JP2715559B2 - 高電圧発生回路 - Google Patents
高電圧発生回路Info
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- JP2715559B2 JP2715559B2 JP1163099A JP16309989A JP2715559B2 JP 2715559 B2 JP2715559 B2 JP 2715559B2 JP 1163099 A JP1163099 A JP 1163099A JP 16309989 A JP16309989 A JP 16309989A JP 2715559 B2 JP2715559 B2 JP 2715559B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トランスの出力電圧を整流して高電圧の直
流電圧を得る高電圧発生回路に関する。
流電圧を得る高電圧発生回路に関する。
〔従来の技術〕 高周波動作される高電圧発生回路を第６図、第７図に
示すと、図中６はトランスのコアであり、このコア６に
は１次巻線１が巻かれ、さらに１次巻線１には巻線部が
分割されたボビン７がかぶせられ、その分割された巻線
部に２次巻線が２〜５に分割されて巻かれる。
示すと、図中６はトランスのコアであり、このコア６に
は１次巻線１が巻かれ、さらに１次巻線１には巻線部が
分割されたボビン７がかぶせられ、その分割された巻線
部に２次巻線が２〜５に分割されて巻かれる。
さらに、分割された各２次巻線２〜５は整流器８に接
続される。整流器８は２次巻線分割数と等しい整流ブリ
ッジを直列接続した回路になっており、各２次電圧を整
流し、それを直列に接続し出力する。
続される。整流器８は２次巻線分割数と等しい整流ブリ
ッジを直列接続した回路になっており、各２次電圧を整
流し、それを直列に接続し出力する。
トランスは、このような２次巻線２〜５を分割巻きに
したことにより、トランスのストレーキャパシタンスC1
〜C8による無効電力を低減することができる。
したことにより、トランスのストレーキャパシタンスC1
〜C8による無効電力を低減することができる。
各２次巻線２〜５の容量をC5〜C8（層間容量Clの和）
とし、１次巻線１と２次巻線２〜５間の容量をC1〜C4と
した場合の各２次巻線２〜５の動作時の電位分布を第８
図に示す。
とし、１次巻線１と２次巻線２〜５間の容量をC1〜C4と
した場合の各２次巻線２〜５の動作時の電位分布を第８
図に示す。
このように、２次巻線の分割巻きにすることにより、
容量C5〜C8に印加される交流電圧は巻線分割数分の１と
なり、無効電力（1/2CV2・ｆ）は、電圧の２乗に比例す
るため巻線分割数の２乗分の１に低減される。
容量C5〜C8に印加される交流電圧は巻線分割数分の１と
なり、無効電力（1/2CV2・ｆ）は、電圧の２乗に比例す
るため巻線分割数の２乗分の１に低減される。
また、容量C1〜C4に印加される交流電圧は、分割数と
同じ段数の整流器８に接続されることにより、第９図に
示す１個の整流器で整流した場合に比べ電位が大きくふ
られないため無効電力（1/2CV2・ｆ）は段数の２乗に比
例して低減される。
同じ段数の整流器８に接続されることにより、第９図に
示す１個の整流器で整流した場合に比べ電位が大きくふ
られないため無効電力（1/2CV2・ｆ）は段数の２乗に比
例して低減される。
無効電力は動作周波数ｆに比例するため、前記高電圧
発生回路は高周波インバータなどを利用してトランスを
高周波化した回路に好適である。
発生回路は高周波インバータなどを利用してトランスを
高周波化した回路に好適である。
しかし、第７図に示すように、分割した２次巻線２〜
５の２倍の数の引出し線が整流器８に接続され、しかも
高電圧の電線であるため、混線しないようなスペーサを
設けたり、高耐圧の絶縁チューブl1〜l8を引出し線にか
ぶせる必要があるので、配線スペーサが大きくなり装置
が大型化したり、組立工数が増大するという問題があっ
た。
５の２倍の数の引出し線が整流器８に接続され、しかも
高電圧の電線であるため、混線しないようなスペーサを
設けたり、高耐圧の絶縁チューブl1〜l8を引出し線にか
ぶせる必要があるので、配線スペーサが大きくなり装置
が大型化したり、組立工数が増大するという問題があっ
た。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、部材数
の少ない簡単な構成ですみ、また、無効電力がほとんど
発生せず、しかも少ない工数で安価に作成できる高電圧
発生回路を提供することにある。
の少ない簡単な構成ですみ、また、無効電力がほとんど
発生せず、しかも少ない工数で安価に作成できる高電圧
発生回路を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、トランスの出力電
圧を整流して直流電圧を得る高電圧発生回路において、
トランスの２次巻線と整流ブリッジを同一プリント板上
に配線して整流ユニットとし、プリント板の相互はリー
ド線で複数枚直列接続して整流ユニットを直列接続する
ことにより、トランスの巻線の層数と整流ブリッジによ
る整流器数とを同じくして、トランス内に存在するスト
レーキャパシタンスには直流のみ印加するようにしたこ
とを要旨とするものである。
圧を整流して直流電圧を得る高電圧発生回路において、
トランスの２次巻線と整流ブリッジを同一プリント板上
に配線して整流ユニットとし、プリント板の相互はリー
ド線で複数枚直列接続して整流ユニットを直列接続する
ことにより、トランスの巻線の層数と整流ブリッジによ
る整流器数とを同じくして、トランス内に存在するスト
レーキャパシタンスには直流のみ印加するようにしたこ
とを要旨とするものである。
本発明によれば、２次巻線と整流器はプリント板上で
接続されるため、引出し線の混線防止用のスペーサが省
略でき、また、引出し線の絶縁はプリント板の基板部分
と絶縁板とで絶縁されるため引出し線用の絶縁チューブ
も省略できる。
接続されるため、引出し線の混線防止用のスペーサが省
略でき、また、引出し線の絶縁はプリント板の基板部分
と絶縁板とで絶縁されるため引出し線用の絶縁チューブ
も省略できる。
また、整流ユニットの直列接続用のリードもプリント
板がスペーサの役割をするため絶縁に必要な距離の管理
が容易に行える。
板がスペーサの役割をするため絶縁に必要な距離の管理
が容易に行える。
さらに、２次巻線の層間がなくなり、またパターンの
幅方向には直流の電圧しか印加されないので、従来の巻
線に比べ、無効電力が低減される。
幅方向には直流の電圧しか印加されないので、従来の巻
線に比べ、無効電力が低減される。
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第１図は本発明の高電圧発生回路の１実施例を示す斜
視図、第２図は同上説明図で、図中６はコア、１はコア
６に巻かれた１次巻線である。
視図、第２図は同上説明図で、図中６はコア、１はコア
６に巻かれた１次巻線である。
この１次巻線１にはその上に絶縁板10とプリント板９
を交互に重ねて複数組かぶせる。
を交互に重ねて複数組かぶせる。
第４図、第５図にこのプリント板９を示すと、トラン
ス２次巻線として渦巻条のパターン13を配線し、同一板
上に整流ブリッジ12を設けて整流ユニットとした。図中
14はスルーホールを示す。
ス２次巻線として渦巻条のパターン13を配線し、同一板
上に整流ブリッジ12を設けて整流ユニットとした。図中
14はスルーホールを示す。
また、プリント板９の相互はリード線11で複数枚直列
接続して、前記第６図に示す回路を構成した。
接続して、前記第６図に示す回路を構成した。
第３図にプリント板９間の電位分布を示すが、本発明
はこのように構成することにより、従来のトランスの２
次巻線の層間容量はなくなり、プリント板９の相互間、
すなわちストレーキャパシタンスには直流電圧しか印加
されない。
はこのように構成することにより、従来のトランスの２
次巻線の層間容量はなくなり、プリント板９の相互間、
すなわちストレーキャパシタンスには直流電圧しか印加
されない。
また、１次巻線１と２次巻線間容量もパターン13の厚
さが数10μｍと薄く、従来の巻線（例えば1PEW0.5な
ど）に比べ数10分の１に容量が低減するため、ストレー
キャパシタンスによる無効電力をほとんど発生しない。
さが数10μｍと薄く、従来の巻線（例えば1PEW0.5な
ど）に比べ数10分の１に容量が低減するため、ストレー
キャパシタンスによる無効電力をほとんど発生しない。
以上述べたように本発明の高電圧発生回路は、２次巻
線と整流器はプリント板上で接続されるため、引出し線
の混線防止用のスペーサが省略できる。
線と整流器はプリント板上で接続されるため、引出し線
の混線防止用のスペーサが省略できる。
また、引出し線の絶縁はプリント板の基板部分と絶縁
板とで絶縁されるため、引出し線用の絶縁チューブも省
略できる。さらに、整流ユニット直列接続用のリード11
もプリント板がスペーサの役割をし絶縁に必要な距離の
管理も容易に行えるので、従来回路の配線スペーサが不
要になり、高圧部の小形化が達成されるものである。
板とで絶縁されるため、引出し線用の絶縁チューブも省
略できる。さらに、整流ユニット直列接続用のリード11
もプリント板がスペーサの役割をし絶縁に必要な距離の
管理も容易に行えるので、従来回路の配線スペーサが不
要になり、高圧部の小形化が達成されるものである。
一方、ストレーキャパシタンスによる無効電力をほと
んど発生しないため、入力側の高周波インバータの容量
を低減でき、低圧部の小形化も達成できる。
んど発生しないため、入力側の高周波インバータの容量
を低減でき、低圧部の小形化も達成できる。
加えて、プリント板と絶縁板を重ねるだけでよいので
組立工数が低減され、安価に作成できるものである。
組立工数が低減され、安価に作成できるものである。
第１図は本発明の高電圧発生回路の１実施例を示す斜視
図、第２図は同上説明図、第３図はプリント板間の電位
分布図、第４図は本発明に使用するプリント板の平面
図、第５図は第４図のＡ−Ａ線断面図、第６図は高電圧
発生回路を示す回路図、第７図は従来例を示す縦断面
図、第８図は第５図のトランスの２次巻線の電位分布
図、第９図は一台の整流器を用いた時の電位分布図であ
る。 １……１次巻線、２〜５……２次巻線 ６……コア、７……ボビン ８……整流器、９……プリント板 10……絶縁板、11……リード線 12……整流ブリッジ、13……パターン 14……スルーホール
図、第２図は同上説明図、第３図はプリント板間の電位
分布図、第４図は本発明に使用するプリント板の平面
図、第５図は第４図のＡ−Ａ線断面図、第６図は高電圧
発生回路を示す回路図、第７図は従来例を示す縦断面
図、第８図は第５図のトランスの２次巻線の電位分布
図、第９図は一台の整流器を用いた時の電位分布図であ
る。 １……１次巻線、２〜５……２次巻線 ６……コア、７……ボビン ８……整流器、９……プリント板 10……絶縁板、11……リード線 12……整流ブリッジ、13……パターン 14……スルーホール
Claims (1)
- 【請求項１】トランスの出力電圧を整流して直流電圧を
得る高電圧発生回路において、トランスの２次巻線と整
流ブリッジを同一プリント板上に配線して整流ユニット
とし、プリント板の相互はリード線で複数枚直列接続し
て整流ユニットを直列接続することにより、トランスの
巻線の層数と整流ブリッジによる整流器数とを同じくし
て、トランス内に存在するストレーキャパシタンスには
直流のみ印加するようにしたことを特徴とした高電圧発
生回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1163099A JP2715559B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 高電圧発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1163099A JP2715559B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 高電圧発生回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0332362A JPH0332362A (ja) | 1991-02-12 |
| JP2715559B2 true JP2715559B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=15767159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1163099A Expired - Lifetime JP2715559B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 高電圧発生回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2715559B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5166965A (en) * | 1991-04-11 | 1992-11-24 | Varian Associates, Inc. | High voltage dc source including magnetic flux pole and multiple stacked ac to dc converter stages with planar coils |
| JP2001223115A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-08-17 | Densei Lambda Kk | インダクタンス部品及びその製造方法 |
| JP3944403B2 (ja) * | 2002-03-13 | 2007-07-11 | 株式会社ホシモト | 扉開閉用ハンドル装置 |
| JP2011146534A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-07-28 | Toshiba Denpa Products Kk | コンバータトランス |
| DE102021120473B3 (de) * | 2021-08-06 | 2023-02-02 | R&R-BETH GmbH | Anordnung zur Erzeugung einer Hochspannung |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS515620U (ja) * | 1974-06-28 | 1976-01-16 | ||
| JPS5952524B2 (ja) * | 1978-04-25 | 1984-12-20 | 株式会社東芝 | 単相変圧器 |
| IL82055A0 (en) * | 1986-03-31 | 1987-10-20 | Union Carbide Agricult | Malonic acid derivatives and method for increasing crop yield utilizing the same |
| JPS63105307U (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-08 |
-
1989
- 1989-06-26 JP JP1163099A patent/JP2715559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0332362A (ja) | 1991-02-12 |
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Legal Events
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