JP2568378Y2 - 多方向スイッチのノブ照明装置 - Google Patents

多方向スイッチのノブ照明装置

Info

Publication number
JP2568378Y2
JP2568378Y2 JP1992038961U JP3896192U JP2568378Y2 JP 2568378 Y2 JP2568378 Y2 JP 2568378Y2 JP 1992038961 U JP1992038961 U JP 1992038961U JP 3896192 U JP3896192 U JP 3896192U JP 2568378 Y2 JP2568378 Y2 JP 2568378Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knob
switch
base
illumination
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992038961U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0592933U (ja
Inventor
強 五月女
Original Assignee
ナイルス部品株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナイルス部品株式会社 filed Critical ナイルス部品株式会社
Priority to JP1992038961U priority Critical patent/JP2568378Y2/ja
Publication of JPH0592933U publication Critical patent/JPH0592933U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568378Y2 publication Critical patent/JP2568378Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用ミラーを傾動操
作するミラーコントロールスイッチなどの多方向スイッ
チに係り、特にノブ照明装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多方向スイッチとして
は、例えば実開平3−7241号公報で示す技術のよう
に、ノブを傾動操作及び回動操作をすることにより、そ
れぞれスイッチ作動する構成が一般である。また、この
ような多方向スイッチにおいては、操作レバーの周囲に
光導体を配置し、光源の照光を放射して照明している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、ノブ自体を照明するものではな
く、夜間などにおいてノブの視認性が劣るという問題が
ある。一方、ノブ自体を照明する多方向スイッチとして
は、例えば実開昭59−136135号や実開平2−2
2545号の公報に係る技術などが存在する。しかし、
これはノブを傾動操作するだけであり、回動操作ができ
ないという問題が残る。本考案は、上記問題点に鑑み考
案したものであり、ノブを傾動操作及び回動操作する多
方向スイッチにおいて、ノブ自体から鮮明な照光を放射
できるノブ照明装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、ノブを傾動操作及び回動操作することによ
り、それぞれスイッチ作動をすると共に、光源の照光を
前記ノブから導出する多方向スイッチのノブ照明装置に
おいて、前記ノブは、光透過性を有し内部空間を構成す
る操作部と、前記操作部の開口側に固着し、かつ可動盤
に傾動自在かつ回転不能に係合した係合部を有する基部
と、前記基部に装着すると共に、前記光源から入射した
照光を、前記内部空間を介して前記操作部に放射する光
導体と、前記操作部の表面の一部に設けた回動方向表示
部とで成り、前記可動盤は、前記光源の照光を前記光導
体に導き、かつロータリースイッチを回動操作する操作
パイプを備えたことを特徴とする多方向スイッチのノブ
照明装置を構成する。
【0005】
【実施例】本考案に係る好適な一実施例を、添付図面に
基づき詳述する。図1において、ケース1は略中央に車
両用ドアミラーの鏡面の傾きを調節する多方向スイッチ
2、右側にはドアミラー本体を起倒操作する起倒スイッ
チ3、左側にはドアミラーの鏡面に付着した雨滴などを
除去するヒーターの加熱スイッチ4を配設している。図
1及び図2で示す多方向スイッチ2において、ケース1
内には基盤5を固着している。基盤5は、下面にロータ
リスイッチ6を固着している。ロータリスイッチ6は、
このロータリスイッチ6を回動操作する可動盤7の操作
パイプ7aを、中央位置に貫通かつ係合している。
【0006】基盤5は、上面に節度盤8を回動不能に配
設している。節度盤8は、操作パイプ7aを貫通させる
と共に、上面の周方向に複数の節度溝8aを形成してい
る。可動盤7は、圧縮バネ9に付勢されたボール10を
挿装している。ボール10は上記節度溝8aと係合する
ことにより、可動盤7の回動に節度感を付与する、節度
機構を構成する。
【0007】可動盤7の上方には、ノブ11を配設して
いる。ノブ11は、図2及び図3で示すように、操作部
12と芯部13と基部14と光導体15とを、略回動芯
上に配列して構成する。操作部12は図4で示す外観形
状を有し、光透過性及び耐候性を有する材料、例えば、
原色超耐熱ABS樹脂によって、内部空間16を構成し
て形成する。この操作部12は、回動方向表示部17a
を残して全表面を塗膜17で覆っている。芯部13は、
後述する基部14と同一材料で構成し、操作部12の内
部空間16の部位において、二色成形などによりこの操
作部12と一体的に形成している。なお、芯部13は上
記回動方向表示部17aと対向する位置に、窓13aを
形成している。
【0008】基部14は、芯部13の開口端と固着する
ことにより、操作部12の開口側に固着している。基部
14の中央には、ノブ11の回動芯方向に延出する筒部
14aを一体形成している。筒部14aの先端には、複
数の係合爪14bを一体形成し、可動盤7の上端に形成
した係合部7bに、傾動自在かつ回転不能に係合してい
る。しかして、基部14は係合爪14bを成型する際に
型抜きをするための、抜き孔14cを設けている。
【0009】基部14は、上端面の全周囲に小突起14
dを所定間隔で形成し、上記芯部13の開口端と密接し
て超音波溶着加工により両者を固着している。この基部
14は、係合爪14bの曲げ強度や耐摩耗性などの耐久
性を向上させるために、操作部12よりも機械的強度の
優れた材料、例えば、原色ポリアセタール樹脂によって
構成する。そして、芯部13は基部14と超音波溶着に
よる結合を十分に行うために、当該基部14と同材質で
構成する。
【0010】光導体15は、光透過性の材料で構成し、
筒部14a内に嵌着している。光導体の上端は、略円錐
形または角錐形に形成することにより、放射する照光を
操作部12の内部空間16内に万遍なく拡散し、照明ム
ラの発生を防止している。ケース1内において、ロータ
リスイッチ6の下方には、操作パイプ7a及びノブ11
の各回動芯上に光源18を配設している。
【0011】ノブ11における基部14の筒部14a
は、当該ノブ11が図1において上側U,下側D,左側
L及び右側Rの4方向にだけ傾動可能となるように、可
動盤7の上面に形成した規制突部7cで規制されてい
る。ケース1には、ノブ11を上下左右に傾動した際に
それぞれ対応して押圧される4つのロッド19が、可動
盤7の周囲において進退自在に挿装されると共に、その
上端が基部14の下面14eに当接している。
【0012】基盤5の上面には、各ロッド19と対応す
る位置に、プッシュスイッチ20を配設している。この
プッシュスイッチ20は、例えば、弾性ゴムで構成した
キートップ20aが押圧されて弾性変形し接点をオン作
動する、一般にラバーコンタクトスイッチと称するスイ
ッチで構成する。しかして、4つのキートップ20a
は、各ロッド19を載置することにより、ノブ11を図
2で示す中立位置Nに自己保持している。
【0013】次に、上記構成における作動を説明する。
ノブ11を左回転方向または右回転方向に回動操作する
と、基部14の係合爪14bが係合部7bを介して、可
動盤7を回動する。しかして、可動盤7は操作パイプ7
aによってロータリスイッチ6を作動させる。また、圧
縮バネ9に付勢されたボール10は、可動盤7と共に回
動し、節度溝8aとの係合状態が変化して、当該可動盤
7の回動された位置を保持する。従って、ノブ11を左
回転方向または右回転方向に回動操作すると、回動方向
表示部17aが回動して回動方向を表示すると共に、左
右のドアミラー(図示せず)のいずれか一方を、ロータ
リスイッチ6の切換えにより選択することができる。
【0014】次に、ノブ11を中立位置Nから、図1及
び図2で示す上側U,下側D,左側Lまたは右側Rのい
ずれか一方に傾動操作すると、当該ノブ11は、基部1
4の係合爪14bと係合部7bとの係合部位を傾動支点
として傾動し、対応するロッド19を押圧し、下降させ
る。従って、ロッド19は対応するキートップ20aを
押圧し、プッシュスイッチ20をオン作動する。
【0015】その後、ノブ11の傾動操作力を解除する
と、プッシュスイッチ20のキートップ20aが自己の
弾性復元力により元の形状に復元し、オフ作動すると共
に、ロッド19を上方に押し上げる。これにより、ノブ
11はロッド19に押圧されて、図2で示す中立位置N
に自動復帰する。従って、ノブ11を傾動操作すると、
ドアミラーにおける鏡面の傾きを調節することができ
る。
【0016】光源18を点灯し照光を発すると、この照
光は操作パイプ7a内を通過して、光導体15を透過
し、先端から導出かつ内部空間16に放射される。放射
された照光は、内部空間16から窓13aを経て操作部
12を透過し、回動方向表示部17aからノブ11の外
側に導出される。従って、ノブ11は光源18の照光に
よって、回動方向を照明で表示することができる。
【0017】なお、上記実施例において、ノブ11は芯
部13を備えた構成に限定するものではなく、操作部1
2と基部14とを直接に溶着し、または一体成形する構
成でもよい。また、両者をネジ止めやカシメやスナップ
フィットなどで固着する構成でもよい。また、ノブ11
の照明は、回動方向表示部17aからの透過照明に限定
されるものではなく、例えば、ノブ11の全周囲からの
透過照明でもよい。
【0018】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の構成によれ
ば、1つのノブを多方向に傾動操作及び回動操作する多
方向スイッチにおいて、前記ノブは、光透過性を有し内
部空間を構成する操作部と、前記操作部の開口側に固着
し、かつ可動盤に傾動自在かつ回転不能に係合した係合
部を有する基部と、前記基部に装着すると共に、前記光
源から入射した照光を、前記内部空間を介して前記操作
部に放射する光導体と、前記操作部の表面の一部に設け
た回動方向表示部とで成り、前記可動盤は、前記光源の
照光を前記光導体に導き、かつロータリースイッチを回
動操作する操作パイプを備えたことで、ノブ自体から鮮
明な照光をすると共に、前記回動方向表示部により常に
ノブの回動方向を明瞭に表示して、誤操作を解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例を示す平面図である。
【図2】図1における矢視A−A線方向の要部断面図で
ある。
【図3】図2におけるノブの拡大断面図である。
【図4】図2におけるノブの側面図である。
【符号の説明】
2 多方向スイッチ 6 ロータリスイッチ 7 可動盤 11 ノブ 12 操作部 13 芯部 14 基部 14a 筒部 15 光導体 16 内部空間 18 光源 19 ロッド 20 プッシュスイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノブを傾動操作及び回動操作することに
    より、それぞれスイッチ作動をすると共に、光源の照光
    を前記ノブから導出する多方向スイッチのノブ照明装置
    において、 前記ノブは、光透過性を有し内部空間を構成する操作部
    と、前記操作部の開口側に固着し、かつ可動盤に傾動自
    在かつ回転不能に係合した係合部を有する基部と、前記
    基部に装着すると共に、前記光源から入射した照光を、
    前記内部空間を介して前記操作部に放射する光導体と
    前記操作部の表面の一部に設けた回動方向表示部とで成
    り、前記可動盤は、前記光源の照光を前記光導体に導き、か
    つロータリースイッチを回動操作する操作パイプを備え
    ことを特徴とする多方向スイッチのノブ照明装置。
JP1992038961U 1992-05-14 1992-05-14 多方向スイッチのノブ照明装置 Expired - Fee Related JP2568378Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992038961U JP2568378Y2 (ja) 1992-05-14 1992-05-14 多方向スイッチのノブ照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992038961U JP2568378Y2 (ja) 1992-05-14 1992-05-14 多方向スイッチのノブ照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0592933U JPH0592933U (ja) 1993-12-17
JP2568378Y2 true JP2568378Y2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=12539777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992038961U Expired - Fee Related JP2568378Y2 (ja) 1992-05-14 1992-05-14 多方向スイッチのノブ照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2568378Y2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002170461A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Alps Electric Co Ltd 複合操作型電気部品
JP2006171599A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 操作装置
JP4689325B2 (ja) * 2005-04-05 2011-05-25 池上通信機株式会社 ジョイスティック装置
JP2009190637A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Sanden Corp 車両用空調装置の操作装置
KR101938221B1 (ko) * 2011-10-31 2019-01-14 주식회사 아이리버 2중 투과방식의 볼륨 노브
JP5963626B2 (ja) * 2012-09-24 2016-08-03 アルパイン株式会社 照光表示部を有する操作装置
JP6231424B2 (ja) * 2014-04-16 2017-11-15 株式会社東海理化電機製作所 スイッチ装置
JP2016211187A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 株式会社Lixil 操作装置及び水栓ユニット

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59136135U (ja) * 1983-02-28 1984-09-11 株式会社東海理化電機製作所 多方向スイツチのノブ照明装置
JPS6366811A (ja) * 1986-09-05 1988-03-25 オムロン株式会社 方向性スイツチ
JPH0323639Y2 (ja) * 1986-10-13 1991-05-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0592933U (ja) 1993-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4238085B2 (ja) 多方向スイッチ
KR20070011287A (ko) 다이얼식 스위치 기구
JP2568378Y2 (ja) 多方向スイッチのノブ照明装置
JP5180768B2 (ja) ダイヤル式スイッチ
US4408104A (en) Lever switch arrangement for motor vehicle
JP5215076B2 (ja) スイッチ装置
JP4529546B2 (ja) パネル表示ユニット
JP2002373556A (ja) シーソー型スイッチ
JPH041616Y2 (ja)
JP2006202634A (ja) 車両用パワーウインドスイッチ装置
KR102594479B1 (ko) 스위치 노브 및 이를 갖는 차량용 멀티 오퍼레이팅 스위치 유닛
JP3545534B2 (ja) スイッチ操作機構
CN219013323U (zh) 换挡手柄、换挡机构和车辆
JP4026171B2 (ja) ヒータコントロールレバー
JPH11185558A (ja) スイッチ装置
JP5078853B2 (ja) 操作型入力装置
JP5395702B2 (ja) 揺動型多方向スイッチ装置
JPH09231853A (ja) 一体型スイッチボタン
JP5384230B2 (ja) 操作型入力装置
KR200166636Y1 (ko) 자동차의 실내등
EP1363302B1 (en) Switching device
JP2003223832A (ja) 車載用スイッチ装置
JP4027034B2 (ja) 多方向スイッチ
JP3547249B2 (ja) 照光式スイッチ装置
KR100262394B1 (ko) 리모콘용조작버튼

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971118

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees