JPH062660U - チョークコイル - Google Patents
チョークコイルInfo
- Publication number
- JPH062660U JPH062660U JP4823492U JP4823492U JPH062660U JP H062660 U JPH062660 U JP H062660U JP 4823492 U JP4823492 U JP 4823492U JP 4823492 U JP4823492 U JP 4823492U JP H062660 U JPH062660 U JP H062660U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- choke coil
- winding
- magnet wire
- core
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のコアを分割可能として生産性を向上さ
せたチョークコイルにおいては、巻枠に巻線を行う構造
により線間の浮遊容量が増加し周波数特性が劣るものと
なる課題を生じていた。 【構成】 コイル部3は予めに等ピッチ若しくは不等ピ
ッチの波状加工を施したマグネットワイヤ5を用いて巻
枠4に巻線が行われているチョークコイル1とすること
で、巻枠4にマグネットワイヤ5を巻線したときにも線
間の浮遊容量の増加を生じないものとして、生産性を失
うことなく周波数特性の向上を可能として課題を解決す
る。
せたチョークコイルにおいては、巻枠に巻線を行う構造
により線間の浮遊容量が増加し周波数特性が劣るものと
なる課題を生じていた。 【構成】 コイル部3は予めに等ピッチ若しくは不等ピ
ッチの波状加工を施したマグネットワイヤ5を用いて巻
枠4に巻線が行われているチョークコイル1とすること
で、巻枠4にマグネットワイヤ5を巻線したときにも線
間の浮遊容量の増加を生じないものとして、生産性を失
うことなく周波数特性の向上を可能として課題を解決す
る。
Description
【0001】
本考案は、例えば商用周波数の電源から高周波の雑音成分を除去するノイズフ ィルタにフィルタ素子として採用されるチョークコイルに関するものであり、詳 細には前記チョークコイルの高周波特性の向上に係るものである。
【0002】
従来のこの種のチョークコイル90の構成の例を示すものが図4であり、生産 性を向上させるためにコア91はU型部91aとI型部91bとに分割可能なも のが採用され、コイル部92は予めに巻枠93にマグネットワイヤ94の巻線が 行われて完成状態として用意され、このコイル部92に前記コア91の挿着と組 立を行うことでチョークコイル90が完成するものとされている。
【0003】
しかしながら、前記した従来の構成のチョークコイル90においては、前記巻 枠93に行われる巻線作業が真直のマグネットワイヤ94で整列巻線で行われる ものであるので、前記マグネットワイヤ94が狭い断面積に密集され且つマグネ ットワイヤ94自身が平行する部分が多いものとなり、これにより線間に生ずる 浮遊容量が大きくなり、図5に示すようにコアに直接に巻線が行われる例えばト ロイダルコアで形成したチョークコイルの周波数特性Tに比較して、この方式の チョークコイルの周波数特性Qが高周波側で劣るものとなる問題点を生じ、この 点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0004】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、UIコアな ど分割可能としたコアが用いられ、コイル部の巻線が予めに巻枠に行われる構成 としたチョークコイルにおいて、前記コイル部は等ピッチ若しくは不等ピッチの 波状加工を施したマグネットワイヤを用いて前記巻枠に巻線が行われていること を特徴とするチョークコイルを提供することで、生産性を低下させることなく高 周波側の特性を改善し課題を解決するものである。
【0005】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。 図1に符号1で示すものは本考案に係るチョークコイルであり、このチョーク コイル1は例えばUI型として分割可能なコア2が採用され、これにより、コイ ル部3は予めに巻枠4にマグネットワイヤ5を巻線可能なものとして生産性の向 上が図られているものである点は従来例のものと同様である。
【0006】 しかしながら、本考案により前記巻枠4に巻線されるマグネットワイヤ5は、 図2に示すように予めにサインウエーブ状などの波状加工が施されるものとされ 、その後に巻枠4への巻線作業が行われるものとされている。尚、このときに、 前記マグネットワイヤ5に施される波状加工は上記したサインウエーブ状など等 ピッチの波状に限定されるものでなく、例えば不等ピッチの円弧状など任意の波 状で良いものである。
【0007】 上記のようにして形成されたコイル部3には、従来例と同様にコア2のU形部 2aの一方の脚が貫通された後にI形部2bにより閉磁路が構成され、もって、 チョークコイル1が完成されるものとなる。
【0008】 次いで、上記の構成とした本考案のチョークコイル1の作用及び効果について 説明を行えば、前記マグネットワイヤ5が巻枠4への巻線作業に先立ち波状加工 が施されたものとされたことで、同じ巻数を行ったときにもコイル部3は断面積 が増加すると共にマグネットワイヤ5同士が平行する部分も極めて少ないものと なる。
【0009】 このことは即ち、前記コイル部3における線間に生ずる浮遊容量が減少するも のとなり、図3に示すようにチョークコイル1の周波数特性Rをトロイダルコア を使用したチョークコイルの周波数特性Tにほぼ同等のものまで向上させるもの となる。尚、実際の実施に当たり前記コア2の形状に上記したUI型以外の例え ばUU型、EI型、EE型などを採用することは自由である。
【0010】
以上に説明したように本考案により、巻枠に予めに波状加工を施したマグネッ トワイヤを巻線するチョークコイルとしたことで、分割したコアを用い予めに巻 枠に巻線作業を行えるようにして生産性を向上させた利点を失うことなく、トロ イダルコアを使用したものとほぼ同一の特性を有するチョークコイルの製造を可 能とするものであり、もって、この種のチョークコイルの性能向上に極めて優れ た効果を奏するものである。
【図1】 本考案に係るチョークコイルの一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】 同じ実施例のマグネットワイヤを示す平面図
である。
である。
【図3】 同じく本考案に係るチョークコイルの周波数
特性を示すグラフである。
特性を示すグラフである。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【図5】 従来例の周波数特性を示すグラフである。
1……チョークコイル 2……コア 2a……U形部、2b……I形部 3……コイル部 4……巻枠 5……マグネットワイヤ Q、R、T……周波数特性
Claims (1)
- 【請求項1】 UIコアなど分割可能としたコアが用い
られ、コイル部の巻線が予めに巻枠に行われる構成とし
たチョークコイルにおいて、前記コイル部は等ピッチ若
しくは不等ピッチの波状加工を施したマグネットワイヤ
を用いて前記巻枠に巻線が行われていることを特徴とす
るチョークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4823492U JP2570491Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | チョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4823492U JP2570491Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | チョークコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062660U true JPH062660U (ja) | 1994-01-14 |
JP2570491Y2 JP2570491Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12797758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4823492U Expired - Lifetime JP2570491Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | チョークコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570491Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60110480U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | 渡文株式会社 | 織物 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4823492U patent/JP2570491Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60110480U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | 渡文株式会社 | 織物 |
JPS6127987Y2 (ja) * | 1983-12-28 | 1986-08-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2570491Y2 (ja) | 1998-05-06 |
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