JP2554185Y2 - 装軌車両のローラ装置 - Google Patents

装軌車両のローラ装置

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JP2554185Y2
JP2554185Y2 JP1990054850U JP5485090U JP2554185Y2 JP 2554185 Y2 JP2554185 Y2 JP 2554185Y2 JP 1990054850 U JP1990054850 U JP 1990054850U JP 5485090 U JP5485090 U JP 5485090U JP 2554185 Y2 JP2554185 Y2 JP 2554185Y2
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roller
oil
collars
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roller device
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Inventor
功 原田
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油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として油圧ショベルなど装軌車両のト
ラックフレームに装備しているローラ装置に関する。
従来の技術 第4図は、従来技術のローラ装置1を装備した油圧シ
ョベル(図示しない)の要部断面図である。図におい
て、2は油圧ショベルのトラックフレーム、3はトラッ
クフレーム2のローラ用取付面、4は履帯、5は履帯4
のトラックリンク、6,6′はローラ装置1の左右のカラ
ー、7,7′はカラー6,6′にそれぞれ設けられている給油
口、8,8′は給油口7,7′にそれぞれ螺着しているプラ
グ、9,9′はカラー6,6′を取付面3に固定している締付
ボルト、10はローラである。第5図は、第4図のA−A
より見たローラ装置1の平面図である。図において、11
はシール部材であるフローティングシール、12はローラ
10の左右側部にそれぞれ嵌着したブッシュ、13はローラ
10内部の油溜り部、14はシャフト、15は左右のカラー6,
6′とシャフト14を固定しているロックピン、16,16′は
カラー6,6′のそれぞれ締付ボルト穴、17,17′はそれぞ
れカラー6,6′の給油口用ボスである。
次に、従来技術のローラ装置1の構成を第4図および
第5図について述べる。トラックフレーム2の取付面3
に左右一対のカラー6,6′をそれぞれ締付ボルト9,9′に
て固着し、上記一対のカラー6,6′間に1本のシャフト1
4を固定して取付け、そのシャフト14に回転可能にロー
ラ10を支承し、上記カラー6,6′とローラ10の隣り合う
両側面間に土砂泥水侵入防止用のフローティングシール
11を配設するとともに、ローラ10内部に潤滑油を注入す
る給油口7,7′を具備している。
それで、ローラ10の内部の油溜り部13に対して潤滑油
を充填するときには、左右のカラー6,6′の給油口7,7′
にそれぞれ螺着しているプラグを取外し、給油口7,7′
のいずれか一方より潤滑油を注入する。そして潤滑油の
注入を終えたとき、上記潤滑油が洩出しないように、プ
ラグ8,8′を螺着する。
この考案が解決しようとする課題 解決しようとする第1の課題として、従来技術のカラ
ー6,6′に対する給油口7,7′の加工の問題である。まず
左右のカラー6,6′には、両者が対称となるように、そ
れぞれ給油口用ボス17,17′を設けている。そしてカラ
ー6,6′にそれぞれ斜方向より給油口7,7′を穴明加工し
ていた。上記加工はすべてのカラー6、6′に対して、
対称に施工を行うので、その穴明加工および製作管理が
容易でなかった。
また解決しようとする第2の課題として、従来技術の
ローラ装置1のメンテナンス整備時に、潤滑油の交換、
あるいは給油を行うときには、左右のプラグ8,8′の着
脱を行わなければならない。左右の給油口7,7′が互い
に反対側(左右の側)に存在するので、プラグ8,8′の
着脱操作がわずらわしく、手間と時間をかなる要してい
た。
この考案は上記の課題を解決し、カラーに設けていた
給油口用ボスを不要とし、左右のカラーのうち一方のカ
ラーだけに給油口を設けるようにしたローラ装置を提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の手段
は、 イ.一対のカラーのうちいずれか一方のカラーのみの外
側面部に複数個の給油口を設け、 ロ.そのそれぞれの給油口とローラ内部の油り部とを連
通するそれぞれ油通路を穿設し、 ハ.ローラに給油を行うとき上記複数個の給油口を設け
たカラーの側のみから給油操作をするように構成した。
作用 イ.一対のカラーのうちいずれか一方のカラーのみの外
側面部に複数個の給油口を設けるようにしたので、従来
技術のカラーにおける給油口用ボスは不要となった。
ロ.ローラに給油を行うとき、油を供給するための給油
口にプラグを着脱する工程と、ローラ内部の空気を大気
に解放するための給油口にプラグを着脱する工程とから
なる給油操作を上記複数個の給油口を設けたカラーの側
のみから行うことができる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第1図は、この考案にかかるローラ装置18の一部
切欠き平面図である。図において、従来技術と同一構成
要素を使用するものに対しては同符号を付す。19,20は
それぞれ右側と左側のカラー、21,22はカラー19に穿設
した2個の給油口、23はカラー19の締付穴、23′はカラ
ー20の締付穴、24,24′はシャフト14とカラー19,20との
それぞれロックピンである。第2図は、第1図のBより
見た側面図である。図において、25,26はそれぞれ給油
口21,22に螺着したプラグである。第3図は、第2図の
C−Cより見たカラー19の断面図である。図において、
27は給油口21(給油口22に対しても同じ)とローラ10内
部とを連通する油通路である。
次に、この考案にかかるローラ装置18の構成を第1図
〜第3図について述べる。ローラ装置の左右一対のカラ
ー19,20のうち一方のカラー19の外側面部に2個の給油
口21,22を設け、その給油口21,22と、ローラ10内部の油
溜り部13とを連通するそれぞれ油通路27を穿設し、ロー
ラ10に給油を行うとき上記2個の給油口21,22を設けた
カラー19の側から給油操作を行うように構成した。
次に、この考案にかかるローラ装置18の作用機能につ
いて述べる。一対のカラー19,20のうち一方のカラー19
の外側面部に2個の給油口21,22を設けるようにしたの
で、従来技術のカラーにおける給油口用ボス(第5図に
おける符号17,17′)は不要となった。それにより、カ
ラー19,20の粗材(加工前の材料)に対して、左右対称
に上記ボスを設けることは不要となった。そしてカラー
19,20の機械加工を行うときには、カラー19に対しての
み2個の給油口21,22および油通路(27)を一方方向か
ら穴明加工すればよい。したがって穴明加工が容易とな
るので機械加工の時間が短縮し、製作管理が合理化され
る。またローラ10に給油を行うとき2個の給油口21,22
を設けたカラー19の側からのみ給油操作をするので、ロ
ーラ装置18に対する給油作業を容易に行うことができ
る。
考案の効果 この考案にかかるローラ装置では一対のカラーのうち
いずれか一方のカラーのみの外側面部に複数個の給油口
を設けるようにしたので、従来技術のカラーにおける給
油口用ボスは不要となり、カラー粗材手配にかかわるコ
ストダウンが可能になった。また上記一方のカラーに対
する2個の給油口の穴明が容易となるので、機械加工の
時間が短縮し、製作管理が合理化される。またローラ装
置のメンテナンス整備時に潤滑油の交換、あるいは給油
を行うときには、2個の給油口を設けたカラーの側のみ
から給油操作をするので、給油作業を容易行うことがで
きる。
したがってこの考案にかかるローラ装置では、カラー
製作時のコストダウンを可能とし、給油作業性を向上さ
せる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるローラ装置の一部切欠き平面
図、第2図は第1図のBより見た平面図、第3図は第2
図のC−Cより見たカラーの断面図、第4図は従来技術
のローラ装置の取付けを示す油圧ショベルの要部断面
図、第5図は第4図のA−Aより見た従来技術のローラ
装置の平面図である。 1,18……ローラ装置 2……トラックフレーム 6,6′,19,20……カラー 7,7′,21,22……給油口 8,8′,25,26……プラグ 10……ローラ 11……フローティングシール 13……油溜り部 14……シャフト 17,17′……ボス 27……油通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装軌車両のトラックフレームの取付面に一
    対のカラーを固着し、その一対のカラー間に1本のシャ
    フトを固定して取付け、そのシャフトに回転可能にロー
    ラを支承し、上記カラーとローラの隣り合う両側面間に
    土砂泥水侵入防止用のシール部材を配設するとともに、
    ローラ内部に潤滑油を注入する給油口をそなえているロ
    ーラ装置において、一対のカラーのうちいずれか一方の
    カラーのみの外側面部に複数個の給油口を設け、そのそ
    れぞれの給油口と、ローラ内部の油溜り部とを連通する
    油通路を穿設し、ローラに給油を行うとき上記複数個の
    給油口を設けたカラーの側のみから給油操作をするよう
    に構成したことを特徴とする装軌車両のローラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6138288U (ja) * 1984-08-13 1986-03-10 日立建機株式会社 油脂潤滑形転動輪

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