JP2568513Y2 - アタッチメント着脱装置 - Google Patents
アタッチメント着脱装置Info
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- JP2568513Y2 JP2568513Y2 JP1992021463U JP2146392U JP2568513Y2 JP 2568513 Y2 JP2568513 Y2 JP 2568513Y2 JP 1992021463 U JP1992021463 U JP 1992021463U JP 2146392 U JP2146392 U JP 2146392U JP 2568513 Y2 JP2568513 Y2 JP 2568513Y2
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- Japan
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/28—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
- E02F3/36—Component parts
- E02F3/3604—Devices to connect tools to arms, booms or the like
- E02F3/3609—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat
- E02F3/3645—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat with auto-engagement means for automatic snap-on of the tool coupler part
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はアタッチメント着脱装置
に関し、特に、油圧ショベルなどの作業機において、そ
の作業機の作業フロント部に装着するバケットなどの作
業用アタッツチメントの着脱装置に関する。
に関し、特に、油圧ショベルなどの作業機において、そ
の作業機の作業フロント部に装着するバケットなどの作
業用アタッツチメントの着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の油圧ショベルの構成を示
す。図6において、符号1は油圧ショベル本体、2は油
圧ショベル本体に回動可能に取り付けられたアーム、3
はアーム2の先端に回動可能に取り付けられたバケッ
ト、2aはバケット3を駆動するバケットシリンダ、4
はバケット3とバケットシリンダ2aを連結するロッド
である。図7は、図6のA部の詳細図であり、図8はバ
ケット3のピン結合部の部分斜視図である。図7、図8
において、5、6はバケット3のブラケット、7はアー
ム2とバケット3を連結するピン、8はロッド4とバケ
ット3を連結するピンである。上記の従来の油圧ショベ
ルにおいて、バケット3を交換するには、ピン7,8を
抜き取って行なわなければならなかった。
す。図6において、符号1は油圧ショベル本体、2は油
圧ショベル本体に回動可能に取り付けられたアーム、3
はアーム2の先端に回動可能に取り付けられたバケッ
ト、2aはバケット3を駆動するバケットシリンダ、4
はバケット3とバケットシリンダ2aを連結するロッド
である。図7は、図6のA部の詳細図であり、図8はバ
ケット3のピン結合部の部分斜視図である。図7、図8
において、5、6はバケット3のブラケット、7はアー
ム2とバケット3を連結するピン、8はロッド4とバケ
ット3を連結するピンである。上記の従来の油圧ショベ
ルにおいて、バケット3を交換するには、ピン7,8を
抜き取って行なわなければならなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の油圧ショベルな
どの作業機において、その作業機の作業フロント部に装
着するバケットなどの作業用アタッチメントを着脱する
ときには、図6、図7および図8において示すように、
油圧ショベルなどの作業機の本体に接続した作業フロン
ト部のアーム2の先端部、およびロッド4の先端部とバ
ケットなど作業用アタッチメントとの装着部に位置する
ピン7,8を抜き取って行なわなければならない。それ
故に、油圧ショベルのバケットなど作業用アタッチメン
トを交換するには通常、オペレータと作業者の2人の共
同作業で行なっている。オペレータが作業者の合図に従
い、油圧ショベルを操作し、バケットなどの作業用アタ
ッチメントの装着用ピン孔と作業フロント部のアーム2
の先端部のピン孔およびロッド4の先端部のピン孔とを
合せてピン7,8を抜き差しすることにより、バケット
などの作業用アタッチメントの着脱を行なってきた。そ
のため、バケットなどの作業用アタッチメントの交換に
非常な手間と人手と時間とを要し、作業に応じたアタッ
チメントを迅速にしかも安全に交換することに限界があ
るという欠点があった。本考案は、上記欠点を除去する
ことを目的とする。
どの作業機において、その作業機の作業フロント部に装
着するバケットなどの作業用アタッチメントを着脱する
ときには、図6、図7および図8において示すように、
油圧ショベルなどの作業機の本体に接続した作業フロン
ト部のアーム2の先端部、およびロッド4の先端部とバ
ケットなど作業用アタッチメントとの装着部に位置する
ピン7,8を抜き取って行なわなければならない。それ
故に、油圧ショベルのバケットなど作業用アタッチメン
トを交換するには通常、オペレータと作業者の2人の共
同作業で行なっている。オペレータが作業者の合図に従
い、油圧ショベルを操作し、バケットなどの作業用アタ
ッチメントの装着用ピン孔と作業フロント部のアーム2
の先端部のピン孔およびロッド4の先端部のピン孔とを
合せてピン7,8を抜き差しすることにより、バケット
などの作業用アタッチメントの着脱を行なってきた。そ
のため、バケットなどの作業用アタッチメントの交換に
非常な手間と人手と時間とを要し、作業に応じたアタッ
チメントを迅速にしかも安全に交換することに限界があ
るという欠点があった。本考案は、上記欠点を除去する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、油圧ショベル
の作業フロント部に、バケット3などの作業用アタッチ
メントを装着する作業機において、 前記作業用アタッ
チメントのピン7’、8’を支持する固定フック10と
可動フック11を設け、 それらの固定フック10と可
動フック11をその基部で、アーム2の先端部およびロ
ッド4の先端部にそれぞれピン7、8で結合し、前記固
定フック10にピン16で結合したシリンダ12を取付
けており、前記可動フック11にピン15で回動可能な
キャッチャ13を取り付け、 前記シリンダ12の他端
に設けたピン17を回動中心にして、そのピン17が可
動フック11の溝11b’に沿って摺動する固定ブロッ
ク18aおよび前記キャッチャ13の溝13aに沿って
摺動する固定ブロック18bを回動自在に取り付けて、
作業用アタッチメントのピン8’を確実に保持するアタ
ッチメント着脱装置である。
の作業フロント部に、バケット3などの作業用アタッチ
メントを装着する作業機において、 前記作業用アタッ
チメントのピン7’、8’を支持する固定フック10と
可動フック11を設け、 それらの固定フック10と可
動フック11をその基部で、アーム2の先端部およびロ
ッド4の先端部にそれぞれピン7、8で結合し、前記固
定フック10にピン16で結合したシリンダ12を取付
けており、前記可動フック11にピン15で回動可能な
キャッチャ13を取り付け、 前記シリンダ12の他端
に設けたピン17を回動中心にして、そのピン17が可
動フック11の溝11b’に沿って摺動する固定ブロッ
ク18aおよび前記キャッチャ13の溝13aに沿って
摺動する固定ブロック18bを回動自在に取り付けて、
作業用アタッチメントのピン8’を確実に保持するアタ
ッチメント着脱装置である。
【0005】
【作用】本考案のアタッチメント着脱装置を用いて、バ
ケットなど作業用アタッチメントを油圧ショベルなどの
作業機の作業フロント部から着脱、或いは交換すること
について、図1のアタッチメント装着状態図と図5のア
タッチメント離脱状態図に基ずいて以下、詳しく説明す
る。 1)バケットなど作業用アタッチメント装着時 まず、作業フロント部のアーム2を移動させて、バケッ
トなど作業用アタッチメントのピン7’を固定フック1
0のフック部10dに挿入する。次に、作業フロント部
のアーム2の後端部に基部を有するバケットシリンダ2
aを作動させて、図5に示すように可動フック11のフ
ック部11dをピン8’に近づける。シリンダ12を、
図5に示す収縮状態から伸長させる。この時、キャッチ
ャ13は、カム14で支持されているため、キャッチャ
13は回動できずに拘束されており、シリンダ12の伸
長作動によって、可動フック11がピン8を回動中心に
して矢印Eの方向に回動する。そのように可動フック1
1がピン8を回動中心に回動して、ピン8’が可動フッ
ク11のフック部11d内に入ると、ピン8’がカム1
4に接触して、カム14を矢印Fの方向に回動させる。
その結果、カム14はキャッチャ13から離れ、キャッ
チャ13はピン15を中心に回動可能となる。シリンダ
12をさらに伸長させると、固定ブロック18aはフレ
ーム11bの溝11b’に沿って、また、固定ブロック
18bはキャッチャ13の溝13a,13a’に沿って
各々摺動する。それに従い、キャッチャ13は矢印Gの
方向へ回動する。キャッチャ13が回動して、ピン8’
に当たると、図1に示すように、キャッチャ13と可動
フック11のフック部11dとによりピン8’をつかみ
込む。その状態では、固定ブロック18a,18bがそ
れぞれ移動するフレーム11bの溝11b’とキャッチ
ャ13の溝13a,13a’との間隔は、シリンダ12
が伸長する方向へ行くにしたがって狭くなっているの
で、シリンダ12を伸長させると、固定ブロック18
a、18bは、くさび効果によりシリンダ12の推力よ
り大きい力でキャッチャ13を矢印Gの方向へ押し付
け、可動フック11のフック部11dとキャッチャ13
とでピン8’を確実に保持する。上述のようにしてバケ
ットなど作業用アタッチメントを作業フロント部へ装着
させ得るのである。 2)バケットなど作業用アタッチメントの離脱時 図1に示すように、シリンダ12の伸長状態から、シリ
ンダ12を収縮させていくと、固定ブロック18aはフ
レーム11bの溝11b’に沿って、また、固定ブロッ
ク18bは、キャッチャ13の溝13a,13a’に沿
って各々摺動する。それに伴い、キャッチャ13は矢印
G’の方向へ回動する。そのキャッチャ13は、フレー
ム11bに当たるまで回動する。それに伴いカム14
は、捩りばね14bにより、矢印F’の方向に回動して
ストッパー14dに当たり固定される。キャッチャ13
がフレーム11bに当たった状態でシリンダ12を縮め
ると、可動フック11が矢印E’の方向に回動するの
で、ピン8’は可動フック11のフック部11dから離
脱する。シリンダ12を完全に縮めた後、バケットシリ
ンダ2aを作動させて、可動フック11のフック部11
dをピン8’の上方に外す。そこで、作業フロント部の
アーム2を移動させ、バケットなどの作業用アタッチメ
ントのピン7’を固定フック1お10のフック部10e
から外すと、バケット3はアタッチメント着脱装置から
離脱する。 3)ピン間距離が異なる作業用アタッチメントの着脱時 可動フック11がピン8を中心に回動し、かつピン8’
が可動フック11のフック部11dに挿入されると、キ
ャッチャ13を支持するカム14が外れて可動フック1
1のフック部11dとキャッチャ13とでピン8’を保
持し、かつ固定ブロック18a、18bのくさび効果に
よって固定する構造であるので、ピン間距離が異なる作
業用アタッチメントについても上記1)、2)項の作用
により着脱可能である。
ケットなど作業用アタッチメントを油圧ショベルなどの
作業機の作業フロント部から着脱、或いは交換すること
について、図1のアタッチメント装着状態図と図5のア
タッチメント離脱状態図に基ずいて以下、詳しく説明す
る。 1)バケットなど作業用アタッチメント装着時 まず、作業フロント部のアーム2を移動させて、バケッ
トなど作業用アタッチメントのピン7’を固定フック1
0のフック部10dに挿入する。次に、作業フロント部
のアーム2の後端部に基部を有するバケットシリンダ2
aを作動させて、図5に示すように可動フック11のフ
ック部11dをピン8’に近づける。シリンダ12を、
図5に示す収縮状態から伸長させる。この時、キャッチ
ャ13は、カム14で支持されているため、キャッチャ
13は回動できずに拘束されており、シリンダ12の伸
長作動によって、可動フック11がピン8を回動中心に
して矢印Eの方向に回動する。そのように可動フック1
1がピン8を回動中心に回動して、ピン8’が可動フッ
ク11のフック部11d内に入ると、ピン8’がカム1
4に接触して、カム14を矢印Fの方向に回動させる。
その結果、カム14はキャッチャ13から離れ、キャッ
チャ13はピン15を中心に回動可能となる。シリンダ
12をさらに伸長させると、固定ブロック18aはフレ
ーム11bの溝11b’に沿って、また、固定ブロック
18bはキャッチャ13の溝13a,13a’に沿って
各々摺動する。それに従い、キャッチャ13は矢印Gの
方向へ回動する。キャッチャ13が回動して、ピン8’
に当たると、図1に示すように、キャッチャ13と可動
フック11のフック部11dとによりピン8’をつかみ
込む。その状態では、固定ブロック18a,18bがそ
れぞれ移動するフレーム11bの溝11b’とキャッチ
ャ13の溝13a,13a’との間隔は、シリンダ12
が伸長する方向へ行くにしたがって狭くなっているの
で、シリンダ12を伸長させると、固定ブロック18
a、18bは、くさび効果によりシリンダ12の推力よ
り大きい力でキャッチャ13を矢印Gの方向へ押し付
け、可動フック11のフック部11dとキャッチャ13
とでピン8’を確実に保持する。上述のようにしてバケ
ットなど作業用アタッチメントを作業フロント部へ装着
させ得るのである。 2)バケットなど作業用アタッチメントの離脱時 図1に示すように、シリンダ12の伸長状態から、シリ
ンダ12を収縮させていくと、固定ブロック18aはフ
レーム11bの溝11b’に沿って、また、固定ブロッ
ク18bは、キャッチャ13の溝13a,13a’に沿
って各々摺動する。それに伴い、キャッチャ13は矢印
G’の方向へ回動する。そのキャッチャ13は、フレー
ム11bに当たるまで回動する。それに伴いカム14
は、捩りばね14bにより、矢印F’の方向に回動して
ストッパー14dに当たり固定される。キャッチャ13
がフレーム11bに当たった状態でシリンダ12を縮め
ると、可動フック11が矢印E’の方向に回動するの
で、ピン8’は可動フック11のフック部11dから離
脱する。シリンダ12を完全に縮めた後、バケットシリ
ンダ2aを作動させて、可動フック11のフック部11
dをピン8’の上方に外す。そこで、作業フロント部の
アーム2を移動させ、バケットなどの作業用アタッチメ
ントのピン7’を固定フック1お10のフック部10e
から外すと、バケット3はアタッチメント着脱装置から
離脱する。 3)ピン間距離が異なる作業用アタッチメントの着脱時 可動フック11がピン8を中心に回動し、かつピン8’
が可動フック11のフック部11dに挿入されると、キ
ャッチャ13を支持するカム14が外れて可動フック1
1のフック部11dとキャッチャ13とでピン8’を保
持し、かつ固定ブロック18a、18bのくさび効果に
よって固定する構造であるので、ピン間距離が異なる作
業用アタッチメントについても上記1)、2)項の作用
により着脱可能である。
【0006】
【実施例1】図1は本考案のアタッチメント着脱装置の
一実施例を示し、図2は図1のB−B断面図、図3は図
1のC−C断面図を示す。図4は本考案のアタッチメン
ト着脱装置によるバケットの装着状態を示す。油圧ショ
ベルの作業フロント部にバケット3など作業用アタッツ
チメントを装着する作業機において、図1、図2、図
3、および図4に示すように、符号10は固定フックで
あり、それは、ブラケット10a、10a’、フレーム
10b、フックプレート10c、10c’、フック部1
0eおよびボス10d、10d’で構成され、その固定
フック10はピン7によりアーム2に連結され、ピン8
によりロッド4に連結され、フック部10eによりアタ
ッツチメントの一方のピン7’を支持する。符号11は
可動フックであり、それはブラケット11a、11
a’、フレーム11b、フックプレート11c、11
c’、フック部11dで構成され、ピン8によりロッド
4および固定フック10に連結され、固定フック10に
対して回動自在であり、アタッツチメントの他方のピン
8’を支持する。符号13はキャッチャであり、それは
ピン15により可動フック11に回動自在に取り付けら
れ、ピン8’を保持する。14はカムであり、ピン14
aにより可動フック11に取り付けられ、14bは捩り
ばね、14cは捩りばね14bを受ける座金であり、そ
のカム14は、捩りばね14bにより、可動フック11
に固定されたストッパー14dに押し付けられており、
アタッチメント離脱状態でキャッチャ13を拘束する。
12はシリンダであって、その基部はピン16により固
定フック10に取り付けられ、そのシリンダ12の他端
にピン17を設け、そのピン17を回動中心にして、そ
のピン17が、可動フック11のフレーム11bの溝1
1b’に沿って摺動する固定ブロック18aおよび前記
キャッチャ13の溝13aに沿って摺動する固定ブロッ
ク18bを回動自在に取り付ける。前記シリンダ12の
作動により可動フック11が揺動し、アタッチメントの
ピン8’が可動フック11のフック部11dに入ると、
そのピン8’によりカム14が作動してキャッチャ1
3の拘束が解除され、シリンダ12の作動により固定ブ
ロック18a、18bが摺動し、その固定ブロック18
a、18bのくさび効果によりキャッチャ13と可動フ
ック11とでアタッチメントのピン8’を確実に保持す
るようにしたアタッチメント着脱装置である。
一実施例を示し、図2は図1のB−B断面図、図3は図
1のC−C断面図を示す。図4は本考案のアタッチメン
ト着脱装置によるバケットの装着状態を示す。油圧ショ
ベルの作業フロント部にバケット3など作業用アタッツ
チメントを装着する作業機において、図1、図2、図
3、および図4に示すように、符号10は固定フックで
あり、それは、ブラケット10a、10a’、フレーム
10b、フックプレート10c、10c’、フック部1
0eおよびボス10d、10d’で構成され、その固定
フック10はピン7によりアーム2に連結され、ピン8
によりロッド4に連結され、フック部10eによりアタ
ッツチメントの一方のピン7’を支持する。符号11は
可動フックであり、それはブラケット11a、11
a’、フレーム11b、フックプレート11c、11
c’、フック部11dで構成され、ピン8によりロッド
4および固定フック10に連結され、固定フック10に
対して回動自在であり、アタッツチメントの他方のピン
8’を支持する。符号13はキャッチャであり、それは
ピン15により可動フック11に回動自在に取り付けら
れ、ピン8’を保持する。14はカムであり、ピン14
aにより可動フック11に取り付けられ、14bは捩り
ばね、14cは捩りばね14bを受ける座金であり、そ
のカム14は、捩りばね14bにより、可動フック11
に固定されたストッパー14dに押し付けられており、
アタッチメント離脱状態でキャッチャ13を拘束する。
12はシリンダであって、その基部はピン16により固
定フック10に取り付けられ、そのシリンダ12の他端
にピン17を設け、そのピン17を回動中心にして、そ
のピン17が、可動フック11のフレーム11bの溝1
1b’に沿って摺動する固定ブロック18aおよび前記
キャッチャ13の溝13aに沿って摺動する固定ブロッ
ク18bを回動自在に取り付ける。前記シリンダ12の
作動により可動フック11が揺動し、アタッチメントの
ピン8’が可動フック11のフック部11dに入ると、
そのピン8’によりカム14が作動してキャッチャ1
3の拘束が解除され、シリンダ12の作動により固定ブ
ロック18a、18bが摺動し、その固定ブロック18
a、18bのくさび効果によりキャッチャ13と可動フ
ック11とでアタッチメントのピン8’を確実に保持す
るようにしたアタッチメント着脱装置である。
【0007】
【効果】本考案を施したアタッチメント着脱装置は下記
の効果を有する。 1)本考案を施したアタッチメント着脱装置は、アタッ
チメント着脱装置に装着されたシリンダの伸縮でアタッ
チメントを着脱する構造であるので、一人のオペレータ
がキャビン内でアタッチメントの着脱操作をすることに
よって簡単にアタッチメントを着脱することができる。
従って、従来、複数の人によって行われてきたアタッチ
メントの着脱作業をわずか一人のオペレータでできるの
で作業効率が向上する効果がある。また、単に、バケッ
トのような特定のアタッチメントの着脱作業だけでな
く、バケット以外の各種のアタッチメントに容易に、確
実に安全に、迅速に交換が可能であり、一台の油圧ショ
ベルで多種多様の作業に対応できる効果がある。 2)本考案を施したアタッチメント着脱装置は、ピン間
距離の異なるアタッチメントの着脱およびピンの口径の
異なるアタッチメントの着脱がともに可能であり、各種
のアタッチメントを装着することができるので、従来に
比べてより広範囲の作業分野に対応できる。従って、多
種多様の作業を段階的に進めなければならない建設工事
において、本考案のアタッチメント着脱装置は利用価値
の高い働きをなし得る効果がある。 3)本考案を施したアタッチメント着脱装置は、固定ブ
ロックのくさび効果を利用することによりアタッチメン
トのピンを確実に保持する構造であるから、万が一にも
シリンダの伸縮に際して、シリンダの保持圧が低下して
もアタッチメントが外れることがない。従って、建設工
事のように危険を伴いがちな工事でも安全、確実に作業
をなし得る効果がある。 4)実開昭62−38965号では可動フックを単純に
シリンダでクランプしているだけであるので掴持反力が
直接シリンダにかかつてしまうが、本考案ではクサビで
反力を取っているのでシリンダには直接反力がいらない
構造になっているため本考案のアタッチメント着脱装置
は耐久性に優れている。
の効果を有する。 1)本考案を施したアタッチメント着脱装置は、アタッ
チメント着脱装置に装着されたシリンダの伸縮でアタッ
チメントを着脱する構造であるので、一人のオペレータ
がキャビン内でアタッチメントの着脱操作をすることに
よって簡単にアタッチメントを着脱することができる。
従って、従来、複数の人によって行われてきたアタッチ
メントの着脱作業をわずか一人のオペレータでできるの
で作業効率が向上する効果がある。また、単に、バケッ
トのような特定のアタッチメントの着脱作業だけでな
く、バケット以外の各種のアタッチメントに容易に、確
実に安全に、迅速に交換が可能であり、一台の油圧ショ
ベルで多種多様の作業に対応できる効果がある。 2)本考案を施したアタッチメント着脱装置は、ピン間
距離の異なるアタッチメントの着脱およびピンの口径の
異なるアタッチメントの着脱がともに可能であり、各種
のアタッチメントを装着することができるので、従来に
比べてより広範囲の作業分野に対応できる。従って、多
種多様の作業を段階的に進めなければならない建設工事
において、本考案のアタッチメント着脱装置は利用価値
の高い働きをなし得る効果がある。 3)本考案を施したアタッチメント着脱装置は、固定ブ
ロックのくさび効果を利用することによりアタッチメン
トのピンを確実に保持する構造であるから、万が一にも
シリンダの伸縮に際して、シリンダの保持圧が低下して
もアタッチメントが外れることがない。従って、建設工
事のように危険を伴いがちな工事でも安全、確実に作業
をなし得る効果がある。 4)実開昭62−38965号では可動フックを単純に
シリンダでクランプしているだけであるので掴持反力が
直接シリンダにかかつてしまうが、本考案ではクサビで
反力を取っているのでシリンダには直接反力がいらない
構造になっているため本考案のアタッチメント着脱装置
は耐久性に優れている。
【図1】本考案の実施例に係わるアタッチメント着脱装
置の側面図であって、シリンダの伸長状態、即ち、アタ
ッチメントのピンを把持した状態で示す。
置の側面図であって、シリンダの伸長状態、即ち、アタ
ッチメントのピンを把持した状態で示す。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】図1のC−C断面図である。
【図4】本考案のアタッチメント着脱装置のバケットの
装着状態を示す実施態様図である。
装着状態を示す実施態様図である。
【図5】本考案のアタッチメント着脱装置の図1に類似
した側面図であって、図1のピンを把持した状態からピ
ンを解除した状態になったところを示す。
した側面図であって、図1のピンを把持した状態からピ
ンを解除した状態になったところを示す。
【図6】従来の油圧ショベルの全体的構成を示した側面
図である。
図である。
【図7】図6のA部の拡大詳細図である。
【図8】従来の油圧ショベルのバケットのピン結合部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1 油圧ショベル本体 10e
フック部 2 アーム 11
可動フック 2a バケットシリンダ 11a、11
a’ブラケット 3 バケット 11b
フレーム 4 ロッド 11b’
溝 5 ブラケット 11c、11
c’フックプレート 6 ブラケット 11d
フック部 7 ピン 12
シリンダ 8 ピン 13
キャッチャ 7’ アタッチメントのピン 13a、13
a’溝 8’ アタッチメントのピン 14
カム 10 固定フック 14a
ピン 10a、10a’ブラケット 14b
捩りばね 10b フレーム 14c
座金 10c、10c’フックプレート 14d
ストッパー 10d、10d’ボス 15
ピン 16 ピン 17 ピン 18a,18
b 固定ブロック
フック部 2 アーム 11
可動フック 2a バケットシリンダ 11a、11
a’ブラケット 3 バケット 11b
フレーム 4 ロッド 11b’
溝 5 ブラケット 11c、11
c’フックプレート 6 ブラケット 11d
フック部 7 ピン 12
シリンダ 8 ピン 13
キャッチャ 7’ アタッチメントのピン 13a、13
a’溝 8’ アタッチメントのピン 14
カム 10 固定フック 14a
ピン 10a、10a’ブラケット 14b
捩りばね 10b フレーム 14c
座金 10c、10c’フックプレート 14d
ストッパー 10d、10d’ボス 15
ピン 16 ピン 17 ピン 18a,18
b 固定ブロック
Claims (2)
- 【請求項1】油圧ショベルの作業フロント部に、バケッ
ト3などの作業用アタッチメントを装着する作業機にお
いて、 前記作業用アタッチメントのピン7’、8’を
支持する固定フック10と可動フック11を設け、 そ
れらの固定フック10と可動フック11をその基部で、
アーム2の先端部およびロッド4の先端部にそれぞれピ
ン7、8で結合し、前記固定フック10にピン16で結
合したシリンダ12を取付けており、前記可動フック1
1にピン15で回動可能なキャッチャ13を取り付け、
前記シリンダ12の他端に設けたピン17を回動中心
にして、そのピン17が可動フック11の溝11b’に
沿って摺動する固定ブロック18aおよび前記キャッチ
ャ13の溝13aに沿って摺動する固定ブロック18b
を回動自在に取り付けて、作業用アタッチメントのピン
8’を確実に保持するアタッチメント着脱装置。 - 【請求項2】 ピン14a、捩りバネ14b、その捩り
バネ14bを受ける座金14cからなるカム14と、固
定されたストッパー14dとを可動フック11に取り付
けており、アタッチメント離脱状態では、キャッチャ1
3は前記捩りバネ14bで作動するカム14により拘束
され、シリンダ12の作動により前記可動フック11が
揺動し、アタッチメントのピン8’が可動フック11の
フック部11dに入り、前記ピン8’により、カム14
が作動して、前記キャッチャ13の拘束が解除され、シ
リンダ12の作動により固定ブロック18a、18bが
摺動し、その固定ブロック18a、18bのくさび効果
によりキャッチャ13と可動フック11とでアタッチメ
ントのピン8’を確実に保持するようにしてなる請求項
1記載のアタッチメント着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992021463U JP2568513Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | アタッチメント着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992021463U JP2568513Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | アタッチメント着脱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571248U JPH0571248U (ja) | 1993-09-28 |
JP2568513Y2 true JP2568513Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=12055682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992021463U Expired - Fee Related JP2568513Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | アタッチメント着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568513Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2793165B2 (ja) * | 1996-02-06 | 1998-09-03 | 甲南電機株式会社 | 油圧ショベルのアタッチメント着脱装置 |
JP4060447B2 (ja) * | 1998-06-26 | 2008-03-12 | 丸順重工株式会社 | クイックカプラ |
JP6732233B2 (ja) * | 2016-12-06 | 2020-07-29 | 株式会社田口クリエイト | アタッチメント着脱装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6024764Y2 (ja) * | 1981-10-14 | 1985-07-24 | 満 丸山 | ピン受部間隔調整自在なバケット破砕機等のキャッチャ− |
JPS6238965U (ja) * | 1985-08-27 | 1987-03-07 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP1992021463U patent/JP2568513Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0571248U (ja) | 1993-09-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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