JPH0637290Y2 - カプラ一体型センサ - Google Patents
カプラ一体型センサInfo
- Publication number
- JPH0637290Y2 JPH0637290Y2 JP5316491U JP5316491U JPH0637290Y2 JP H0637290 Y2 JPH0637290 Y2 JP H0637290Y2 JP 5316491 U JP5316491 U JP 5316491U JP 5316491 U JP5316491 U JP 5316491U JP H0637290 Y2 JPH0637290 Y2 JP H0637290Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding material
- coupler
- injection port
- sensor
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば自動車の空調を行
うために車室外の温度を検出する目的で設置される温度
センサなどセンサ装置に関するものであり、詳細には取
付時の配線を簡素化するためにセンサ装置に雄カプラ状
の端子が設けられて一体化されたセンサに係るものであ
る。
うために車室外の温度を検出する目的で設置される温度
センサなどセンサ装置に関するものであり、詳細には取
付時の配線を簡素化するためにセンサ装置に雄カプラ状
の端子が設けられて一体化されたセンサに係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のカプラ一体型センサ90
の構成の例を示すものが図3であり、深い筒状とした樹
脂ケース91を形成すると共に、例えば樹脂基板92な
どで所定ピッチに設定した一対の端子93と、該端子9
3に接続されたサーミスタなど温度センサ94とを前記
樹脂ケース91中に端子93が開口部91a側となるよ
うに収納し、この状態で適宜量のエポキシ樹脂などモー
ルド材95を前記開口部91aから注入し硬化させて形
成するものである。
の構成の例を示すものが図3であり、深い筒状とした樹
脂ケース91を形成すると共に、例えば樹脂基板92な
どで所定ピッチに設定した一対の端子93と、該端子9
3に接続されたサーミスタなど温度センサ94とを前記
樹脂ケース91中に端子93が開口部91a側となるよ
うに収納し、この状態で適宜量のエポキシ樹脂などモー
ルド材95を前記開口部91aから注入し硬化させて形
成するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のカプラ一体型センサ90においては開口部91
aからモールド材95を注入するものであるので、注入
時に開口部91a側にある端子93にモールド材95を
付着させて端子93の部分を接触不良とする事故を生じ
易く、付着を生じないための作業が極めて煩雑化すると
共に、そのための検査も必要となり、以てカプラ一体型
センサ90の生産効率を低下させる問題点を生じ、この
点の解決が課題とされるものと成っていた。
た従来のカプラ一体型センサ90においては開口部91
aからモールド材95を注入するものであるので、注入
時に開口部91a側にある端子93にモールド材95を
付着させて端子93の部分を接触不良とする事故を生じ
易く、付着を生じないための作業が極めて煩雑化すると
共に、そのための検査も必要となり、以てカプラ一体型
センサ90の生産効率を低下させる問題点を生じ、この
点の解決が課題とされるものと成っていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、深い筒状の樹
脂ケースの開口部寄りに端子が配設されて雄カプラ状と
され、底面寄りには樹脂部材によりモールドされたセン
サが埋設されて成るカプラ一体型センサにおいて、前記
樹脂ケースの側面には前記開口部側に開口するモールド
材注入口が突出して設けられ、且つ前記モールド材注入
口の中にはモールド材注入量の適量を表示するゲージが
設けられていることを特徴とするカプラ一体型センサを
提供することで、組立工程中における端子へのモールド
材の付着を生じないものとして、前記した従来の課題を
解決するものである。
課題を解決するための具体的手段として、深い筒状の樹
脂ケースの開口部寄りに端子が配設されて雄カプラ状と
され、底面寄りには樹脂部材によりモールドされたセン
サが埋設されて成るカプラ一体型センサにおいて、前記
樹脂ケースの側面には前記開口部側に開口するモールド
材注入口が突出して設けられ、且つ前記モールド材注入
口の中にはモールド材注入量の適量を表示するゲージが
設けられていることを特徴とするカプラ一体型センサを
提供することで、組立工程中における端子へのモールド
材の付着を生じないものとして、前記した従来の課題を
解決するものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本考案に
係るカプラ一体型センサであり、このカプラ一体型セン
サ1は深い筒状とした樹脂ケース2中の底面寄りにセン
サ3が例えばエポキシ樹脂などのモールド材4で埋設さ
れ、前記センサ3に接続される一対の端子5が前記樹脂
ケース2の開口部寄りに配設されて雄カプラ状とされて
いる点は従来例のものと同様である。
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本考案に
係るカプラ一体型センサであり、このカプラ一体型セン
サ1は深い筒状とした樹脂ケース2中の底面寄りにセン
サ3が例えばエポキシ樹脂などのモールド材4で埋設さ
れ、前記センサ3に接続される一対の端子5が前記樹脂
ケース2の開口部寄りに配設されて雄カプラ状とされて
いる点は従来例のものと同様である。
【0006】しかしながら、前記樹脂ケース2は本考案
により、例えばケース上半部21とケース下半部22と
に分割され、このときに、前記ケース下半部22の開口
部の一部を側方に張り出すように成形することで、ケー
ス上半部21とケース下半部22との接合部にモールド
材注入口23が形成されるものと成り、このときに前記
モールド材注入口23はその開口部を前記樹脂ケース2
の開口部と同一方向とするものとされている。
により、例えばケース上半部21とケース下半部22と
に分割され、このときに、前記ケース下半部22の開口
部の一部を側方に張り出すように成形することで、ケー
ス上半部21とケース下半部22との接合部にモールド
材注入口23が形成されるものと成り、このときに前記
モールド材注入口23はその開口部を前記樹脂ケース2
の開口部と同一方向とするものとされている。
【0007】また、前記モールド材注入口23中には、
前記ケース下半部22の形成時に一体にゲージ24が例
えばボス状として設けられるものと成り、このゲージ2
4の先端24aは前記モールド材注入口23の開口部か
ら容易に観視可能な位置に設けられると共に、この先端
24aの底面からの高さHは前記ケース上半部21とで
組立られる樹脂ケース2におけるモールド材4の注入量
の限界を示すものとされている。
前記ケース下半部22の形成時に一体にゲージ24が例
えばボス状として設けられるものと成り、このゲージ2
4の先端24aは前記モールド材注入口23の開口部か
ら容易に観視可能な位置に設けられると共に、この先端
24aの底面からの高さHは前記ケース上半部21とで
組立られる樹脂ケース2におけるモールド材4の注入量
の限界を示すものとされている。
【0008】尚、前記樹脂ケース2を前記したようにケ
ース上半部21とケース下半部22とに分割するときに
は、前記ケース上半部21とケース下半部22とはフッ
ク構造25などで係着可能なものとしておくと共に、前
記ケース上半部21には端子5とセンサ3とが取付可能
な構成としておけば、組立作業が容易となり好ましいも
のと成る。
ース上半部21とケース下半部22とに分割するときに
は、前記ケース上半部21とケース下半部22とはフッ
ク構造25などで係着可能なものとしておくと共に、前
記ケース上半部21には端子5とセンサ3とが取付可能
な構成としておけば、組立作業が容易となり好ましいも
のと成る。
【0009】上記の構成としたカプラ一体型センサ1を
組立るときには、先ず、ケース上半部21に端子5とセ
ンサ3とを取付け、この状態でケース上半部21とケー
ス下半部22とをフック構造25で係着させる。 このように組立を行えば、本考案の構成としたことで、
前記ケース上半部21とケース下半部22との接合部分
に側方に張り出すモールド材注入口23を有する樹脂ケ
ース2が得られるので、前記樹脂ケース2をモールド材
注入口23を上向きとする状態で保持し、このモールド
材注入口23からモールド材4を前記ゲージ24の先端
24aに達するまで注入することで組立は完了する。
組立るときには、先ず、ケース上半部21に端子5とセ
ンサ3とを取付け、この状態でケース上半部21とケー
ス下半部22とをフック構造25で係着させる。 このように組立を行えば、本考案の構成としたことで、
前記ケース上半部21とケース下半部22との接合部分
に側方に張り出すモールド材注入口23を有する樹脂ケ
ース2が得られるので、前記樹脂ケース2をモールド材
注入口23を上向きとする状態で保持し、このモールド
材注入口23からモールド材4を前記ゲージ24の先端
24aに達するまで注入することで組立は完了する。
【0010】次いで、上記の構成とした本考案のカプラ
一体型センサ1の作用、効果について説明を行えば、前
記モールド材注入口23が設けられたことで、このモー
ルド材注入口23からのモールド材4の注入が行えるも
のとなり、前記端子5の外部配線との接続部分にモール
ド材4が付着して絶縁不良を生ずることを完全に防止す
る。
一体型センサ1の作用、効果について説明を行えば、前
記モールド材注入口23が設けられたことで、このモー
ルド材注入口23からのモールド材4の注入が行えるも
のとなり、前記端子5の外部配線との接続部分にモール
ド材4が付着して絶縁不良を生ずることを完全に防止す
る。
【0011】また、前記モールド材注入口23中にゲー
ジ24が設けられたことで、樹脂ケース2の側方からモ
ールド材4を注入するときにも注入量の適量の判断が極
めて容易に知ることができるものとなり、注入量の過不
足を生ずることなく安定した品質が保たれるものとす
る。
ジ24が設けられたことで、樹脂ケース2の側方からモ
ールド材4を注入するときにも注入量の適量の判断が極
めて容易に知ることができるものとなり、注入量の過不
足を生ずることなく安定した品質が保たれるものとす
る。
【0012】尚、説明は前記樹脂ケース2をケース上半
部21とケース下半部22とに分割して形成する例で説
明したが、本考案はこれに限定されるものでなく、例え
ば成形時にスライド金型など使用することで、図2に示
すように樹脂ケース6にモールド材注入口7とゲージ8
とを一体に設ける構成としても良く、要は、モールド材
注入口(7あるいは23)を設けることで、端子にモー
ルド材を付着させることなく注入可能とすることに本考
案の要旨がある。
部21とケース下半部22とに分割して形成する例で説
明したが、本考案はこれに限定されるものでなく、例え
ば成形時にスライド金型など使用することで、図2に示
すように樹脂ケース6にモールド材注入口7とゲージ8
とを一体に設ける構成としても良く、要は、モールド材
注入口(7あるいは23)を設けることで、端子にモー
ルド材を付着させることなく注入可能とすることに本考
案の要旨がある。
【0013】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、樹
脂ケースの側面には開口部側に開口するモールド材注入
口が突出して設けられ、且つ前記モールド材注入口の中
にはモールド材注入量の適量を表示するゲージが設けら
れているカプラ一体型センサとしたことで、モールド材
の注入工程において端子にモールド材が付着し事後の車
両への取付けにおいて接触不良などの不具合が生ずるの
を根絶すると共に工程も簡素化し、品質の向上と生産性
の向上とに優れた効果を奏するものである。
脂ケースの側面には開口部側に開口するモールド材注入
口が突出して設けられ、且つ前記モールド材注入口の中
にはモールド材注入量の適量を表示するゲージが設けら
れているカプラ一体型センサとしたことで、モールド材
の注入工程において端子にモールド材が付着し事後の車
両への取付けにおいて接触不良などの不具合が生ずるの
を根絶すると共に工程も簡素化し、品質の向上と生産性
の向上とに優れた効果を奏するものである。
【図1】 本考案に係るカプラ一体型センサの一実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】 同じく本考案の別な実施例を要部で示す断面
図である。
図である。
【図3】 従来例を示す断面図である。
1……カプラ一体型センサ 2……樹脂ケース 21……ケース上半部、22……ケース下半部、23…
…モールド材注入口、24……ゲージ、24a……先
端、25……フック構造 3……センサ 4……モールド材 5……端子 6……樹脂ケース 7……モールド材注入口 8……ゲージ
…モールド材注入口、24……ゲージ、24a……先
端、25……フック構造 3……センサ 4……モールド材 5……端子 6……樹脂ケース 7……モールド材注入口 8……ゲージ
Claims (1)
- 【請求項1】 深い筒状の樹脂ケースの開口部寄りに端
子が配設されて雄カプラ状とされ、底面寄りには樹脂部
材によりモールドされたセンサが埋設されて成るカプラ
一体型センサにおいて、前記樹脂ケースの側面には前記
開口部側に開口するモールド材注入口が突出して設けら
れ、且つ前記モールド材注入口の中にはモールド材注入
量の適量を表示するゲージが設けられていることを特徴
とするカプラ一体型センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316491U JPH0637290Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | カプラ一体型センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316491U JPH0637290Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | カプラ一体型センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587526U JPH0587526U (ja) | 1993-11-26 |
JPH0637290Y2 true JPH0637290Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=12935222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5316491U Expired - Lifetime JPH0637290Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | カプラ一体型センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637290Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4765871B2 (ja) * | 2005-11-09 | 2011-09-07 | 株式会社デンソー | 温度センサ |
JP6398123B2 (ja) * | 2016-05-31 | 2018-10-03 | 本田技研工業株式会社 | センサユニット、センサユニット付き機器およびセンサユニットの組み付け方法 |
IT201600082156A1 (it) * | 2016-08-04 | 2018-02-04 | Stefano Colliselli | Elemento campione di controllo di un processo produttivo. |
KR102348883B1 (ko) * | 2017-07-28 | 2022-01-11 | 주식회사 에스엘미러텍 | 차량용 아웃 사이드 미러의 제어 장치 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP5316491U patent/JPH0637290Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0587526U (ja) | 1993-11-26 |
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