JP2568870Y2 - 管内走行台車 - Google Patents

管内走行台車

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JP2568870Y2
JP2568870Y2 JP1991068060U JP6806091U JP2568870Y2 JP 2568870 Y2 JP2568870 Y2 JP 2568870Y2 JP 1991068060 U JP1991068060 U JP 1991068060U JP 6806091 U JP6806091 U JP 6806091U JP 2568870 Y2 JP2568870 Y2 JP 2568870Y2
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leg
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徹夫 重信
博正 亀井
善久 西川
俊彦 綱谷
博司 下山
隆夫 松本
武 松浦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Tokyo Metropolitan Government
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Tokyo Metropolitan Government
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、管内の各種作業を行な
う作業ロボットの走行を行なう管内走行台車に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば下水道管内の清掃は、人手によっ
て行なわれているが、作業環境の問題等から自動化が望
まれている。
【0003】下水道管内の清掃を自動化する課題の1つ
として、管の内部を大きな牽引力を発揮しながら長距離
移動できる自走式の走行装置が必要となる、といったこ
とがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】下水道管の入口は小さ
く、内部の管径は大きくなっており、しかも、下水道管
は様々な径がありそれぞれに対応する必要がある。ま
た、管内面には汚水や土砂が堆積しており、通常の車輪
や無限軌道では十分な牽引力を発揮できない。更に、管
内面にはマンホールや下水流入孔の穴があけられており
これを避ける必要がある。管内を走行する走行装置は各
種開発されているが、前記条件を満たすことができる走
行装置は開発されていないのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案の構成は、走行ローラを備えた前走行台車及び
後走行台車と、前走行台車と後走行台車を連結する伸縮
自在な走行用シリンダと、前走行台車と後走行台車の連
結部に設けられた自在継手と、前走行台車及び後走行台
車の円周方向の3等分した位置に設けられそれぞれ周方
向外側に開閉自在な一対の脚と、一対の脚の先端部同士
を連結して形成される平行リンクと、一対の脚を開閉さ
せる開閉駆動機構が設けられると共に一対の脚をそれぞ
れ円周方向外側に伸縮自在とする伸縮シリンダが設けら
れ脚を開閉自在とし且つ脚が開いている時の脚の外径を
調整自在とする脚調整機構と、それぞれの平行リンクに
設けられ脚を開いた際に管内壁に転接するローラと、そ
れぞれの平行リンクに設けられ脚を開いた際に管内壁を
押圧して前走行台車及び後走行台車を管内に突張り固定
する固定パッドと、前走行台車もしくは後走行台車に設
けられ管の軸心に沿った軸回りで前走行台車もしくは後
走行台車を回転させる回転駆動機構とからなることを特
徴とする。
【0006】
【作用】脚を閉じた状態で前走行台車及び後走行台車を
管内に搬入し、開閉駆動機構により脚を開くことでロー
ラが管内壁に転接して前走行台車及び後走行台車を管の
中心に保持する。後走行台車の固定パッドを管内壁に当
接させて後走行台車を管内に突張り固定し、走行用シリ
ンダを伸ばすことで、前走行台車が前進する。同様に、
後走行台車の固定を解除して前走行台車を管内に突張り
固定し、走行用シリンダを縮めることで、後走行台車が
前進する。以上の動作を繰り返すことで管内走行台車の
走行を行なうことができる。また、前走行台車もしくは
後走行台車を管内に突張り固定し、回転駆動機構により
後走行台車もしくは前走行台車を回転させ、マンホール
等から脚を回避する。
【0007】
【実施例】図1には本考案の一実施例に係る管内走行台
車の縦断面、図2には管内走行台車を管内に挿入した状
態の側面、図3には図2中のIII −III 線矢視、図4に
は管内走行台車を管内に固定した状態の側面、図5には
図4中のV−V線矢視、図6には脚を伸ばしている状態
の正面、図7には走行状況を説明する側面、図8には回
転状況を説明する正面を示してある。
【0008】図1に示すように、管内走行台車101
は、前走行台車1と後走行台車2とで構成されている。
後走行台車2には走行用シリンダ16が設けられ、前走
行台車1には回転駆動機構としての回転用モータ18が
設けられている。走行用シリンダ16のロッド16aと
本体16bの間には、連続した山形の刃先を有するクラ
ッチ17が介在している。回転用モータ18の回転軸1
8aと走行用シリンダ16のロッド16aは自在継手1
5によって連結されている。
【0009】前走行台車1及び後走行台車2の構成を説
明する。前走行台車1と後走行台車2は同一構成のた
め、前走行台車1の構成を説明して後走行台車2の説明
は省略する。
【0010】図1、図5に示すように、前走行台車1の
フレーム3には、円周方向の3等分した位置(120度
間隔)に周方向外側に開閉自在な一対の脚4がそれぞれ
設けられている。それぞれの脚4には伸縮脚9が伸縮自
在に設けられ、伸縮脚9は伸縮シリンダ19によって任
意の位置に位置決めされて伸縮される。一対の脚4の伸
縮脚9の先端同士は平行リンク5によって連結されてい
る。フレーム3には開閉駆動機構としての脚開閉シリン
ダ12が設けられ、脚開閉シリンダ12のロッド12a
にはブロック13が取付けられている。一対の脚4のう
ち一方側の脚4とブロック13はリンク11によって連
結されている。従って、脚開閉シリンダ12の駆動によ
りロッド12aが伸縮すると、リンク11及び平行リン
ク5を介して一対の脚4が開閉(閉じた状態を図1に二
点鎖線で示す)する。また、伸縮シリンダ19の駆動に
より一対の脚4が開いている時の脚4の外径が調整され
るようになっている。脚開閉シリンダ12及び伸縮シリ
ンダ19によって脚調整機構が構成されている。
【0011】平行リンク5にはローラとしてのキャスタ
ローラ6が設けられ、脚4を開いた際キャスタローラ6
は管30の内壁に転接するようになっている。平行リン
ク5には固定パッド7が設けられ、脚4を開いた際固定
シリンダ8により固定パッド7が突出し、管30の内壁
に当接する。円周方向の脚4の固定パッド7を同時に突
出させることで、前走行台車1が管30内に突張り固定
される。図1中の符号で21は、前走行台車1を管30
内に保持するためのローラ、14はサイドフレームであ
る。
【0012】上記構成の管内走行台車101の動作状況
を説明する。
【0013】図2,図3に示すように、小さなマンホー
ル(図示省略)から挿入された管内走行台車101は、
ローラ21によって管30の底面に保持される。脚開閉
シリンダ12を駆動することにより、リンク11及び平
行リンク5を介して一対の脚4が3方向に傘状に開く。
この時、脚4は平行リンク5の側部に備えられた起き上
り用ローラ22(図6参照)により管30の内面を転が
りスムーズに開いていく。
【0014】図4、図5に示すように、伸縮シリンダ1
9を駆動して伸縮脚9を伸ばし、前走行台車1及び後走
行台車2を管30の中心近傍に保持する。
【0015】管内走行台車101の走行状況を図7に基
づいて説明する。
【0016】後走行台車2の平行リンク5に取付けられ
た固定シリンダ8を駆動して固定パッド7を管30の内
壁に押圧し、後走行台車2を管30に突張り固定する
(図7(a))。
【0017】走行用シリンダ16を駆動してロッド6a
を伸ばすことで、後走行台車2に対してキャスタローラ
6を介して前走行台車1を前進させる(図7(b))。
【0018】前走行台車1の前進が完了した後、前走行
台車1の平行リンク5に取付けられた固定シリンダ8を
駆動して固定パッド7を管30の内壁に押圧し、前走行
台車1を管30に突張り固定する。同時に後走行台車2
の固定パッド7の突張りを解除する。走行用シリンダ1
6を駆動してロッド6aを縮めることで、前走行台車1
に対してキャスタローラ6を介して後走行台車2を前進
させる(図7(c))。
【0019】各シリンダを油圧で駆動し、以上の動作を
繰り返すことで、大きな牽引力で長距離の走行が可能と
なる。
【0020】図8に示すように、マンホール31や排水
口をかわす場合、前走行台車1もしくは後走行台車2を
管30内に固定し、回転用モータ18を駆動することで
固定していない側の台車を左右に回転させる。この時、
クラッチ17により走行用シリンダ16の本体16bと
ロッド16aの空回りを防止している。また、管30内
での前走行台車1及び後走行台車2の中心位置のずれ
は、自在継手15で吸収する。
【0021】管内走行台車101を管30から脱出させ
る場合、伸縮脚9を縮めた後脚4を閉じ、挿入直後の状
態に戻す。径の異なる管に管内走行台車101を保持す
る場合、伸縮脚9の伸び位置を調整して管の略中心に管
内走行台車101を保つ。
【0022】上述した管内走行台車101は、小さな入
口から挿入が可能で、内部が大きくなっている管30の
内部を大きな牽引力で長距離の走行が可能となる。この
ため、下水道管内の自動清掃が可能となり、暗く危険で
重労働の下水道の清掃が人手作業から解放することがで
きる。
【0023】
【考案の効果】本考案の管内走行台車は、小さな入口か
ら管内に挿入でき、内部が大きくなっている管の内部を
大きな牽引力で長距離の走行が可能となる。また、管内
の穴等から脚を回避することができる。この結果、悪条
件の下水道管内の長距離自走が大きな牽引力で可能とな
り、下水道の自動清掃が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る管内走行台車の縦断面
図。
【図2】管内走行台車を管内に挿入した状態の側面図。
【図3】図2中のIII −III 線矢視図。
【図4】管内走行台車を管内に固定した状態の側面図。
【図5】図4中のV−V線矢視図。
【図6】脚を伸ばしている状態の正面図。
【図7】走行状況を説明する側面図。
【図8】回転状況を説明する正面図。
【符号の説明】
1 前走行台車 2 後走行台車 4 脚 5 平行リンク 7 固定パッド 9 伸縮脚 11 リンク 12 脚開閉シリンダ 15 自在継手 16 走行用シリンダ 18 回転用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 綱谷 俊彦 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)考案者 下山 博司 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)考案者 松本 隆夫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)考案者 松浦 武 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (56)参考文献 特開 昭60−85085(JP,A) 特開 平3−152453(JP,A) 特開 昭57−107949(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行ローラを備えた前走行台車及び後走
    行台車と、前走行台車と後走行台車を連結する伸縮自在
    な走行用シリンダと、前走行台車と後走行台車の連結部
    に設けられた自在継手と、前走行台車及び後走行台車の
    円周方向の3等分した位置に設けられそれぞれ周方向外
    側に開閉自在な一対の脚と、一対の脚の先端部同士を連
    結して形成される平行リンクと、一対の脚を開閉させる
    開閉駆動機構が設けられると共に一対の脚をそれぞれ円
    周方向外側に伸縮自在とする伸縮シリンダが設けられ脚
    を開閉自在とし且つ脚が開いている時の脚の外径を調整
    自在とする脚調整機構と、それぞれの平行リンクに設け
    られ脚を開いた際に管内壁に転接するローラと、それぞ
    れの平行リンクに設けられ脚を開いた際に管内壁を押圧
    して前走行台車及び後走行台車を管内に突張り固定する
    固定パッドと、前走行台車もしくは後走行台車に設けら
    れ管の軸心に沿った軸回りで前走行台車もしくは後走行
    台車を回転させる回転駆動機構とからなることを特徴と
    する管内走行台車。
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JPS6085085A (ja) * 1983-10-14 1985-05-14 Kubota Ltd 管内自走装置
JP2592690B2 (ja) * 1989-11-09 1997-03-19 東京瓦斯株式会社 管内面渦流探傷装置

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