JPH0520881U - 管内走行台車 - Google Patents

管内走行台車

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JPH0520881U
JPH0520881U JP6806091U JP6806091U JPH0520881U JP H0520881 U JPH0520881 U JP H0520881U JP 6806091 U JP6806091 U JP 6806091U JP 6806091 U JP6806091 U JP 6806091U JP H0520881 U JPH0520881 U JP H0520881U
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traveling carriage
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徹夫 重信
博正 亀井
善久 西川
俊彦 綱谷
博司 下山
隆夫 松本
武 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 悪条件下での管内の長距離自走を大きな牽引
力で可能にする。 【構成】 前走行台車1と後走行台車2を走行用シリン
ダ16で連結し、脚4に設けられた固定パッド7で交互
に台車を突張り固定し、走行用シリンダ16を駆動して
管内走行台車101を走行させる。必要に応じて回転用
モータ18を駆動させ、固定されていない側の台車を回
転させ、脚4を穴等から回避する。脚開閉シリンダ12
により脚4を閉じた状態で管内走行台車101を小さな
入口から出し入れする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管内の各種作業を行なう作業ロボットの走行を行なう管内走行台車 に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば下水道管内の清掃は、人手によって行なわれているが、作業環境の問題 等から自動化が望まれている。
【0003】 下水道管内の清掃を自動化する課題の1つとして、管の内部を大きな牽引力を 発揮しながら長距離移動できる自走式の走行装置が必要となる、といったことが ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
下水道管の入口は小さく、内部の管径は大きくなっており、しかも、下水道管 は様々な径がありそれぞれに対応する必要がある。また、管内面には汚水や土砂 が堆積しており、通常の車輪や無限軌道では十分な牽引力を発揮できない。更に 、管内面にはマンホールや下水流入孔の穴があけられておりこれを避ける必要が ある。管内を走行する走行装置は各種開発されているが、前記条件を満たすこと ができる走行装置は開発されていないのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案の構成は、走行ローラを備えた前走行台車及 び後走行台車と、前走行台車と後走行台車を連結する伸縮自在な走行用シリンダ と、前走行台車と後走行台車の連結部に設けられた自在継手と、前走行台車及び 後走行台車の円周方向の3等分した位置にそれぞれ周方向外側に開閉自在に設け られ伸縮自在な一対の脚と、一対の脚の先端部同士を連結する平行リンクと、一 対の脚を開閉させる開閉駆動機構と、それぞれの平行リンクに設けられ脚を開い た際に管内壁に転接するローラと、それぞれの平行リンクに設けられ脚を開いた 際に管内壁を押圧して前走行台車及び後走行台車を管内に突張り固定する固定パ ッドと、前走行台車もしくは後走行台車に設けられ管の軸心に沿った軸回りで前 走行台車もしくは後走行台車を回転させる回転駆動機構とからなることを特徴と する。
【0006】
【作用】
脚を閉じた状態で前走行台車及び後走行台車を管内に搬入し、開閉駆動機構に より脚を開くことでローラが管内壁に転接して前走行台車及び後走行台車を管の 中心に保持する。後走行台車の固定パッドを管内壁に当接させて後走行台車を管 内に突張り固定し、走行用シリンダを伸ばすことで、前走行台車が前進する。同 様に、後走行台車の固定を解除して前走行台車を管内に突張り固定し、走行用シ リンダを縮めることで、後走行台車が前進する。以上の動作を繰り返すことで管 内走行台車の走行を行なうことができる。また、前走行台車もしくは後走行台車 を管内に突張り固定し、回転駆動機構により後走行台車もしくは前走行台車を回 転させ、マンホール等から脚を回避する。
【0007】
【実施例】
図1には本考案の一実施例に係る管内走行台車の縦断面、図2には管内走行台 車を管内に挿入した状態の側面、図3には図2中のIII −III 線矢視、図4には 管内走行台車を管内に固定した状態の側面、図5には図4中のV−V線矢視、図 6には脚を伸ばしている状態の正面、図7には走行状況を説明する側面、図8に は回転状況を説明する正面を示してある。
【0008】 図1に示すように、管内走行台車101は、前走行台車1と後走行台車2と で構成されている。後走行台車2には走行用シリンダ16が設けられ、前走行台 車1には回転駆動機構としての回転用モータ18が設けられている。走行用シリ ンダ16のロッド16aと本体16bの間には、連続した山形の刃先を有するク ラッチ17が介在している。回転用モータ18の回転軸18aと走行用シリンダ 16のロッド16aは自在継手15によって連結されている。
【0009】 前走行台車1及び後走行台車2の構成を説明する。前走行台車1と後走行台車 2は同一構成のため、前走行台車1の構成を説明して後走行台車2の説明は省略 する。
【0010】 図1,図5に示すように、前走行台車1のフレーム3には、円周方向の3等分 した位置(120度間隔)に周方向外側に開閉自在な一対の脚4がそれぞれ設け られている。それぞれの脚4には伸縮脚9が伸縮自在に設けられ、伸縮脚9は伸 縮シリンダ19によって任意の位置に位置決めされて伸縮される。一対の脚4の 伸縮脚9の先端同士は平行リンク5によって連結されている。フレーム3には開 閉駆動機構としての脚開閉シリンダ12が設けられ、脚開閉シリンダ12のロッ ド12aにはブロック13が取付けられている。一対の脚4のうち一方側の脚4 とブロック13はリンク11によって連結されている。従って、脚開閉シリンダ 12の駆動によりロッド12aが伸縮すると、リンク11及び平行リンク5を介 して一対の脚4が開閉(閉じた状態を図1に二点鎖線で示す)する。
【0011】 平行リンク5にはローラとしてのキャスタローラ6が設けられ、脚4を開いた 際キャスタローラ6は管30の内壁に転接するようになっている。平行リンク5 には固定パッド7が設けられ、脚4を開いた際固定シリンダ8により固定パッド 7が突出し、管30の内壁に当接する。円周方向の脚4の固定パッド7を同時に 突出させることで、前走行台車1が管30内に突張り固定される。図1中の符号 で21は、前走行台車1を管30内に保持するためのローラ、14はサイドフレ ームである。
【0012】 上記構成の管内走行台車101の動作状況を説明する。
【0013】 図2,図3に示すように、小さなマンホール(図示省略)から挿入された管内 走行台車101は、ローラ21によって管30の底面に保持される。脚開閉シリ ンダ12を駆動することにより、リンク11及び平行リンク5を介して一対の脚 4が3方向に傘状に開く。この時、脚4は平行リンク5の側部に備えられた起き 上り用ローラ22(図6参照)により管30の内面を転がりスムーズに開いてい く。
【0014】 図4、図5に示すように、伸縮シリンダ19を駆動して伸縮脚9を伸ばし、前 走行台車1及び後走行台車2を管30の中心近傍に保持する。
【0015】 管内走行台車101の走行状況を図7に基づいて説明する。
【0016】 後走行台車2の平行リンク5に取付けられた固定シリンダ8を駆動して固定パ ッド7を管30の内壁に押圧し、後走行台車2を管30に突張り固定する(図7 (a))。
【0017】 走行用シリンダ16を駆動してロッド6aを伸ばすことで、後走行台車2に対 してキャスタローラ6を介して前走行台車1を前進させる(図7(b))。
【0018】 前走行台車1の前進が完了した後、前走行台車1の平行リンク5に取付けられ た固定シリンダ8を駆動して固定パッド7を管30の内壁に押圧し、前走行台車 1を管30に突張り固定する。同時に後走行台車2の固定パッド7の突張りを解 除する。走行用シリンダ16を駆動してロッド6aを縮めることで、前走行台車 1に対してキャスタローラ6を介して後走行台車2を前進させる(図7(c)) 。
【0019】 各シリンダを油圧で駆動し、以上の動作を繰り返すことで、大きな牽引力で長 距離の走行が可能となる。
【0020】 図8に示すように、マンホール31や排水口をかわす場合、前走行台車1もし くは後走行台車2を管30内に固定し、回転用モータ18を駆動することで固定 していない側の台車を左右に回転させる。この時、クラッチ17により走行用シ リンダ16の本体16bとロッド16aの空回りを防止している。また、管30 内での前走行台車1及び後走行台車2の中心位置のずれは、自在継手15で吸収 する。
【0021】 管内走行台車101を管30から脱出させる場合、伸縮脚9を縮めた後脚4を 閉じ、挿入直後の状態に戻す。径の異なる管に管内走行台車101を保持する場 合、伸縮脚9の伸び位置を調整して管の略中心に管内走行台車101を保つ。
【0022】 上述した管内走行台車101は、小さな入口から挿入が可能で、内部が大きく なっている管30の内部を大きな牽引力で長距離の走行が可能となる。このため 、下水道管内の自動清掃が可能となり、暗く危険で重労働の下水道の清掃が人手 作業から解放することができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案の管内走行台車は、小さな入口から管内に挿入でき、内部が大きくなっ ている管の内部を大きな牽引力で長距離の走行が可能となる。また、管内の穴等 から脚を回避することができる。この結果、悪条件の下水道管内の長距離自走が 大きな牽引力で可能となり、下水道の自動清掃が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る管内走行台車の縦断面
図。
【図2】管内走行台車を管内に挿入した状態の側面図。
【図3】図2中のIII −III 線矢視図。
【図4】管内走行台車を管内に固定した状態の側面図。
【図5】図4中のV−V線矢視図。
【図6】脚を伸ばしている状態の正面図。
【図7】走行状況を説明する側面図。
【図8】回転状況を説明する正面図。
【符号の説明】
1 前走行台車 2 後走行台車 4 脚 5 平行リンク 7 固定パッド 9 伸縮脚 11 リンク 12 脚開閉シリンダ 15 自在継手 16 走行用シリンダ 18 回転用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 57/024 (72)考案者 西川 善久 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 綱谷 俊彦 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 下山 博司 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)考案者 松本 隆夫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)考案者 松浦 武 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行ローラを備えた前走行台車及び後走
    行台車と、前走行台車と後走行台車を連結する伸縮自在
    な走行用シリンダと、前走行台車と後走行台車の連結部
    に設けられた自在継手と、前走行台車及び後走行台車の
    円周方向の3等分した位置にそれぞれ周方向外側に開閉
    自在に設けられ伸縮自在な一対の脚と、一対の脚の先端
    部同士を連結する平行リンクと、一対の脚を開閉させる
    開閉駆動機構と、それぞれの平行リンクに設けられ脚を
    開いた際に管内壁に転接するローラと、それぞれの平行
    リンクに設けられ脚を開いた際に管内壁を押圧して前走
    行台車及び後走行台車を管内に突張り固定する固定パッ
    ドと、前走行台車もしくは後走行台車に設けられ管の軸
    心に沿った軸回りで前走行台車もしくは後走行台車を回
    転させる回転駆動機構とからなることを特徴とする管内
    走行台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014188607A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Kwansei Gakuin Univ 多体節型ロボット及びその体節

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57107949A (en) * 1980-12-25 1982-07-05 Kawasaki Steel Co Travelling device on inner surface of steel pipe
JPS6085085A (ja) * 1983-10-14 1985-05-14 Kubota Ltd 管内自走装置
JPH03152453A (ja) * 1989-11-09 1991-06-28 Tokyo Gas Co Ltd 管内面渦流探傷装置

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