JPH04134825U - 誘導電器巻線 - Google Patents

誘導電器巻線

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JPH04134825U
JPH04134825U JP4301391U JP4301391U JPH04134825U JP H04134825 U JPH04134825 U JP H04134825U JP 4301391 U JP4301391 U JP 4301391U JP 4301391 U JP4301391 U JP 4301391U JP H04134825 U JPH04134825 U JP H04134825U
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JP
Japan
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disc
conductor
winding
coil
shaped
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Application number
JP4301391U
Other languages
English (en)
Inventor
俊郎 杉本
Original Assignee
株式会社明電舎
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘導電器巻線のシールド導体の接続(ロー付
け)作業が不要で、巻線作業時間の短縮が可能な信頼性
の高いインターシールド巻線を得る。 【構成】 1本または複数本のコイル導体を外側から内
側へ巻回した第1の円板状コイルと内側から外側へ巻回
した第2の円板状コイルを内渡り導体により接続した一
対の円板状コイルの複数組を軸方向に積み重ね、かつ前
記一対の円板状コイルから次の一対の円板状コイルへ外
渡り導体によりコイル導体を渡らせ、線路端子側の前記
の少なくとも一対の円板状コイルの中にシールド導体を
少なくとも1ターン以上巻き込み、かつ前記シールド導
体は各対の円板状コイルの間を内渡りシールド導体にて
接続して構成した誘導電器巻線である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、転位電線を使用したインターシールド方式円板巻線からなる誘導電 器巻線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
変圧器やリアクトルなどの誘導電器巻線に雷サージや雷インパルスのような急 峻波が加わった場合の巻線内電位分布の改善方法として、コイル導体の各巻回を 入り組んで巻回した高直列容量巻線方式と、コイル導体間にシールド導体を巻き 込むインターシールド巻線方式がある。大容量器では低損失化を図るために転位 電線が用いられるが、転位電線を用いた巻線の電位分布改善には高直列容量巻線 方式は採用できないことから、シールド導体を部分的に巻き込むインターシール ド方式が採用されている。
【0003】 従来、インターシールド方式円板巻線としては、次のように構成されたものが ある。
【0004】 図3は従来の誘導電器のインターシールド方式円板巻線の一例を示す要部構成 図、図4は、図3の巻線のコイル導体とシールド導体の渡り部分の構造を示す要 部構成図で、円板巻線21の線路端22の側から二対の円板状コイルにシールド 導体を巻き込んだ場合を示しているが、図3において、円板巻線21は、線路端 22から第1の円板状コイル23は外側から内側に向かって巻回され、内渡り導 体24により第2の円板状コイル25に渡り、この第2の円板状コイル25は内 側から外側に向かって巻回され、外渡り導体26により次の第1の円板状コイル 27に渡り、以下、同様にこの第1の円板状コイル27は外側から内側に向かっ て巻回され、内渡り導体28により第2の円板状コイル29に渡り、この第2の 円板状コイル29は内側から外側に向かって巻回されている。このように、第1 の円板状コイルと第2の円板状コイルの対の複数組が連続して接続されて円板巻 線を構成している。
【0005】 シールド導体30は第1の円板状コイル23の内側から複数の巻回間に外側に 向かって巻き込まれ、内渡りシールド導体31により、第2の円板状コイル25 に渡ってこの第2の円板状コイル25の外側から複数の巻回間に内側に向かって 巻き込まれている。また、これと同様にシールド導体32は第1の円板状コイル 27の内側から複数の巻回間に外側に向かって巻き込まれ、内渡りシールド導体 33により、次の第2の円板状コイル29に渡ってこの第2の円板状コイル29 の外側から複数の巻回間に内側に向かって巻き込まれて構成されている。ここで はシールド導体の巻き込みが1ターン、巻き込みコイル数は二対(4個の円板状 コイル)の場合について説明したが、必要によりシールド導体のターン数および 巻き込みコイルの数が決定される。
【0006】 図4において、外渡り導体26は、第2の円板状コイル25の外径側から次の 第1の円板状コイル27の外径側に渡っている。シールド導体30の内渡り導体 31は、第1の円板状コイル23の導体の2ターン目と3ターン目の間から第2 の円板状コイル25の導体の2ターン目と3ターン目の間に渡って構成されてい る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の誘導電器のインターシールド方式円板巻線に おいては、図3のように、第1の円板状コイルの内径側から始まり第2の円板状 コイルの外径側から内径側に巻き込む方式において、巻線の外径側でシールド導 体の渡りを作ると、巻線製作上、図4に示すように、コイル導体の渡り方向とシ ールド導体の渡り方向が逆になるため、シールド導体は第1の円板状コイルを巻 回して積み換えした時点で一度切断し、第2の円板状コイルを巻回した後に接続 (ロー付け)する作業が必要である。シールド導体の接続作業は巻線作業者のス キルに依存する部分が多く、接続作業により巻線作業が中断するため、巻線作業 時間全体が長くなるという不具合が発生する。
【0008】 本考案は、以上のような点に鑑みてなされたもので、シールド導体の接続(ロ ー付け)作業が不要で、巻線作業時間の短縮が可能な信頼性の高い誘導電器巻線 を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の誘導電器巻線においては、シールド導体の渡りを巻線の内径側で行う ようにすることにより、巻線作業時にシールド導体を切断することなくシールド 導体を巻き込むことができる。
【0010】
【作用】
本考案の誘導電器巻線によると、シールド導体を第1の円板状コイルの外径側 から始まり、この第1の円板状コイルの内径側から第2の円板状コイルの内径側 へ渡るようにシールド導体の渡りを巻線の内径側にすることにより、コイル導体 の巻回方向とシールド導体の巻回方向が同一方向となるので、シールド導体の接 続(ロー付け)作業が不要となり、巻線作業時間の短縮が可能になる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の誘導電器巻線の実施例を示す要部構成図、図2は本考案の誘導 電器巻線の実施例を示す要部正面図で、円板巻線1の線路端2の側から二対の円 板状コイルにシールド導体を巻き込んだ場合を示しているが、図1において、円 板巻線1の線路端2から第1の円板状コイル3は外側から内側に向かって巻回さ れ、内渡り導体4により第2の円板状コイル5に渡り、第2の円板状コイル5は 内側から外側に向かって巻回されており、外渡り導体6により次の第1の円板状 コイル7に渡り、この第1の円板状コイル7は外側から内側に向かって巻回され 、内渡り導体8により次の第2の円板状コイル9に渡り、この第2の円板状コイ ル9は内側から外側に向かって巻回されている。
【0012】 シールド導体10は第1の円板状コイル3の外側から複数のコイル導体の巻回 間に内側に向かって巻き込まれ、シールド渡り導体11により、第2の円板状コ イル5に渡ってこの第2の円板状コイル5の内側から複数のコイル導体の巻回間 に外側に向かって巻き込まれて構成されている。またシールド導体12を次の第 1の円板状コイル7の外側から複数のコイル導体の巻回間に内側に向かって巻き 込まれ、シールド渡り導体13により、次の第2の円板状コイル9に渡ってこの 第2の円板状コイル9内側から複数のコイル導体の巻回間に外側に向かって巻き 込まれて構成されている。
【0013】 図2において、外渡り導体6は第2の円板状コイル5の外径側から次の第1の 円板状コイル7の外径側に渡っている。シールド導体10のシールド渡り導体1 1は、第1の円板状コイル3の導体の2ターン目と3ターン目の間から第2の円 板状コイル5の導体の2ターン目と3ターン目の間に渡って構成されている。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、 (1)シールド導体の渡りを巻線の内径側にすることにより、シールド導体を切 断することがなくなり、接続(ロー付け)作業が不要になる。
【0015】 (2)これにより信頼性の高いインターシールド方式巻線が得られる。
【0016】 (3)巻線作業時間の短縮が可能になる。
【0017】 が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の誘導電器巻線の一実施例を示す要部構
成図。
【図2】本考案の誘導電器巻線のコイル導体とシールド
導体の構造を示す説明図。
【図3】従来の誘導電器巻線の一例を示す要部構成図。
【図4】従来の誘導電器巻線のコイル導体とシールド導
体の構造を示す説明図。
【符号の説明】
1…円板巻線、2…線路端、3…円板状コイル、4…内
渡り導体、5…円板状コイル、6…外渡り導体、7…円
板状コイル、8…内渡り導体、9…円板状コイル、10
…シールド導体、11…シールド渡り導体、12…シー
ルド導体、13…シールド渡り導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本または複数本のコイル導体を外側か
    ら内側へ巻回した第1の円板状コイルと内側から外側へ
    巻回した第2の円板状コイルを内渡り導体により接続し
    た一対の円板状コイルの複数組を軸方向に積み重ね、か
    つ前記一対の円板コイルから次の一対の円板コイルへ外
    渡り導体によりコイル導体を渡らせて構成した誘導電器
    巻線において、線路端子側の少なくとも一対の円板状コ
    イルの中にシールド導体を少なくとも1ターン以上巻き
    込み、前記シールド導体は各対の円板状コイルの間を内
    渡りシールド導体にて接続したことを特徴とする誘導電
    器巻線。
JP4301391U 1991-06-10 1991-06-10 誘導電器巻線 Pending JPH04134825U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002141233A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Fuji Electric Co Ltd 静止誘導電器
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