JP2568574Y2 - ピン結合部の構造 - Google Patents

ピン結合部の構造

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JP2568574Y2
JP2568574Y2 JP1991113445U JP11344591U JP2568574Y2 JP 2568574 Y2 JP2568574 Y2 JP 2568574Y2 JP 1991113445 U JP1991113445 U JP 1991113445U JP 11344591 U JP11344591 U JP 11344591U JP 2568574 Y2 JP2568574 Y2 JP 2568574Y2
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2350/00Machines or articles related to building
    • F16C2350/26Excavators

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として油圧ショベル
など建設機械におけるピン結合部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、油圧ショベルの要部側面図であ
る。図において、1は下部走行体、2は上部旋回体、3
は上部旋回体2のセンタフレーム用のブラケット、4は
作業アタッチメント、5は作業アタッチメント4のブー
ム、6はブーム(5)のブームフート部のピン結合部、
7は結合用のピンである。図7は、図6のAーAより見
た従来技術のピン結合部6の断面図である。図におい
て、8はブーム(5)フート部のボス、9はボス8内部
のグリース溜め室、10は給脂口、11L,11Rはボ
ス8の両端部に嵌着したシール部材、12L,12Rは
左右のブッシュ、13はピンクの係止部である。従来技
術のピン結合部6では、ブラケット3に対しボス8を、
ピン7を介して回動自在に連結し、また給脂口10から
ボス8内部のグリース溜め室9にグリースを充填し、そ
のグリ−スによりブッシュ(12L,12R)穴とピン
ク外周部との摺動部を潤滑するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】油圧ショベルが掘削作
業を行うときには、作業アタッチメントのピン結合部に
は衝撃をともなう振動やスラスト荷重がかかる。従来技
術のピン結合部では、図7に示すようにブラケットとボ
スとの対面間に隙間S,S’が存在するので、上記対面
ががたつき打撃音を発生したり、あるいは対面のかじり
現象をおこしていた。またピン結合部に給脂を行うとき
圧入した新しいグリースのグリース圧により、古いグリ
ースがブラケット内側端面とボス左右両端面との間に押
出される。その押出されたグリースは油圧ショベルのピ
ン結合部周辺を汚し、また地面に垂れ落ちて環境汚染を
おこしていた。本考案は、上記の問題点を解決すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のピン結合部で
は、ボスとブラケットとの相対する対面間に耐焼付性及
び耐摩耗性をそなえたせらし円板を介設し、一方、ボス
端面部にボス軸心を中心として側面視が円形状のシリン
ダ溝を形成し、そのシリンダ溝に対しボス外側面側から
嵌挿できるカラーピストンを嵌合せしめ、上記シリンダ
溝の奥部でカラーピストンの背後側の位置にある油脂室
に油脂を圧入することにより、上記せらし円板の外側面
とブラケット内側面とを当接するように構成した。また
上記ピン結合部において、ボス内部に給脂したグリース
が外部へ溢出しないように、せらし円板とブラケットと
の相対する対面間、及びブラケットのピン穴とそのピン
穴に相接するピン外周面部との間にそれぞれシール部材
を設けた。またもう一つの手段として、ボスとブラケッ
トとの相対する対面間に耐焼付性及び耐摩耗性をそなえ
たせらし円板を介設し、一方、ボス端面部にボス軸心と
平行に複数個のシリンダ穴を形成し、そのシリンダ穴に
対しボス外側面側から嵌挿できるピストンを嵌合せし
め、上記シリンダ穴の奥部でピストンの背後側の位置に
ある油脂室に油脂を圧入することにより、上記せらし円
板の外側面とブラケット内側面とを当接するように構成
した。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案請求項1及び請求項2のピ
ン結合部6aを示す断面図である。図において、13
L,13Rは金属又は樹脂材など非金属部材にて形成し
た左右のせらし円板である。本考案のピン結合部6aで
はせらし円板13L,13Rを左右対称形に設けている
ので、説明はピン結合部6aの左側の構造について述べ
る。図2は、図1のB部詳細図である。図3は、図2の
CーCより見たボス8aの外側端面を示す図である。
【0006】次に、本考案請求項1及び請求項2のピン
結合部6aの構成を図1〜図3について述べる。ピン結
合部6aでは、ボス8aとブラケット3aとの相対する
対面間に耐焼付性及び耐摩耗性をそなえたせらし円板1
3Lを介設した。一方、ボス8a端面部にボス軸心を中
心として側面視が円形状のシリンダ溝14を形成し、そ
のシリンダ溝14に対しボス(8a)外側面側がら嵌挿
できるカラーピストン15を嵌合せしめ、上記シリンダ
溝14の奥部でカラーピストン15の背後側の位置にあ
る油脂室16に給脂口10aより油脂を圧入することに
より、上記せらし円板13Lの外側面とブラケット(3
a)内側面とを当接するように構成した。またボス(8
a)内部のグリース溜め室9aに給脂したグリースが外
部へ溢出しないように、せらし円板13Lとブラケット
3aとの相対する対面間にシール部材17を、かつブラ
ケット3aのピン穴18とその穴18に相接するピン
(7a)外周部との間にシール部材19を設けた。
【0007】次に、本考案請求項1及び請求項2のピン
結合部6aの作用について述べる。ブラケット3aとボ
ス8aとの間に隙間ができたときには、グリースガン,
グリースポンプなどの油脂圧入器にて、給脂口10aよ
り油脂を圧入する。カラーピストン15は油脂室16内
のグリース圧により外側方向に移動する。カラーピスト
ン15がせらし円板13Lを外側方向に押すので、せら
し円板13Lの外側面とブラケット3aの内側面に当接
する。したがって、ブラケット3aとボス8aとの間の
がたつき隙間をなくすることができる。また給脂口10
よりグリース溜め室9Lに潤滑用グリースを注入したと
きグリースの一部がブッシュ(12L,穴,シール部材
(11L)内周面と、ピン(7a)外周部との間を通過
しても、カラーピストン15,シール部材17及び19
が存在するので、グリースが外部へ溢出して垂れ落ちる
のを防止することができる。
【0008】次に図4は、本考案請求項3のピン結合部
6bを示す断面図である。図において、20L,20R
は金属又は樹脂材など非金属部材にて形成した左右のせ
らし円板である。本考案のピン結合部6bではせらし円
板20L,20Rを左右対称形に設けているので、説明
はピン結合部6bの左側の構造について述べる。図5
は、図4のDーDより見たボス8bの外側端面を示す図
である。
【0009】次に、本考案請求項3のピン結合部6bの
構成及び作用を図4及び図5について述べる。ピン結合
部6bでは、ボス8bとブラケット3bとの相対する対
面間に耐焼付性及び耐摩耗性をそなえたせらし円板20
Lを介設した。一方、ボス8b端面部にボス軸心と平行
に複数個(3個〜4個)のシリンダ穴21を形成し、そ
のシリンダ穴21に対しボス(8b)外側面側から嵌挿
できるピストン22を嵌合せしめ、上記シリンダ穴21
の奥部でピストン22の背後側の位置にある油脂室23
に油脂を圧入することにより、上記せらし円板20Lの
外側面とブラケット(3b)内側面とを当接するように
構成した。そこでブラケット3bとボス8bとの間に隙
間ができたときには、油脂圧入器にて複数個の給脂口1
0bより油脂を順序よく油脂室23に圧入する。複数個
のピストン22がせらし円板20Lを外側方向に押すの
で、せらし円板20Lの外側面とブラケット3bの内側
面は当接する。したがって、ブラケット3bとボス8b
との間のがたつき隙間をなくすことができる。
【0010】
【考案の効果】従来技術のピン結合部ではブラケットと
ボスとの対面間に隙間が存在するので、油圧ショベル作
業時の衝撃などによりがたつき打撃音を発生したり、上
記対面のかじり現象をおこしていた。また給脂したグリ
ースが上記隙間から溢出し、ピン結合部周辺や地面に垂
れ落ちて環境汚染をおこしていた。しかし本考案では、
ボスとブラケットとの相対する対面間に耐焼付性及び耐
摩耗性をそなえたせらし板を介設し、一方、ボス端面部
にカラーピストンを嵌挿せしめたシリンダ溝、またはピ
ストンを嵌挿したシリンダ穴を設けた。そこでブラケッ
トとボスとの間に隙間ができたときには、上記シリンダ
溝又はシリンダ穴の油脂室に油脂を圧入すれば、せらし
板が外側方向に押され、せらし円板の外側面とブラケッ
トの内側面は当接する。ブラケットとボスとの間のがた
つき隙間がなくなるのでがたつき打撃音の発生が防止す
るとともに、せらし円板の材質は耐焼付性,耐摩耗性を
そなえているので上記端面のかじり現象を防止すること
ができる。また、ボス内部に給脂したグリースが外部へ
溢出しないように、せらし円板とブラケットとの相対す
る対面間、及びブラケットのピン穴とそのピン穴に相接
するピン外周面部との間にそれぞれシール部材を設けた
ので、グリースがピン結合部周辺や地面に垂れ落ちて環
境汚染をおこすのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案請求項1及び請求項2のピン結合部を示
す断面図である。
【図2】図1のB部詳細図である。
【図3】図2のCーCより見たボスの外側端面を示す図
である。
【図4】本考案請求項3のピン結合部を示す断面図であ
る。
【図5】図4のDーDより見たボスの外側端面を示す図
である。
【図6】油圧ショベルの要部側面図である。
【図7】図6のAーAより見た従来技術のピン結合部の
断面図である。
【符号の説明】
3,3a,3b ブラケット 6,6a,6b ピン結合部 7,7a, ピン 8,8a,8b ボス 9,9a グリース溜め室 10,10a,10b 給脂口 11L,11R,17,19 シール部材 12L,12R ブッシュ 13L,13R,20L,20R せらし円板 14 シリンダ溝 15 カラーピストン 16,23 油脂室 21 シリンダ穴 22 ピストン

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボスとブラケットをピンを介して互いに
    回動自在に連結し、また上記ボス内部のグリース溜め室
    にグリースを充填し、そのグリースによりボス両端部の
    ブッシュ穴とピン外周部との摺動部を潤滑するようにし
    たピン結合部において、ボスとブラケットとの相対する
    対面間に耐焼付性及び耐摩耗性をそなえたせらし円板を
    介設し、一方、ボス端面部にボス軸心を中心として側面
    視が円形状のシリンダ溝を形成し、そのシリンダ溝に対
    しボス外側面側から嵌挿できるカラーピストンを嵌合せ
    しめ、上記シリンダ溝の奥部でカラーピストンの背後側
    の位置にある油脂室に油脂を圧入することにより、上記
    せらし円板の外側面とブラケット内側面とを当接するよ
    うに構成したことを特徴とするピン結合部の構造。
  2. 【請求項2】 実用新案登録請求の範囲請求項1記載の
    ピン結合部の構造において、ボス内部に給脂したグリー
    スが外部へ溢出しないように、せらし円板とブラケット
    との相対する対面間、及びブラケットのピン穴とそのピ
    ン穴に相接するピン外周面部との間にそれぞれシール部
    材を設けたことを特徴とするピン結合部の構造。
  3. 【請求項3】 ボスとブラケットをピンを介して互いに
    回動自在に連結し、また上記ボス内部のグリース溜め室
    にグリースを充填し、そのグリースによりボス両端部の
    ブッシュ穴とピン外周部との摺動部を潤滑するようにし
    たピン結合部において、ボスとブラケットとの相対する
    対面間に耐焼付性及び耐摩耗性をそなえたせらし円板を
    介設し、一方、ボス端面部にボス軸心と平行に複数個の
    シリンダ穴を形成し、そのシリンダ穴に対しボス外側面
    側から嵌挿できるピストンを嵌合せしめ、上記シリンダ
    穴の奥部でピストンの背後側の位置にある油脂室に油脂
    を圧入することにより、上記せらし円板の外側面とブラ
    ケット内側面とを当接するように構成したことを特徴と
    するピン結合部の構造。
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KR20030084204A (ko) * 2002-04-25 2003-11-01 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 굴삭기의 힌지부 연결구조

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