JPS625936Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS625936Y2 JPS625936Y2 JP1980074104U JP7410480U JPS625936Y2 JP S625936 Y2 JPS625936 Y2 JP S625936Y2 JP 1980074104 U JP1980074104 U JP 1980074104U JP 7410480 U JP7410480 U JP 7410480U JP S625936 Y2 JPS625936 Y2 JP S625936Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pivot shaft
- center pivot
- support holder
- differential case
- wheel differential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 10
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、トラクタの前輪デフケース支持装
置に関するものである。
置に関するものである。
まず、従来例を第１図乃至第３図に基づいて説
明する。１はトラクタの機体で、この機体１の一
部を構成するエンジン２の前面下部に固定された
取付フランジ３には前端にバンパー４が取付けら
れ前輪受け５が溶着されている。この前輪受け５
には後方に向け開口するカツプ状の前部支持ホル
ダ６がボルト７により固定され、前記取付フラン
ジ３には前方に向けて開口するカツプ状の後部支
持ホルダ９がボルト１０により固定されている。
１１は前輪デフケースで、差動装置１２を内装す
るとともに左右両側にホイールシヤフトケース１
３，１４が固定されている。この前輪デフケース
１１の前部および後部には前方へ突出する前部セ
ンタピボツト軸１５と後方へ突出する後部センタ
ピボツト軸１６とが同一軸心をもつて一体に形成
されている。前記後部センタピボツト軸１６内に
はドライブピニオン軸１７がベアリング１８，１
９によつて軸支され、このドライブピニオン軸１
７は前記後部支持ホルダ９の底部を貫通して後方
に突出し動力伝達軸２０に接手２１を介して連結
されている。
明する。１はトラクタの機体で、この機体１の一
部を構成するエンジン２の前面下部に固定された
取付フランジ３には前端にバンパー４が取付けら
れ前輪受け５が溶着されている。この前輪受け５
には後方に向け開口するカツプ状の前部支持ホル
ダ６がボルト７により固定され、前記取付フラン
ジ３には前方に向けて開口するカツプ状の後部支
持ホルダ９がボルト１０により固定されている。
１１は前輪デフケースで、差動装置１２を内装す
るとともに左右両側にホイールシヤフトケース１
３，１４が固定されている。この前輪デフケース
１１の前部および後部には前方へ突出する前部セ
ンタピボツト軸１５と後方へ突出する後部センタ
ピボツト軸１６とが同一軸心をもつて一体に形成
されている。前記後部センタピボツト軸１６内に
はドライブピニオン軸１７がベアリング１８，１
９によつて軸支され、このドライブピニオン軸１
７は前記後部支持ホルダ９の底部を貫通して後方
に突出し動力伝達軸２０に接手２１を介して連結
されている。
しかして、前記前部支持ホルダ６には前部セン
タピボツト軸１５が挿入されブツシユ２２を介し
て保持され、後部支持ホルダ９には後部センタピ
ボツト軸１６が挿入されブツシユ２３を介して保
持されている。そして、前部センタピボツト軸１
５の端面には油孔２４が穿設され、前輪デフケー
ス１１内の潤滑油が前記油孔２４から流出して前
記ブツシユ２２と前記前部センタピボツト軸１５
の外周面との摺接部を潤滑しており、前記ブツシ
ユ２３と後部センタピボツト軸１６の外周面との
摺接部をも前輪デフケース１１内の潤滑油によつ
て潤滑されている。また、前部支持ホルダ６のカ
ツプの内縁部および後部支持ホルダ９のカツプの
内縁部、すなわち、前部センタピボツト軸１５と
後部センタピボツト軸１６とのそれぞれの基部に
位置させてシール部材２５，２６が設けられて潤
滑油の流出を防止している。さらに前部支持ホル
ダ６の縁面２７と前部センタピボツト軸１５の基
部に形成されたフランジ面２８とが当接してスラ
スト荷重を受け、後部支持ホルダ９の縁面２９と
後部センタピボツト軸１６基部に形成されたフラ
ンジ面３０とが当接してスラスト荷重を受けてい
る。
タピボツト軸１５が挿入されブツシユ２２を介し
て保持され、後部支持ホルダ９には後部センタピ
ボツト軸１６が挿入されブツシユ２３を介して保
持されている。そして、前部センタピボツト軸１
５の端面には油孔２４が穿設され、前輪デフケー
ス１１内の潤滑油が前記油孔２４から流出して前
記ブツシユ２２と前記前部センタピボツト軸１５
の外周面との摺接部を潤滑しており、前記ブツシ
ユ２３と後部センタピボツト軸１６の外周面との
摺接部をも前輪デフケース１１内の潤滑油によつ
て潤滑されている。また、前部支持ホルダ６のカ
ツプの内縁部および後部支持ホルダ９のカツプの
内縁部、すなわち、前部センタピボツト軸１５と
後部センタピボツト軸１６とのそれぞれの基部に
位置させてシール部材２５，２６が設けられて潤
滑油の流出を防止している。さらに前部支持ホル
ダ６の縁面２７と前部センタピボツト軸１５の基
部に形成されたフランジ面２８とが当接してスラ
スト荷重を受け、後部支持ホルダ９の縁面２９と
後部センタピボツト軸１６基部に形成されたフラ
ンジ面３０とが当接してスラスト荷重を受けてい
る。
したがつて、縁面２７とフランジ面２８および
縁面２９とフランジ面３０とのそれぞれの摺接部
はスラスト軸受としての作用を示すが、この部分
は外方に直接開放しているため砂泥等が入り易
く、さらに潤滑油によつても潤滑されないため、
前輪デフケース１１の揺動により摺接部が早期に
摩耗し易く、前輪デフケース１１の前後の遊びを
生ずる。すなわち前輪装置全体の遊びが発生する
問題点を有している。
縁面２９とフランジ面３０とのそれぞれの摺接部
はスラスト軸受としての作用を示すが、この部分
は外方に直接開放しているため砂泥等が入り易
く、さらに潤滑油によつても潤滑されないため、
前輪デフケース１１の揺動により摺接部が早期に
摩耗し易く、前輪デフケース１１の前後の遊びを
生ずる。すなわち前輪装置全体の遊びが発生する
問題点を有している。
この考案は上記問題点に鑑みなされたもので、
スラスト荷重受面の摩耗を回避し得るトラクタの
前輪デフケース支持装置を提供することを目的と
するものである。
スラスト荷重受面の摩耗を回避し得るトラクタの
前輪デフケース支持装置を提供することを目的と
するものである。
この考案は、前輪デフケースの前部と後部とに
前方へ突出する前部センタピボツト軸と後方へ突
出する後部センタピボツト軸とを形成し、トラク
タの機体の前方下部に前記前部センタピボツト軸
を回動自在に支持するカツプ状の前部支持ホルダ
と前記後部センタピボツト軸を回動自在に支持す
る後部支持ホルダとを設け、これらの前部支持ホ
ルダと後部支持ホルダとに前記前部センタピボツ
ト軸と前記後部センタピボツト軸との基部に位置
して前記前部支持ホルダと前記前部センタピボツ
ト軸との間および前記後部支持ホルダと前記後部
センタピボツト軸との間をシールするシール部材
を設け、前記前部支持ホルダと前記後部支持ホル
ダとの底部に前記前部センタピボツト軸の前端面
と前記後部センタピボツト軸の後端面とに当接し
てスラスト荷重を受けるとともに潤滑油が蓄えら
れた前記前輪デフケースの内部と連通した軸受面
を形成したことを特徴とするものである。したが
つて、前輪デフケースのスラスト荷重を支える軸
受面を、カツプ状の前部支持ホルダ及び後部支持
ホルダの底部に位置させるとともにシール部材に
より外部から遮断することができ、さらに、それ
らの軸受面を前輪デフケース内の潤滑油により潤
滑することができ、したがつて、軸受面の摩耗を
防止し、前輪デフケースを前後方向の遊びを有す
ることなく長期にわたり円滑に作動させることが
できるように構成したものである。
前方へ突出する前部センタピボツト軸と後方へ突
出する後部センタピボツト軸とを形成し、トラク
タの機体の前方下部に前記前部センタピボツト軸
を回動自在に支持するカツプ状の前部支持ホルダ
と前記後部センタピボツト軸を回動自在に支持す
る後部支持ホルダとを設け、これらの前部支持ホ
ルダと後部支持ホルダとに前記前部センタピボツ
ト軸と前記後部センタピボツト軸との基部に位置
して前記前部支持ホルダと前記前部センタピボツ
ト軸との間および前記後部支持ホルダと前記後部
センタピボツト軸との間をシールするシール部材
を設け、前記前部支持ホルダと前記後部支持ホル
ダとの底部に前記前部センタピボツト軸の前端面
と前記後部センタピボツト軸の後端面とに当接し
てスラスト荷重を受けるとともに潤滑油が蓄えら
れた前記前輪デフケースの内部と連通した軸受面
を形成したことを特徴とするものである。したが
つて、前輪デフケースのスラスト荷重を支える軸
受面を、カツプ状の前部支持ホルダ及び後部支持
ホルダの底部に位置させるとともにシール部材に
より外部から遮断することができ、さらに、それ
らの軸受面を前輪デフケース内の潤滑油により潤
滑することができ、したがつて、軸受面の摩耗を
防止し、前輪デフケースを前後方向の遊びを有す
ることなく長期にわたり円滑に作動させることが
できるように構成したものである。
この考案の一実施例を第４図に基づき説明す
る。従来例と同一部分は同一符号を用い説明も省
略する。前部センタピボツト軸１５の前端面３１
に当接してスラスト荷重を受ける軸受面３２が前
部支持ホルダ６のカツプの底面に形成され、後部
センタピボツト軸１６の後端面３３に当接してス
ラスト荷重を受ける軸受面３４が後部支持ホルダ
９の底部に形成されている。そして、前記前端面
３１と軸受面３３および後端面３３と軸受面３４
のそれぞれの摺接部は潤滑油が蓄えられた前輪デ
フケース１１に連通し、その前輪デフケース１１
内の潤滑油により潤滑されている。また、縁面２
７とフランジ面２８、縁面２９とフランジ面３０
とは間隙をもつて対向している。
る。従来例と同一部分は同一符号を用い説明も省
略する。前部センタピボツト軸１５の前端面３１
に当接してスラスト荷重を受ける軸受面３２が前
部支持ホルダ６のカツプの底面に形成され、後部
センタピボツト軸１６の後端面３３に当接してス
ラスト荷重を受ける軸受面３４が後部支持ホルダ
９の底部に形成されている。そして、前記前端面
３１と軸受面３３および後端面３３と軸受面３４
のそれぞれの摺接部は潤滑油が蓄えられた前輪デ
フケース１１に連通し、その前輪デフケース１１
内の潤滑油により潤滑されている。また、縁面２
７とフランジ面２８、縁面２９とフランジ面３０
とは間隙をもつて対向している。
このような構成において、地面の凹凸により前
輪デフケース１１が揺動するが、センタピボツト
軸１５，１６の全ての摺接部は潤滑され、かつ、
外部とも遮断され砂泥等の浸入を防止されるた
め、摩耗は極めて少なく、したがつて、前輪デフ
ケース１１の前後方向の遊びが発生せず、遊びの
発生を修正するための調整作業も必要としない。
輪デフケース１１が揺動するが、センタピボツト
軸１５，１６の全ての摺接部は潤滑され、かつ、
外部とも遮断され砂泥等の浸入を防止されるた
め、摩耗は極めて少なく、したがつて、前輪デフ
ケース１１の前後方向の遊びが発生せず、遊びの
発生を修正するための調整作業も必要としない。
この考案は上述のように構成したので、前輪デ
フケースのスラスト荷重を支える軸受面を、カツ
プ状の前部支持ホルダ及び後部支持ホルダの内部
に位置させるとともにシール部材により外部から
遮断することができ、さらに、それらの軸受面を
前輪デフケース内の潤滑油により潤滑することが
でき、したがつて、軸受面の摩耗を防止し、前輪
デフケースを前後方向の遊びを有することなく長
期にわたり円滑に作動させることができる等の効
果を有するものである。
フケースのスラスト荷重を支える軸受面を、カツ
プ状の前部支持ホルダ及び後部支持ホルダの内部
に位置させるとともにシール部材により外部から
遮断することができ、さらに、それらの軸受面を
前輪デフケース内の潤滑油により潤滑することが
でき、したがつて、軸受面の摩耗を防止し、前輪
デフケースを前後方向の遊びを有することなく長
期にわたり円滑に作動させることができる等の効
果を有するものである。
第１図ないし第３図は従来例を示すもので、第
１図は側面図、第２図は正面図、第３図は前輪デ
フケースの支持構造を拡大して示した要部の縦断
側面図、第４図はこの考案の一実施例を示すもの
で前輪デフケースの支持構造を拡大して示した要
部の縦断側面図である。 １……トラクタ機体、６……前部支持ホルダ、
９……後部支持ホルダ、１１……前輪デフケー
ス、１５……前部センタピボツト軸、１６……後
部センタピボツト軸、２５〜２６……シール部
材、３１……前端面、３２……軸受面、３３……
後端面、３４……軸受面。
１図は側面図、第２図は正面図、第３図は前輪デ
フケースの支持構造を拡大して示した要部の縦断
側面図、第４図はこの考案の一実施例を示すもの
で前輪デフケースの支持構造を拡大して示した要
部の縦断側面図である。 １……トラクタ機体、６……前部支持ホルダ、
９……後部支持ホルダ、１１……前輪デフケー
ス、１５……前部センタピボツト軸、１６……後
部センタピボツト軸、２５〜２６……シール部
材、３１……前端面、３２……軸受面、３３……
後端面、３４……軸受面。
Claims (1)
- 前輪デフケースの前部と後部とに前方へ突出す
る前部センタピボツト軸と後方へ突出する後部セ
ンタピボツト軸とを形成し、トラクタの機体の前
方下部に前記前部センタピボツト軸を回動自在に
支持するカツプ状の前部支持ホルダと前記後部セ
ンタピボツト軸を回動自在に支持する後部支持ホ
ルダとを設け、これらの前部支持ホルダと後部支
持ホルダとに前記前部センタピボツト軸と前記後
部センタピボツト軸との基部に位置して前記前部
支持ホルダと前記前部センタピボツト軸との間お
よび前記後部支持ホルダと前記後部センタピボツ
ト軸との間をシールするシール部材を設け、前記
前部支持ホルダと前記後部支持ホルダとの底部に
前記前部センタピボツト軸の前端面と前記後部セ
ンタピボツト軸の後端面とに当接してスラスト荷
重を受けるとともに潤滑油が蓄えられた前記前輪
デフケースの内部と連通した軸受面を形成したこ
とを特徴とするトラクタの前輪デフケース支持装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980074104U JPS625936Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980074104U JPS625936Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56175227U JPS56175227U (ja) | 1981-12-24 |
| JPS625936Y2 true JPS625936Y2 (ja) | 1987-02-10 |
Family
ID=29436843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980074104U Expired JPS625936Y2 (ja) | 1980-05-29 | 1980-05-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS625936Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS554934B2 (ja) * | 1975-01-08 | 1980-02-01 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5751945Y2 (ja) * | 1978-06-24 | 1982-11-12 |
-
1980
- 1980-05-29 JP JP1980074104U patent/JPS625936Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS554934B2 (ja) * | 1975-01-08 | 1980-02-01 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56175227U (ja) | 1981-12-24 |
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