JP2570491Y2 - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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Publication number
JP2570491Y2
JP2570491Y2 JP4823492U JP4823492U JP2570491Y2 JP 2570491 Y2 JP2570491 Y2 JP 2570491Y2 JP 4823492 U JP4823492 U JP 4823492U JP 4823492 U JP4823492 U JP 4823492U JP 2570491 Y2 JP2570491 Y2 JP 2570491Y2
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JP
Japan
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choke coil
coil
core
winding
magnet wire
Prior art date
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JP4823492U
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JPH062660U (ja
Inventor
民夫 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH062660U publication Critical patent/JPH062660U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば商用周波数の電
源から高周波の雑音成分を除去するノイズフィルタにフ
ィルタ素子として採用されるチョークコイルに関するも
のであり、詳細には前記チョークコイルの高周波特性の
向上に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のチョークコイル90の構
成の例を示すものが図4であり、生産性を向上させるた
めにコア91はU型部91aとI型部91bとに分割可
能なものが採用され、コイル部92は予めに巻枠93に
マグネットワイヤ94の巻線が行われて完成状態として
用意され、このコイル部92に前記コア91の挿着と組
立を行うことでチョークコイル90が完成するものとさ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成のチョークコイル90においては、前記巻
枠93に行われる巻線作業が真直のマグネットワイヤ9
4で整列巻線で行われるものであるので、前記マグネッ
トワイヤ94が狭い断面積に密集され且つマグネットワ
イヤ94自身が平行する部分が多いものとなり、これに
より線間に生ずる浮遊容量が大きくなり、図5に示すよ
うにコアに直接に巻線が行われる例えばトロイダルコア
で形成したチョークコイルの周波数特性Tに比較して、
この方式のチョークコイルの周波数特性Qが高周波側で
劣るものとなる問題点を生じ、この点の解決が課題とさ
れるものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、UIコアな
ど分割可能としたコアが用いられ、コイル部の巻線が巻
枠に行われる構成としたチョークコイルにおいて、前記
コイル部は等ピッチ若しくは不等ピッチの波状加工を施
したマグネットワイヤを用いて前記巻枠に巻線が行わ
れ、隣接する前記マグネットワイヤ同士の間隔が不均一
であることを特徴とするチョークコイルを提供すること
で課題を解決するものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本考案に
係るチョークコイルであり、このチョークコイル1は例
えばUI型として分割可能なコア2が採用され、これに
より、コイル部3は予めに巻枠4にマグネットワイヤ5
を巻線可能なものとして生産性の向上が図られているも
のである点は従来例のものと同様である。
【0006】しかしながら、本考案により前記巻枠4に
巻線されるマグネットワイヤ5は、図2に示すように予
めにサインウエーブ状などの波状加工が施されるものと
され、その後に巻枠4への巻線作業が行われることで、
隣接する前記マグネットワイヤ5同士の間隔が不均一と
なるようにされている。尚、このときに、前記マグネッ
トワイヤ4に施される波状加工は上記したサインウエー
ブ状など等ピッチの波状に限定されるものでなく、例え
ば不等ピッチの円弧状など任意の波状で良いものであ
る。
【0007】上記のようにして形成されたコイル部3に
は、従来例と同様にコア2のU形部2aの一方の脚が貫
通された後にI形部2bにより閉磁路が構成され、もっ
て、チョークコイル1が完成されるものとなる。
【0008】次いで、上記の構成とした本考案のチョー
クコイル1の作用及び効果について説明を行えば、前記
マグネットワイヤ5が巻枠4への巻線作業に先立ち波状
加工が施され、隣接する前記マグネットワイヤ5同士の
間隔が不均一となるようにされたことで、同じ巻数を行
ったときにもコイル部3は断面積が増加すると共にマグ
ネットワイヤ5同士が平行する部分も極めて少ないもの
となる。
【0009】このことは即ち、前記コイル部3における
線間に生ずる浮遊容量が減少するものとなり、図3に示
すようにチョークコイル1の周波数特性Rをトロイダル
コアを使用したチョークコイルの周波数特性Tにほぼ同
等のものまで向上させるものとなる。尚、実際の実施に
当たり前記コア2の形状に上記したUI型以外の例えば
UU型、EI型、EE型などを採用することは自由であ
る。
【0010】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、巻
枠に予めに波状加工を施したマグネットワイヤを巻線
し、隣接する前記マグネットワイヤ同士の間隔が不均一
となるようにしたことで、分割したコアを用い予めに巻
枠に巻線作業を行えるようにして生産性を向上させた利
点を失うことなく、トロイダルコアを使用したものとほ
ヾ同一の特性を有するチョークコイルの製造を可能とす
るものであり、もって、この種のチョークコイルの性能
向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るチョークコイルの一実施例を示
す斜視図である。
【図2】 同じ実施例のマグネットワイヤを示す平面図
である。
【図3】 同じく本考案に係るチョークコイルの周波数
特性を示すグラフである。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【図5】 従来例の周波数特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1……チョークコイル 2……コア 2a……U形部、2b……I形部 3……コイル部 4……巻枠 5……マグネットワイヤ Q、R、T……周波数特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H01F 41/06 H01F 41/06 A

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 UIコアなど分割可能としたコアが用い
    られ、コイル部の巻線が巻枠に行われる構成としたチョ
    ークコイルにおいて、前記コイル部は等ピッチ若しくは
    不等ピッチの波状加工を施したマグネットワイヤを用い
    て前記巻枠に巻線が行われ、隣接する前記マグネットワ
    イヤ同士の間隔が不均一であることを特徴とするチョー
    クコイル。
JP4823492U 1992-06-18 1992-06-18 チョークコイル Expired - Lifetime JP2570491Y2 (ja)

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JPH062660U JPH062660U (ja) 1994-01-14
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JPS60110480U (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 渡文株式会社 織物

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