JP2514673Y2 - 変圧器用巻線 - Google Patents

変圧器用巻線

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JP2514673Y2
JP2514673Y2 JP1990045783U JP4578390U JP2514673Y2 JP 2514673 Y2 JP2514673 Y2 JP 2514673Y2 JP 1990045783 U JP1990045783 U JP 1990045783U JP 4578390 U JP4578390 U JP 4578390U JP 2514673 Y2 JP2514673 Y2 JP 2514673Y2
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JP
Japan
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tap
winding
disk
voltage
windings
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JP1990045783U
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吉夫 西脇
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、平角導線をスパイラル状に巻回して構成
した円盤巻線を、多層に重ねるとともに、各層の円盤巻
線を直列に接続して構成する変圧器用巻線に関する。
(従来の技術) たとえば変圧器のデルタ結線された1次巻線の1相分
を構成するのに、図に示すように、円盤巻線Cを多層に
積み重ね、各層の円盤巻線Cを渡り線Wによって直列に
接続し。その両端を例えばU,U′端子に接続するように
している。
この場合その1次電圧を調整するのに、複数のタップ
T1〜T5を用意し、これらを適宜選択して接続することに
よって、1次巻線の巻数を調整するようにしている。そ
のときのタップコイルは、巻線中央部に配置するのが一
般的である。
すなわち第3図の等価回路図に示すように、タップコ
イルC1〜C3を巻線中央に配置し、タップコイルC1の両端
にタップT1,T2を接続し、タップコイルC1,C2を切り離す
とともに、タップコイルC2,C3の各端部にタップT3〜T5
を接続して構成する。
ここでタップT1,T5を接続すれば、公称回路電圧が発
生し、タップT2,T3を接続すれば、最高回路電圧が発生
する。そして両電圧値の間の電圧を発生させるには、タ
ップT1,T4を接続するなり、タップT2,T4を接続すればよ
い。
(考案が解決しようとする課題) ところでこのような構成の巻線において、タップ間電
圧を例えば1kVとするとき、この電圧を発生させるのに1
00ターンが必要であったとする。ところが1層分のター
ン数が例えば80ターンであったとすると、不足するター
ンを隣りの層から足す必要がある。
そのため従来では第4図に示すように、不足するター
ンを隣の層に求めたとき、その層からタップ用のリード
Lを円盤巻線Cの途中から引出してこなければならない
ことになる。したがってリードLは、隣合う層の円盤巻
線Cの間を通って外部に導出されるようになる。
このようにしてリードLを引出すようにすると、その
リードLと円盤巻線Cとの間に、絶縁に耐える距離を維
持することが必要になる。このように絶縁寸法を確保す
ると、当然に円盤巻線C間の間隔が広くなり、巻線寸法
が大となる。
またリードLを円盤巻線Cの途中から引出すため、リ
ードLの絶縁が必要となるばかりでなく、その引出しの
ための構成が煩雑となる。
この考案は、タップ用のリードの引出のための構成の
簡略化を図るとともに、巻線の大型化を回避することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は、円盤巻線を多層に積み重ね、各層の円盤
巻線を渡り線によって直列に接続してなり、中間の円盤
巻線の複数からタップコイルを引出してなる変圧器用巻
線において、前記多層に積み重ねた円盤巻線の各2層を
もって、各ひとつのタップ間電圧を発生させるように
し、前記タップコイルを引出す円盤巻線の最外周に巻線
を屈曲した屈曲部を形成し、その屈曲部をタップに接続
されるタップリードとしてなることを特徴とする。
(作用) 2層の円盤巻線によってタップ間電圧を発生させるよ
うにすると、一つの円盤巻線の最外周からタップ用のリ
ードを引き出したとき、次のリードは、隣層の円盤巻線
の最外周から引出せばよいことになる。このようにする
と、各リードはすべて各円盤巻線の最外周から引き出す
ことができるようになる。したがって従来のように隣合
う円盤巻線の間を通って外部に引き出す必要はなくな
り、各リードを各円盤巻線の最外周に位置する巻線を屈
曲することにより引き出し、タップ用のリードの引出の
簡略化が図れる。
(実施例) この考案の実施例を第1図などによって説明する。な
お第4図と同じ符号を付した部分は、同一または対応す
る部分を示す。
この考案にしたがい、2層の円盤巻線Cをもって、ひ
とつのタップ間電圧を発生させるようにしてある。これ
を具体的に説明すると、公称回路電圧を20kV,調整可能
の最高回路電圧を23kVとすると、ひとつのタップ間電圧
は公称回路電圧の5%である1kVとなる。この1kVを隣合
う2層の円盤巻線Cで発生させるようにすればよい。
この場合最高回路電圧23kVは公称回路電圧20kvの115
%であり、これは1タップ間電圧5%分の23倍である。
5%の電圧に対応する層数を2とすれば、115%に対応
する層数は、2層×23倍=46層数となる。
同様に公称回路電圧30kV,最高回路電圧34.5kV、1タ
ップ間電圧を1.5kVとする場合、全層数は46となるし、
また公称回路電圧60kV,最高回路電圧69kV、1タップ間
電圧を3kVとする場合も、全層数は46となるし、更に公
称回路電圧70kV,最高回路電圧80.5kV、1タップ間電圧
を3.5kVとする場合も、全層数は46となる。
いずれの場合でも1タップ間電圧分を2層構成とする
ことにより、タップリードLは各円盤巻線Cの最外周か
ら引出されるようになる。第2図はその引出のための構
成例を示す。円盤巻線Cを導線Dを巻回して構成すると
き、最外周の導線Dを屈曲することによってタップリー
ドLとすることができる。
図示するタップリードLは、タップT5に連なるもので
あり、渡り線Wは、これより下層の円盤巻線Cに至るも
のである。
タップリードLは円盤巻線Cの最外周にあるため、絶
縁を特に必要とすることなく、外部に導出することがで
きるようになる。もちろん隣合う円盤巻線間の絶縁寸法
も短くてすむ。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、円盤巻線間の
絶縁寸法は短くてすむし、それだけ巻線構造を小型化す
ることができるとともに、タップリードの絶縁構成も省
略乃至簡略とすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2図は同じ
く部分斜視図、第3図は等価回路図、第4図は従来例の
断面図である。 C……円盤巻線、W……渡り線、T1〜T5……タップ、C1
〜C3……タップコイル、L……タップリード、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤巻線を多層に積み重ね、各層の円盤巻
    線を渡り線によって直列に接続してなり、中間の円盤巻
    線の複数からタップコイルを引出してなる変圧器用巻線
    において、前記多層に積み重ねた円盤巻線の各2層をも
    って、各ひとつのタップ間電圧を発生させるようにし、
    前記タップコイルを引出す円盤巻線の最外周に巻線を屈
    曲した屈曲部を形成し、その屈曲部をタップに接続され
    るタップリードとしてなる変圧器用巻線。
JP1990045783U 1990-04-27 1990-04-27 変圧器用巻線 Expired - Lifetime JP2514673Y2 (ja)

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JPH045619U JPH045619U (ja) 1992-01-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5144727A (ja) * 1974-10-16 1976-04-16 Hitachi Ltd Funshashikikikaki

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