JPS6132194Y2 - - Google Patents

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JPS6132194Y2
JPS6132194Y2 JP8895182U JP8895182U JPS6132194Y2 JP S6132194 Y2 JPS6132194 Y2 JP S6132194Y2 JP 8895182 U JP8895182 U JP 8895182U JP 8895182 U JP8895182 U JP 8895182U JP S6132194 Y2 JPS6132194 Y2 JP S6132194Y2
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JP
Japan
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shaft
cylinder
grease
traveling
clutch
Prior art date
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Expired
Application number
JP8895182U
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English (en)
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JPS5954250U (ja
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本件考案は、農用トラクターにおいて、機体は
走行しなくてもPTO軸のみはエンジンの回転に
より、駆動されるライブPTO軸を得る為に、ク
ラツチハウジング内のクラツチ軸を、内部の
PTO系の軸と外部の走行系の軸とに2重筒構造
とした場合の、走行系の走行クラツチ筒軸と、走
行メイン筒軸との結合部の潤滑構造に関するもの
である。
このような構成において、ミツシヨンケースか
ら突出する軸をPTO系の軸の方はカツプリング
を用いずに直接にエンジンのフライホイールの結
合することができても、同時に走行系の軸も直接
にクラツチ装置に結合することはできず、どうし
てもミツシヨンケースの前部で分割し、前方を走
行クラツチ筒軸とし、後方のミツシヨンケース内
に挿入される軸を走行メイン筒軸とし、両者のス
プライン結合部をクラツチハウジング内に構成す
ることとなるのである。
本件考案は、走行クラツチ筒軸側にスプライン
を内周に刻設した外筒を溶接固定し、これに走行
クラツチ筒軸の外周に設けたスプライン部を挿入
係合しているのであるが、従来は、このスプライ
ン結合部分にグリースを塗布するだけであつたの
でスプライン結合部に潤滑油の不足が生じ、スプ
ライン部の摩耗によりガタが生じ、又、微振動を
発生させることとなつていたのである。
本件考案はこのような走行系の筒軸のスプライ
ン結合部におけるグリース潤滑を効率的に完全に
行なおうとするものである。
本件考案の目的は以上の如くであり、添付の図
面に示した実施例の構成に基づいて、本件考案の
構成を説明すると。
第1図は農用トラクターのクラツチハウジング
の側面断面図、第2図は本件考案の要部である走
行系軸の結合部の断面図である。
エンジンEの後面と、ミツシヨンケース28の
前面との間にクラツチハウジング1が挾持固定さ
れている。
エンジンEのクランクシヤフト2の端部に前部
フライホイール9がボルト29にて固設されてい
る。又、クランクシヤフト2の後面の軸受孔に軸
受30を嵌設し、PTO動力伝達軸5の前端を軸
支している。該PTO動力伝達軸5にボス部12
がスプライン嵌合され、該ボス部にバネ式のダン
パー10を取付け、ダンパー装置の他端がボルト
26にて前部フライホイール9に固設されてい
る。
走行用の主クラツチ装置が切られている場合で
もエンジンEの回転はこのダンパーを介して、
PTO動力伝達軸6へ伝えられライブPTO回転と
なる。
前部フライホイール9にインロー部9aを設
け、このインロー部9aに嵌合させて後部フライ
ホイール11をボルト25にて固定する。その際
にクラツチケース27を装着し、プレツシヤープ
レート17、クラツチテコ16等も共に後部フラ
イホイール11に固設する。クラツチレリーズベ
アリング15を、シフターアーム20とレリーズ
ベアリング摺動体18で押すと、クラツチテコ1
6が付勢バネ19に抗して、プレツシヤープレー
ト17を後部フライホイール11の後面から引き
離し、プレツシヤープレート17と後部フライホ
イール11との間に挾持した摩擦板13を解放
し、クラツチを「切」とするのである。摩擦板1
3はボス14より走行クラツチ筒軸4の外周にス
プライン係合している。
レリーズベアリング摺動体18は、クラツチハ
ウジングの壁23より突設された支持筒22上に
摺動可能に支持されている。
同様に走行クラツチ筒軸4も壁23のベアリン
グにて外径を支持されている。ミツシヨンケース
28の前面に油圧ポンプ24が貼設され、走行メ
イン筒軸6の外周でポンプギヤも回転させてい
る。
第2図により結合部の詳細を説明すると。
PTO動力伝達軸5はこの結合部で大径部5a
に構成されており、この大径部5aの外周にニー
ドルベアリング7を走行メイン筒軸6との間で介
装して支持されている。又、この走行メイン筒軸
6とPTO動力伝達軸5の間はミツシヨンケース
28内のオイルバスと連通しているので、潤滑油
が上つてくるので、オイルシール8を入れてミツ
シヨンケース28からの潤滑油の洩れを防いでい
る。このオイルシールを境界として、ミツシヨン
ケース28側は潤滑油で潤滑されるが、クラツチ
ハウジング側は、オイルバスを構成していないの
で潤滑が行われず、特に必要な部分にはグリース
塗布による潤滑が行われるのである。特に、走行
クラツチ筒軸4の外周に溶接固定した外筒3のス
プライン部3cと走行メイン筒軸6の外径スプラ
イン部6aの噛合部は、グリースによる潤滑を行
わなければ、伝達馬力の大きい部分であるので、
スプライン同志の耐摩耗が発生し、ひいてはスプ
ライン部での振動やガタの原因となるのである。
従来は、このスプライン部にグリースを塗布す
るのみであつたので、グリースの移動が行われ
ず、前述の不具合いが発生していたのである。
本件考案は、走行クラツチ筒軸4の後端の内径
に斜面4aをえぐりとつて、大量のグリースを封
入できるグリース封入部aを構成したものであ
る。このグリース封入部aは、内径のPTO動力
伝達軸5も斜面5bに構成されており、走行クラ
ツチ筒軸4も斜面に構成しているので、溶融した
グリースが徐々にスプライン係合部へと移動する
のである。しかし、このようにグリース封入部a
と斜面4aを構成しただけでは溶融グリースはス
ムースにスプラインに流動しないのである。これ
はこの連結部全体が密閉構となる為に空気の流れ
がなく、グリースも流動しないのである。
本件考案では、このグリース封入部のスプライ
ン係合部をはさんで逆の側に大気に開放した貫通
孔3aを設けている。
この貫通孔は、スプライン6aの切込部からス
プライン係合部を通してグリース封入部につなが
つているのである。
外筒3の貫通孔3aがある部分の内径部には大
径部3dが構成されている。
以上の如く本件考案は、PTO系の軸を内部に
走行系の軸を外筒に2重筒構造とし、ミツシヨン
ケース28前面において、走行系の走行クラツチ
筒軸4と走行メイン筒軸6とをスプライン結合す
るものにおいて、スプラインを内周に刻設した外
筒と固定する筒軸の内径に斜面を形成してグリー
ス封入部を構成し、外筒に大気に開放した貫通孔
を設けたので、従来の如くスプライン係合部にグ
リースを塗布したのみのものに比較して、グリー
ス封入部に大量のグリースを封入することがで
き、このグリースが軸の回転による遠心力により
斜面を沿つてスプライン部へ移動し、充分な潤滑
作用を行なうのである。この際に貫通孔を設けた
ことにより溶融グリースの移動が空気の流れと共
にスムースな動きとなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は農用トラクターのクラツチハウジング
の側面断面図、第2図は本件考案の要部である走
行系軸の結合部断面図である。 a……グリース封入部、3……外筒、3a……
貫通孔、3c……スプライン部、4……走行クラ
ツチ筒軸、4a……斜面、5……PTO動力伝達
軸、6……走行メイン筒軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. PTO系の軸を内部に、走行系の軸を外筒に2
    重筒構造とし、ミツシヨンケース前面において、
    走行系の走行クラツチ筒軸と、走行メイン筒軸と
    をスプライン結合するものにおいて、スプライン
    を内周に刻設した外筒と固定する筒軸の内径に斜
    面を形成してグリース封入部を構成し、外筒に大
    気に開放した開通孔を設けたことを特徴とするト
    ラクターの潤滑構造。
JP8895182U 1982-06-14 1982-06-14 トラクタ−の潤滑構造 Granted JPS5954250U (ja)

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JP8895182U JPS5954250U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 トラクタ−の潤滑構造

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JP8895182U JPS5954250U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 トラクタ−の潤滑構造

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Publication Number Publication Date
JPS5954250U JPS5954250U (ja) 1984-04-09
JPS6132194Y2 true JPS6132194Y2 (ja) 1986-09-19

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ID=30218846

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JP8895182U Granted JPS5954250U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 トラクタ−の潤滑構造

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JPS5954250U (ja) 1984-04-09

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