JP2536264Y2 - ピン結合部の給油構造 - Google Patents

ピン結合部の給油構造

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JP2536264Y2
JP2536264Y2 JP1990107411U JP10741190U JP2536264Y2 JP 2536264 Y2 JP2536264 Y2 JP 2536264Y2 JP 1990107411 U JP1990107411 U JP 1990107411U JP 10741190 U JP10741190 U JP 10741190U JP 2536264 Y2 JP2536264 Y2 JP 2536264Y2
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oil
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bush
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JP1990107411U
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純 小倉
秀行 花岡
憲政 田中
春吉 奥田
英治 咲谷
孝一郎 庭田
日出光 嶋津
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油谷重工株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2350/00Machines or articles related to building
    • F16C2350/26Excavators

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として油圧ショベルなど建設機械,作
業車両に装備したピン結合部の構造に関する。
従来の技術 第3図は、建設機械のうち油圧ショベルの要部側面図
である。図において、1は油圧ショベルの下部走行体、
2は上部旋回体、3は上部旋回体2のフロント部に装着
した作業アタッチメント、4は作業アタッチメント3の
ブーム、5はアーム、6はバケット、7はブームシリン
ダ、8はアームシリンダ、9はバケットシリンダ、10は
一個のピン結合部である。第4図は、第3図のA−Aよ
り見た従来技術のピン結合部10の断面図である。図にお
いて、11はピン結合部10のブラケット、12はボス、13は
ボス12のボス穴、14はブッシュ、15はブッシュ14の内周
面に形成した油溝、16は給脂口用のグリースニップル、
17はピン、18はピン17用係止部、19はシール部材であ
る。
次に、従来技術のピン結合部10の構造を第4図につい
て述べる、ボス12のボス穴13にブッシュ14を圧入嵌着せ
しめ、そのブッシュ14内周面に円周方向又は斜方向に油
溝15を形成し、またブラケット11に相対するボス12の端
面部にシール部材19を取付けるようにし、かつボス12を
ブラケット11に対しピン17を介して回動自在に連結し、
上記ブッシュ14内周面とピン17外周面との摺動部に対し
潤滑を行うようにしている。
それでグリースニップル16よりグリースを注入する
と、グリースはボス12の通路穴20、ブッシュ14の通路穴
21、油溝15を通じて送脂される。それにより、ブッシュ
14内周面とピン17外周面との摺動部に対して、グリース
による潤滑が行われる。
考案が解決しようとする課題 従来技術のピン結合部では給脂口よりグリースを注入
するようにしている。したがってそのグリース注入時に
は、注入した新しいグリースがその前に注入した古いグ
リースを、外部に押し出すようにしている。そのために
押し出されたグリースがピン結合部の周辺を汚したり、
あるいは下方にぼた落ちしていた。
またピン結合部に注入された古いグリースの一部は滓
状になって、ブッシュ内周面の油溝に凝固状態に残留す
ることがある。そのために新しいグリースを注入しても
上記残留グリースの詰まっている油溝を避けて通るよう
になり、その部分が潤滑不良をおこして焼き付くことが
あった。
また従来技術のピン結合部では定期的な給脂時間に応
じて給脂を行われなければならないので、その手間がわ
ずらわしく、給脂のための時間が無駄であった。
本考案は、ピン結合部におけるボスの形状としてその
肉厚の厚さが略一定なボスに対し、必要最小限度の油室
を形成し、またその油室に対して開口連通する油室用給
油ポートを、ボスの上下方向反転状態に対応可能に複数
個設けるようにした給油構造を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 イ.本考案では、外周面と内周面との間の肉厚の厚さが
ボスの全長にわたって略一定なボスのボス穴にブッシュ
を圧入嵌着せしめ、そのブッシュ内周面に円周方向又は
斜方向に油溝を形成し、またブラケットに相対する上記
ボスの左右の端面部にそれぞれシール部材を取付け、か
つボスを上記ブラケットに対しピンを介して回動自在に
連結し、またボス外周部側に穿設した油室用給油ポート
より潤滑用油を充填可能とし、上記油室用給油ポートに
プラグを螺着してボス内部に潤滑用油を密封状態にする
ことによって上記ブッシュ内周面とピン外周面との摺動
部に対し潤滑を行うようにした給油構造であって、 ロ.上記ボスのボス穴内周面の略中央部に、上記プラグ
のねじ部直径寸法と略同寸の幅寸法をそなえた少くとも
1個の環状溝を形成して油室に設定し、 ハ.上記油室に対して開口連通する油室用給油ポート
を、ボスの上下方向反転状態に対応可能に複数個穿設し
た。
作用 イ.本考案では、ボスのボス穴内周面の略中央部に、プ
ラグのねじ部直径寸法と略同寸の幅寸法をそなえた少く
とも1個の環状溝を形成して油室に設定したので、必要
最小限度の潤滑用油を上記ボス内部に保持せしめること
ができる。したがってピン結合部に対する給油回数を減
らすことができるので、無駄な時間の有効活用を行うこ
とができる。
ロ.また上記油室に対して開口連通する油室用給油ポー
トを、ボスの上下方向反転状態に対応可能に複数個穿設
したので、ボスの上下方向の状態が変化した場合でも、
その状態における上側の位置にある油室用給油ポートか
ら給油が可能で、また必要とあれば下側の位置にある油
室用給油ポートより不要なドレーン、汚染油等を容易に
抜き取ることができる。すなわち潤滑用油のコンタミネ
ート対応を容易に行えるので、ピン結合部の潤滑メンテ
ナンス性を向上させることができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第1図は、この考案にかかるピン結合部22を示す
断面図である。図において、従来技術と同一構成要素を
使用するものに対しては同符号を付す。23はボス、24は
ボス23の内部に形成した油室、25はボス23に穿設した給
油ポート、26はプラグ、27はシール部材、13′はボス23
のボス穴、17′はピンである。第2図は、第1図のB部
詳細図である。図において、28はシール部材27の枠体、
29はオイルシールリップ、30はダストシールリップ、31
はリップ用緊縛ばねである。
次に、本考案のピン結合部22の給油構造を第1図及び
第2図について述べる。本考案の給油構造は、外周面と
内周面との間の肉厚の厚さがボスの全長にわたって略一
定でかつ大なる厚さ寸法を有するボス23のボス穴13′に
ブッシュ14を圧入嵌着せしめ、そのブッシュ14内周面に
円周方向又は斜方向に油溝15を形成し、またブラケット
11に相対する上記ボス23の左右の端面部にそれぞれシー
ル部材27,27を取付け、かつボス23を上記ブラケット11
に対しピン17′を介して回動自在に連結し、またボス23
外周部側に穿設した油室用給油ポート25より潤滑用油を
充填可能として,上記油室用給油ポート25にプラグ26を
螺着してボス23内部に潤滑用油を密封状態にすることに
よって上記ブッシュ14内周面とピン17′外周面との摺動
部に対し潤滑を行うようにした給油構造であって、上記
ボス23のボス穴13′内周面の略中央部に、上記プラグ26
のねじ部(符号を付していない)直径寸法と略同寸の幅
寸法をそなえた環状溝を形成して油室24に設定し、その
油室24に対して開口連通しかつブッシュ14の通路穴を介
して上記油溝15に通じる油室用給油ポート25を、ボス23
の上下方向反転状態に対応可能に複数個(第1図の図示
では2個)穿設した。
次に、本考案のピン結合部22の給油構造の作用につい
て述べる。本考案では、ボス23のボス穴13′内周面の略
中央部に、上記プラグ26のねじ部直径寸法と略同寸の幅
寸法をそなえた環状溝を形成して油室24に設定したの
で、必要最小限度の潤滑用油を上記ボス23内部に保持せ
しめることができる。したがってピン結合部22に対する
給油回数を減らすことができるので、無駄な時間の有効
活用を行うことができる。また上記油室24に対して開口
連通する油室用給油ポート25を、ボス23の上下方向反転
状態に対応可能に複数個穿設したので、ボス23の上下方
向の状態が変化した場合でも、その状態における上側の
位置にある油室用給油ポート25から給油が可能で、また
必要とあれば下側の位置にある油室用給油ポート25より
不要なドレーン、汚染油等を容易に抜き取ることができ
る。すなわち潤滑用油のコンタミネート対応を容易に行
えるので、ピン結合部の潤滑メンテナンス性を向上させ
ることができる。
考案の効果 本考案のピン結合部の給油構造では、ボスのボス穴内
周面の略中央部に、プラグのねじ部直径寸法と略同寸の
幅寸法をそなえた環状溝を形成して油室に設定したの
で、必要最小限度の潤滑用油を上記ボス内部に保持せし
めることができる。したがってピン結合部に対する給油
回数を減らすことができるので、無駄な時間の有効活用
を行うことができる。また上記油室に対して開口連通す
る油室用給油ポートを、ボスの上下方向反転状態に対応
可能に複数個穿設したので、ボスの上下方向の状態が変
化した場合でも、その状態における上側の位置にある油
室用給油ポートから給油が可能で、また必要とあれば下
側の位置にある油室用給油ポートより不要なドレーン、
汚染油等を容易に抜き取ることができる。すなわち潤滑
用油のコンタミネート対応を容易に行えるので、ピン結
合部の潤滑メンテナンス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のピン結合部を示す断面図、第2図は第
1図のB部詳細図、第3図は油圧ショベルの要部側面
図、第4図は第3図のA−Aより見た従来技術のピン結
合部の断面図である。 10,22……ピン結合部 11……ブラケット 12,23……ボス 13,13′……ボス穴 14……ブッシュ 15……油溝 17,17′……ピン 19,27……シール部材 24……油室 25……(油室用)給油ポート 26……プラグ 29……オイルシールリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 庭田 孝一郎 広島県広島市安佐南区祇園町南下安731 ―1 (72)考案者 嶋津 日出光 宮城県仙台市泉区将監9丁目2―11― 101 審査官 柳 五三 (56)参考文献 特開 平1−94128(JP,A) 実開 昭63−152020(JP,U) 実開 平2−117419(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面と内周面との間の肉厚の厚さがボス
    の全長にわたって略一定なボスのボス穴にブッシュを圧
    入嵌着せしめ、そのブッシュ内周面に円周方向又は斜方
    向に油溝を形成し、またブラケットに相対する上記ボス
    の左右の端面部にそれぞれシール部材を取付け、かつボ
    スを上記ブラケットに対しピンを介して回動自在に連結
    し、またボス外周部側に穿設した油室用給油ポートより
    潤滑用油を充填可能とし、上記油室用給油ポートにプラ
    グを螺着してボス内部に潤滑用油を密封状態にすること
    によって上記ブッシュ内周面とピン外周面との摺動部に
    対し潤滑を行うようにした給油構造であって、上記ボス
    のボス穴内周面の略中央部に、上記プラグのねじ部直径
    寸法と略同寸の幅寸法をそなえた少くとも1個の環状溝
    を形成して油室に設定し、その油室に対して開口連通す
    る油室用給油ポートを、ボスの上下方向反転状態に対応
    可能に複数個穿設したことを特徴とするピン結合部の給
    油構造。
JP1990107411U 1990-10-11 1990-10-11 ピン結合部の給油構造 Expired - Lifetime JP2536264Y2 (ja)

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JPH0463811U JPH0463811U (ja) 1992-05-29
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