JP2570462B2 - 被覆ポリエステルフィルムおよびそれを用いた蒸着フィルム - Google Patents

被覆ポリエステルフィルムおよびそれを用いた蒸着フィルム

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JP2570462B2 JP2103997A JP10399790A JP2570462B2 JP 2570462 B2 JP2570462 B2 JP 2570462B2 JP 2103997 A JP2103997 A JP 2103997A JP 10399790 A JP10399790 A JP 10399790A JP 2570462 B2 JP2570462 B2 JP 2570462B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、その表面に形成されるべき蒸着層との接着
性が、熱水の存在下においても極めて優れ、均質な蒸着
層を形成し得る被覆ポリエステルフィルム、およびそれ
を用いた蒸着フィルムに関する。
(従来の技術) 金属や金属酸化物が蒸着されたポリエステルフィル
ム、特に金属蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム
は、ガスバリヤー性、水分不透過性、可視・紫外光の遮
蔽性、熱線反射性などに優れるため、各種の用途に利用
されている。例えば、食品や工業部品用の包装材料、装
飾用材料、窓ガラスの遮蔽用材料、金・銀糸用材料、各
種保護被膜用材料などに利用されている。しかし、上記
蒸着フィルムの基材層と蒸着層との接着性(密着性)、
特に水が存在する場合の接着性は必ずしも充分であると
はいえない。例えば、金属蒸着されたポリエステル系基
材フィルムのフィルム表面にポリオレフィン系樹脂であ
るヒートシール層が積層されたヒートシールフィルムで
食品を包装した場合に、殺菌を目的として煮沸処理を行
うと、蒸着層が容易に剥離するという欠点がある。
ポリエステル基材フィルムと金属蒸着層との接着力を
改善する方法としては、例えば、特公昭55−232号公報
および特開昭56−16549号公報に、ポリエステルの他に
他の共重合体組成物を混合して基材フィルムを調製する
方法が開示されている。さらに、特開昭57−87357号公
報には、基材フィルムの表面状態を物理的に変化させる
方法が、そして、特公昭59−51424号公報には、基材フ
ィルム表面に特定の樹脂組成物溶液を塗布して該樹脂組
成物の層を形成する方法が開示されている。しかし、こ
れらの方法を採用しても基材フィルムもしくは積層フィ
ルムと金属蒸着層との接着性は、いまだ充分にあるとは
いえず、水、特に熱水の存在下においてはその接着性が
不充分である。さらに、上記方法のうちで、特公昭59−
51424号公報に記載の樹脂組成物溶液を塗布する方法に
おいては、有機溶剤が使用されるため引火性が毒性が憂
慮され、作業上の危険を伴う。公害発生、省エネルギー
などの点からも好ましくない。
基材フィルムとその表面に形成される被覆層との水の
存在水における接着性を高める方法としては、例えば、
特公昭55−45835号公報および特公昭55−12870号公報
に,基材フィルムと印刷層との接着性を改善する方法が
開示されている。この方法によれば、基材フィルムに特
定の組成のポリエステルがブレンドされる。しかし,こ
の方法は、基材フィルムに積層される層が印刷層である
場合には比較的優れた効果が得られるが,積層される層
が金属蒸着層である場合には,水の存在下,特に熱水の
存在下における接着性がなお充分であるとはいえない。
ポリエステル基材とそれに積層される層との接着性を
向上させる下塗り材として,例えば特開昭48−37480号
公報には,特定のポリエステル系樹脂およびポリエーテ
ル系樹脂組成物が開示されている。これらの樹脂組成物
は基材となるポリエステルに対する接着性が良好である
が,積層されるべき金属蒸着層に対する接着性が不充分
であることが多い。さらに,上記樹脂組成物を基材に塗
布する場合には有機溶剤が使用されるため,上記特公昭
59−51424号公報の場合と同様,引火性や毒性のため作
業上の危険を伴う。
有機溶剤を使用しないで基材フィルム上に下塗り層を
形成する方法としては,特公昭54−16557号公報に,含
有成分を水溶性に変化させた組成物を含む水性溶液を塗
布する方法が開示されている。しかし、使用される組成
物が本質的に水溶性であるため、例えば得られた蒸着フ
ィルムは耐水性に乏しいという欠点がある。製造工程に
おいても水系溶媒は疎水性の基材フィルムに対して濡れ
が悪く、均一な塗膜が得られにくいという欠点もある。
このように、金属などの無機蒸着層との接着性、特に
水の存在下における接着性が良好であり、例えば得られ
た製品をボイル処理することが可能であるようなポリエ
ステルフィルムおよびそれを用いた蒸着フィルムは得ら
れていない。
ポリエステルフィルムの被覆層として、特定のポリエ
ステル型ウレタン系樹脂を用いることによって、無機蒸
着層との接着性に優れ、ボイル処理が可能なポリエステ
ルフィルムを得ることが可能である。しかし、このよう
なフィルムは、蒸着層を形成するまでに、フィルムの保
存、巻き取り、巻き出しなどの工程で、種々の応力を受
け、この応力によって、被覆層の表面に微小な変形が生
じる場合が多い。このように、微小な変形が発生した被
覆層に、蒸着層を積層した場合、蒸着層が不均質とな
り、蒸着層に微細な欠陥が生じる。そして、このような
微細な欠陥を有する蒸着フィルムは、ガスバリアー性に
劣る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記従来の課題を解決するものであり、その
目的とするところは、金属蒸着層との層間接着性、特に
熱水の存在下における接着性に優れ、かつ均質でガスバ
リアー性に優れた蒸着層を形成し得る、ポリエステルフ
ィルムおよびそれを用いた蒸着フィルムを提供すること
にある。
(課題を解決するための手段および作用) 本発明の被覆ポリエステルフィルムは、ポリエステル
系樹脂でなる基材フィルムの少なくとも片面に樹脂被覆
層が形成された被覆ポリエステルフィルムであって、該
樹脂被覆層が、エステル結合を有するセグメントを分子
内に少なくとも一種含有する、水不溶性の熱可塑性樹脂
を主成分とする樹脂組成物により形成され、そして、該
樹脂組成物でなるフィルムの60℃での引張り伸度ε
(%)が、100≦ε≦500であり、かつ、該樹脂組成物
の、下式に示す微小変形回復率Rが、90%以上であり、
そのことにより上記目的が達成される: ここで、L0は、静的荷重(20g)と矩形波状荷重(±1
0g、0.02Hz)とを合わせて試料に負荷したときに、該合
わせた荷重を負荷し始めてから3.75分以降であって、か
つ矩形波状荷重が次に負荷される直前時における試料の
長さを表し、L1は、該矩形波状荷重が付与された時の最
大試料長さ、そして、L2は、該矩形波状荷重が解除され
た時の最小試料長さを表す。
本発明の蒸着ポリエステルフィルムは、上記被覆ポリ
エステルフィルムの該樹脂被覆層表面に無機物蒸着層が
設けられてなる。
本発明の被覆ポリエステルフィルムに用いられる基材
フィルムとしては、熱可塑性ポリエステル系樹脂のフィ
ルム、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリベチ
レンテレフタト、ポリエチレンナフタレートなどのフィ
ルムが好適である。特にその成分の80%以上がポリエチ
レンテレフタレートに相当する(つまりテレフタル酸成
分およびエチレングリコール成分が全成分の80%以上で
ある)共重合ポリエステルフィルム、またはポリエチレ
ンテレフタレートを80%以上の割合で含有するポリエス
テルブレンドフィルムが好適に用いられる。このような
共重合ポリエステルフィルムまたはポリエステルブレン
ドフィルムの、上記ポリエチレンテレフタレート成分以
外ポリエステル成分は、任意のポリエステル成分であり
得る。そのようなポリエステルを構成するジカルボン酸
成分としては、芳香族、脂肪族および脂環族のジカルボ
ン酸のいずれもが使用され得る。芳香族ジカルボン酸と
しては、イソフタル酸、オルソフタル酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸などが、脂肪族ジカルボン酸として
は、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、シュウ酸など
が、そして、脂環族ジカルボン酸としては、1,3−シク
ロペンタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸などがある。芳香族ジカルボン酸としては、p−
ヒドロキシ安息香酸などのオキシ酸の一部が好適に利用
される。上記ポリエステルを構成するグリコール成分と
しては、炭素数2〜8個の脂肪族グリコールまたは炭素
数6〜12個の脂環族グリコールが好適である。このよう
なグリコールとしては、エチレングリコール、1,2−プ
ロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シク
ロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール、p−キシレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコールなどがある。この他、脂肪
族グリコールとしてポリエーテルグリコールを使用する
ことも可能であり、それにはポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ールなどがある。
これらの酸成分とジカルボン酸成分とは、通常の方法
により重合(あるいは共重合)されてポリエステルが調
製される。このポリエステルは、必要に応じて、適宜混
合され、通常、溶融・押出により、あるいは溶剤に溶解
させてキャスティングすることによりフィルム(基材フ
ィルム)に成形される。使用される基材フィルムは、必
要に応じて、一軸もしくは二軸延伸される。
本発明によれば、上記基材フィルムの表面の樹脂被覆
層に用いられる樹脂組成物は、分子内にエステル結合を
形成しているセグメントを少なくとも一種含有する、水
不溶性の熱可塑性樹脂を主成分とする。
さらに、上記樹脂組成物でなるフィルムの、60℃での
引張り伸度ε(%)が、100≦ε≦500である。樹脂組成
物の引張り伸度は、引張り試験において、樹脂組成物か
らなるフィルム状の試験片が破断する直前の試験片の伸
び率(%)で表される。このようにして測定される高温
時の被覆層樹脂組成物の引張り伸度は、調製される蒸着
フィルムの蒸着層と被覆層の層間接着力に影響を与え
る。熱水処理時の層間接着力の尺度としては、熱水に相
当する温度(90〜100℃)における引張り伸度を用いる
ことが好ましいと考えられるが、そのような温度では測
定値に再現性がなく、60℃での測定値が、熱水処理時の
接着性との間に良好な相関関係を示すことから、60℃で
の引張り伸度を用いた。εが、100%未満である場合に
は、熱水中でボイル処理を行った時に、フィルムにかか
る歪みや応力を充分に緩和することができず、基材と蒸
着層間が剥離しやすく、耐ボイル性に劣る。εが、500
%を越える場合は、被覆層がブロッキングしやすくな
り、被覆フィルムの取扱が困難となる。εは、好ましく
は、100≦ε≦300である。
そして、本発明によれば、樹脂被覆層を形成する樹脂
組成物の微小変形回復率Rは、90%以上である。微小変
形回復率Rは、樹脂組成物が応力を受けて変形した場合
の樹脂組成物の回復力を表す。微小変形回復率Rが、90
%未満であると、製造工程における種々の応力によっ
て、被覆層の表面に微小な変形が生じ易く、さらにその
変形が永久的に保持される。そのため、この被覆層の上
層に蒸着層を形成した場合に蒸着層が不均質となり、蒸
着層のガスバリアー性が低下する。
このような樹脂被覆層を形成する熱可塑性樹脂は、上
記の特性を満足すれば、特に制限されない。ポリエステ
ル系共重合体、アクリル系重合体、ポリエステル型ポリ
ウレタン系重合体および、これらの混合物が好ましく使
用される。特に好ましくはポリエステル型ポリウレタン
系重合体およびその誘導体が用いられる。これら熱可塑
性樹脂が、エステル結合を有するセグメントを、重合体
分子内に含まない場合は、被覆層と基材ポリエステルフ
ィルムとの密着性が不十分となるため好ましくない。例
えば、ポリエーテル型ポリウレタン重合体またはポリア
ミド系重合体を用いた場合は、基材フィルムと被覆層と
の密着性が低いため、被覆層が基材フィルムから剥離し
易い。
ポリエステル系共重合体は、1種以上のジカルボン酸
性分と1種以上の多価アルコールから得られるエステル
縮重合体である。特に、水に不溶であり;かつ、水また
は有機溶媒に分散性であるか、または有機溶媒に可溶な
共重合体が好ましく使用される。さらに、共重合体のガ
ラス転移温度が20〜80℃であることが好ましい。上記ジ
カルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル
酸、オルソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳
香族ジカルボン酸、およびそれらのアルキルエステル、
またはそれらにスルホネート、ホスフェート、カルボキ
シレートなどの置換基が導入された誘導体;アジピン
酸、セバシン酸、アゼライン酸、コハク酸、シュウ酸な
どの脂肪族ジカルボン酸、およびそれらの誘導体;およ
び、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロペンタンジカ
ルボン酸などの脂環族ジカルボン酸、およびそれらの誘
導体;などが用いられている。上記多価アルコール成分
としては、炭素数が2以上の脂肪族グリコール、脂環族
グリコール、ビスフェノール系化合物などが用いられ
る。
アクリル系重合体としては、アクリル酸、メタクリル
酸などのα、β不飽和カルボン酸のエステルを、単量体
成分として50モル%以上含有する重合体が用いられる。
このようなα、β不飽和カルボン酸エステルとしては、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
ブチル、(メタ)アクリル酸アミル、(メタ)アクリル
酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルな
どのアルキルエステル;(メタ)アクリル酸フェニルな
どの芳香族がアルコールとのエステル;(メタ)アクリ
ル酸シクロヘキシルなどの脂環族アルコールとのエステ
ルが挙げられる。このようなアクリル系重合体には、50
モル%より少ない範囲であれば、上記以外の単量体を共
重合成分として含有してもよい。そのような単量体とし
ては、スチレン系単量体、あるいは、ヒドロキシル基、
カルボキシル基、グリシジル基、アミノ基、アミド基、
スルホン基などの官能基を有するビニル単量体が挙げら
れる。
上記ポリエステル型ポリウレタン系重合体は、ポリエ
ステルポリオール、ジイソシアネート、および、必要に
応じて、2個以上の活性水素を有する低分子化合物から
調製される。
上記ポリエステルポリオールは、ジカルボン酸とグリ
コールとの反応によって得られる。これらのうちジカル
ボン酸としては、芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン
酸がいずれもが使用され得る。
脂肪族ジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、アゼライン酸、シュウ酸などが用いら
れる。脂肪族以外のジカルボン酸のうち芳香族ジカルボ
ン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などがある。p
−ヒドロキシ安息香酸のようなオキシ酸の一部も用いら
れ得る。脂環族ジカルボン酸としては、1,3−シクロペ
ンタンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸などが挙げられる。
ポリエステルポリオールを形成するグリコール成分と
しては、炭素数2以上の脂肪族グリコール類および脂環
族グリコール類がいずれも使用され得る。炭素数4以上
のアルキレングリコール類(例えば、ブタンジオール、
ヘキサンジオール)と、脂環族グリコール類(例えば、
シクロヘキサンジメタノール)またはビスフェノール系
化合物とを併用することが好ましい。
上記ジカルボン酸成分と多価アルコール成分とを用
い、通常、溶融重縮合法により、ポリエステルポリオー
ルが調製される。例えば、上記各成分を直接反応させて
水を留去しエステル化するとともに、重縮合を行なう直
接エステル化法;あるいは上記ジカルボン酸成分のジア
ルキルエステルとグリコール成分とを反応させてアルコ
ールを留出しエステル交換を行わせるとともに重縮合を
行なうエステル交換法などにより調製される。溶融重合
法の他,溶液重縮合法、界面重縮合法なども採用され得
る。
このようにして調製されるポリエステルポリオール
は、ガラス転移温度が40℃以下であることが好ましい。
ポリエステルポリオールのガラス転移温度が40℃を上回
る場合は、被覆層と基材フィルム、あるいは、被覆層と
蒸着層との層間接着力が低下する場合がある。
このようにして得られるポリエスエルポリオールに反
応させるジイソシアネート類としては、芳香族、脂肪
族、および脂環族ジイアネートがいずれも使用され得
る。例えば、トルイレンジイソシアネートのような芳香
族ジイソシアネートが好適である。このような芳香族ジ
イソシアネートを用いて得られるポリウレタンを含む組
成物が形成する被覆層は強度が高く、得られる被覆フィ
ルムの蒸着層との水存在下における接着性にも優れる。
上記ポリエステルポリオールに上記イソシアネートを
通常の方法により反応させて、ポリウレタンが得られ
る。さらに、ジオール、ジアミンなどの2個以上の活性
水素を有する低分子化合物(鎖延長剤)を反応させて鎖
延長させることも可能である。上記ジオールとしては1,
6−ヘキサンジオールなどが、ジアミンとしては、エチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ピペラジンな
どが用いられ得る。特に、ジアミン化合物を用いて調製
されるポリエステルウレタンウレアは、被覆層に好まし
い膜強度を付与する。
好ましい実施態様としては、このようにして得られる
ウレタン系樹脂の中で、実質的に水不溶性で、かつ水分
散性の熱可塑性ポリウレタンが使用される。ここで「実
質的に水不溶性である」とは、試験すべきポリウレタン
を80℃の熱水に浸漬し撹拌しても、この熱水中に該重合
体が消散しないことをいう。さらに具体的には、試験す
べきポリウレタンをチップ状とし、これを大過剰の熱水
(80℃)に入れ、24時間撹拌を行なったときに、該重合
体の重量の減少が5重量%以下であることをいう。
これらの被覆層を形成する樹脂組成物には、さらに各
種の添加剤が含有されていてもよい。それには例えば、
シリカ、炭酸カルシウム、カオリナイト、アルミナ、タ
ルク、硫酸バリウムなどの無機不活性粒子;ベンゾクア
ナミン系樹脂、ポリスチレン系樹脂などの有機不活性粒
子(いずれも粒径0.01〜10μm程度)があり、これらを
添加することにより、滑り性が耐ブロッキング性が改良
され得る。さらに必要に応じて顔料;有機系、無機系の
制電剤;腐敗剤;消泡剤;紫外線吸収剤などが用いられ
得る。添加剤の種類および量は、得られる被覆フィルム
の水を存在下における蒸着層との層間接着力を大きく阻
害しない限り、特に制限されない。
上記基材フィルム上に樹脂被覆層を形成する方法とし
ては、複数の押し出し機を備えたフィルム成形ダイを用
いて、基材フィルムと被覆層樹脂組成物とを同時に成形
する方法;基材フィルム上に、被覆層樹脂組成物を溶融
押し出しして被覆層を形成する方法;基材フィルムと被
覆層樹脂組成物とをそれぞれシート状に成形した後、こ
れらを積層する方法;あるいは、上記樹脂組成物を溶液
または分散液として、基材フィルム上に塗布する方法な
ど公知の方法が適用され得る。特に、樹脂組成物の溶液
または分散材を塗布する方法が好ましく使用され得る。
さらに、安全性、経済性などを考慮すると、樹脂組成物
の水系分散液を塗工する方法が最も好ましい。
まず、被覆層を形成する樹脂組成物を、種々の方法に
より水系分散液とする。例えば、上記樹脂組成物の微粒
子と乳化剤とを水中に加え、強撹拌下で分散させる方
法;上記樹脂組成物がウレタン系樹脂である場合には、
ポリウレタンを合成するときに、末端にイソシアネート
基を有するポリウレタン(プレポリマー)、鎖延長剤お
よび乳化剤を水中で強撹拌して反応させ、機械的剪断力
による分散化と高分子量化を同時に行う方法;重合体の
側鎖または末端に水酸基、アミノ基、カルボキシル基な
どのイオン性基を導入することにより自己乳化性を付与
して分散させる方法などが用いられる。得られる被覆膜
の耐水性を考慮すると、乳化剤を使用しない方法が望ま
しい。得られた樹脂組成物の分散液には、必要に応じて
上記の各種添加物が加えられ、あるいは上記分散工程に
おいてこれらの添加剤が適宜添加されて均一な水系分散
液が調製される。
上記水性分散液は、上記基材フィルム上に既知の方法
により塗工される。例えば、溶融・押出により得られた
未延伸の基材フィルム、あるいは該未延伸フィルムを一
軸もしくは二軸延伸した基材フィルム上に上記分散液の
塗工が行われ、必要に応じてさらに延伸および後加熱処
理が行なわれる。未延伸または、一軸方向に延伸した基
材フィルム上に分散液を塗工し、さらに一軸または二軸
延伸し、熱処理して得らえる二軸配向フィルムが、被覆
層の密着性、経済性などの点から好適である。特に作業
性の面からは、一軸延伸した基材フィルム上に分散液を
塗工し、次に直交する方向に延伸して二軸延伸フィルム
を得る方法が好適である。上記水性分散液の塗工には、
ロールコーティング法(グラビア法、リバース法な
ど)、ナイフコーティング法、ロッドコーティング法、
ノズルコーティング法、エアーナイフコーティング法な
ど既知の方法がいずれも採用され得る。塗工量は、目的
に応じて決められるが,通常、二軸延伸などを行い最終
的に得られる被覆層の単位面積(m2)当りに存在する樹
脂組成物の量が,0.01〜5g、好ましくは0.02〜1gとなる
ように塗工される。樹脂組成物の量が、0.01g/m2を下ま
わると所望の効果が得られず、5g/m2を越えると得らる
被覆フィルムがブロッキングしやすい。さらに、得られ
た被覆フィルムに金属蒸着を施した場合に、これを熱水
処理すると蒸着面の光沢が失われるという欠点もある。
組成物の水性分散液を塗工する際には、必要に応じて、
基材フィルム表面にコロナ処理、または物理的、化学的
表面処理が行われてもよい。
このようにして得られる本発明の被覆ポリエステルフ
ィルム表面に無機物が蒸着される。蒸着されるべき無機
物としては、金属、金属酸化物、金属以外の無機酸化物
などが用いられる。上記金属としては、金、銀、アルミ
ニウム、亜鉛、錫、銅、ニッケル、鉄、コバルト、クロ
ム、マンガ、パラジウム、チタン、インジウムなどが用
いられる。特にアルミニウムが汎用される。無機酸化物
としては酸化硅素化合物などが用いられる。これらは1
種もしく2種以上が組み合わせて用いられる。これら無
機物は、通常の方法で上記被覆フィルムの被覆膜表面に
蒸着される。真空蒸着法などが好適に用いられる。
このようにして得られる蒸着ポリエステルフィルム
は、各種用途に用いられる。特に、被覆層上に金属や金
属酸化物を蒸着して得られる蒸着層上に、各種樹脂素材
でなるシートもしくはフィルムを積層して食品包装材料
などに好適に利用することが可能であり、このような積
層体は熱水中に浸漬しても剥離が起こらない。上記積層
すべきシートやフィルムを構成する樹脂材料としては、
ポリエチレン、ポリプロピテン、各種アイオノマー、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン共重
合体、ポリエステル、ポリアミドなどが用いられる。
このように、本発明の被覆ポリエステルフィルムは、
被覆層を形成する樹脂組成物の高温での引張り伸度が特
定の条件を満たすため、基材と被覆層との層間接着性、
および被覆層とその表面に形成される層、特に蒸着層と
の層間接着性に優れる。従って、これを用いて得られる
本発明の蒸着フィルムは、蒸着層の密着性、特に熱水の
存在下における密着性に極めて優れる。さらに、本発明
の被覆ポリエステルフィルムは、被覆層を形成する樹脂
組成物の微小変形回復率が特定の条件を満足するため、
被覆層に種々の応力が付与されても被覆層が永久的に変
形することがなく、均一な表面を保つ。そのため、この
被覆ポリエステルフィルムの表面に無機物蒸着層を積層
した場合、均質な層を形成することができ、得られる蒸
着フィルムの蒸着層がガスバリアー性に優れる。
このように本発明の蒸着フィルムは優れた特性を有す
るので、熱水殺菌処理などが行なわれる食品包装用フィ
ルムとして特に好適に用いられる。
(実施例) 以下に本発明の実施例について述べる。しかし、本発
明の被覆ポリエステルフィルムおよび蒸着フィルムの製
造方法は、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1 (1)被覆層樹脂組成物およびその水性分散液の調製:
ガラス転移温度Tgが0℃のポリエステルポリオールをメ
チレチルケトン溶液とし、これに、水性化剤として、ペ
ンダントカルボキシル基を有するジオールであるジメチ
ルロールペロピオン酸を所定量添加し、次いで、ポリエ
ステルポリオールに対して等量の2,4−トリレンジイソ
シアネートを主体とする芳香族ジイソシアネートを添加
し、ウレタン化反応を行い、ウレタンプレポリマーを得
た。得られたウレタンプレポリマーにピペラジンを反応
させて鎖延長を行い、最終的な分子量が3,500〜40,000
のポリエステルウレタンウレアを調製した。このポリエ
ステルウレタンウレアは、水不溶性で、水分散性であ
る。得られたポリエステルウレタンウレアを撹拌しなが
ら熱水中に分散させ、固形分が25重量%の水性分散体を
得た。
上記ポリエステルウレタンウレア水性分散体を、イオ
ン交換水とイソプロピルアルコールとの等量混合溶媒中
に添加して、固形分が5重量%の水性分散液を得た。
(2)蒸着フィルムの調製:ポリエチレンテレフタレー
トを280〜300℃で溶融押出し、15℃の冷却ロールで冷却
して、圧さ約150μmの未延伸フィルムを得た。この未
延伸フィルムを、周速の異なる85℃の一対のロール間で
縦方向に3.5倍延伸し、これを基材フィルムとした。次
いで、上記(1)項で得られたポリエステルウレタンウ
レアの水性分散液をロールコーター方式で基材フィルム
に塗布し、70℃の熱風で乾燥し、次いでテンター98℃で
横方向に3.5倍延伸し、さらに200〜210℃で熱固定し、
厚さ12μmの二軸延伸コーティングポリエステルフィル
ムを得た。最終的なコート剤(被覆用組成物)塗布量は
約0.04g/m2であった。この被覆フィルムの被覆層表面
に、アルミニウムを600Åの厚みに蒸着して、蒸着フィ
ルムを得た。
(3)被覆層樹脂組成物の物性評価: (a)引張り伸度の測定:上記(1)項で得られたポリ
エステルウレタンウレアの水性分散液を平坦なポリプロ
ピレンフィルム上に塗布し、常温常圧で24時間、次いで
70℃、減圧下で12時間乾燥し、膜厚が約0.3mmの樹脂フ
ィルムを得た。
東洋ボールドウィン社製の加熱型引っぱり試験機テン
シロンのチャックに、上記の樹脂膜を10mm幅に切断した
試験片を固定し、チャック間隔を50mm、引っ張り速度を
100mm/min、測定温度を60℃として、引っ張り試験を行
い、試験片が破断すると直前の伸び率を引張り伸度とし
た。このようにして測定した被覆樹脂組成物の引張り伸
度を、後述の実施例2〜6、および比較例1〜8で用い
た被覆樹脂組成物の引張り伸度とともに表1に示す。
(b)微小変形回復率の測定:上記(a)項で調製した
樹脂膜を5×24mmに切断して試験片とし、室温下、55%
RHの湿度下で48時間調湿して用いた。
熱機械分析装置を用いて、引張り測定の方法に従って
微小変形回復率の測定を行った。まず、ストレスストレ
イン測定システム付き熱機械分析装置(理学電機社製)
の、ストレスストレイン測定システムを動作状態にし、
10gの分銅を標準として20gレンジでフルスケールの調節
を行った。その後ストレスストレイン測定システムの電
源を切り、本体の部分のみでバランスをとり、10gの分
銅を標準として荷重が20gとなるように調節した。上記
で調製した試験片を調湿器から速やかに取り出し、測定
部分の長さが20mmとなるように熱機械分析装置に装着
し、25℃で、20gの静的荷重と、0.02Hz、±10gの矩形波
状荷重とを試験片に負荷し、応答歪をTMAレンジ±50〜5
00μmの感度範囲内で測定した。矩形波状荷重の1周期
に対応する応答歪曲線の1例を第1図に示す。微小変形
回復率Rは、試験片に荷重を負荷し始めてから3.75分以
降に、最初の矩形波状荷重の立ち上がりがある1周期に
対応する応答歪曲線から、次の式にしたがって算出され
た。
ここで、L0は、静的荷重(20g)と矩形波状荷重(±1
0g、0.02Hz)とを合わせて試験片に負荷したときに、該
合わせた荷重を負荷し始めてから、3.75分以降であっ
て、かつ矩形波状荷重が次に負荷される直前時における
試料の長さを表し、L1は、該矩形波状荷重が付与された
時の最大試料長さ、そして、L2は、該矩形波状荷重が解
除された時の最小試料長さである。L0、L1およびL2は、
第1図中のL0、L1、およびL2に対応する。このようにし
て測定した被覆樹脂組成物の微小変形回復率を、後述の
実施例2〜6および比較例1〜8で用いた被覆樹脂組成
物の微小変形回復率とともに表1に示す。
(4)蒸着フィルムの性能評価 (a)蒸着フィルムの耐ボイル性の評価:上記(2)項
で得られた蒸着フィルムの蒸着層表面に厚さ60μmの未
延伸ポリプロピレン(PP)シートを通常のドライマミネ
ート法により積層した後、エージング処理を行った。得
られた積層体の2枚を、PP層が内側となるように重ね、
ヒートシール法によって、袋状に成形し、この袋の中
に、水と空気とを2:8の体積比で充填し、ヒートシール
法によって、密封した。この包装物を95℃の熱水中に30
分間放置した後、室温に冷却し、包装物の状態を目視に
より観察した。少しでも剥離が観察された包装物の割合
(%)を蒸着フィルムの耐ボイル性とした。
(b)酸素透過度の測定:上記(2)項で得られた蒸着
フィルムを用いて、蒸着フィルムの酸素透過度を、ASTM
−D−1437−75に準拠して測定した。
(c)被覆フィルムの耐ブロッキング性の評価:アル
ミニウムを蒸着する前の被覆フィルムを用いて、ASTM−
D−918に準拠して、被覆フィルムの耐ブロッキング性
を評価した。
評価結果は、以下の記号を用いて表す。
◎……粘着性なし △……ほとんど粘着性なし ×……かなり粘着性がある これらの評価結果を、後述の実施例2〜6および比較
例1〜8の結果とともに表1に示す。
実施例2〜6 被覆樹脂組成物として、60℃での引張り伸度および微
小変形回復率が表1に示す値である、樹脂組成物を用い
たこと以外は、実施例1と同様にして蒸着フィルムを調
製した。
比較例1〜8 被覆樹脂組成物として、60℃での引張り伸度および微
小変形回復率が表1に示す値である、樹脂組成物を用い
たこと以外は、実施例1と同様にして蒸着フィルムを調
製した。
表1から明らかなように、実施例1〜6の本発明の蒸
着フィルムを用いて調製した包装物は熱水で処理しても
ヒートシール部が剥離することがなく良好な耐ボイル性
を有する。さらに、被覆層を形成する樹脂組成物の微小
変形回復率Rが90%以上である、本発明の蒸着フィルム
は、蒸着層の酸素透過性が低く、ガスバリアー性が高
い。一方、被覆樹脂組成物の引張り伸度が100%未満で
ある、比較例1および2の蒸着フィルムでは耐ボイル性
が低い。逆に、被覆樹脂組成の引張り伸度が500%を越
える比較例3および4の蒸着フィルムでは、耐ブロッキ
ング性が劣る。微小変形回復率が90%未満の、比較例3
〜8の蒸着フィルムは、酸素透過性が高く、ガスバリア
ー性に劣る。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、その表面に形成される
層、特に無機物蒸着層との接着性に優れた被覆ポリエス
テルフィルムが得られる。そしてこの被覆ポリエステル
フィルムを用いて、熱水の存在下において、蒸着層と基
材フィルムとの接着力に優れた蒸着フィルムが得られ
る。さらに本発明の被覆ポリエステルフィルムは、保存
中および蒸着フィルムの製造工程で被覆層に微小な変形
欠陥が生じにくいため、均質な蒸着層を形成することが
可能であり、得られる蒸着フィルムがガスバリアー性に
富む。このような蒸着フィルムは食品包装用フィルム、
装飾用材料、各種保護フィルムなどの用途に利用され、
特に熱水による加熱処理が行なわれる食品包装用フィル
ムに好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、被覆層樹脂組成物の微小変形回復率の測定に
おいて、試験片に負荷された矩形波状荷重の1周期に対
応する応答歪曲線の1例を表す図である。第1図におい
て、t0は、矩形波状荷重の立ち上がり時刻、t1は、この
矩形波状荷重の立ち下がり時刻、そして、t2は、次の矩
形波状荷重の立ち上がり時刻を表し、L0、L1およびL2
は、それぞれt0、t1、およびt2時の試料の長さを表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久世 勝朗 福井県敦賀市東洋町10番24号 東洋紡績 株式会社総合研究所敦賀分室内 (56)参考文献 特開 平2−50837(JP,A) 特開 平2−50838(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル系樹脂でなる基材フィルムの
    少なくとも片面に樹脂被覆層が形成された被覆ポリエス
    テルフィルムであって、 該樹脂被覆層が、エステル結合を有するセグンメントを
    分子内に少なくとも一種含有する、水不溶性の熱可塑性
    樹脂を主成分とする樹脂組成物により形成され、該熱可
    塑性樹脂がポリエステルウレタンウレアであり、そし
    て、 該樹脂組成物でなるフィルムの60℃での引張り進度ε
    (%)が、100≦ε≦500であり、かつ、該樹脂組成物
    の、下式に示す微小変形回復率Rが、90%以上である、 ここで、L0は、静的荷重(20g)と矩形波状荷重(±10
    g、0.02Hz)とを合わせて試料に負荷したときに、該合
    わせた荷重を負荷し始めてから3.75分以降であって、か
    つ矩形波状荷重が次に負荷される直前時における試料の
    長さを表し、L1は、該矩形波状荷重が付与された時の最
    大試料長さ、そして、L2は、該矩形波状荷重が解除され
    た時の最小試料長さを表す。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の被覆ポリエステルフィル
    ムの前記樹脂被覆層表面に、無機物蒸着層が設けられた
    蒸着フィルム。
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