JPH03163806A - コイル - Google Patents
コイルInfo
- Publication number
- JPH03163806A JPH03163806A JP1303526A JP30352689A JPH03163806A JP H03163806 A JPH03163806 A JP H03163806A JP 1303526 A JP1303526 A JP 1303526A JP 30352689 A JP30352689 A JP 30352689A JP H03163806 A JPH03163806 A JP H03163806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- wound
- layer
- coil
- turn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 13
- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はコイルに係り、詳しくは、コアもしくはボビン
に対する導線の巻回構造に関する。
に対する導線の巻回構造に関する。
く従来の技術〉
従来から、各種のコイルにおいては、導線巻回枠として
のコアやボビンにおける巻回スペースを有効に利用する
ことができ、かつ、導線を最も多数回にわたって巻回す
ることが可能な整列巻きといわれる導線の巻回構造が一
般的に採用されている。なお、この整列巻きとは、第2
図の断面図で概略構造を示すコイル10のように、一層
目となる導線12をコア11などの一方端から他方端ま
で巻回したうえ、この一層目上の他方端からもとの一方
端まで二層目となる導線12を折り返して巻回してなる
構造をいい、その繰り返しによって必要な巻回数に応じ
た多層で導線12が積み重ねられることになる。
のコアやボビンにおける巻回スペースを有効に利用する
ことができ、かつ、導線を最も多数回にわたって巻回す
ることが可能な整列巻きといわれる導線の巻回構造が一
般的に採用されている。なお、この整列巻きとは、第2
図の断面図で概略構造を示すコイル10のように、一層
目となる導線12をコア11などの一方端から他方端ま
で巻回したうえ、この一層目上の他方端からもとの一方
端まで二層目となる導線12を折り返して巻回してなる
構造をいい、その繰り返しによって必要な巻回数に応じ
た多層で導線12が積み重ねられることになる。
く発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、前述したコイル10のように、そのコア
11に対して導線12を必要な多数回(図では、17タ
ーン)にわたって巻回してなる多層(図では、3層)の
整列巻き構造を採用した際には、巻回された導線12の
一層目における第1ターンと二層目の第11ターンとが
互いに接近して線間電位差が最も大きくなり、この二層
目の巻き終わり付近で分布容量が最大となるため、コイ
ルIOの有する高周波特性の劣化を招くというような不
都合が生しることになっていた。
11に対して導線12を必要な多数回(図では、17タ
ーン)にわたって巻回してなる多層(図では、3層)の
整列巻き構造を採用した際には、巻回された導線12の
一層目における第1ターンと二層目の第11ターンとが
互いに接近して線間電位差が最も大きくなり、この二層
目の巻き終わり付近で分布容量が最大となるため、コイ
ルIOの有する高周波特性の劣化を招くというような不
都合が生しることになっていた。
本発明はかかる従来の不都合に鑑みて創案されたもので
あって、分布容量の低減とともに、高周波特性の向上を
図ることが可能なコイルを提供することを目的としてい
る。
あって、分布容量の低減とともに、高周波特性の向上を
図ることが可能なコイルを提供することを目的としてい
る。
〈課題を解決するための手段〉
本発明は、このような目的を達或するために、両端に鍔
部を有するコアもしくはボビンと、これに多層で巻回さ
れた導線とからなるコイルにおいて、前記導線の二層目
以降を、前記コアもしくはボビンの一方の鍔部側に寄り
添う位置に固めて順次巻回したことを特徴とするもので
ある。
部を有するコアもしくはボビンと、これに多層で巻回さ
れた導線とからなるコイルにおいて、前記導線の二層目
以降を、前記コアもしくはボビンの一方の鍔部側に寄り
添う位置に固めて順次巻回したことを特徴とするもので
ある。
く作用〉
上記構威によれば、導線が全体的には多層で巻回されて
いるにも拘わらず、線関電位差が最大となる前に各層の
巻き終わりのターンが折り返されることになる。そこで
、線間に蓄えられる静電エネルギの和が抑制されること
になり、各層の巻き終わり付近における分布容量が低減
することになる。
いるにも拘わらず、線関電位差が最大となる前に各層の
巻き終わりのターンが折り返されることになる。そこで
、線間に蓄えられる静電エネルギの和が抑制されること
になり、各層の巻き終わり付近における分布容量が低減
することになる。
〈実施例〉
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す第1図は
本発明にかかるコイルの概略構造を示す断面図であり、
この図における符号1はコイルである。このコイル1は
、両端に鍔部2aを有するコア(もしくはボビン)2と
、これに多層で巻回された導線3とからなっている。
本発明にかかるコイルの概略構造を示す断面図であり、
この図における符号1はコイルである。このコイル1は
、両端に鍔部2aを有するコア(もしくはボビン)2と
、これに多層で巻回された導線3とからなっている。
そして、この導線3の一層目となる第1ターンから第6
ターンまでは従来例の整列巻きと同様にコア2の一方端
から他方端までにわたって巻回されているが、この導線
3の二層目以降はコア2の一方(図では、右側〉の鍔部
2a側に寄り添う位置に固めて順次巻回されている。す
なわち、この導線3の二層目となる第7ターンから第1
0ターンまではその一層目上の他方端からもとの一方端
近くまで折り返した状態で巻回されるとともに、この二
層目上には導線3の第11ターンから第14ターンまで
が三層目として再び折り返して巻回されており、さらに
、この三層目上には四層目以降のR線3が順次折り返さ
れながら巻回されている。
ターンまでは従来例の整列巻きと同様にコア2の一方端
から他方端までにわたって巻回されているが、この導線
3の二層目以降はコア2の一方(図では、右側〉の鍔部
2a側に寄り添う位置に固めて順次巻回されている。す
なわち、この導線3の二層目となる第7ターンから第1
0ターンまではその一層目上の他方端からもとの一方端
近くまで折り返した状態で巻回されるとともに、この二
層目上には導線3の第11ターンから第14ターンまで
が三層目として再び折り返して巻回されており、さらに
、この三層目上には四層目以降のR線3が順次折り返さ
れながら巻回されている。
そこで、このコイル1においては、コア2に巻回された
導線3の線関電位差が最大となる前に各層の巻き終わり
のターン、例えば、従来例では二層目の巻き終わりとな
っていた第11ターンが二層目へと折り返されてしまう
ことになり、これが一層目の第1ターンとは離間するこ
とになる。その結果、導線3の線間に蓄えられる静電エ
ネルギの和が抑制されることになり、各層の巻き終わり
付近における分布容量が低減することになる。なお、以
上の説明においては、コア2に導線3の17ターンが多
層で巻回されるものとしているが、導線3のターン数は
必要に応じて任意に設定されるものであることはいうま
でもない。
導線3の線関電位差が最大となる前に各層の巻き終わり
のターン、例えば、従来例では二層目の巻き終わりとな
っていた第11ターンが二層目へと折り返されてしまう
ことになり、これが一層目の第1ターンとは離間するこ
とになる。その結果、導線3の線間に蓄えられる静電エ
ネルギの和が抑制されることになり、各層の巻き終わり
付近における分布容量が低減することになる。なお、以
上の説明においては、コア2に導線3の17ターンが多
層で巻回されるものとしているが、導線3のターン数は
必要に応じて任意に設定されるものであることはいうま
でもない。
ところで、本発明の発明者らが、導線3.12として直
径0.08mmのポリウレタン銅線を用いることによっ
て本発明及び従来例にかかるコイル1,10をそれぞれ
構威しミこれらのコイル1.10の特性を比較する実験
を行ったところ、つぎのような結論を得た。
径0.08mmのポリウレタン銅線を用いることによっ
て本発明及び従来例にかかるコイル1,10をそれぞれ
構威しミこれらのコイル1.10の特性を比較する実験
を行ったところ、つぎのような結論を得た。
すなわち、まず、】7ターンのNHIA3を第1図で示
すような多層で巻回した本実施例にかかるコイル1の分
布容量が0.79pFとなるのに対し、同しく17ター
ンの導*12を第2図で示す整列巻きで巻回した従来例
にかかるコイル10の分布容量は1.14pFとなり、
コイル1の分布容量の方がコイル10のそれよりも約3
0%低減している。また、図示していないが、コイル1
,10を構威する導線3.12のターン数をともに11
ターンとした場合、コイルlの分布容量が0. 48
pFとなるのに対し、コイル10では0.939Fとな
り、コイル1の分布容量の方が約48%も低減されるこ
とが確認されている。
すような多層で巻回した本実施例にかかるコイル1の分
布容量が0.79pFとなるのに対し、同しく17ター
ンの導*12を第2図で示す整列巻きで巻回した従来例
にかかるコイル10の分布容量は1.14pFとなり、
コイル1の分布容量の方がコイル10のそれよりも約3
0%低減している。また、図示していないが、コイル1
,10を構威する導線3.12のターン数をともに11
ターンとした場合、コイルlの分布容量が0. 48
pFとなるのに対し、コイル10では0.939Fとな
り、コイル1の分布容量の方が約48%も低減されるこ
とが確認されている。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明においては、両端に鍔部を
有するコアもしくはボビンに多層で巻回された導線の二
層目以降を、コアもしくはボビンの一方の鍔部側に寄り
添う位置に固めて順次巻回している。その結果、導線が
全体的には多層で巻回されているにも拘わらず、線間電
位差が最大となる前に各層の巻き終わりのターンが折り
返され、線間に蓄えられる静電エネルギの和が抑制され
ることになり、各層の巻き終わり付近における分布容量
が低減し、かつ、高周波特性の向上を図ることができる
という効果が得られる。
有するコアもしくはボビンに多層で巻回された導線の二
層目以降を、コアもしくはボビンの一方の鍔部側に寄り
添う位置に固めて順次巻回している。その結果、導線が
全体的には多層で巻回されているにも拘わらず、線間電
位差が最大となる前に各層の巻き終わりのターンが折り
返され、線間に蓄えられる静電エネルギの和が抑制され
ることになり、各層の巻き終わり付近における分布容量
が低減し、かつ、高周波特性の向上を図ることができる
という効果が得られる。
第1図は本発明にかかるコイルの概略構造を示す断面図
であり、第2図は従来例にかかるコイルの概略構造を示
す断面図である。 図における符号1はコイル、2はコア(もしくはボビン
)、2aは鍔部、3は導線である。
であり、第2図は従来例にかかるコイルの概略構造を示
す断面図である。 図における符号1はコイル、2はコア(もしくはボビン
)、2aは鍔部、3は導線である。
Claims (1)
- (1)両端に鍔部を有するコアもしくはボビンと、これ
に多層で巻回された導線とからなるコイルにおいて、 前記導線の二層目以降を、前記コアもしくはボビンの一
方の鍔部側に寄り添う位置に固めて順次巻回したことを
特徴とするコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1303526A JPH03163806A (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1303526A JPH03163806A (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03163806A true JPH03163806A (ja) | 1991-07-15 |
Family
ID=17922051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1303526A Pending JPH03163806A (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03163806A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002284446A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Moric Co Ltd | 電気機器の巻線ボビン |
-
1989
- 1989-11-22 JP JP1303526A patent/JPH03163806A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002284446A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-03 | Moric Co Ltd | 電気機器の巻線ボビン |
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