JPH05277589A - 薄板のかしめ方法 - Google Patents

薄板のかしめ方法

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Publication number
JPH05277589A
JPH05277589A JP10219492A JP10219492A JPH05277589A JP H05277589 A JPH05277589 A JP H05277589A JP 10219492 A JP10219492 A JP 10219492A JP 10219492 A JP10219492 A JP 10219492A JP H05277589 A JPH05277589 A JP H05277589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting hole
caulking
projecting part
diameter
sheet metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP10219492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromutsu Satou
啓六 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄板の変形が少なくて、薄板の位置、曲げ角
度がばらつくことなく安定し、また薄板のかしめ強度及
びばね圧が安定して、電気部品用ばね材のかしめ方法と
して極めて有用な薄板のかしめ方法を提供する。 【構成】 薄板に穿設された取付穴に、台座に設けられ
た突出部を貫通し、次にその突出部を圧潰して前記取付
穴径まで仮かしめし、次いでその仮かしめした突出部の
周囲を取付穴径よりも小さい内径の環状突出部を先端面
に有するパンチにて成形して前記取付穴の周縁にかしめ
ることを特徴とする薄板のかしめ方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板と台座とのかしめ
方法に係り、特に電気部品用ばね材と固定保持用ベース
プレートとのかしめ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄板と台座とのかしめ方法は、図
5、6、7に夫々示すように例えば電気部品用ばね材1
に穿設した取付穴2に、固定保持用ベースプレート3に
設けた一点鎖線に示す突出部4を貫通し、これを平パン
チ5にて圧潰して取付穴2の周縁に実線のようにかしめ
る方法である。ところで、上記のかしめ方法は、ばね材
1に加わる力が強く、変形特に反りが一点鎖線のように
発生し易い。その為ばね材1の曲げ角度や位置がばらつ
く。またばね材1とベースプレート3のかしめ強度がば
らついて不安定となり、しかもばね材のばね圧がばらつ
いて不安定となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ばね
材等の薄板の変形が少なくて薄板の曲げ角度や位置がば
らつくことがなく、また薄板のかしめ強度及びばね圧力
が安定する薄板のかしめ方法を提供しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明による薄板のかしめ方法は、薄板に穿設された
取付穴に、台座に設けられた突出部を貫通し、次にその
突出部を圧潰して前記取付穴径まで仮かしめし、次いで
その仮かしめした突出部の周囲を取付穴径よりも小さい
内径の環状突出部を先端面に有するパンチにて成形して
前記取付穴の周縁にかしめることを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】上記のように本発明による薄板のかしめ方法
は、薄板の取付穴に貫通した台座の突出部を取付穴径ま
で仮かしめし、その後仮かしめした突出部の周囲をパン
チで成形して取付穴の周縁にかしめるので、薄板にかか
るかしめ力が小さい。従って、薄板の変形が少なく、薄
板の曲げ角度や位置がばらつくことがなく、また薄板の
かしめ強度及びばね圧力が高く且つ安定したものとな
る。
【0006】
【実施例】本発明による薄板のかしめ方法の一実施例を
図によって説明すると、図1に示すように先端に幅 0.6
mm、長さ 1.6mm、高さ 0.3mmのAuPd15%AgPd60
%よりなる接点6を取取付けた幅2mm、長さ19mm、厚さ
0.1mmのくの字に30度で屈曲したりん青銅よりなるばね
材1に直径 0.9mmの取付穴2を穿設し、この取付穴2に
図2に示すように厚さ 0.4mm、幅 2.5mm、長さ12.5mmの
SUS304よりなるベースプレート3の先端部に設け
た直径0.85mm、高さ 0.3mmの円柱状の突出部4を貫通
し、次にその突出部4を図3に示すように平パンチ7に
て圧潰して前記取付穴2の径まで仮かしめし、次いでそ
の仮かしめした突出部4′の周囲を図4に示すように取
付穴2の直径よりも小さい 0.7mmの内径と 1.6mmの外径
の環状突出部8を先端面に有するパンチ9にて成形して
前記取付穴2の周縁にかしめて、そのかしめ部の直径を
1.0mmとなした。一方従来例について説明すると、図5
〜図7に示すように実施例と同一寸法、同一材質のばね
材1の取付穴2に、実施例と同一寸法、同一材質のベー
スプレート3の突出部4を一点鎖線に示すように貫通
し、この突出部4を平パンチ5にて圧潰して取付穴2の
周縁にかしめて、そのかしめ部の直径を1mmとなした。
然してこれら実施例及び従来例のかしめ方法によるばね
材10個のかしめ強度、ばね圧について測定した処、下記
の表1に示すような結果を得た。
【0007】
【表1】
【0008】上記表1で明らかなように実施例のばね材
は従来例のばね材に比べ、かしめ強度及びばね圧が共に
高く且つばらつきが少なくて安定しており、また曲げ角
度の精度が高く従ってばらつきが少なく安定しているこ
とが判る。
【0009】
【発明の効果】以上の通り本発明の薄板のかしめ方法に
よれば、薄板の変形が少なくて、薄板の位置、曲げ角度
がばらつくことなく安定し、また薄板のかしめ強度及び
ばね圧が安定するので、電気部品用ばね材のかしめ方法
として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による薄板のかしめ方法の一実施例の工
程を示す図である。
【図2】本発明による薄板のかしめ方法の一実施例の工
程を示す図である。
【図3】本発明による薄板のかしめ方法の一実施例の工
程を示す図である。
【図4】本発明による薄板のかしめ方法の一実施例の工
程を示す図である。
【図5】従来の電気部品用ばね材の固定保持用ベースプ
レートの成形かしめ方法の一例を示す断面図である。
【図6】図5の変形例を示す断面図である。
【図7】図5のさらに他の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 ばね材(薄板) 2 取付穴 3 ベースプレート(台座) 4 突出部 4′ 仮かしめした突出部 8 環状突出部 9 パンチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板に穿設された取付穴に、台座に設け
    られた突出部を貫通し、次にその突出部を圧潰して前記
    取付穴径まで仮かしめし、次いでその仮かしめした突出
    部の周囲を取付穴径よりも小さい内径の環状突出部を先
    端面に有するパンチにて成形して前記取付穴の周縁にか
    しめることを特徴とする薄板のかしめ方法。
JP10219492A 1992-03-27 1992-03-27 薄板のかしめ方法 Pending JPH05277589A (ja)

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JP10219492A JPH05277589A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 薄板のかしめ方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013026288A1 (zh) * 2011-08-25 2013-02-28 Lu Xuezhong 空心金属板加工工艺
JP5283028B1 (ja) * 2012-11-22 2013-09-04 通 山田 金属部材の接合方法及び金属部材の接合体
CN107876687A (zh) * 2017-10-25 2018-04-06 伟创力(上海)金属件有限公司 一种弹片铆接装置

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