JP2569919Y2 - サーモカプラー取付装置 - Google Patents

サーモカプラー取付装置

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JP2569919Y2
JP2569919Y2 JP4568493U JP4568493U JP2569919Y2 JP 2569919 Y2 JP2569919 Y2 JP 2569919Y2 JP 4568493 U JP4568493 U JP 4568493U JP 4568493 U JP4568493 U JP 4568493U JP 2569919 Y2 JP2569919 Y2 JP 2569919Y2
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JP
Japan
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thermocoupler
rail
mounting device
mold
case
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JP4568493U
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JPH0711410U (ja
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達也 北島
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、クーリングユニット
に一体に成形され、温度センサからの端子が装着される
サーモカプラーを前記クーリングユニットに固定するた
めのサーモカプラー取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クーリングユニットにサーモアンプやセ
ンサーのカプラー部分を固定するために、クーリングユ
ニットに一体に成形された従来のサーモカプラー取付装
置は、例えば図7で示すサーモカプラーを装着するため
のもので、例えば図8及び図10に示す2種類であっ
た。
【0003】図7で示すサーモカプラー50は、センサ
ーからの端子が装着される端子装着部51と、下記する
サーモカプラー取付装置60,70に固定されるための
レールガイド52と、このレールガイド52の間の底部
53に形成された係止突起54によって構成されてい
る。
【0004】このサーモカプラー50を装着するための
図8に示すサーモカプラー取付装置60は、前記レール
ガイド52内に挿入されるレール部61と、このレール
部61の中央に形成された前記係止突起54が挿着され
る係止溝62と、この係止溝62からサーモカプラー5
0の挿着方向前方であってレール部61の前方端部に傾
斜して形成された係止突起54のガイド溝63と、前記
レール部61を所定の高さに支持するレール支持部64
によって構成されている。
【0005】この図8に示すサーモカプラー取付装置6
0は、図9に示すように、上部から下降するキャビ金型
81と固定側のコア金型81によって画成された空間
に、合成樹脂等を流し込んでケース80と一体に成形す
るもので、レール部61の両側の延出部分を形成するた
めに、コア金型81から延出するコア突出部81a,8
1bが形成され、このためにサーモカプラー取付装置6
0の両側部には、このコア吐出部81a,81bが延出
したために、開口部65a,65bが形成され、後にシ
ール等によってこの開口部65a,65bを閉塞する必
要があった。
【0006】また、図10に示すサーモカプラー取付装
置70は、前記レールガイド52内に挿入されるレール
部71と、このレール部71の中央に形成された前記係
止突起54が挿着される係止溝72と、この係止溝72
からサーモカプラー50の挿着方向前方であってレール
部71の前方端部に傾斜して形成された係止突起54の
ガイド溝73と、前記レール部71を所定の高さに支持
するレール支持部74によって構成されており、図8で
示すサーモカプラー取付装置60とその構成は同一であ
るが、図11に示すように、コア金型84とキャビ金型
83の間に、スライド金型85を介在させて、前述の開
口部65a,65bを形成しないようにしたものであ
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図8及
び図9で示すサーモカプラー取付装置60においては、
ケースに形成された開口部65a,65bを閉塞するた
めにシール等を貼付する必要があり、コストアップにつ
ながると共に、図10及び図11で示すサーモカプラー
取付装置70においては、レール支持部74が肉厚とな
ることから先端部分の薄肉部へ樹脂が流れ難く、また肉
厚部においては硬化するまでに時間がかかったり、歪み
が発生する恐れがあった。
【0008】このために、図12で示すように、レール
支持部74の肉厚部の不具合を防止するために、コア金
型86に所定の突起87を形成して、肉厚を均一する方
法も考えられるが、この突起87は薄く形成されるため
に、型持ちが悪く型寿命が悪いという不具合が生じてい
た。
【0009】以上のことから、この考案は、ケースに穴
を開けることないスライド金型を使用した方法で形成さ
れると共に、各部の肉厚を均一にして樹脂の流れを容易
にした成形し易い構造のサーモカプラー取付装置を提供
することにある。
【0010】
【問題を解決するための手段】しかして、この考案は、
クーリングユニットのケース表面に形成されるサーモカ
プラー取付装置において、コア金型とキャビ金型との間
にスライド金型を挿入して前記ケースと一体に成形され
ると共に、前記ケースから所定の高さに延出する一対の
レール支持部と、この一対のレール支持部を橋架し、サ
ーモカプラーのレールガイドが挿入されるレール部と、
このレール部に形成され、前記サーモカプラーの係止突
起が挿着される係止溝とを具備することにある。
【0011】
【作用】したがって、この考案においては、サーモカプ
ラー取付装置を形成する時に、コア金型とキャビ金型の
間にスライド金型を挿入し、このスライド金型とキャビ
金型との間に、レール支持部と、このレール支持部を橋
架するレール部と、このレール部に形成された係止溝を
有するサーモカプラー取付装置が形成されるため、前後
にレール支持部を有し、このレール支持部を橋架するよ
うにレール部が形成されるために、各部を略均一な厚さ
に形成でき、上記課題が達成できるものである。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例について図面により
説明する。
【0013】図1において示すクーリングユニット1
は、図示しない送風機とヒーターユニットとの間に配さ
れるもので、このクーリングユニット1のケース2は金
型によって一体に成形された上部ケース2aと下部ケー
ス2bとを接合して成形したもので、内部にエバポレー
タ3が内設されるものである。
【0014】このケース2の所定の位置に、このケース
2(この場合は、上部ケース2a)と一体に成形される
サーモカプラー取付装置4は、前記エバポレータ3の吹
出側近傍若しくはエバポレータ3自体に接触して取付ら
れる温度検出センサの端子が装着されるサーモカプラー
50(図7に示す)を固着するためのもので、図2及び
図3に示す示すものである。
【0015】このサーモカプラー取付装置4は、リブ5
a,5bを有するサーモカプラー後部側に位置する後部
レール支持部6と、リブ7a,7bを有するサーモカプ
ラー前部側に位置する前部レール支持部8と、この後部
レール支持部6及び前記レール支持部8とを橋架し、サ
ーモカプラーのレールガイド52に挟持されるレール部
9と、このレール部の中央近傍に開口し、図7に示すサ
ーモカプラーの係止突起54が噛合する係止溝10と、
前記係止突起54を前記係止溝10に導くガイド溝11
と、レール部9の一方の側の前部に形成された切り欠き
部12とによって構成されている。これによって、図1
の矢印で示す方向、つまりサーモカプラーの取付方向の
垂直方向に所定の大きさの開口部が形成されることとな
る。
【0016】これによってサーモカプラー取付装置4
は、図4で示すようにコア金型20とキャビ金型21と
の間に、スライド金型22が挿入され、このコア金型2
0、キャビ金型21、及びスライド金型22とによって
画成された空間に2’,9’,9’に溶解した合成樹脂
を流し込んで、ケース2と一体に成形されるものであ
る。この場合、本願に係るサーモカプラー取付装置4
は、各部が略均一な肉厚に形成されているために合成樹
脂の流れ込みが良好であり、さらに合成樹脂の硬化時間
が短縮できるために、サーモカプラー取付装置の寸法安
定性を良くすることができる。
【0017】これによって成形されたサーモカプラー取
付装置4には、図5及び図6で示すように、サーモカプ
ラー54が装着される。この場合、本願に係るサーモカ
プラー取付装置のレール部4は、後部レール支持部6及
び前部レール支持部8を橋架する板状に形成されている
ことから弾性変形し易く、サーモカプラー54の係止突
起54が係止溝10に挿着し易くなるために、サーモカ
プラーの装着作業性が向上するものである。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、サーモカプラー取付装置を形成する時に、スライド
金型をサーモカプラーの取付方向の垂直方向から挿入し
てレール支持部とレール部とを形成したために、各部を
略均一な厚さに形成したことによって、合成樹脂の流れ
込みを良好にでき、また合成樹脂の硬化時間を短縮でき
るために、作業性が向上するだけでなく、寸法安定性を
良好にできるものである。
【0019】また、レール部の板状に形成できることか
ら、レール部が撓み易くなり、サーモカプラーの係止突
起を係止溝に挿着しやすくなるために、作業性が向上す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】クーリングユニットに一体に成形された本願考
案に係る実施例のサーモカプラー取付装置を示した説明
図である。
【図2】クーリングユニットに一体に成形されたサーモ
カプラー取付装置を示した拡大斜視図である。
【図3】(a)はサーモカプラー取付装置の平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図4】サーモカプラー取付装置の成形時の金型の位置
を説明した説明図である。
【図5】サーモカプラー取付装置にサーモカプラーを装
着した場合を示した斜視図である。
【図6】(a)はサーモカプラー取付装置にサーモカプ
ラーを装着した時の正面図、(b)は側面図である。
【図7】サーモカプラーを示した斜視図である。
【図8】従来のサーモカプラー取付装置の一例を示した
斜視図である。
【図9】従来のサーモカプラー取付装置の一例の成形時
の金型の位置を説明した説明図である。
【図10】従来のサーモカプラー取付装置の別の一例を
示した斜視図である。
【図11】従来のサーモカプラー取付装置の別の一例の
成形時の金型の位置を説明した説明図である。
【図12】従来のサーモカプラー取付装置のさらに別の
一例の成形時の金型の位置を説明した説明図である。
【符号の説明】
1 クーリングユニット 2 ケース 3 エバポレータ 4 サーモカプラー取付装置 6 後部レール支持部 8 前部レール支持部 9 レール部 10 係止溝 11 ガイド溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クーリングユニットのケース表面に形成
    されるサーモカプラー取付装置において、 コア金型とキャビ金型との間にスライド金型を挿入して
    前記ケースと一体に成形されると共に、前記ケースから
    所定の高さに延出する一対のレール支持部と、この一対
    のレール支持部を橋架し、サーモカプラーのレールガイ
    ドが挿入されるレール部と、このレール部に形成され、
    前記サーモカプラーの係止突起が挿着される係止溝とを
    具備することを特徴とするサーモカプラー取付装置。
JP4568493U 1993-07-29 1993-07-29 サーモカプラー取付装置 Expired - Lifetime JP2569919Y2 (ja)

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JP4568493U JP2569919Y2 (ja) 1993-07-29 1993-07-29 サーモカプラー取付装置

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JPH0711410U JPH0711410U (ja) 1995-02-21
JP2569919Y2 true JP2569919Y2 (ja) 1998-04-28

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