JPS5839936Y2 - 農用トラクタ等における油圧ポンプ装置 - Google Patents

農用トラクタ等における油圧ポンプ装置

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JPS5839936Y2
JPS5839936Y2 JP9655078U JP9655078U JPS5839936Y2 JP S5839936 Y2 JPS5839936 Y2 JP S5839936Y2 JP 9655078 U JP9655078 U JP 9655078U JP 9655078 U JP9655078 U JP 9655078U JP S5839936 Y2 JPS5839936 Y2 JP S5839936Y2
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JP
Japan
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hydraulic pump
shaft
pump
oil
transmission shaft
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JP9655078U
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JPS5513169U (ja
Inventor
潤一郎 市川
俊雄 津田
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株式会社神崎高級工機製作所
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 農用トラクタとかコンバインといった走行作業車(以下
、「農用トラクタ等」という。
)には、各種用途の油圧ポンプを装備させであるが、こ
の考案は、このような油圧ポンプに係る、農用トラクタ
等における油圧ポンプ装置に関するものである。
農用トラクタ等の機体ハウジング内の支壁部面上に油圧
ポンプを、既存の伝動軸とポンプ軸を同心的に配して設
置し、上記支壁部を油圧ポンプの支持部材として、また
上記した伝動軸とポンプ軸とをカンプリングにより連結
して既存の上記伝動軸をポンプ駆動軸として、それぞれ
利用することは、例えば実開昭53−15237号公報
に開示されているように既に公知であり、第3図はその
ような公知構造の典型例を示している。
第3図において、60が上記油圧ポンプ、60aが上記
ポンプ軸、61が上記支壁部、62が上記伝動軸、63
が上記カンプリングである。
そして第3図に示すように、上記した伝動軸62がそれ
と同心的に配された他の伝動軸64へと動力の伝動を行
なうべきものである場合に従来は、ポンプ軸60aを上
記他の伝動軸64へとカンプリング65により連結する
構造を採っていた。
したがって従来は、ポンプ軸60aを支承する1対のベ
アリング66.670他に、他の伝動軸64の一端部を
支承するもう1個のベアリング68を必要としていた。
この考案は、ハウジング内の支壁部をポンプ支持部材と
して利用すると共に、同心的に配され互に連結されるべ
き2伝動軸のうちの原動側の伝動軸をポンプ駆動軸とし
て利用するものにおいて、第3図に図示の従来のものに
おける別のポンプ軸60aを無(すと共に、同従来のも
のと対比してカンプリングとベアリングとの個数を減ら
し、構造をずっと簡単化してあり、それでありながら組
込みを容易としである、農用トラクタ等における新規な
油圧ポンプ装置を、提供しようとするものである。
図示の実施例について、この考案に係る農用トラクタ等
における油圧ポンプ装置の構成を説明すると、第1図に
示すように、機体前部にエンジン1を塔載し、このエン
ジン1の動力を、それぞれ機体ハウジングを構成してい
るクラッチハウジング2、ミッションケース3及びリヤ
ハウジング4内方向へと伝導し、左右後輪5を駆動する
ことで機体の走行を行なわせると共に、機体後部へ延出
させである作業機駆動用のPTO軸6を回転駆動するよ
うに、構成されている農用トラクタにおいて、この考案
は、次のように実施されている。
すなわち、第2図に示すように、ミッションケース3内
には前記エンジン1にて回転駆動される伝動軸Iを設け
てあり、この伝動軸γをそれと同心的にリヤ・・ウジフ
グ4内に設けられた他の伝動軸8と連結して、リヤハウ
ジング4内の後端部方向へとエンジン1動力を伝達する
ように構成し、リヤハウジング4内後端部には、前記P
TO軸6に平行させてその上方に伝動軸9を設け、互に
同心的に配された伝動軸8,9間には多板式油圧り2ン
チに構成されたPTOクランチ10を配設し、また伝動
軸9とPTO軸6間には機械式変速装置に構成されたP
TO変速装置11を配設して、PTO軸6に連らなる作
業機動力伝導径路が完成されているのであるが、この考
案に係る油圧ポンプ装置は、上記のように多板式油圧り
2ンチに構成されているPTOクランチ10に対し給油
を行なうためのものとして、次のように構成されている
すなわち、伝動軸7の後端部は、ミッションケース3後
端の支壁部3aを貫通させてリヤハウジング4内にまで
延出させてあり、上記支壁部3aの後位において伝動軸
7と伝動軸8とが、該両値動軸7,8端部周面のスプラ
インと噛合されるスプラインを内周面に有するカンプリ
ング12によって、連結されている。
カンプリング12上には、内接歯車ポンプに構成された
油圧ポンプ13を設けてあり、この油圧ポンプ13は、
そのドライブギヤ13aをカンプリング12に固定する
ことで、伝動軸7,8と一体回転するカンプリング12
をポンプ軸とし該カンプリング12により駆動を受ける
ものに、構成されている。
またケース蓋14aを備えた、油圧ポンプ13のポンプ
ケース14は、上記支壁部3aにその背面上で装着され
ている。
そして、ポンプケース14本体とケース蓋14aとには
環状段部をなすベアリング保持部15.16を、ポンプ
ケース14本体前面側の内周部とケース蓋14a背面側
の内周部とにおいて形成してあり、このベアリング保持
部15゜16に保持させてカンプリング12上に前後の
ボールベアリング17.18を設け、前方側のボールベ
アリング17にはカップリング12を介し伝動軸7の後
端部を支承させると共にカップリング12の前端部を支
承させ、また後方側のボールベアリング18にはカンプ
リング12を介し伝動軸8の前端部を支承させると共に
カンプリング12の後端部を支承させである。
リヤハウジング4の背壁4aには、第2図に示すように
該リヤハウジング4内方向に膨大する膨大部19を形成
してあり、またリヤハウジング4の後端面上には上部膨
大部19に対向位置する膨出部20aを有する後蓋20
を装着しである。
伝動軸8の後端部は、上記膨大部19にボールベアリン
グ21を介し支承させてあり、この伝動軸8の後端部に
は後端開放の中空軸承部8aを形成してあって、ボール
ベアリング22を介し後端部を上記蓋板20に支承させ
である前記伝動軸9の前端部は、該中空軸承部8aに挿
入されニードルベアリング23を介して該軸承部8aに
支承させである。
そして、このような軸8,9端支承関係として端面をほ
ぼ衝合させである伝動軸8,9間に配された前記PTO
変速装置10は、伝動軸9の前端部上に固定して設けた
クラッチハウジング24と伝動軸8の後端部上にスプラ
イン嵌合にて固定して設けた回転支持金物25とに、複
数枚宛の摩擦板26と相手板27とを、交互に配してク
ラッチ10軸線方向に沿い摺動のみ自在に支持させ、油
圧作用で摩擦板26及び相手板27間の摩擦係合を得る
、それ自体は周知の多板式油圧クラッチに構成されてい
る。
クラッチハウジング24内には、リターンばね28によ
り後退方向に移動附勢されたピストン29を設けてあり
、このピストン29背後の油室30に圧油を供給するこ
とで、ピストン29の前進を得て、摩擦板26と相手板
27間の圧接を得るようにされている。
油圧ポンプ13からPTOクラッチ10に作動油を供給
することは、油圧ポンプ13から前記後蓋20に穿設せ
る油路31の開口端へと、図示されていない切換弁を介
して油圧配管を行ない、上記油路31を伝動軸9に穿設
した油路32を介し上記の油室30へと連通させること
で、行なわれるようになされている。
PTOクランチ10に対し潤滑油を供給することは特に
、この考案の一実施態様に従って、次のように行なわれ
ている。
すなわち、前記カンプリング12には、該カンプリング
12内における、伝動軸7,8間の空間33へと開口し
て油圧ポンプ13から油を該空間33へ導く油入34を
形成してあり、上記した空間33は、前端で該空間33
に開口させて伝動軸8に軸線方向に沿い貫通穿設せる油
路35により、該伝動軸8後端部の前記中空軸承部8a
内へと、連らねである。
そして伝動軸9には、中空軸承部8a内をPTOクラッ
チ10のクラッチハウジング24内にピストン29前面
側で連らねる油路36を形成しである。
以上よりして、油入34、空間33及び油路35を介し
て油圧ポンプ13から中空軸承部Ba内へと給油が行な
われ、該中空軸承部8aについての潤滑と冷却が行なわ
れると共に、さらに油路36を介してPTOクラッチ1
0の摩擦板26及び相手板27部に給油が行なわれ、法
部の潤滑と冷却が行なわれる。
なお前記したPTO変速装置11は、第2図に示すよう
に、伝動軸9上に設けた、該軸9と一体の2個の変速歯
車37.38と、PTO軸6に遊嵌され上記変速歯車3
7.38にそれぞれ噛合せである2個の遊転歯車39,
40であって、そのボス部に爪39a、40aを形成し
である2個の遊転歯車39,40と、該両遊転歯車39
.40間でPTO軸6上にスプライン嵌合にて摺動のみ
自在に設けられた摺動金物41であって、上記爪39a
、40aに噛合せ得る爪41a、41bを形成しであ
る摺動金物41とを、備えたものに構成されている。
そしてこのPTO変速装置11は、PTO軸6上で摺動
金物41を選択的に摺動変位させ、爪39a、41a間
の噛合いにより遊転歯車39をPTO軸6に結合するこ
とで1速の変速比を、また爪40a、4Ib間の噛合に
より遊転歯車40をPTO軸6に結合することで2速の
変速比を、それぞれ選択的に得ることができるものとさ
れている。
以上の説明から明らかなように、この考案の農用トラク
タ等における油圧ポンプ装置は、同心的に配された2伝
動軸7,8を、機体ハウジング3゜4内の支壁部3aの
一端位でカンプリング12により連結し、このカンプリ
ング12上に配して該カンプリング12をポンプ軸とす
る油圧ポンプ13を、該ポンプ13のポンプケース14
,14aを上記支壁部3aに装着して設けると共に、上
記の2伝動軸7,80軸端部を支承すると共に上記カン
プリング12を支承するベアリング17.18を、上記
ポンプケース14,14aに保持させて設けてなるもの
であって、2伝動軸7,8を連結するためのカンプリン
グ12がポンプ軸として用いられ別のポンプ軸が省略さ
れていること、そして2伝動軸7,8が単一のカンプリ
ング12により直接に連結しであること、また上記した
ベアリング17.18が、伝動軸7,8の軸端部を支承
するためのベアリングとポンプ軸であるカンプリング1
2を支承するためのベアリングとに兼用すせであること
から、それだけ部品点数が少なくて構造を簡単化されて
いる油圧ポンプ装置となっている。
また、油圧ポンプ13を伝動軸8上に直接装架するよう
な場合と比較して、上記のようにカンプリング12上に
油圧ポンプ13を装架するようにしたことで、カンプリ
ング12と油圧ポンプ13とを、一体的な1つのセント
部品として扱えこれを一挙に組込み得ることとなり、こ
のため、この考案の油圧ポンプ装置は、これを農用トラ
クタ等に容易に組込み得る、組立上で有利なものとなっ
ている。
なお、この考案の一実施態様に従って、前記カンプリン
グ12に、該カンプリング12内における前記2伝動軸
7,8間の空間33へと前記油圧ポンプ13からの油を
導き該空間33と前記2伝動軸7,8のうちの一方の伝
動軸8に穿設せる油路35とを介し被給油部(これは、
実施例におけるように潤滑油の被給油部8a及び26,
27である他、クラッチ作動油等の作動油の被給油部で
あってもよい。
)に対し前記油圧ポンプ13からの油を給油する油入3
4を形成するように、この考案に係る油圧ポンプ装置を
構成するときは、給油路構造が配管を要しない簡単なも
のとなって、油圧ポンプ関連部の構造が一層簡単化され
るに至る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を装備した農用トラクタの
概略側面図、第2図は同農用トラクタ要部の一部省略縦
断側面図、第3図は従来例を示す縦断側面図である。 3・・・・・・ミンションケース、3a・・・・・・支
壁部、4・・・・・・リヤハウジング、6・・・・・・
PTO軸、7・・・・・・伝動軸、8・・・・・・伝動
軸、8a・・・・・・中空軸承部、9・・・・・・伝動
軸、10・・・・・・PTOクランチ、11・・・・・
・PTO変速装置、12・・・・・・カンプリング、1
3・・・・・・油圧ポンプ、14・・・・・・ポンプケ
ース、14a・・・・・・ケース蓋、15,16・・・
・・・ベアリング保持部、17.18・・・・・・ボー
ルベアリング、26・・・・・・摩擦板、27・・・・
・・相手板、33・・・・・・空間、34・・・・・・
油入、35・・・・・・油路、36・・・・・・油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.同心的に配された2伝動軸を、機体ハウジング内の
    支壁部の一端部でカンプリングにより連結し、このカン
    プリング上に配して該カンプリングをポンプ軸とする油
    圧ポンプを、該ポンプのポンプケースを上記支壁部に装
    着して設けるとと共に、上記の2伝動軸の軸端部を支承
    すると共に上記カンプリングを支承するベアリングを、
    上記ポンプケースに保持させて設けてなる、農用トラク
    タ等における油圧ポンプ装置。 2、前記カンプリングに、該カップリング内における前
    記2伝動軸間の空間へと前記油圧ポンプから油を導き該
    空間と前記2伝動軸のうちの一方の伝動軸に穿設せる油
    路とを介し被給油部に対し前記油圧ポンプからの油を給
    油する油入を形成してなる、実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の農用トラクタ等における油圧ポンプ装置。
JP9655078U 1978-07-12 1978-07-12 農用トラクタ等における油圧ポンプ装置 Expired JPS5839936Y2 (ja)

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JPS5513169U JPS5513169U (ja) 1980-01-28
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