JPH0639523Y2 - 耕耘機の残耕処理刃取付装置 - Google Patents

耕耘機の残耕処理刃取付装置

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JPH0639523Y2
JPH0639523Y2 JP7034487U JP7034487U JPH0639523Y2 JP H0639523 Y2 JPH0639523 Y2 JP H0639523Y2 JP 7034487 U JP7034487 U JP 7034487U JP 7034487 U JP7034487 U JP 7034487U JP H0639523 Y2 JPH0639523 Y2 JP H0639523Y2
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JP
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treatment blade
tillage treatment
residual
rotary
mounting device
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JP7034487U
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義彦 佐藤
宏 西川
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、前進しながらの耕耘作業や、後進しながらの
耕耘作業などの多様な作業が行えるようにした耕耘機の
残耕処理刃取付装置に係り、詳しくは、下部にロータリ
耕耘爪軸が横架支承されたロータリケースを、前後移動
方向変更可能な走行機体に縦軸芯周りで回動自在に取付
けてある耕耘機の残耕処理刃取付装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、耕耘機ではロータリケースの下部に残耕が生
じるため、例えば、特開昭59-227203号公報に示される
ように、このロータリケースの下部に残耕処理刃を取付
けることが行われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来構造のものでは、前進しながら耕耘する状態に
おいて残耕処理刃をその機能が最大に発揮できるように
ロータリケースに固定して取付けてあるため、ロータリ
ケースを縦軸芯周りに回動させて、後進しながら耕耘す
る場合、ロータリ耕耘装置で耕耘された高い耕起部位表
面を車輪が走行することになるため、残耕処理刃の圃場
に対する対地姿勢が大きく変化して、その残耕処理機能
を充分に発揮し得ない欠点があった。
そこで、上記欠点を解消する手段として、残耕処理刃の
取付姿勢を変更するブラケットをロータリケースの下部
に設けて、機体前進する状態と後進する状態とに応じ
て、ブラケットに対する残耕処理刃の取付け姿勢を変更
することが考えられるが、斯かる場合、残耕処理刃を但
にブラケット側面に締付ボルトを介して固定するように
すると、残耕処理刃の締付ボルトに対して圃場からの負
荷が作用するため、その固定箇所で緩みが発生し易いも
のとなる。
つまり、ブラケットに設けたボルト孔と残耕処理刃に設
けたボルト孔とに亘ってボルトを挿入して固定するもの
であるから、残耕処理の負荷が残耕処理刃を介してボル
トに作用し、ボルトが緩み易くなる。
これに対処するために、残耕処理刃に対する締付ボルト
を強力に締付けると、今度は残耕処理刃の姿勢を変更す
る際にブラケットから取り外し難いという不都合が生じ
る。
本考案は、機体前進しながらの耕耘作業や後進しながら
の耕耘作業など、作業内容に応じてロータリケースの下
部に取付けた残耕処理刃の取付け姿勢を変更する場合に
おいて、残耕処理刃を強固にロータリケースに固定する
ことができる上に、その付け換え作業も比較的簡単に行
えるものを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案に係る耕耘機の残耕処理刃取付装置の
特徴構成は、ロータリケースに、前記残耕処理刃の基部
を択一的に嵌合する複数個の嵌合部が側面視交差状で設
けられた固定金具を固設するとともに、この固定金具に
残耕処理刃固定具を装着した点にあり、その作用及び効
果は次の通りである。
〔作用〕
残耕処理刃に作用する圃場からの負荷の大部分のもの、
つまり、耕耘爪軸の回転による回転周方向での負荷、及
び、機体の移動に伴う牽引によって残耕処理刃に作用す
る前後方向の負荷を、残耕処理刃を嵌合支持する固定金
具の嵌合部に受けさせ、その嵌合部からの残耕処理刃の
抜止めだけを残耕処理刃固定具に負担させるので、その
残耕処理刃固定具自体には負荷が大きく作用することは
ない。
〔考案の効果〕
その結果、前進しながらの耕耘作業や、後進しながらの
耕耘作業において、残耕処理刃による残耕処理機能を最
大に発揮できるように取付姿勢を変更可能に固定できる
ようにしながら、残耕処理刃の固定具に圃場からの負荷
の大部分が直接的に作用することを避け得て、この固定
具を強固に固定金具に固着する必要がなく、それでい
て、残耕処理刃に緩みを生じることもなく、付け換え作
業が比較的容易に行えるようになった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図及び第4図には歩行型のロータリケース耕耘機が
示され、この耕耘機は、向きが前後に切換え可能な操縦
ハンドル(3)を後方に延出した自走機体の前部に、エ
ンジン(13)、ミッションケース(9)を設けるととも
に、自走機体の後部に、ロータリ耕耘装置(4)を連結
し、自走機体から耕耘装置(4)に伝動するようにして
構成されている。
前記機体の後部ヒッチ(7)に連結されたロータリフレ
ーム(8)の後部には縦向きのボス部材(10)が固設さ
れ、このボス部材(10)には下部に耕耘爪軸(5)が横
架支承されたロータリケース(6)が縦軸芯(P)周り
で回動自在に内嵌され、また前記ロータリフレーム
(8)の後端部には尾輪(15)が昇降自在に連結されて
いる。
前記ロータリケース(6)の回動及び固定構造について
説明すると、第1図及び第2図に示すように、前記ボス
部材(10)内において支持ケース(16)が機体側に固設
され、この支持ケース(16)に前記ロータリケース
(6)の上端が回動自在に内嵌されているとともに、支
持ケース(16)の下側位置においてロータリケース
(6)の上部にボス(17)が溶接固着され、支持ケース
(16)とボス(17)とに亘ってスリーブ(18)が操作レ
バー(19)の操作により上下移動自在に外嵌され、前記
ボス(17)及び支持ケース(16)の外面に形成したスプ
ラインにこのスリーブ(18)の内面に形成したスプライ
ンが咬合することで、ロータリケース(6)を支持ケー
ス(16)に対して回動不能に固定でき、またスリーブ
(18)を上方側へ移動させることでロータリケース
(6)を支持ケース(16)に対して回動できるように構
成されている。前記スリーブ(18)を支持ケース(16)
とボス(17)とに亘ってスプライン連結する方向へ付勢
するスプリング(20)が支持ケース(16)に介装され、
また、このスプリング(20)により下方へ付勢された前
記スリーブ(18)を受止め支持する受止具(21)が前記
ボス(17)の周囲に配置固定されている。
前記ボス部材(10)の上部に形成された上部ケース(2
2)には、前記ミッションケース(9)から動力がチェ
ーン伝達される入力軸(32)が内装され、前記ロータリ
ケース(6)に内装された爪軸用伝動軸(33)の上端が
前記入力軸(32)とベベルギヤ連結され、そして、爪軸
用伝動軸(33)の下端が前記耕耘爪軸(5)にベベルギ
ヤ連動連結されている。
従って、上記構成によれば、ロータリ耕耘装置(4)を
縦軸芯(P)周りで回動して機体に装着することがで
き、180度反転して取付ければ、通常の正転状態から逆
転耕耘が比較的容易に行えるのであり、またロータリ耕
耘装置(4)を90度だけ回動させて機体に取付けたり、
あるいは傾斜させて取付けることで、横方向へ土を飛散
させることができ、畝土揚げ用や傾斜状態で行う斜め前
方や斜め後方への土揚げ作業を行うことができる。
次に、前記ロータリケース(6)の下部に取付けられる
残耕処理刃(1)の取付構造について詳細に説明する。
第1図に示すように、前記ロータリケース(6)の下部
に設けられた耕耘爪軸ケース(23)の上面にブラケット
(24)を介して2個の嵌合部としての挿通孔(11),
(11)が側面視交差状で設けられた固定金具(2)が固
設されている。この固定金具(2)は上下方向の挿通孔
(11)が穿孔された一対のパイプ部材(2a),(2a)
を、機体前後方向で傾斜が異なるように両パイプ部材
(2a),(2a)の上下中央部を溶接して構成されたもの
で、前記両挿通孔(11),(11)は上下中央部で連通す
るようになっており、この連通する交差部位に固定具と
しての締付ボルト(14)が螺進螺退自在に装着されてい
る。そして、残耕処理刃(1)の基部に形成された棒状
の取付部(1a)が前記いずれかの挿通孔(11)に挿通さ
れて締付ボルト(14)で固着されている。
そして、第3図に示すようにハンドル(3)を後方へ向
けて機体を前進させながら、例えば、アッパーカット形
式で耕耘作業を行う場合には、車輪(12)の高さに比べ
てロータリ耕耘装置(4)が低い位置に配置されるた
め、第1図の実線で示すように機体前方側へ大きく傾斜
した方の挿通孔(11)内に残耕処理刃(1)の取付部
(1a)を挿通して締付ボルト(14)にて固定するのであ
り、また第4図に示すように、ハンドル(3)を前方へ
向けて機体を後進させながら耕耘作業を行う場合には、
前記したようにロータリ耕耘装置(4)を180度前後に
反転させて固定するとともに、このロータリ耕耘装置
(4)で耕耘された耕耘部位表面を車輪(12)が走行す
るため、この車輪(12)の高さとロータリ耕耘装置
(4)の高さとは略一致するから、第1図の仮想線で示
すように機体に対して傾斜角度の少ない方の挿通孔(1
1)内に残耕処理刃(1)の取付部(1a)を挿入して固
定するのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る耕耘機の残耕処理刃取付装置の実施
例を示し、第1図は要部縦断側面図、第2図は要部拡大
断面図、第3図は歩行型耕耘機のハンドルを後方へ向け
た状態における耕耘作業の全体側面図、第4図は歩行型
耕耘機のハンドルを前方へ向けた状態における耕耘作業
の全体側面図である。 (1)……残耕処理刃、(1a)……基部、(2)……固
定金具、(5)……耕耘爪軸、(6)ロータリケース、
(11)……嵌合部、(P)……縦軸芯。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部にロータリ耕耘爪軸(5)が横架支承
    されたロータリケース(6)を、前後移動方向変更可能
    な走行機体に縦軸芯(P)周りで回動自在に取付け、前
    記ロータリケース(6)の下部に残耕処理刃(1)を取
    付けてある耕耘機の残耕処理刃取付装置であって、前記
    ロータリケース(6)に、前記残耕処理刃(1)の基部
    (1a)を択一的に嵌合する複数個の嵌合部(11)が側面
    視交差状で設けられた固定金具(2)を固設するととも
    に、この固定金具(2)に残耕処理刃固定具(14)を装
    着してある耕耘機の残耕処理刃取付装置。
  2. 【請求項2】前記嵌合部(11)が、固定金具(2)に貫
    通された挿通孔である実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の耕耘機の残耕処理刃取付装置。
JP7034487U 1987-05-11 1987-05-11 耕耘機の残耕処理刃取付装置 Expired - Lifetime JPH0639523Y2 (ja)

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JPS63178402U JPS63178402U (ja) 1988-11-18
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