JPS6334981Y2 - - Google Patents

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JPS6334981Y2
JPS6334981Y2 JP1986070407U JP7040786U JPS6334981Y2 JP S6334981 Y2 JPS6334981 Y2 JP S6334981Y2 JP 1986070407 U JP1986070407 U JP 1986070407U JP 7040786 U JP7040786 U JP 7040786U JP S6334981 Y2 JPS6334981 Y2 JP S6334981Y2
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JP
Japan
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case
bevel
bolt
axle
transmission
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JP1986070407U
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JPS62181433U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、伝動軸を挿通した縦向き筒状ケース
の下端にベベルケースを連結し、該ベベルケース
に貫通支承した車軸と前記伝動軸とをベベルギヤ
連動させてある農用管理機の伝動ケース構造に関
する。
〔従来の技術〕
上記伝動ケースとしては、例えば実開昭59−
60031号公報で示されるものがある。
上記伝動ケースでは、第5図に示すように、車
軸4を支承するベベルケース3の上下に二分割さ
れた分割ケース部分3a,3bにて構成し、下側
の分割ケース部分3bを下方から挿入したボルト
6にて上側の分割ケース部分3aに着脱自在に固
着することで、このケース3内のベベルギヤ9,
16の組付けや修理点検等が容易にできるように
している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来伝動ケースにおいては、
下側の分割ケース部分3bを取付けるボルト6の
頭部7が下側分割ケース部分3bの前後端部にお
いて下面より突出し、この農用管理機で作業をす
る際には前記突出したボルト頭部7が土中に食い
込んでボルト頭部7が推進抵抗となり、農用管理
機の作業能率を低下させているという欠点があつ
た。又、ボルト頭部7が摩滅して角がとれてしま
い、次の分解時にボルト6の回動が困難になる不
具合もあつた。
このような欠点を解決する手段としては、例え
ば下側分割ケース部分3bにボルト頭部7を係入
して突出させないようにする凹部を形成すること
も考えられるのであるが、これでは下側分割ケー
ス部分3bが大型化してしまい、ケース大型化に
伴う別の問題が生じてくる。
また別の解決手段としては、ボルト6の位置を
高くすることや、ボルト前後間のスパンを狭くす
る等のボルトの位置自体を工夫して地面に接し難
くすることが考えられるが、従来構造ではベベル
ギヤと干渉しない外周でもつて上下の分割ケース
を接合連結しているので、ボルトの位置を高くす
るとスパンが広がり、スパンを狭くしようとする
と低い位置にならざるをえなかつた。スパンを広
くしてボルト位置を高くすれば、上側分割ケース
の幅方向の大型化となるばかりでなく、農用管理
機を前後に傾斜させて使用するような状態では依
然としてボルトが土中に食い込み易く、また、ボ
ルト位置を低くしてスパンを狭くしても位置が低
いが故に、やはり、土中に食い込み易いものとな
つて具合が悪かつた。
本考案は、かかる点に着目してなかつたもので
あつて、縦向き伝動軸と車軸とがベベルギヤ連動
される構造を有効かつ合理的に利用することで、
ケースの大型化を招くことなく、ボルト頭部の突
出を防止することができる農用管理機の伝動ケー
ス構造を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、前記ベベルケースを車軸
軸心を通る分割面で分割される上下二分割構造に
構成し、下側の分割ケース部分を下方より挿入さ
れるボルトによつて上側の分割ケース部分に接合
連結するように構成し、かつ、前記下側分割ケー
ス部分の前後にボルト頭部の入り込み用凹部を形
成するとともに、この凹部と車軸に備えたベベル
ギヤとを車軸軸心方向視にて重複するよう並設す
ることにより、前後ボルト間のスパンを狭くして
ある点にあり、その作用及び効果は次の通りであ
る。
〔作用〕
つまり、ベベルケースを車軸軸心を通る分割面
で上下二分割構造に構成し、しかも、上下分割ケ
ース締結用ボルトを車軸軸心方向視にてベベルギ
ヤと重複する位置まで前後ボルト間のスパンを狭
くしたこと、および下側の分割ケース部分を下方
より挿入されるボルトによつて上側の分割ケース
部分に接合連結する構成としたので、ボルトの固
着位置は車軸軸心と略同高さ位置となつて固着位
置が従来のものに比べて高く、且つ、より車軸に
近づけることができしかも、このボルトの頭部を
下側分割ケース部分の入り込み用凹部内に入り込
ませるようにしているから、ボルト頭部が下側分
割ケース部分の下面より下方へ突出することがな
い。
〔考案の効果〕
このように本考案においては、ボルト頭部をベ
ベルケース側へ没入させるにあたつて、ボルト頭
部の入り込み用凹部とベベルギヤとを車軸軸心方
向視にて重複するよう並設しているので、前記凹
部をベベルギヤの同端側に配置させることでベベ
ルケースを特別に大型化することなく所期の目的
を達成することができたものであり、小型軽量化
が要求される農用管理機の伝動ケース構造として
実用上の効果が大きいものである。
〔実施例〕
第4図に本考案に係る農用管理機の全体側面を
示している。この管理機は縦軸式のエンジン10
の下部にミツシヨンケース11を直結し、前記ミ
ツシヨンケース11の下部に縦向き筒状ケース2
とベベルケース3を夫々連結するとともにベベル
ケース3に水平に貫通支承した車軸4に耕耘爪軸
12を取付け、またベベルケース3から前記ミツ
シヨンケース11に亘つて後方へ延出されるよう
ハンドル13を取付けるとともに、このハンドル
13の基部に抵抗棒14を装着して、前記耕耘爪
軸12に取付けた抵抗爪15の回転推力によつて
走行しながら耕耘作業が行えるよう構成してあ
る。
次に、前記エンジン10から車軸4への動力伝
動構造について説明する。エンジン10からの出
力は前記ミツシヨンケース11内の適宜減速機構
で減速され、縦向き筒状ケース2内に挿入された
伝動軸1にクラツチを介して伝達される。
前記伝動軸1の下端部に設けられたベベルピニ
オンギヤ16は前記車軸4に設けられた大径ベベ
ルギヤ9に咬合連動してあつて、前記伝動軸1動
力を更に減速して車軸4に伝達するようになつて
いる。
前記ミツシヨンケース11への潤滑オイルを供
給する構造としては、第3図に示す構造が採用あ
れている。すなわち、ミツシヨンケース11の側
壁17にプラグ挿通口18を設けるとともに、こ
の挿通口18に給油口19が設けられた筒状の給
油プラグ20を突出没入自在に螺着し、給油プラ
グ20をミツシヨンケース11内に没入させて給
油プラグ20の一方端部に形成したねじ部21を
挿通口18内面のねじ部22に螺合することで給
油をしていない状態とすると共に、つまみ23を
回して給油プラグ20をミツシヨンケース11か
ら突出させ、給油口18をミツシヨンケース11
から出した状態で給油プラグ20の他端部外周に
形成したねじ部24を前記挿通口18のねじ部2
2に螺合することにより給油状態としたものであ
り、作業時は給油プラグ20がミツシヨンケース
11から外側へ突出していないので機能上妨げと
なることがなく、しかも給油プラグ20のねじ部
24をミツシヨンケース11のねじ部22に螺合
させて給油口19を上方開口した状態で保持する
ことができるので給油も楽に行えるものである。
次に、前記ベベルケース3の構造について説明
すると、第1図に示すようにこのベベルケース3
は前記車軸4の軸心を通る分割面で上下二分割さ
れるよう構成され、上側の分割ケース部分3aは
前記筒状ケース2の下端部に設けられたフランジ
25にボルト26によつて固定されている。ま
た、この上側の分割ケース部分3aの下端部には
ボルト孔27が設けられた連結座28,28が前
後に2箇所設けられている。一方、下側の分割ケ
ース部分3bの左右方向中央部における前後外側
面には下方及び前後側方向へ夫々開放するボルト
頭部7の入り込み用凹部8が設けられ、この凹部
8の上側には下側の分割ケース部分3aの上端よ
り延設されたフランジ29が形成されている。こ
のフランジ29は前記上側の分割ケース部分3a
の連結座28と上下で対応する位置に設けられて
いるもので、下側の分割ケース部分3bは、前記
下側のフランジ29に穿孔された通孔30にボル
ト6を下方より挿通し、そして前記上側の連結座
28のボルト孔27に螺合することにより上側の
分割ケース部分3aに接合連結されている。前記
凹部8の大きさは、この凹部8内にボルト頭部7
が配置された際にボルト頭部7が凹部8より外側
へ突出しない程度に、かつ、第2図に示すように
ベベルケース3の内側に突出する凹部8の側壁が
車軸4のベベルギヤ9に接触しない程度に限定さ
れている。
〔別実施例〕
上記実施例ではボルト頭部7の入り込み用凹部
8をベベルケース3の左右方向の中央部位置に設
けたが、この凹部8の左右方向の位置をベベルケ
ース3内に配設されるベベルギヤ9と反対側位置
へややずらして設けても良く、このようにすれば
ベベルケース3を小型化することができるととも
に入に込み用凹部8をベベルケース3内へ大きく
突出させることができる効果を奏するものであ
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に番号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用管理機の伝動ケース構
造の実施例を示し、第1図は伝動ケース部分の一
部破断側面図、第2図は第1図の−線矢視
図、第3図は給油プラグ部分の要部断面図、第4
図は農用管理機の全体側面図、第5図は従来例の
一部破断側面図である。 1……伝動軸、2……筒状ケース、3……ベベ
ルケース、3a……上側の分割ケース部分、3b
……下側の分割ケース部分、4……車軸、6……
ボルト、7……ボルト頭部、8……入り込み用凹
部、9……ベベルギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伝動軸1を挿通した縦向き筒状ケース2の下端
    にベベルケース3を連結し、該ベベルケース3に
    貫通支承した車軸4と前記伝動軸1とをベベルギ
    ヤ連動させてある農用管理機の伝動ケース構造で
    あつて、前記ベベルケース3を車軸軸心を通る分
    割面で分割される上下二分割構造に構成し、下側
    の分割ケース部分3bを下方より挿入されるボル
    ト6によつて上側の分割ケース部分3aに接合連
    結するように構成し、かつ、前記下側部分ケース
    部分3bの前後にボルト頭部7の入り込み用凹部
    8を形成するとともに、この凹部8と車軸4に備
    えたベベルギヤ9とを車軸軸心方向視にて重複す
    るよう並設してあることを特徴とする農用管理機
    の伝動ケース構造。
JP1986070407U 1986-05-10 1986-05-10 Expired JPS6334981Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986070407U JPS6334981Y2 (ja) 1986-05-10 1986-05-10

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JP1986070407U JPS6334981Y2 (ja) 1986-05-10 1986-05-10

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JPS62181433U JPS62181433U (ja) 1987-11-18
JPS6334981Y2 true JPS6334981Y2 (ja) 1988-09-16

Family

ID=30912013

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986070407U Expired JPS6334981Y2 (ja) 1986-05-10 1986-05-10

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545461U (ja) * 1977-06-14 1979-01-13
JPS59210803A (ja) * 1983-05-13 1984-11-29 本田技研工業株式会社 耕耘機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545461U (ja) * 1977-06-14 1979-01-13
JPS59210803A (ja) * 1983-05-13 1984-11-29 本田技研工業株式会社 耕耘機

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JPS62181433U (ja) 1987-11-18

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