部に螺合されたスクリュとを備え、前
記摩擦リング及び逆流防止リングは前記第1ねじ部側か
ら装着した構成である。
【0008】
【作用】本考案による逆流防止装置においては、軸体の
両端に第1ねじ部及び第2ねじ部を設け、第1ねじ部に
スクリュヘッドを螺合させ、第2ねじ部にスクリュを螺
合すると共に、軸体の中央部に鍔部を設けているため、
逆流防止リングは、第2ねじ部の径に関係なく肉厚のリ
ングとすることができると共に、第1ねじ部側から挿入
することができ、十分な肉厚であるにも拘わらず、軸体
の中央部に容易に装着することができる。
両端に第1ねじ部及び第2ねじ部を設け、第1ねじ部に
スクリュヘッドを螺合させ、第2ねじ部にスクリュを螺
合すると共に、軸体の中央部に鍔部を設けているため、
逆流防止リングは、第2ねじ部の径に関係なく肉厚のリ
ングとすることができると共に、第1ねじ部側から挿入
することができ、十分な肉厚であるにも拘わらず、軸体
の中央部に容易に装着することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面と共に本考案による逆流防止装置
の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例
と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明する。
図1は本考案による逆流防止装置を示す断面図である。
図1において符号1で示されるものは、先端1aに第1
ねじ部10を有し、後端4に第2ねじ部5を有する軸体
であり、この軸体1の中央部3には、一体状に形成され
た大径状の鍔部11が設けられている。
の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例
と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明する。
図1は本考案による逆流防止装置を示す断面図である。
図1において符号1で示されるものは、先端1aに第1
ねじ部10を有し、後端4に第2ねじ部5を有する軸体
であり、この軸体1の中央部3には、一体状に形成され
た大径状の鍔部11が設けられている。
【0010】前記中央部3の先端1a側には第1嵌合部
12が形成されていると共に、その後端4側には第2嵌
合部13が形成され、第1嵌合部12の径は第2嵌合部
13の径よりも小径に構成され、この第2嵌合部13及
び第2ねじ部5の径は、他の構成であるツレマイ式逆流
防止装置にも適用できるように同一寸法で互換性を有し
ている。
12が形成されていると共に、その後端4側には第2嵌
合部13が形成され、第1嵌合部12の径は第2嵌合部
13の径よりも小径に構成され、この第2嵌合部13及
び第2ねじ部5の径は、他の構成であるツレマイ式逆流
防止装置にも適用できるように同一寸法で互換性を有し
ている。
【0011】前記第1ねじ部10の径は第2ねじ部5の
径よりも小径に構成されていると共に、この第1ねじ部
10には、スクリュヘッド2が螺合して設けられている
と共に、このスクリュヘッド2の基部2aは第1嵌合部
12に嵌合している。
径よりも小径に構成されていると共に、この第1ねじ部
10には、スクリュヘッド2が螺合して設けられている
と共に、このスクリュヘッド2の基部2aは第1嵌合部
12に嵌合している。
【0012】前記中央部3の外周には、前記第1ねじ部
10側からカラー14、逆流防止リング7及び摩擦リン
グ6が挿入されており、このカラー14は前記鍔部11
に当接し、かつ、螺合されたスクリュヘッド2によって
摩擦リング6をはさみ込むようにして第2ねじ部5側に
押圧されていると共に、前記逆流防止リング7は軸方向
に移動可能に設けられている。
10側からカラー14、逆流防止リング7及び摩擦リン
グ6が挿入されており、このカラー14は前記鍔部11
に当接し、かつ、螺合されたスクリュヘッド2によって
摩擦リング6をはさみ込むようにして第2ねじ部5側に
押圧されていると共に、前記逆流防止リング7は軸方向
に移動可能に設けられている。
【0013】従って、前記逆流防止リング7は、第1ね
じ部10側から挿入されるため、従来の中央部3よりも
細径化された分だけ肉厚を大きくすることができる。
じ部10側から挿入されるため、従来の中央部3よりも
細径化された分だけ肉厚を大きくすることができる。
【0014】前記第2ねじ部4には、従来構成と同様
に、スクリュ9が螺合され、このスクリュ9の先端9a
は前記鍔部11に当接すると共に、前記第2嵌合部13
に嵌合している。
に、スクリュ9が螺合され、このスクリュ9の先端9a
は前記鍔部11に当接すると共に、前記第2嵌合部13
に嵌合している。
【0015】従って、前記摩擦リング6、逆流防止リン
グ7びカラー14を軸体3に設ける場合、何れも軸体1
の第1ねじ部1a側から挿入した後、スクリュヘッド2
を第1ねじ部10に螺合することによって装着されてい
る。
グ7びカラー14を軸体3に設ける場合、何れも軸体1
の第1ねじ部1a側から挿入した後、スクリュヘッド2
を第1ねじ部10に螺合することによって装着されてい
る。
【0016】
【考案の効果】本考案による逆流防止装置は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、軸体にスクリュヘッドを別体で螺合
できるようにしたため、従来のように他のツレマイ式構
成と互換性をとるためのねじ部及び嵌合部の径に制限さ
れることなく肉厚を十分に大きく設定することができ、
耐久性の向上を達成することができる。また、摩擦リン
グの材質をセラミックス等のぜい性材料とした時に割れ
の発生原因のひとつとなる摩擦リングと接するスクリュ
ヘッドの面の平面度も容易に高精度に加工できる。さら
に、逆流防止リングの肉厚を従来よりも増大させたこと
により、摩擦リングとの接触面の面積も大きくなり、逆
流防止リング爪部の摩耗を軽減することができる。
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、軸体にスクリュヘッドを別体で螺合
できるようにしたため、従来のように他のツレマイ式構
成と互換性をとるためのねじ部及び嵌合部の径に制限さ
れることなく肉厚を十分に大きく設定することができ、
耐久性の向上を達成することができる。また、摩擦リン
グの材質をセラミックス等のぜい性材料とした時に割れ
の発生原因のひとつとなる摩擦リングと接するスクリュ
ヘッドの面の平面度も容易に高精度に加工できる。さら
に、逆流防止リングの肉厚を従来よりも増大させたこと
により、摩擦リングとの接触面の面積も大きくなり、逆
流防止リング爪部の摩耗を軽減することができる。
【図1】本考案による逆流防止装置を示す断面図であ
る。
る。
【図2】従来の逆流防止装置を示す断面図である。
1 軸体 1a 先端 2 スクリュヘッド 3 先端部 4 後端 5 第2ねじ部 6 摩擦リング 7 逆流防止リング 9 スクリュ 10 第1ねじ部
Claims (1)
- 【請求項1】 先端(1a)に第1ねじ部(10)及び後端(4)
に第2ねじ部(5)を有する軸体(1)と、前記軸体(1)の中
央部(3)に一体に形成された鍔部(11)と、前記中央部(3)
の外周に設けられた摩擦リング(6)及び逆流防止リング
(7)と、前記第1ねじ部(10)に螺合されたスクリュヘッ
ド(2)と、前記第2ねじ部(5)に螺合されたスクリュ(9)
とを備え、前記摩擦リング(6)及び逆流防止リング(7)は
前記第1ねじ部(10)側から装着した構成よりなることを
特徴とする逆流防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991040486U JPH077135Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 逆流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991040486U JPH077135Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 逆流防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132922U JPH04132922U (ja) | 1992-12-10 |
JPH077135Y2 true JPH077135Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31921516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991040486U Expired - Lifetime JPH077135Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 逆流防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077135Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4989361U (ja) * | 1972-11-25 | 1974-08-02 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP1991040486U patent/JPH077135Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04132922U (ja) | 1992-12-10 |
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