JP2002373556A - シーソー型スイッチ - Google Patents
シーソー型スイッチInfo
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- JP2002373556A JP2002373556A JP2001181222A JP2001181222A JP2002373556A JP 2002373556 A JP2002373556 A JP 2002373556A JP 2001181222 A JP2001181222 A JP 2001181222A JP 2001181222 A JP2001181222 A JP 2001181222A JP 2002373556 A JP2002373556 A JP 2002373556A
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Abstract
侵入を防止することを可能とする。 【解決手段】 筒状のノブ取付部7の左右壁67,69
に、スイッチノブ19を揺動操作可能に軸支するシーソ
ー型スイッチにおいて、スイッチノブ19の操作レバー
部33側に、軸支中心Cと同心の曲面89を有し透光表
示部31領域に渡って存在するボス状部83を設け、ノ
ブ取付部7の前後壁55,57に、軸支中心Cの前後両
側で曲面89に近接対向する前後対向部73,75を設
け、ノブ取付部7の左右壁67,69に、ボス状部83
両側面に近接対向する左右対向部とボス状部83の曲面
89両側に沿って近接対向する左右曲面部77,79と
の少なくとも一方を設け、ボス状部83の少なくとも透
光表示部31領域に存在する部分を、透光性材で形成し
たことを特徴とする。
Description
インドウスイッチ等に用いられるシーソー型スイッチに
関する。
えば図15に示すようなものがある(特開平9−167
543号公報)。図15(a)は従来のシーソー型スイ
ッチの分解斜視図、図15(b)は正面図、図15
(c)は図15(b)のSA−SA矢視断面図である。
イッチ201は、ケース203の上面にノブ取付部20
5が設けられ、該ノブ取付部205の支持ピン207に
スイッチノブ209が前後揺動可能に軸支されている。
このスイッチノブ209には、操作レバー部211が備
えられ、該操作レバー部211は前記ケース203内に
挿入されている。前記操作レバー部211の下端はケー
ス203内に配置された可動盤213の連動ピン215
に係合されている。従って、スイッチノブ209を前後
へ揺動操作すると、操作レバー部211を介して連動ピ
ン215が操作され、可動盤213によるスイッチ動作
を行わせることができる。
(c)のように光源217が設けられている。前記スイ
ッチノブ209には光を透過する指標が設けられ、光源
217からの照明光が指標を透過することにより、夜間
等でもスイッチノブ209の指標を容易に視認すること
ができる。
ような構造であると、ノブ取付部205の上面が大きく
開口し、このノブ取付部205の開口からケース203
内へ塵埃その他の異物が入り込んで可動接点や固定接点
等に付着し、可動盤213の作動不良や接点不良等を招
く恐れがあった。特に、ノブ取付部205からスイッチ
ノブ209の操作レバー部211を挿入し、その揺動操
作によって可動盤213を作動させるために、ノブ取付
部205の開口が広くならざるを得ないものであった。
同時に、ケース203内に設けた光源217からの照明
光をノブ取付部205を通過させて、スイッチノブ20
9の指標に当てるようにしているため、かかる点におい
てもノブ取付部205の開口を大きくせざるを得ないも
のとなっていた。このため塵埃の進入等を避けることが
できなかった。
光による表示を可能にしながら、防塵性の高いシーソー
型スイッチの提供を課題とする。
左右壁からなり開口を有する筒状のノブ取付部に、透光
表示部を有するスイッチノブの操作レバー部を前記開口
から挿入し、該スイッチノブを前記左右壁に揺動操作可
能に軸支するシーソー型スイッチにおいて、前記スイッ
チノブの操作レバー部側に、前記軸支中心と同心の曲面
を有し前記透光表示部領域に渡って存在するボス状部を
設け、前記ノブ取付部の前後壁に、前記軸支中心の前後
両側で前記曲面に近接対向する前後対向部を設け、前記
ノブ取付部の左右壁に、前記ボス状部両側面に近接対向
する左右対向部と前記ボス状部の曲面両側に沿って近接
対向する左右曲面部と前記操作ノブの左右から垂下した
板部に近接対向する左右壁外面部との少なくとも一つを
設け、前記ボス状部の少なくとも前記透光表示部領域に
存在する部分を、透光性材で形成したことを特徴とす
る。
ー型スイッチであって、前記前後対向部は、前記ノブ取
付部の前後壁内面頂部であり、前記左右曲面部は、前記
前後壁内面頂部間に渡って形成されていることを特徴と
する。
ブ取付部に、透光表示部を有するスイッチノブの操作レ
バー部を前記開口から挿入し、該スイッチノブを揺動可
能に軸支するシーソー型スイッチにおいて、前記スイッ
チノブの操作レバー部側に、前記軸支中心と同心の曲面
を有するボス状部を設け、前記ノブ取付部に、前記軸支
中心の前後両側で前記曲面に近接する近接対向部を備え
て前記前壁内面及び左右壁内面間と前記後壁内面及び左
右壁内面間とをそれぞれ閉止する閉止部を設け、前記閉
止部の少なくとも前記透光表示部領域に存在する部分
を、透光性材で形成したことを特徴とする。
ー型スイッチであって、前記閉止部は、前記近接対向部
よりも前記開口側で前記軸支中心から漸次離間する形状
により前記スイッチノブの揺動時の干渉を逃げる開口側
逃げ部及び前記近接対向部よりも前記操作レバー部側で
前記軸支中心から漸次離間する形状により前記操作レバ
ー部の揺動時の干渉を逃げるレバー側逃げ部とを備えた
ことを特徴とする。
り開口を有する筒状のノブ取付部に、透光表示部を有す
るスイッチノブの操作レバー部を前記開口から挿入し、
該スイッチノブを前記左右壁に揺動可能に軸支すること
ができる。又、前記スイッチノブの操作レバー部側に前
記軸支中心と同心の曲面を有し、前記透光表示部領域に
渡って存在するボス状部を設け、前記ノブ取付部の前後
壁に前記軸支中心の前後両側で前記曲面に近接対向する
前後対向部を設けたので、スイッチノブとノブ取付部の
前後壁との間を前後対向部がボス状部の曲面に近接対向
することによって閉止することができる。又、前記ノブ
取付部の左右壁に前記ボス部両側面に近接対向する左右
対向部と前記ボス状部の曲面両側に沿って近接対向する
左右曲面部と前記操作ノブの左右から垂下した板部に近
接対向する左右壁外面部との少なくとも一つを設けたの
で、ノブ取付部の左右壁とボス状部との間は左右対向部
がボス状部両側面に近接対向するか、左右曲面部がボス
状部の曲面両側に近接対向するか、操作ノブの左右から
垂下した板部に左右外壁面部が近接対向することの少な
くとも一つにより閉止することができる。従って、スイ
ッチノブとノブ取付部の前後左右壁との間のいずれにお
いても閉止されることになり、ノブ取付部の開口が存在
しても内部に塵埃等が入り込むのを大幅に抑制すること
ができる。しかも、前記ボス状部の少なくとも前記透光
表示部領域に存在する部分を、透光性材で形成したた
め、光源からの光が透光性材を通って透光表示部に当て
られ、透光表示部を明るく表示することができる。従っ
て、スイッチ内部の防塵性を高めながら、スイッチノブ
の光源による透光表示を確実に行うことができ、夜間等
においてもスイッチノブの透光表示部を的確に視認する
ことができる。
果に加え、前記前後対向部は前記ノブ取付部の前後壁内
面頂部であり、前記左右曲面部は前記前後壁内面頂部間
に渡って形成されたため、ボス状部の曲面とノブ取付部
の前後壁内面頂部及び左右曲面部によってノブ取付部を
容易に閉止し、防塵性を確実に保持することができる。
ノブ取付部に透光表示部を有するスイッチノブの操作レ
バー部を前記開口から挿入し、該スイッチノブを揺動可
能に軸支することができる。そして、前記スイッチノブ
の操作レバー部側に前記軸支中心と同心の曲面を有する
ボス状部を設け、前記ノブ取付部に前記軸支中心の前後
両側で前記曲面に近接する近接対向部を備えて前記前壁
内面及び左右壁内面間と後壁内面及び左右壁内面間とを
それぞれ閉止する閉止部を設けたため、スイッチノブと
ノブ取付部との間を閉止部によって確実に閉止すること
ができる。従って、ノブ取付部の開口から内部への塵埃
等の侵入を抑制し、高い防塵効果を得ることができ、接
点の動作を確実に行わせることができる。又、前記閉止
部の少なくとも前記透光表示部領域に存在する部分を、
透光性材で形成したため、光源からの光を閉止部を通し
てスイッチノブの透光表示部に当てることができ、透光
表示部を明るく表示することができる。従って、夜間等
においてもスイッチノブの透光表示部を的確に視認する
ことができる。
果に加え、前記閉止部は、前記近接対向部よりも前記開
口側で前記軸支中心から漸次離間する形状により前記ス
イッチノブの揺動時の干渉を逃げる開口側逃げ部及び前
記近接対向部よりも前記操作レバー部側で前記軸心中心
から漸次離間する形状により前記操作レバー部の揺動時
の干渉を逃げるレバー側逃げ部とを備えたため、閉止部
による閉止を行いながら、スイッチノブの揺動操作を確
実に行わせることができる。
の第1実施形態に係るシーソー型スイッチを適用したス
イッチとして、例えば、自動車用パワーウインドウスイ
ッチの分解斜視図を示している。図1のように、自動車
用パワーウインドウスイッチ1は、ケース3と、ターミ
ナルブロック5とを備え、例えば自動車の運転席のドア
のアームレストやドアの車室側に設置されている。
は、添付した図面における方向を示すものであり、上
下、左右、前後の向きは自動車用パワーウインドウスイ
ッチ1の配置状態で変わるものであり、それに限定する
ものではない。以下、添付した図面の図示した任意の状
態を基準として本発明を詳述する。
呈し、上面に複数のノブ取付部7,9,11,13,1
5,17が設けられている。各ノブ取付部7,9,1
1,13,15,17にはそれぞれスイッチノブ19,
21,23,25,27,29が支持されている。
る操作部材であり、本発明の第1実施形態を適用したシ
ーソー型スイッチである。前記スイッチノブ21は、ウ
インドウをロックするプッシュロックスイッチの操作部
材であり、ケース3のノブ取付部9に上下動自在に組み
付けられている。前記スイッチノブ23は、運転席のウ
インドウを開閉する2段階シーソースイッチの操作部材
であり、ケース3のノブ取付部11に軸支され、ケース
3に揺動自在に取り付けられている。前記スイッチノブ
25は、助手席側のウインドウを開閉する自動復帰型シ
ーソースイッチの操作部材であり、ケース3のノブ取付
部13に軸支され、ケース3に揺動自在に取り付けられ
ている。前記スイッチノブ27は、後席運転席側のウイ
ンドウを開閉する自動復帰型シーソースイッチの操作部
材であり、ケース3のノブ取付部15に軸支され、ケー
ス3に揺動自在に取り付けられている。前記スイッチノ
ブ29は、後席助手席側のウインドウを開閉する自動復
帰型シーソースイッチの操作部材であり、ケース3のノ
ブ取付部17に軸支され、ケース3に揺動自在に取り付
けられている。
チの作動表示及び夜間照明表示する透光表示部31が樹
脂の2色成形等によって設けられている。前記透光表示
部31は、スイッチノブ19の下方から光を当てること
によって透光表示部31に付記したスイッチノブ19の
機能を表示するマークが明るく表示され、夜間等におい
てスイッチノブ19の種類を明確に認識することができ
る。該当光表示部31は、白色、オレンジ色、又は緑色
のポリカーボネイト、或いはポリアセタールで成る。ス
イッチノブ19の下面側には、操作レバー部33が一体
に設けられている。操作レバー部33には、コイルスプ
リング35を介して例えば導電性金属板をU字状に折曲
して成る可動接点37が支持されている。
定接点101,103に導通した複数の導電板を絶縁樹
脂でインサート成形して成るハウジング39を備えてい
る。このハウジング39には、固定接点支持部41が設
けられている他、ムービングブロック43、オートスイ
ッチ45、ムービングブロック47,49,51等が配
置されている。
9上には、さらに回路基板53が支持されている。この
回路基板53には、光源として発光素子(LED)54
又はランプが設けられている。この回路基板53は、ハ
ウジング39の上側開口部に嵌合すると共に、ハウジン
グ39から上方向に向けて突出した端子をスルーホール
に挿入して半田付けすることで固定されている。
の可動接点37は、固定接点支持部41上に弾接する。
前記スイッチノブ21はムービングブロック43を連動
させ、スイッチノブ23は小型のスライドスイッチで成
るオートスイッチ45を連動させ、スイッチノブ25,
27,29はそれぞれの可動接点をON,OFFさせる
ムービングブロック47,49,51を連動させる構成
となっている。
シーソー型スイッチであるスイッチノブ19の部分にお
ける具体的構造をさらに説明する。図2は、スイッチノ
ブ19をケース3に組み付けた状態の一部切欠き正面
図、図3はスイッチノブ19を取り外した状態のノブ取
付部7の部分におけるケース3の平面図、図4はスイッ
チノブ19とノブ取付部7におけるケース3との正面方
向から見た分解断面図、図5は同側面方向から見た分解
断面図である。
左右壁59,61からなり、上端に開口62を有する筒
状に形成されている。左右壁59,61の中央部外面に
は、図2,図5のように支持軸63,65が一体に突設
されている。この支持軸63,65の中心と、前記前後
壁55,57の上端とは同一高さに設定され、左右壁5
9,61は、中央上端67,69が最も高く、その前後
に傾斜面71を有している。この傾斜面71は前後壁5
5,57の上端に至っている。
後壁内面頂部73,75は、前後対向部を構成し、前記
スイッチノブ19の軸支中心Cとなる支持軸63,65
の中心の前後両側に位置している。この前後壁内面頂部
73,75は、前記スイッチノブ19の後述する曲面8
9に近接対向している。本実施形態において、前後壁内
面頂部73,75の曲面89に対する近接対向位置は、
軸支中心Cとほぼ同じ高さとなっているが、ノブ取付部
7の前後壁55,57を軸支中心Cよりも低くし、軸支
中心Cよりも低い位置で前後対向部を設定し曲面89に
近接対向させることもできる。
部77,79が設けられている。この左右曲面部77,
79は、前記スイッチノブ19の後述する曲面両側に沿
って近接対向する構成となっている。前記左右曲面部7
7,79は、前記軸支中心Cと同心の円弧状に形成さ
れ、前後壁55,57の内壁面間に渡って形成されてい
る。すなわち、左右曲面部77,79の上端は、前後壁
55,57の前後壁内面頂部73,75に至っている。
又、本実施形態においては、左右壁59,61の左右壁
内面59a,61aは、前記スイッチノブ19の後述す
るボス状部83両側面に近接対向する左右対向部として
構成されている。
の裏面側に、前記操作レバー部33を一体に有し、この
操作レバー部33側にボス状部83が設けられている。
前記ノブ操作部81の左右側部には、支持孔85,87
が貫通形成されている。該支持孔85,87は、前記支
持軸63,65に嵌合し、スイッチノブ19は支持軸6
3,65によって揺動可能に軸支され、軸支中心Cの回
りに前後壁55,57方向へ揺動操作可能となってい
る。
心の曲面89を有し、ノブ操作部81の裏面や操作レバ
ー33から突出したと突起である。ボス状部83は、図
5及び図12に示すように左右両側面83a,83bを
ノブ取付部7の左右壁内面59a、61aにスイッチノ
ブ19を揺動可能な状態に隙間を極力少なくして設置
し、前記ボス状部83の前後両側の曲面89を図4,図
10,及び図11に示すような半円柱形状や円弧状突起
や球面状突起で形成して、その曲面89を前後壁内面頂
部73,75に常時近接するように配置することで、前
記ボス状部83でノブ取付部7の開口62を閉塞して防
塵する蓋の機能を備えている。この曲面89の曲率は、
前記ノブ取付部7の左右曲面部77,79と同様な曲率
を有し、組付状態で左右曲面部77,79が曲面両側9
1a,91bに近接対向する構成となっている。尚、前
記左右曲面部77,79の曲面両側91a,91bへの
近接対向は、左右曲面部77,79が曲面両側91a,
91bに摺接する状態も含むものである。
側面83a,83bには、前記左右対向部としての左右
壁内面59a,61aが近接対向する。このボス状部8
3の両側面83a,83bに対するノブ取付部7の左右
壁内面59a,61aの近接対向は、両者が摺接する状
態も含むものである。
透光表示部31領域に渡って存在している。本実施形態
においては、前記ボス状部83の略半分が透光性部品9
3で形成され、この透光性部品93が前記透光表示部3
1に対応してノブ操作部81の裏面81aとボス状部8
3の取付面83cとに、例えば接着等によって固定され
ている。尚、透光性部品93は、裏面81aと取付面8
3cとに凹凸部等によって着脱自在に係合固定すること
等もできる。例えば、透光性部品93及びボス状部83
の互いの接合面に弧状の凸部と、この凸部が嵌合する凹
部を形成して互いに嵌合することで、透光性部品93を
ボス状部83にワンタッチで組み付けるようにしてもよ
い。前記透光性部品93は、例えばアクリル、ポリカー
ボネイト等によって透明或いは半透明に形成されてい
る。前記透光性部品93は、発光素子54の光を透光表
示部31に導くためのガイドと、操作レバー部33とノ
ブ取付部7との隙間を無くして防塵するための部材であ
る。
は、透光表示部31とボス状部83を一体にしたもので
もよい。また、ボス状部83の前後側は、少なくとも曲
面89があればよく、操作レバー部33側には、窪んだ
切欠部があってもよい。
うになくてもよい。この場合、ボス状部83は、断面が
円弧状や半球状の突起92をノブ操作部81の裏面81
aから突出させて曲面89を形成すると共に、曲面89
内に発光素子54からの光を透光表示部31に導くこと
ができる空間90を形成する。これにより、突起92で
前述した図4に示すボス状部83と同様に防塵を行い、
空間90で発光素子54の光を透光表示部31に導くガ
イド機能がある。
図5に示すように、固定接点支持部41側の端部(図
4,図5では下端部)にコイルスプリング35を挿入す
る盲孔33aが形成され、この盲孔33aの開口端側
に、可動接点37の左右上端部に形成した爪37aを係
止させる横穴33bが連続して形成されている。前記コ
イルスプリング35は、一端が前記盲孔33aに挿入さ
れ、他端を可動接点37のスイッチノブ19側の端部中
央に形成された切欠部37bに挿入して支持されてい
る。該コイルスプリング35は、可動接点37を付勢す
る接点ばねの役目と節度溝としての傾斜面95,97,
及び谷部99に圧接する節度体としての可動接点37を
付勢する節度ばねの役目を兼備している。
ようになっている。図6は固定接点支持部41の正面
図、図7は同平面図である。この固定接点支持部41に
は、スイッチノブ19をON位置からOFF位置に自動
復帰させるための傾斜面95,97が設けられ、該傾斜
面95,97間にスイッチノブ19をOFF位置に支持
するための谷部99が形成されている。前記傾斜面9
5,97には、ターミナルブロック5にインサート成形
した固定接点101,103が傾斜面95,97と面一
に露出している。
ー部33がノブ取付部7の開口62から挿入され、支持
孔85,87が支持軸63,65に嵌合されて、スイッ
チノブ19が左右壁59,61に揺動操作可能に軸支さ
れる。前記操作レバー部33に支持された可動接点37
は、コイルスプリング35の付勢力により前記固定接点
支持部41上に弾接する。
9にノブ取付部7の前後壁55,57の前後壁内面頂部
73,75が近接対向し、ボス状部83の曲面両側91
a,91bにノブ取付部7の左右曲面部77,79が近
接対向することになる。従って、ノブ取付部7の開口6
2は、ボス状部83によって閉止されることになり、開
口62からの塵埃等の侵入を防止することができる。こ
うして、塵埃が可動接点37、固定接点101及び10
3に付着することを阻止し可動接点37の固定接点10
1或いは103に対する接点不良等の不具合を防止する
ことができる。特に、前記左右曲面部77,79を、前
記前後壁55,57内面間、すなわち前後壁内面頂部7
3,75に渡って形成したため、ボス状部83の曲面8
9とノブ取付部7の前後壁55,57内面及び左右曲面
部77,79によってノブ取付部7を容易に閉止し、防
塵性を確実に保持することができる。
曲面部77,79の近接対向と、左右の両側面83a,
83bに対する左右壁内面59a,61aの近接対向と
の何れか一方のみによっても塵埃の侵入を抑制すること
ができる。従って、左右の両側面83a,83bに左右
壁内面59a,61aを近接対向させたときには、曲面
両側91a,91bに対し、左右曲面部77,79を若
干離間させても塵埃等の入り込みを抑制することができ
る。
3a,83bの防塵は、図12に示すように、スイッチ
ノブ19のノブ操作部81の左右端部から垂下し、支持
孔85,87を形成した軸穴形成板部82,84と左右
壁59,61外面部とをスイッチノブ19が揺動できる
程度に隙間を開け、近接対向させて配置することで防塵
してもよい。
板53上の発光素子54の発光によって照明光が透光性
部品93を通り、透光表示部31を照明することができ
る。従って、塵埃等の侵入を防止するためにボス状部8
3が存在しても、透光表示部31を無理なく照明するこ
とができ、夜間等においてもスイッチノブ19の透光表
示部31を容易に視認することができる。また、透光性
部品93以外の部分で前記ボス状部83は不透光であ
り、発光素子54の光がスイッチノブ19外に漏れるの
を抑制することができる。
9のノブ操作部81の前後いずれかを押すと、スイッチ
ノブ19がノブ取付部7の支持軸63,65を中心にし
て、揺動操作されることになる。このときボス状部83
の曲面89と、ノブ取付部7の左右曲面部77,79と
は、軸支中心Cを中心として同心状に対向しているか
ら、スイッチノブ19の揺動操作を無理なく行うことが
できる。この揺動操作に際し、ノブ取付部7の左右曲面
部77,79にスイッチノブ19の曲面89を摺接ガイ
ドするように構成すると、スイッチノブ19の安定した
揺動操作と、ガタツキ防止を可能にすることができる。
は、可動接点37がコイルスプリング35の付勢力に抗
して傾斜面95,97のいずれかを上り、固定接点10
1,103のいずれかに接触することになり、可動接点
37の固定接点101,103に対する接触を確実に行
わせることができる。しかも、スイッチノブ19から指
を離すなどして操作を止めると、コイルスプリング35
によって可動接点37が傾斜面95或いは97を下りる
ように付勢されることになる。従って、可動接点37は
谷部99へ自動復帰することになり、スイッチノブ19
の節度と位置決めとを確実に得ることができる。
をノブ取付部19の左右側59,61外面に設けたが、
同内面に設けることも可能である。
例を示している。図8の接点支持部41Aでは、水平面
41Aaにも固定接点103Aを配置し、この固定接点
103Aに可動接点37が接触し、操作ノブ19が傾い
ている状態をコイルスプリング35に付勢された可動接
点37が水平面41Aaに圧接することで保持してい
る。これとは反対の方向に操作ノブ19を揺動操作する
と、可動接点37は、固定接点101に接触してON
し、操作ノブ19から手を離すと、可動接点37はコイ
ルスプリング35の弾力で傾斜面95を滑り降り、谷部
99のOFF位置に自動復帰する。
01Aを傾斜面95から谷部99を経て、傾斜面97に
至るように配置し、可動接点37が谷部99の操作ノブ
19の中立位置及び傾斜面95にあるときは固定接点1
01Aに接触し、可動接点37が傾斜面97を登る方向
に操作ノブ19を揺動操作したときだけ可動接点37が
固定接点103に接触して切り換わる。接点支持部41
Bは、V字状の節度溝であるため、操作ノブ19を前後
方向に揺動操作しても谷部99に自動復帰する。 (第2実施形態)図13,図14は本発明の第2実施形
態に係り、図13は要部の断面図、図14は要部の拡大
断面図である。尚、第1実施形態と対応する構成部分に
は同符号を付して説明する。
Aの操作レバー部33A側に、ボス状部83Aが設けら
れている。スイッチノブ19Aは、ボス状部83Aの部
分においてノブ取付部7の左右壁に設けられた支持軸6
3Aによって揺動操作可能に軸支されている。そして、
ボス状部83Aは、軸支中心Cと同心の曲面89Aを有
している。前記ボス状部83Aは、第1実施形態のボス
状部83よりも小さく形成されている。
閉止部材104,105が設けられている。前記閉止部
材104は、前記軸支中心Cの前側で前記ボス状部83
Aの曲面89Aに近接対向する近接対向部107を備え
ている。前記閉止部材105は、前記軸支中心Cの後側
で前記曲面89Aに近接する近接対向部109を備えて
いる。これら近接対向部107,109は、閉止部材1
04,105の頂部として構成され、該頂部としての近
接対向部107,109は、図14のようにボス状部8
3Aの揺動を許容すべく軸支中心Cよりも若干低い位置
で曲面89A前後に対向している。
逃げ部111,113、及びレバー側逃げ部115,1
17を備えている。前記開口側逃げ部111,113
は、前記近接対向部107,109よりもノブ取付部7
の開口側で軸支中心Cから漸次離間する傾斜形状に形成
されている。前記レバー側逃げ部115,117は、前
記近接対向部107,109よりも前記操作レバー部3
3A側で、前記軸支中心Cから漸次離間する傾斜形状に
形成されている。
9、開口側逃げ部111,113、及びレバー側逃げ部
115,117で形成される図14のような断面山形の
外形は、ボス状部83A及び操作レバー部33Aの最大
揺動位置で近接対向するように、傾斜角度をボス状部8
3A、及び操作レバー部33Aの揺動角度に一致させた
構成となっている。
の前壁55内面及び左右壁59,61内面間に接着或い
は凹凸係合により取り付けられ、該取り付けにより前記
前壁55内面及び左右壁59,61内面間を閉止してい
る。前記閉止部材105は、前記ノブ取付部7の後壁5
7内面及び左右壁59,61内面間に接着或いは凹凸係
合によって取り付けられ、該取り付けにより前記後壁5
7内面及び左右壁59,61内面間を閉止している。
104,105の外周面に弧状の凸部を形成し、ノブ取
付部7の前壁55及び左右壁59,61の内面に、前記
凸部が係合する貫通孔などで成る凹部を形成し、凸部と
凹部を互いに嵌合することで、閉止部材104,105
をノブ取付部7にワンタッチに取り付ける手段である。
光性材、例えばアクリル、ポリカーボネイト等によって
透明或いは半透明に形成されている。閉止部材104,
105は少なくとも透光表示部31領域に存在する部分
を透光性材で形成すればよく、例えば閉止部材104の
みを透光性材で形成し、閉止部材105は非透光性材で
形成することも可能である。この場合は、発光素子から
の光がスイッチノブ19A周囲から漏れるのをより確実
に抑制することができる。
両側面に、ノブ取付部7の左右壁59,61内面が左右
対向部として近接対向している。又、第1実施形態と同
様に、ボス状部83Aの曲面89A両側に沿って近接対
向する左右曲面部を、前記ノブ取付部7の左右壁59,
61内面に設けることも可能である。
部材104,105が、ノブ取付部7とスイッチノブ1
9Aとの間を閉止するから、ノブ取付部7の開口62か
ら内部へ塵埃等が侵入するのを抑制することができ、接
点動作を確実に行わせることができる。
し、図14のように開口側逃げ部111,113、レバ
ー側逃げ部115,117がスイッチノブ19Aの揺動
時の干渉を逃げるため、近接対向部107,109をボ
ス状部83Aの曲面89Aに極力近接させることがで
き、かかる点においても塵埃等の侵入を確実に抑制する
ことができる。又、本実施形態においても、ボス状部8
3Aの両側面に、前記ノブ取付部7の左右壁59,61
内面が近接対向しているため、かかる点においても塵埃
等の侵入を確実に抑制することができる。
れ、非透光性材で成るノブ取付部7に内設されているた
め、発光素子からの光を通して、漏光することなく透光
表示部31を照明することができ、夜間等においても透
光表示部31を容易に視認することができる。
態のスイッチノブ19,19Aの防塵構造は、ノブが揺
動するスイッチノブ23,25,27,29を始め、全
てのシーソースイッチやレバースイッチに適用すること
ができる。
チを適用した自動車用パワーウインドウスイッチの分解
斜視図である。
部に支持させた状態の一部切欠き正面図である。
の平面図である。
部との正面方向から見た分解状態の断面図である。
部との側面方向から見た分解状態の断面図である。
る。
る。
す断面図である。
を示す断面図である。
の正面方向から見た断面図である。
ノブの正面方向から見た断面図である。
ブとノブ取付部との側面方向から見た組み付け状態の断
面図である。
とノブ取付部との組付状態の断面図である。
る。
取付部との関係を示す分解状態の斜視図、(b)はスイ
ッチノブをノブ取付部に組み付けた状態の正面図、
(c)は(b)のSA−SA矢視断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 前後左右壁からなり開口を有する筒状の
ノブ取付部に、透光表示部を有するスイッチノブの操作
レバー部を前記開口から挿入し、該スイッチノブを前記
左右壁に揺動操作可能に軸支するシーソー型スイッチに
おいて、 前記スイッチノブの操作レバー部側に、前記軸支中心と
同心の曲面を有し前記透光表示部領域に渡って存在する
ボス状部を設け、 前記ノブ取付部の前後壁に、前記軸支中心の前後両側で
前記曲面に近接対向する前後対向部を設け、 前記ノブ取付部の左右壁に、前記ボス状部両側面に近接
対向する左右対向部と前記ボス状部の曲面両側に沿って
近接対向する左右曲面部と前記操作ノブの左右から垂下
した板部に近接対向する左右壁外面部との少なくとも一
つを設け、 前記ボス状部の少なくとも前記透光表示部領域に存在す
る部分を、透光性材で形成したことを特徴とするシーソ
ー型スイッチ。 - 【請求項2】 請求項1記載のシーソー型スイッチであ
って、 前記前後対向部は、前記ノブ取付部の前後壁内面頂部で
あり、 前記左右曲面部は、前記前後壁内面頂部間に渡って形成
されていることを特徴とするシーソー型スイッチ。 - 【請求項3】 開口を有する筒状のノブ取付部に、透光
表示部を有するスイッチノブの操作レバー部を前記開口
から挿入し、該スイッチノブを揺動可能に軸支するシー
ソー型スイッチにおいて、 前記スイッチノブの操作レバー部側に、前記軸支中心と
同心の曲面を有するボス状部を設け、 前記ノブ取付部に、前記軸支中心の前後両側で前記曲面
に近接する近接対向部を備えて前記前壁内面及び左右壁
内面間と前記後壁内面及び左右壁内面間とをそれぞれ閉
止する閉止部を設け、 前記閉止部の少なくとも前記透光表示部領域に存在する
部分を、透光性材で形成したことを特徴とするシーソー
型スイッチ。 - 【請求項4】 請求項3記載のシーソー型スイッチであ
って、 前記閉止部は、前記近接対向部よりも前記開口側で前記
軸支中心から漸次離間する形状により前記スイッチノブ
の揺動時の干渉を逃げる開口側逃げ部及び前記近接対向
部よりも前記操作レバー部側で前記軸支中心から漸次離
間する形状により前記操作レバー部の揺動時の干渉を逃
げるレバー側逃げ部とを備えたことを特徴とするシーソ
ー型スイッチ。
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