JP2567641B2 - 魚群探知機 - Google Patents
魚群探知機Info
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- JP2567641B2 JP2567641B2 JP62312987A JP31298787A JP2567641B2 JP 2567641 B2 JP2567641 B2 JP 2567641B2 JP 62312987 A JP62312987 A JP 62312987A JP 31298787 A JP31298787 A JP 31298787A JP 2567641 B2 JP2567641 B2 JP 2567641B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は超音波を送受信して海中における魚群等の存
在を判別探知する魚群探知機に関し、一層詳細には、送
受波器内に配設された超音波振動子から超音波を送信
し、海底、魚群等からのエコー信号を受信してCRT等に
映像表示する際、当該魚群探知機内に複数画面分のエコ
ー信号を蓄積する記憶手段を備え最新のエコー信号の画
面表示の外に所定時間前、すなわち、過去に受信記録し
てあるエコーの信号の画面をスクロール表示するように
した魚群探知機に関するものである。
在を判別探知する魚群探知機に関し、一層詳細には、送
受波器内に配設された超音波振動子から超音波を送信
し、海底、魚群等からのエコー信号を受信してCRT等に
映像表示する際、当該魚群探知機内に複数画面分のエコ
ー信号を蓄積する記憶手段を備え最新のエコー信号の画
面表示の外に所定時間前、すなわち、過去に受信記録し
てあるエコーの信号の画面をスクロール表示するように
した魚群探知機に関するものである。
[発明の背景] 従来から、水中に存在する物体を確認するために水中
音響機器が広汎に用いられている。その好適な一例とし
て魚群探知機を掲げることが出来よう。当該魚群探知機
装置は単一の振動素子または適当な形状に配列した複数
の振動素子からなる送受波器から音波、特に超音波パル
スを繰り返して所定範囲の水中に発射し、水中物体から
反射して帰来するエコー信号を受波して、例えば、CRT
(ブラウン管)上に表示する装置である。すなわち、魚
群等の水中物体からの反射エコーの強度が一般に魚群等
の大小および密度等に比例することに着目し、当該反射
エコーに係る信号波の振幅レベルに応じてCRT等の表示
器上にカラー表示し、あるいは記録紙上に濃淡表示して
魚群等の存在を判別乃至確認している。
音響機器が広汎に用いられている。その好適な一例とし
て魚群探知機を掲げることが出来よう。当該魚群探知機
装置は単一の振動素子または適当な形状に配列した複数
の振動素子からなる送受波器から音波、特に超音波パル
スを繰り返して所定範囲の水中に発射し、水中物体から
反射して帰来するエコー信号を受波して、例えば、CRT
(ブラウン管)上に表示する装置である。すなわち、魚
群等の水中物体からの反射エコーの強度が一般に魚群等
の大小および密度等に比例することに着目し、当該反射
エコーに係る信号波の振幅レベルに応じてCRT等の表示
器上にカラー表示し、あるいは記録紙上に濃淡表示して
魚群等の存在を判別乃至確認している。
このような原理に基づく従来技術に係るCRT上の映像
表示を第1図に示す。第1図において、横方向は時間を
示し1画面の表示時間はTであり、縦方向は距離(深
度)を示す。もっとも、横方向の時間は船速が分かって
いるので距離表示と見ることも可能である。この場合、
映像は、図中、右端X0から矢印A方向に移動するように
表示され、左端X1に至ると映像が順次消滅していくよう
に表示される。従って、右端X0の下部に表示された映像
が最新の映像データであり、左端X1に近づくにつれ映像
データはより過去の時刻のデータとなっている。ここ
で、参照符号TMはタイムマーカーであり、この表示は固
定であることから当該タイムマーカーTMの下部に表示さ
れた映像データが何時の時点のものであるかが容易に確
認可能である。なお、図中、参照符号2は海面を表して
おり、参照符号4は魚群等を示し、参照符号6は海底を
示している。
表示を第1図に示す。第1図において、横方向は時間を
示し1画面の表示時間はTであり、縦方向は距離(深
度)を示す。もっとも、横方向の時間は船速が分かって
いるので距離表示と見ることも可能である。この場合、
映像は、図中、右端X0から矢印A方向に移動するように
表示され、左端X1に至ると映像が順次消滅していくよう
に表示される。従って、右端X0の下部に表示された映像
が最新の映像データであり、左端X1に近づくにつれ映像
データはより過去の時刻のデータとなっている。ここ
で、参照符号TMはタイムマーカーであり、この表示は固
定であることから当該タイムマーカーTMの下部に表示さ
れた映像データが何時の時点のものであるかが容易に確
認可能である。なお、図中、参照符号2は海面を表して
おり、参照符号4は魚群等を示し、参照符号6は海底を
示している。
ところで、このような魚群探知機においては、一般
に、画面上の映像部分が長時間に表示されていること、
換言すれば、長い距離範囲にわたって表示されているこ
とが望まれている。すなわち、長い距離範囲にわたって
表示がなされていると魚群を遠方から且つ広範囲に探知
することが可能となるので、魚群を看過する確率あるい
は魚群を見失う確率が極めて減少し、それが所望の魚種
であれば投網時機を早めに開始することが出来、結局、
漁獲高を向上することに寄与することが期待されるから
である。
に、画面上の映像部分が長時間に表示されていること、
換言すれば、長い距離範囲にわたって表示されているこ
とが望まれている。すなわち、長い距離範囲にわたって
表示がなされていると魚群を遠方から且つ広範囲に探知
することが可能となるので、魚群を看過する確率あるい
は魚群を見失う確率が極めて減少し、それが所望の魚種
であれば投網時機を早めに開始することが出来、結局、
漁獲高を向上することに寄与することが期待されるから
である。
そこで、この要請に応えるべく実質的な探知距離を延
ばすために、従来は、2画面分の画面メモリを搭載し、
第1の画面メモリには前記第1図で示す時間T間の画面
情報を記録すると共に、第2の画面メモリには、例え
ば、超音波パルスの送信回数α回中の1回だけ記録する
ようにしておき探知距離を延長した時には、第2図に示
すように、当該第2画面メモリに記録された1/αに時間
軸が圧縮された画面を表示するように構成した魚群探知
機が知られている。
ばすために、従来は、2画面分の画面メモリを搭載し、
第1の画面メモリには前記第1図で示す時間T間の画面
情報を記録すると共に、第2の画面メモリには、例え
ば、超音波パルスの送信回数α回中の1回だけ記録する
ようにしておき探知距離を延長した時には、第2図に示
すように、当該第2画面メモリに記録された1/αに時間
軸が圧縮された画面を表示するように構成した魚群探知
機が知られている。
然しながら、圧縮画面表示は、第1図と第2図を比較
して容易に諒解されるように、画面が1/α(表示時間で
はT/α)に圧縮した分だけ表示分解能が悪くなり、水中
物体の誤認あるいはそれを看過する確率がそれほどには
改善されないという欠点が露呈している。
して容易に諒解されるように、画面が1/α(表示時間で
はT/α)に圧縮した分だけ表示分解能が悪くなり、水中
物体の誤認あるいはそれを看過する確率がそれほどには
改善されないという欠点が露呈している。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、超音波振動子から送信した超音波のエコー信
号を受信し映像データとして表示する魚群探知機におい
て、映像データを圧縮することなく表示装置の画面の複
数画面分を蓄積出来るように構成して画面をスクロール
表示させることにより、過去の所望の時間におけるエコ
ー信号の映像を非圧縮で読み出し、現在のエコー信号と
過去のエコー信号とを細部にわたり容易に比較すること
を可能とする魚群探知機を提供することを目的とする。
であって、超音波振動子から送信した超音波のエコー信
号を受信し映像データとして表示する魚群探知機におい
て、映像データを圧縮することなく表示装置の画面の複
数画面分を蓄積出来るように構成して画面をスクロール
表示させることにより、過去の所望の時間におけるエコ
ー信号の映像を非圧縮で読み出し、現在のエコー信号と
過去のエコー信号とを細部にわたり容易に比較すること
を可能とする魚群探知機を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、送受波器か
ら超音波信号を送信すると共に水中物体からのエコー信
号を受信し該受信されたエコー信号を映像データとして
画面メモリに蓄積し該画面メモリから順次映像データを
読み出して表示装置に表示する魚群探知機において、前
記表示装置における複数画面分の映像データを蓄積し得
る画面メモリと、前記画面メモリから順次所望のアドレ
ス位置の映像データを読み出すためのアドレス手段を含
むメモリ制御部と、前記アドレス手段における前記画面
メモリの読み出し開始アドレス任意に制御するスクロー
ル制御部とを含み、前記表示装置の表示画面を上下もし
くは左右に分割し、分割された一方の表示画面に最新の
エコー信号に基づく映像を表示し、スクロール指令を受
けた前記スクロール制御部により前記画面メモリ中の所
望のアドレス位置から順次映像データを1画面分読み出
して、分割された他方の表示画面に過去のエコー信号に
基づく映像をスクロール表示するように構成したことを
特徴とする。
ら超音波信号を送信すると共に水中物体からのエコー信
号を受信し該受信されたエコー信号を映像データとして
画面メモリに蓄積し該画面メモリから順次映像データを
読み出して表示装置に表示する魚群探知機において、前
記表示装置における複数画面分の映像データを蓄積し得
る画面メモリと、前記画面メモリから順次所望のアドレ
ス位置の映像データを読み出すためのアドレス手段を含
むメモリ制御部と、前記アドレス手段における前記画面
メモリの読み出し開始アドレス任意に制御するスクロー
ル制御部とを含み、前記表示装置の表示画面を上下もし
くは左右に分割し、分割された一方の表示画面に最新の
エコー信号に基づく映像を表示し、スクロール指令を受
けた前記スクロール制御部により前記画面メモリ中の所
望のアドレス位置から順次映像データを1画面分読み出
して、分割された他方の表示画面に過去のエコー信号に
基づく映像をスクロール表示するように構成したことを
特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る魚群探知機について好適な実施態
様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第3図は本発明に係る魚群探知機の概略構成を示す説
明図である。
明図である。
第3図において、参照符号10は送信機であり、当該送
信機10は一定周期のトリガパルスにより一定パルス幅の
高周波電気信号である送信信号を発生し、送受波器12に
供給する。送受波器12は漁船の船底に設置されており、
例えば、電歪素子を有しており、前記の送信信号に基づ
いて振動し超音波を水中に発生する。この超音波は水中
の魚群または海底に当たって反射し反射エコーが前記電
歪素子によって受波され、当該電歪素子から高周波の電
気信号であるエコー信号が発生する。このエコー信号が
受信機14に導入される。この場合、送信信号が発生して
からエコー信号が受信されるまで超音波が往復する間の
時間遅れがある。この遅れ分の略1/2の時間を距離に換
算したものが魚群等の物体までの距離である。
信機10は一定周期のトリガパルスにより一定パルス幅の
高周波電気信号である送信信号を発生し、送受波器12に
供給する。送受波器12は漁船の船底に設置されており、
例えば、電歪素子を有しており、前記の送信信号に基づ
いて振動し超音波を水中に発生する。この超音波は水中
の魚群または海底に当たって反射し反射エコーが前記電
歪素子によって受波され、当該電歪素子から高周波の電
気信号であるエコー信号が発生する。このエコー信号が
受信機14に導入される。この場合、送信信号が発生して
からエコー信号が受信されるまで超音波が往復する間の
時間遅れがある。この遅れ分の略1/2の時間を距離に換
算したものが魚群等の物体までの距離である。
受信されたエコー信号はA/D変換部16に送られ、反射
エコーの強弱に応じたデジタル信号に変換され、副記憶
装置18に記憶される。副記憶装置18は超音波信号の1回
の送受信によって得られるエコー信号に応じたデジタル
信号を記憶する容量を持ち、CRT表示部20の1本の走査
線に該当する映像データ(デジタル信号)を記憶する。
副記憶制御部22はこの副記憶装置18への映像データの書
き込み、副記憶装置18からの映像データの読み出しを制
御するものであり、副記憶装置18に記憶された映像デー
タは制御回路24からの指令に基づき副記憶制御部22の制
御により読み出され、主記憶装置26に転送される。
エコーの強弱に応じたデジタル信号に変換され、副記憶
装置18に記憶される。副記憶装置18は超音波信号の1回
の送受信によって得られるエコー信号に応じたデジタル
信号を記憶する容量を持ち、CRT表示部20の1本の走査
線に該当する映像データ(デジタル信号)を記憶する。
副記憶制御部22はこの副記憶装置18への映像データの書
き込み、副記憶装置18からの映像データの読み出しを制
御するものであり、副記憶装置18に記憶された映像デー
タは制御回路24からの指令に基づき副記憶制御部22の制
御により読み出され、主記憶装置26に転送される。
主記憶装置26はCRT表示部20のn画面分に相当する映
像データを記憶する容量を持ち、主記憶制御部28の制御
の基に、すなわち、アドレスカウンタ30の指示するアド
レス位置に映像データを順次書き込み、あるいはアドレ
スカウンタ30の表示するアドレス位置から映像データを
順次読み出す。
像データを記憶する容量を持ち、主記憶制御部28の制御
の基に、すなわち、アドレスカウンタ30の指示するアド
レス位置に映像データを順次書き込み、あるいはアドレ
スカウンタ30の表示するアドレス位置から映像データを
順次読み出す。
主記憶装置26から読み出された映像データはD/A変換
部32によりアナログ信号に変換され、CRT表示部20に送
られ、受信したエコー信号が同期信号発生回路34からの
同期信号を基に映像として表示される。参照符号36は制
御回路24からのスクロール指示によりアドレスカウンタ
30の初期値、すなわち、主記憶装置26の読み出し開始ア
ドレスを任意に制御することにより過去の映像データを
CRT表示部20にスクロール表示する制御を行うスクロー
ル表示制御部を示す。なお、操作パネル38は操作者が希
望するスクロール画面の選択入力手段である。
部32によりアナログ信号に変換され、CRT表示部20に送
られ、受信したエコー信号が同期信号発生回路34からの
同期信号を基に映像として表示される。参照符号36は制
御回路24からのスクロール指示によりアドレスカウンタ
30の初期値、すなわち、主記憶装置26の読み出し開始ア
ドレスを任意に制御することにより過去の映像データを
CRT表示部20にスクロール表示する制御を行うスクロー
ル表示制御部を示す。なお、操作パネル38は操作者が希
望するスクロール画面の選択入力手段である。
本実施態様に係る魚群探知機は基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次にその作用並びに効果につ
いて説明する。
に構成されるものであり、次にその作用並びに効果につ
いて説明する。
送信機10で発生され送受波器12から水中に発射された
超音波パルスは魚群、海底等の水中物体から反射して再
び送受波器12を介して受信機14に導入される。このよう
にして受信されたエコー信号はA/D変換部16によりエコ
ーの強弱に応じたデジタル信号に変更され、当該デジタ
ル信号は副記憶装置18に送給される。
超音波パルスは魚群、海底等の水中物体から反射して再
び送受波器12を介して受信機14に導入される。このよう
にして受信されたエコー信号はA/D変換部16によりエコ
ーの強弱に応じたデジタル信号に変更され、当該デジタ
ル信号は副記憶装置18に送給される。
前記したように、副記憶装置18は超音波の1回の送受
信によって得られるエコー信号を記憶する容量を持ち、
CRT表示部20の1本の走査線に該当する映像データを記
憶するものである。そして、副記憶装置18に一旦記憶さ
れた1走査線分の映像データは副記憶制御部22の制御に
より読み出され、主記憶装置26に記憶される。
信によって得られるエコー信号を記憶する容量を持ち、
CRT表示部20の1本の走査線に該当する映像データを記
憶するものである。そして、副記憶装置18に一旦記憶さ
れた1走査線分の映像データは副記憶制御部22の制御に
より読み出され、主記憶装置26に記憶される。
主記憶装置26はCRT表示部20のn画面分の映像データ
を蓄積する容量を持ち、副記憶装置18から転送される1
走査線分の映像データを主記憶制御部28の制御の基にア
ドレスをカウントダウンしながら主記憶装置26の、順次
連続したアドレス位置に蓄積していく。そして、副記憶
装置18から順次転送される走査線分ずつの映像データに
より主記憶装置26に用意されたn画面分の領域が満たさ
れると、最も古い1走査線分の映像データ、すなわち、
最先の送信超音波に対する受信エコー信号の1走査線分
の映像データから順次削除され、削除されたアドレス位
置に、順次最新の1走査線分の映像データが書き込まれ
ていく。また、主記憶装置26に蓄積された映像データは
制御回路24の制御の基に最新の1走査分の映像データか
ら順次読み出され、D/A変換部32によりアナログ信号に
変換されてCRT表示部20に導入され、同期信号発生回路3
4からの同期信号によりエコー信号が映像として表示さ
れる。
を蓄積する容量を持ち、副記憶装置18から転送される1
走査線分の映像データを主記憶制御部28の制御の基にア
ドレスをカウントダウンしながら主記憶装置26の、順次
連続したアドレス位置に蓄積していく。そして、副記憶
装置18から順次転送される走査線分ずつの映像データに
より主記憶装置26に用意されたn画面分の領域が満たさ
れると、最も古い1走査線分の映像データ、すなわち、
最先の送信超音波に対する受信エコー信号の1走査線分
の映像データから順次削除され、削除されたアドレス位
置に、順次最新の1走査線分の映像データが書き込まれ
ていく。また、主記憶装置26に蓄積された映像データは
制御回路24の制御の基に最新の1走査分の映像データか
ら順次読み出され、D/A変換部32によりアナログ信号に
変換されてCRT表示部20に導入され、同期信号発生回路3
4からの同期信号によりエコー信号が映像として表示さ
れる。
今、主記憶装置26における蓄積映像データのアドレス
位置と、CRT表示部20における画面との関係が、第4図
に示すように、通常の1画面の幅Tが走査線m本で構成
され、n画面分の記憶容量(n×m)を持つものとし、
アドレスがエンドレスに連なっており、ある時点で最新
の1走査線分の映像データが記憶されているアドレス位
置を画面上の1(第4図参照)として、順次1乃至n・
mまでアドレスが対応されているものとする。通常画面
表示の場合、主記憶装置26の読み出しは、アドレスカウ
ンタ30のカウント開始を1とし、順次カウントアップし
ながらmまでの対応するアドレスの指定を行い、当該ア
ドレスにかかる1走査線分ずつの映像データを順次読み
出してD/A変換部32に転送し、CRT表示部20上の画面の右
端より最新の1走査線分の映像データから順次表示して
いく。
位置と、CRT表示部20における画面との関係が、第4図
に示すように、通常の1画面の幅Tが走査線m本で構成
され、n画面分の記憶容量(n×m)を持つものとし、
アドレスがエンドレスに連なっており、ある時点で最新
の1走査線分の映像データが記憶されているアドレス位
置を画面上の1(第4図参照)として、順次1乃至n・
mまでアドレスが対応されているものとする。通常画面
表示の場合、主記憶装置26の読み出しは、アドレスカウ
ンタ30のカウント開始を1とし、順次カウントアップし
ながらmまでの対応するアドレスの指定を行い、当該ア
ドレスにかかる1走査線分ずつの映像データを順次読み
出してD/A変換部32に転送し、CRT表示部20上の画面の右
端より最新の1走査線分の映像データから順次表示して
いく。
そこで、過去のエコー信号を表示したい場合には操作
パネル38から何画面前の画面を表示するかのキー入力を
行う。この指定画面表示は、例えば、2.5のように小数
表示であってもよい。このキー動作に基づき制御回路24
はスクロール表示制御部36を介してスクロール開始カウ
ント値lをカウンタ30にプリセットして主記憶装置26の
対応するアドレス位置から1走査線分の映像データの読
み出しを行う。すなわち、アドレスカウンタ30はプリセ
ット値lから順次l+1、l+2…l+m−1、l+m
{1<l<(n−1)・m}まで順次カウントアップさ
れて行き、スクロール画面1画面分の映像データ(現在
または過去のエコー信号データ)が主記憶装置26から順
次読み出され、D/A変換部32を介してCRT表示部20に送ら
れ表示される。この表示形式による具体例を第5図に示
す。すなわち、点線で囲繞した表示範囲Dを操作パネル
38からの指定により選択的にCRT表示部20上に表示する
ことが可能である。この場合、主記憶装置26に記録され
る画面はnTとなる。なお、参照符号2、4、6は夫々海
面、魚群および海底を示している。
パネル38から何画面前の画面を表示するかのキー入力を
行う。この指定画面表示は、例えば、2.5のように小数
表示であってもよい。このキー動作に基づき制御回路24
はスクロール表示制御部36を介してスクロール開始カウ
ント値lをカウンタ30にプリセットして主記憶装置26の
対応するアドレス位置から1走査線分の映像データの読
み出しを行う。すなわち、アドレスカウンタ30はプリセ
ット値lから順次l+1、l+2…l+m−1、l+m
{1<l<(n−1)・m}まで順次カウントアップさ
れて行き、スクロール画面1画面分の映像データ(現在
または過去のエコー信号データ)が主記憶装置26から順
次読み出され、D/A変換部32を介してCRT表示部20に送ら
れ表示される。この表示形式による具体例を第5図に示
す。すなわち、点線で囲繞した表示範囲Dを操作パネル
38からの指定により選択的にCRT表示部20上に表示する
ことが可能である。この場合、主記憶装置26に記録され
る画面はnTとなる。なお、参照符号2、4、6は夫々海
面、魚群および海底を示している。
以上の説明は非圧縮の通常画面での最新エコー信号を
表示する場合および過去のエコー信号を表示するスクロ
ール表示の場合とで、CRT表示画面を切り変えて表示す
る態様を説明したものであるが、この切換表示以外に最
新のエコー信号の映像と過去のエコー信号の映像とを同
一画面上に並べ双方の比較をさらに容易にするように表
示することも出来る。この場合、第6図に示すように、
二組のn画面の画面メモリ26a、26bを有する主記憶装置
26を準備し、当該画面メモリ26a、26bに同一または異な
るデータを書き込むように構成し且つ二組のアドレスカ
ウンタ(図示せず)を併設すれば画面メモリ26aから最
新のエコー信号に係る画面P(通常画面に相当)を読み
出し、画面メモリ26bからは前述と同様のスクロール制
御により過去のエコー信号にかかる画面Q(スクロール
画面)を任意に読み出し、両画面P、Qを重ね合わせて
CRT表示部20に表示することにより現在のエコー信号と
過去のエコー信号との細部を画面上で容易に比較するこ
とが可能となる。
表示する場合および過去のエコー信号を表示するスクロ
ール表示の場合とで、CRT表示画面を切り変えて表示す
る態様を説明したものであるが、この切換表示以外に最
新のエコー信号の映像と過去のエコー信号の映像とを同
一画面上に並べ双方の比較をさらに容易にするように表
示することも出来る。この場合、第6図に示すように、
二組のn画面の画面メモリ26a、26bを有する主記憶装置
26を準備し、当該画面メモリ26a、26bに同一または異な
るデータを書き込むように構成し且つ二組のアドレスカ
ウンタ(図示せず)を併設すれば画面メモリ26aから最
新のエコー信号に係る画面P(通常画面に相当)を読み
出し、画面メモリ26bからは前述と同様のスクロール制
御により過去のエコー信号にかかる画面Q(スクロール
画面)を任意に読み出し、両画面P、Qを重ね合わせて
CRT表示部20に表示することにより現在のエコー信号と
過去のエコー信号との細部を画面上で容易に比較するこ
とが可能となる。
この表示によるときは、画面Pでは最新のエコー信号
を含む最新の表示画面に最新のエコー信号を受信するご
とに常に更新されて1画面の表示がなされていく。これ
に対して画面Qでは任意に指定された過去のエコー信号
に係る過去の1画面の表示がなされる。また、任意に指
定する過去のエコー信号を変更することによって、画面
Qで表示される過去の1画面の表示内容を新たに指定さ
れた過去のエコー信号に係る1画面に変更することがで
きる。この表示方式による具体例を第7図a、bに示
す。
を含む最新の表示画面に最新のエコー信号を受信するご
とに常に更新されて1画面の表示がなされていく。これ
に対して画面Qでは任意に指定された過去のエコー信号
に係る過去の1画面の表示がなされる。また、任意に指
定する過去のエコー信号を変更することによって、画面
Qで表示される過去の1画面の表示内容を新たに指定さ
れた過去のエコー信号に係る1画面に変更することがで
きる。この表示方式による具体例を第7図a、bに示
す。
なお、以上の説明では上下に分割した場合について記
述したが、これを左右に分割して動作させた場合も同様
である。
述したが、これを左右に分割して動作させた場合も同様
である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る魚群探知機は、複
数画面分の映像データを蓄積し得る画面メモリと、前記
画面メモリから順次所望のアドレス位置の映像データを
読み出すためのアドレス手段を含むメモリ制御部と、前
記アドレス手段における前記画面メモリの読出開始アド
レスを任意に制御するスクロール制御部とを含み、前記
スクロール制御部に所定のスクロール指令を与えること
により前記アドレス手段を介して前記画面メモリ中の所
望のアドレス位置から順次映像データを読み出し、前記
表示装置によりスクロール表示するようにしたものであ
る。従って、過去の所定の時点におけるエコー信号映像
をCRT表示部に時間圧縮することなくスクロール表示す
ることが可能となり、エコー信号映像の細部に渡って現
在と過去の比較をすることが容易となるという利点を有
する。
数画面分の映像データを蓄積し得る画面メモリと、前記
画面メモリから順次所望のアドレス位置の映像データを
読み出すためのアドレス手段を含むメモリ制御部と、前
記アドレス手段における前記画面メモリの読出開始アド
レスを任意に制御するスクロール制御部とを含み、前記
スクロール制御部に所定のスクロール指令を与えること
により前記アドレス手段を介して前記画面メモリ中の所
望のアドレス位置から順次映像データを読み出し、前記
表示装置によりスクロール表示するようにしたものであ
る。従って、過去の所定の時点におけるエコー信号映像
をCRT表示部に時間圧縮することなくスクロール表示す
ることが可能となり、エコー信号映像の細部に渡って現
在と過去の比較をすることが容易となるという利点を有
する。
また、画面分割およびスクロール表示により、現在の
エコー信号映像と過去のエコー信号映像を同時に画面上
に表示することも出来、さらに、両者の比較を容易なら
しめることが出来るという効果も生じる。
エコー信号映像と過去のエコー信号映像を同時に画面上
に表示することも出来、さらに、両者の比較を容易なら
しめることが出来るという効果も生じる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、例えば、網監視装置を用いる探査と魚群探知機を用
いる探査等の異なる2系統のエコー信号を同一の画面上
に表示するよう構成することにより魚群の入網状況を監
視し、さらには、破網等の事故を未然に防止して効率の
よい操業を行なえるようにする等、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能
なことは勿論である。
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、例えば、網監視装置を用いる探査と魚群探知機を用
いる探査等の異なる2系統のエコー信号を同一の画面上
に表示するよう構成することにより魚群の入網状況を監
視し、さらには、破網等の事故を未然に防止して効率の
よい操業を行なえるようにする等、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能
なことは勿論である。
第1図並びに第2図は従来技術に係る魚群探知機上の画
面表示の説明図、 第3図は本発明に係る魚群探知機の概略構成図、 第4図乃至第7図は第3図に示す魚群探知機のスクロー
ル表示作用の説明図である。 10……送信機、12……送受波器 14……受信機、16……A/D変換部 18……副記憶装置、20……CRT表示部 22……副記憶制御部、24……制御回路 26……主記憶装置、28……主記憶制御部 30……アドレスカウンタ、32……D/A変換部 34……同期信号発生回路 36……スクロール表示制御部 38……操作パネル
面表示の説明図、 第3図は本発明に係る魚群探知機の概略構成図、 第4図乃至第7図は第3図に示す魚群探知機のスクロー
ル表示作用の説明図である。 10……送信機、12……送受波器 14……受信機、16……A/D変換部 18……副記憶装置、20……CRT表示部 22……副記憶制御部、24……制御回路 26……主記憶装置、28……主記憶制御部 30……アドレスカウンタ、32……D/A変換部 34……同期信号発生回路 36……スクロール表示制御部 38……操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 孝美 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−115972(JP,A) 特開 昭62−133484(JP,A) 特開 昭62−267795(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】送受波器から超音波信号を送信すると共に
水中物体からのエコー信号を受信し該受信されたエコー
信号を映像データとして画面メモリに蓄積し該画面メモ
リから順次映像データを読み出して表示装置に表示する
魚群探知機において、前記表示装置における複数画面分
の映像データを蓄積し得る画面メモリと、前記画面メモ
リから順次所望のアドレス位置の映像データを読み出す
ためのアドレス手段を含むメモリ制御部と、前記アドレ
ス手段における前記画面メモリの読み出し開始アドレス
を任意に制御するスクロール制御部とを含み、前記表示
装置の表示画面を上下もしくは左右に分割し、分割され
た一方の表示画面に最新のエコー信号に基づく映像を表
示し、スクロール指令を受けた前記スクロール制御部に
より前記画面メモリ中の所望のアドレス位置から順次映
像データを1画面分読み出して、分割された他方の表示
画面に過去のエコー信号に基づく映像をスクロール表示
するように構成したことを特徴とする魚群探知機。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の魚群探知機に
おいて、画面メモリは二組からなり、該二組の画面メモ
リに同一または異なる映像データを記憶し、スクロール
はそれぞれの画面メモリの別々のアドレス範囲を同一表
示装置の上下または左右に表示してなる魚群探知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62312987A JP2567641B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 魚群探知機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62312987A JP2567641B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 魚群探知機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01152383A JPH01152383A (ja) | 1989-06-14 |
JP2567641B2 true JP2567641B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=18035873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62312987A Expired - Fee Related JP2567641B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 魚群探知機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567641B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017015645A (ja) * | 2015-07-06 | 2017-01-19 | 古野電気株式会社 | 魚群探知機、プログラムおよび魚群探知方法 |
US11802949B2 (en) | 2018-11-27 | 2023-10-31 | AquaFusion, Ltd. | Underwater information visualizing device |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2689008B2 (ja) * | 1990-03-26 | 1997-12-10 | 株式会社カイジョー | 界面測定装置 |
JP5234630B2 (ja) * | 2008-12-15 | 2013-07-10 | 古野電気株式会社 | 探知装置およびその表示制御方法 |
JP6338207B2 (ja) * | 2013-12-24 | 2018-06-06 | 公立大学法人公立はこだて未来大学 | 端末、魚群探知システム、魚群表示方法、魚群表示プログラム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62133484A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-16 | 日本電気株式会社 | 画像表示装置 |
JPS62150384A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-04 | 松下電器産業株式会社 | 画像スクロ−ル装置 |
JPS62267795A (ja) * | 1986-05-15 | 1987-11-20 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置 |
-
1987
- 1987-12-09 JP JP62312987A patent/JP2567641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017015645A (ja) * | 2015-07-06 | 2017-01-19 | 古野電気株式会社 | 魚群探知機、プログラムおよび魚群探知方法 |
US11802949B2 (en) | 2018-11-27 | 2023-10-31 | AquaFusion, Ltd. | Underwater information visualizing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01152383A (ja) | 1989-06-14 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |