JP3420454B2 - 歩行型耕耘機 - Google Patents

歩行型耕耘機

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JP3420454B2 JP01783397A JP1783397A JP3420454B2 JP 3420454 B2 JP3420454 B2 JP 3420454B2 JP 01783397 A JP01783397 A JP 01783397A JP 1783397 A JP1783397 A JP 1783397A JP 3420454 B2 JP3420454 B2 JP 3420454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,下方に突出する動
力取出軸を有するエンジンと,該エンジンの下方に配置
されるとともに前記動力取出軸からの回転動力で駆動さ
れる爪ロータとを含む耕耘ユニットに,該耕耘ユニット
の後方側で後上がりに延びるハンドル,ならびに該ハン
ドルの下方で後下りに延びる抵抗棒が連結される歩行型
耕耘機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来,かかる歩行型耕耘機は,たとえば
実開昭56−132364号公報等で既に知られてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは,
爪ロータの回転軸線を動力取出軸の軸線延長線が通る配
置でエンジンの下方に爪ロータが配置されており,耕耘
機の重心位置と,ハンドルおよび抵抗棒の耕耘ユニット
への取付部までの距離が比較的長く,したがって,耕耘
作業中に耕耘ユニットの振動によりハンドルおよび抵抗
棒の振動が比較的大きくなり易く,より安定した耕耘作
業を行ないにくい。 【0004】本発明は,かかる事情に鑑みてなされたも
のであり,ハンドルおよび抵抗棒の振動をより低減し,
より安定した耕耘作業を行ない得るようにした歩行型耕
耘機を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,下方に突出する動力取出軸を有するエン
ジンと,該エンジンの下方に配置されるとともに前記動
力取出軸からの回転動力で駆動される爪ロータとを含む
耕耘ユニットに,該耕耘ユニットの後方側で後上がりに
延びるハンドル,ならびに該ハンドルの下方で後下りに
延びる抵抗棒が連結される歩行型耕耘機において,前記
爪ロータが前記動力取出軸よりも前方側に回転軸線を有
してエンジンの下方に配置され,前記ハンドルの前方側
への延長線が爪ロータの回転軸線近傍を通るように該ハ
ンドルの傾斜角度を定めて,耕耘ユニットの後部に設け
た左右一対のパイプ支持部に,前記ハンドルの前部を構
成する左右一対のパイプの前端部がそれぞれ嵌合,連結
され,その両パイプ支持部間で耕耘ユニットの後部に設
けられて該両パイプ支持部に結合される抵抗棒支持部に
抵抗棒の上端部が,耕耘ユニットを側方から見たときに
前記エンジンよりも下方位置で前記左右一対のパイプと
抵抗棒とが略「X」字状に交差するように連結され,耕
耘機全体の重心位置がハンドルおよび抵抗棒の前方側へ
の延長線で上,下を規定される範囲に設定されることを
特徴とする。 【0006】このような構成によれば,動力取出軸より
も前方に爪ロータの回転軸線が在るのに加えて,ハンド
ルの前方側への延長線が爪ロータの回転軸線近傍を通る
ようにハンドルの傾斜角度が定められ,しかも耕耘機全
体の重心位置がハンドルおよび抵抗棒の前方側への延長
線で上,下を規定される範囲に設定されることにより,
ハンドルおよび抵抗棒の耕耘ユニットへの取付部を前記
重心位置に比較的近い位置に設定可能であり,耕耘作業
中のハンドルおよび抵抗棒の振動を極力抑えることが可
能である。しかもハンドルおよび抵抗棒は略「X」字状
に交差して耕耘ユニットに連結されるので,ハンドルお
よび抵抗棒の耕耘ユニットへの取付部の強度を比較的高
くすることができる。また,耕耘ユニットの後部に設け
た左右一対のパイプ支持部に,ハンドル前部を構成する
左右一対のパイプの前端部がそれぞれ嵌合,連結され,
その両パイプ支持部間で耕耘ユニットの後部に設けられ
て該両パイプ支持部に結合される抵抗棒支持部に抵抗棒
の上端部が連結される。 【0007】 【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
附図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。 【0008】図1ないし図7は本発明の一実施例を示す
ものであり,図1は歩行型耕耘機の側面図,図2は歩行
型耕耘機の平面図,図3は耕耘ユニットの上部縦断面
図,図4は耕耘ユニットの下部縦断面図,図5は図4の
5−5線拡大断面図,図6は図5の6−6線断面図,図
7は図4の7−7線拡大断面図である。 【0009】先ず図1および図2において,この歩行型
耕耘機Tは,エンジンEと,該エンジンEの下方に配置
される耕耘部11と,エンジンEの動力を耕耘部11に
伝達する動力伝達部12とを含む耕耘ユニット13の後
部に,後上がりに延びるハンドル14と,該ハンドル1
4の下方で後下りに延びる抵抗棒15とが連結されて成
るものである。 【0010】図3において,エンジンEは,バーチカル
型の4サイクル空冷エンジンであり,ヘッド一体型のシ
リンダブロック16と,該シリンダブロック16に接合
されるクランクケース17とを有するエンジン本体18
を備え,このエンジン本体18は,クランクケース17
をシリンダブロック16の後方側に配置して前後方向に
配設される。 【0011】シリンダブロック16に設けられたシリン
ダボア19にはピストン20が摺動自在に嵌合されてお
り,このピストン20にコンロッド21を介して連結さ
れるクランク軸22が,上下方向に延びる回転軸線を有
してクランクケース17で回転自在に支承される。 【0012】シリンダブロック16の前端部には,該シ
リンダブロック16との間に動弁室24を形成するヘッ
ドカバー23が結合される。この動弁室24は,シリン
ダブロック16の下側部から前端部まで延びるように形
成されており,クランク軸22の回転動力を1/2に減
速して図示しない吸,排気弁の開閉動力に変換する動弁
装置25が該動弁室24に収納される。 【0013】またクランクケース17の上部には油溜室
26が形成されており,該油溜室26に貯溜されたオイ
ルを攪拌してオイルミストを形成するためのオイルスリ
ンガー27が,クランク軸22に連結されて該油溜室2
6内に収納される。 【0014】クランク軸22の下端部には,冷却羽根2
9を備えるロータ30が固着されており,このロータ3
0と共働してフライホィールマグネトー28を構成する
点火コイル31がシリンダブロック16の下側部に固着
される。 【0015】エンジン本体18には,そのヘッド部およ
びフライホィールマグネトー28とともにエンジン本体
18を覆うエンジンカバー32が一体に結合されてお
り,該エンジンカバー32の上部には,クランク軸22
の上端に連なるリコイルスタータ33が取付けられ,ま
たエンジンカバー32の前方側上部には点火プラグ34
を挿入するための挿入孔35が設けられる。 【0016】図2で明示するように,耕耘ユニット13
の前進方向に沿うエンジン本体18の右側には,エンジ
ンカバー32で覆われるようにして排気マフラー36が
配置されており,該排気マフラー36は,その排気口3
6aをエンジン本体18とは反対側すなわち外側方に向
けてエンジン本体18の右側に配置される。しかもエン
ジンカバー32の右側部には,排気口36aから排出さ
れる排ガスを排出するための開口部37が設けられる。 【0017】また耕耘ユニット13の前進方向に沿うエ
ンジン本体18の左側には,エンジンカバー32の外方
に位置するようにしてエアクリーナ38が配置されてお
り,該エアクリーナ38は,エンジンカバー32とは別
体であるカバー39で覆われる。 【0018】さらにエンジン本体18の後方側には燃料
タンク42が配置されるものであり,この燃料タンク4
2は,エンジンカバー32に締着される。 【0019】再び図3において,クランク軸22の下方
に対応する位置でエンジンカバー32の下部には開口部
43が設けられており,該開口部43には遠心クラッチ
44が配置される。この遠心クラッチ44は,クランク
軸22と同軸にしてエンジンカバー32から下方に突出
する動力取出軸45と,フライホィールマグネトー28
のロータ30に拡径可能に軸支された複数のクラッチシ
ュー46…と,クラッチシュー46…を取囲んで動力取
出軸45に同軸に固着されるクラッチドラム47と,前
記クラッチシュー46…を縮径方向に付勢するばね(図
示せず)とを備えるものであり,クランク軸22すなわ
ちロータ30が所定回転数以上で回転するとクラッチシ
ュー46…がクラッチドラム47の内周面に圧接するこ
とによりクランク軸22の回転動力が動力取出軸45に
伝達されることになる。 【0020】図4,図5および図6を併せて参照して,
耕耘部11は,動力取出軸45よりも前方側で左右方向
に延びる耕耘軸50と,該耕耘軸50に取付けられた左
右一対の内側爪ロータ51,51および左右一対の外側
爪ロータ52,52とを備えて,エンジンEの下方に配
置される。各内側爪ロータ51,51には,先端側で内
側に折り曲げられた2個の耕耘爪51a,51aと,先
端側で外側に折り曲げられた2個の耕耘爪51b,51
bとが設けられており,また各外側爪ロータ52,52
には,先端側で内側に折り曲げられた4個の耕耘爪52
a…が設けられる。 【0021】動力伝達部12は,エンジンEから下方に
突出されている動力取出軸45の動力を耕耘部11の内
側および外側爪ロータ51…,52…に伝達するための
動力伝達機構53がミッションケース54に内蔵されて
成るものである。ミッションケース54は,上,下に延
びる円筒状に形成される軸収納部55aと,該軸収納部
55aの下端に一体に連設されて前方側を開放した扁平
な函状のギヤ収納部55bとを備えるケース本体55
と,前記ギヤ収納部55bの前部開口端を着脱可能に閉
塞する蓋部材56とで構成される。しかも軸収納部55
aの上端は,遠心クラッチ44の一部を上端部内に収納
せしめるようにして,エンジン本体18と一体のエンジ
ンカバー32に直接締結され,遠心クラッチ44の動力
取出軸45は,軸収納部55aの上端部に軸受57を介
して回転自在に支承される。また耕耘部11における耕
耘軸50の軸方向中間部はギヤ収納部55bを回転自在
に貫通するものであり,ギヤ収納部55bおよび耕耘軸
50間には,一対のシール部材58,58および一対の
軸受59,59が設けられる。 【0022】動力伝達機構53は,上端を動力取出軸4
5に同軸に連結されて軸収納部55a内に回転自在に収
納される伝動軸61と,該伝動軸61の下部に設けられ
る設けられる円筒ウォーム62と,蓋部材56で閉じら
れたギヤ収納部55b内に回転自在に収納されて耕耘部
11の耕耘軸50に固着されるウォームホイル63とで
構成されるものであり,円筒ウォーム62およびウォー
ムホイル63は,ウォームギヤを構成すべく相互に噛合
される。 【0023】伝動軸61の上端部および軸収納部55a
の上端部間にはシール部材64が設けられており,円筒
ウォーム62の上下で伝動軸61および軸収納部55a
間に軸受65,66が設けられる。さらに軸収納部55
aの下端はキャップ57で閉じられる。 【0024】図7を併せて参照して,ミッションケース
54の上端部すなわち軸収納部55aの上端部には,耕
耘ユニット13の前進方向に沿う後方側に延びるブラケ
ット68が一体に設けられており,該ブラケット68に
ハンドル14および抵抗棒15が取付けられる。 【0025】ところで,ハンドル14は,後方側に向う
につれて相互間の距離を増大するようにして後上がりに
延びる左,右一対のパイプ69,69と,後端に握持部
71,71が設けられて略U字状に形成されるハンドル
主部70とから成るものであり,両パイプ69,69の
後端部内側には,ハンドル主部14bの前端部両側を後
方側から挿脱可能に嵌合せしめる嵌合凹部69a,69
aがそれぞれ設けられる。而して嵌合凹部69a,69
aに嵌合されたハンドル主部14bの前端部両側,なら
びに両パイプ69,69の後端部にはハンドル主部14
b側からねじ部材72,72がそれぞれ挿通され,両パ
イプ69,69の後端部外側に係合するナット73,7
3が各ねじ部材72,72に螺合されることにより,両
パイプ69,69にハンドル主部70が連結されてハン
ドル14が構成される。 【0026】ブラケット68の後部には,左,右両側方
に開いた半円状の横断面を有する一対のパイプ支持部7
8,78が後上がりに傾斜するようにして一体に設けら
れており,ハンドル14における両パイプ69,69の
前端部の略半周が両パイプ支持部78,78に嵌合され
る。また両パイプ支持部78,78とは反対側で両パイ
プ69,69の外周には押え部材79,79が当接され
ており,パイプ69,69の軸方向に間隔をあけた2個
所で一方の押え部材79から他方の押え部材79まで貫
通するボルト80…に,他方の押え部材79に係合する
ナット81…がそれぞれ螺合することによりハンドル1
4がブラケット68に取付けられる。 【0027】またブラケット68には,両パイプ支持部
78,78間で後下りに傾斜した挿通孔82を有する円
筒状の抵抗棒支持部83が一体に設けられており,挿通
孔82に抵抗棒15の上端部が挿通された状態で,抵抗
棒支持部83の一側から抵抗棒支持部83および抵抗棒
15を貫通するボルト84に,抵抗棒支持部83の他側
に係合するナット85が螺合されることにより,抵抗棒
15が抵抗棒支持部83に固定的に取付けられることに
なる。しかも抵抗棒15には,前記ボルト84を貫通せ
しめる貫通孔86…が該抵抗棒15の長手方向に間隔を
あけた複数個所に設けられており,それらの貫通孔86
…の1つを択一的に選択することにより,ブラケット6
8から抵抗棒15の下端までの距離を変更することがで
きる。 【0028】このようにして,ミッションケース54に
一体であるブラケット68にハンドル14および抵抗棒
15が取付けられるが,図1で示すように,ハンドル1
4の傾斜角度は,該ハンドル14の前方側への延長線L
1 が爪ロータ51…,52…の回転軸線すなわち耕耘軸
50の軸線近傍を通るように設定される。また耕耘ユニ
ット13を側方から見たときに,ハンドル14および抵
抗棒15は,エンジンEよりも下方位置で略「X」字状
に交差する配置で耕耘ユニット13の後部に連結される
ことになるが,歩行型耕耘機Tの重心位置Gがハンドル
14の前方側への延長線L1 および抵抗棒15の前方側
への延長線L2 で上,下を規定される範囲に設定される
ように,ハンドル14および抵抗棒15の傾斜角が設定
される。なお,耕耘性能を高く維持するためには,耕耘
部11の回転軸線すなわち耕耘軸50の直上位置と前記
両延長線L1 ,L2 との間に前記重心位置Gが在ること
が望ましい。 【0029】ブラケット68には,耕耘部11の上方お
よび後方側を覆うガード板87が固定される。このガー
ド板87は,耕耘部11による耕耘作業中に作業者側に
泥が跳ねるのを防止するものであり,該ガード板87の
たとえば2個所でそれぞれ対をなして一体に設けられた
支持板部87a…が,ボルト88…およびナット89…
によりブラケット68に固定される。 【0030】次にこの実施例の作用について説明する
と,排気マフラー36は,その排気口36aをエンジン
本体18とは反対側に向けるようにして,耕耘ユニット
13の前進方向に沿うエンジン本体18の右側に配置さ
れており,排気マフラー36からの排ガスは,エンジン
本体18の右側の外側方に向けて排出される。したがっ
て歩行型耕耘機による耕耘作業中に,ハンドル14を握
ってエンジンEの後方側にいる作業者に排ガスがかかる
ことが極力回避されることになり,耕耘作業をより円滑
に行なうことができる。 【0031】またエアクリーナ38は,前記排気マフラ
ー36とは反対側,すなわち耕耘ユニット13の前進方
向に沿うエンジン本体18の左側に配置されるので,エ
アクリーナ38が排ガスを吸引してしまうことが極力回
避され,新鮮な空気をエアクリーナ38に吸引させるよ
うにしてエアクリーナ38における濾過部材の寿命延長
を図ることができ,しかもエンジン本体18の左,右両
側に排気マフラー36およびエアクリーナ38を配置す
ることにより耕耘機Tにおける左,右の重量バランス均
等化に寄与することができる。 【0032】また動力伝達部12におけるミッションケ
ース54の上端は,エンジン本体18と一体であるエン
ジンカバー32に直接結合されるものであり,エンジン
本体18およびミッションケース54間に他の部材を介
在させることが不要であり,しかもミッションケース5
4の上端部に一体に設けられたブラケット68にハンド
ル14および抵抗棒15が取付けられるので,部品点数
の低減を図るとともに組付作業を容易とすることがで
き,また部品点数が少なくなる分だけエンジン本体18
およびミッションケース54間の連結強度を充分に高め
ることができる。 【0033】さらに動力取出軸45よりも前方に爪ロー
タ51…,52…の回転軸線が在るのに加えて,ハンド
ル14の前方側への延長線L1 が爪ロータ51…,52
…の回転軸線近傍を通るようにハンドル14の傾斜角度
が定められ,しかも耕耘機T全体の重心位置がハンドル
14および抵抗棒15の前方側への延長線L1 ,L2
上,下を規定される範囲に設定されている。このため,
ハンドル14および抵抗棒15の耕耘ユニット13への
取付部を前記重心位置Gに比較的近い位置に設定するこ
とができ,耕耘作業中のハンドル14および抵抗棒15
の振動を極力抑えることが可能である。 【0034】しかもハンドル14および抵抗棒15は,
耕耘ユニット13を側方から見たときに略「X」字状に
交差して耕耘ユニット13のブラケット68に連結され
るので,ハンドル14および抵抗棒15の前記ブラケッ
ト68への取付部の強度を比較的高くすることができ
る。 【0035】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は上記実施例に限定されるものではなく,特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。 【0036】 【発明の効果】以上のように本発明によれば,動力取出
軸よりも前方に爪ロータの回転軸線が在り,ハンドルの
前方側への延長線が爪ロータの回転軸線近傍を通るよう
にハンドルの傾斜角度が定められ,耕耘機全体の重心位
置がハンドルおよび抵抗棒の前方側への延長線で上,下
を規定される範囲に設定されるので,ハンドルおよび抵
抗棒の耕耘ユニットへの取付部を前記重心位置に比較的
近い位置に設定して耕耘作業中のハンドルおよび抵抗棒
の振動を極力抑え,より安定した耕耘作業を行なうこと
が可能であり,またハンドルおよび抵抗棒が略「X」字
状に交差して耕耘ユニットに連結されることにより,ハ
ンドルおよび抵抗棒の耕耘ユニットへの取付部の強度を
比較的高くすることができる。また,耕耘ユニットの後
部に設けた左右一対のパイプ支持部に,ハンドル前部を
構成する左右一対のパイプの前端部がそれぞれ嵌合,連
結され,その両パイプ支持部間で耕耘ユニットの後部に
設け られて該両パイプ支持部に結合される抵抗棒支持部
に抵抗棒の上端部が連結される。
【図面の簡単な説明】 【図1】歩行型耕耘機の側面図である。 【図2】歩行型耕耘機の平面図である。 【図3】耕耘ユニットの上部縦断面図である。 【図4】耕耘ユニットの下部縦断面図である。 【図5】図4の5−5線拡大断面図である。 【図6】図5の6−6線断面図である。 【図7】図4の7−7線拡大断面図である。 【符号の説明】 13・・・耕耘ユニット 14・・・ハンドル 15・・・抵抗棒 45・・・動力取出軸 51,52・・・爪ロータ69・・・パイプ 78・・・パイプ支持部 83・・・抵抗棒支持部 E・・・・エンジン G・・・・重心位置 L1 ・・・ハンドルの延長線 L2 ・・・抵抗棒の延長線 T・・・・歩行型耕耘機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/02 A01B 33/08 B62D 51/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下方に突出する動力取出軸(45)を有
    するエンジン(E)と,該エンジン(E)の下方に配置
    されるとともに前記動力取出軸(45)からの回転動力
    で駆動される爪ロータ(51,52)とを含む耕耘ユニ
    ット(13)に,該耕耘ユニット(13)の後方側で後
    上がりに延びるハンドル(14),ならびに該ハンドル
    (14)の下方で後下りに延びる抵抗棒(15)が連結
    される歩行型耕耘機において, 前記爪ロータ(51,52)が前記動力取出軸(45)
    よりも前方側に回転軸線を有してエンジン(E)の下方
    に配置され,前記ハンドル(14)の前方側への延長線
    (L1 )が爪ロータ(51,52)の回転軸線近傍を通
    ように該ハンドル(14)の傾斜角度を定めて,耕耘
    ユニット(13)の後部に設けた左右一対のパイプ支持
    部(78,78)に,前記ハンドル(14)前部を構成
    する左右一対のパイプ(69,69)の前端部がそれぞ
    れ嵌合,連結され,その両パイプ支持部(78,78)
    間で耕耘ユニット(13)の後部に設けられて該両パイ
    プ支持部(78,78)に結合される抵抗棒支持部(8
    3)に抵抗棒(15)の上端部が,耕耘ユニット(1
    3)を側方から見たときに前記エンジン(E)よりも下
    方位置で前記左右一対のパイプ(69,69)と抵抗棒
    (15)とが略「X」字状に交差するように連結され,
    耕耘機(T)全体の重心位置(G)がハンドル(14)
    および抵抗棒(15)の前方側への延長線(L1
    2 )で上,下を規定される範囲に設定されることを特
    徴とする歩行型耕耘機。
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