JPH0432625Y2 - - Google Patents

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JPH0432625Y2
JPH0432625Y2 JP8869689U JP8869689U JPH0432625Y2 JP H0432625 Y2 JPH0432625 Y2 JP H0432625Y2 JP 8869689 U JP8869689 U JP 8869689U JP 8869689 U JP8869689 U JP 8869689U JP H0432625 Y2 JPH0432625 Y2 JP H0432625Y2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、指向性超音波パルスを用いて連続
的に水中探知することにより得られる受信信号を
一旦メモして、例えばCRT表示器上に経時的表
示する水中探知表示装置に関する。
この考案の目的とするところは、上記表示器一
画面が有する画素容量以上の容量を時間方向及び
深度方向に具備する上記メモと、更に海底深度、
探知レンジ深度を記憶する各メモを具備すること
により、 1 表示モードの切換えによる該切換前後におけ
る信号表示を同一基準(新たな表示モード)に
て表示し、又 2 上記受信信号用メモ内の所望部分のメモ内容
を上記表示モードに応じて適宜読出表示する水
中探知表示装置を提供する点にある。
ここで、この考案の説明上、表示モードとして
下記の3種類が挙げられる。
表示モード1…ある深度より所定距離までの区間
の受信信号の表示を行なう。
表示モード2…経済的表示において、最新表示情
報内の海底信号位置が表示器上の特定位置に
現われる。
表示モード3…海底信号が表示器上の特定位置に
現われる、所謂海底直線表示をいう。
先ず、この考案を要約すれば、第1図に示す受
信信号を記憶する記憶回路はn0(列)×m0(行)の
記憶容量を有し、上記受信信号の書込は最初(n0
−1)列目の乃0至乃(m0−1)行に対して行
なわれる。そして、順次新しい受信信号毎に(n0
−1)列目……1列目、0列目と実行される。従
つて、今、n′(≦n0−1)列目にn0回前の受信信
号を消去しつつ新たに書込が行なわれている時は
最も古い、すなわち(n0−1)回前の受信信号は
(n′−1)列目に記憶されている。又、海底深度
及び探知レンジ深度を記憶する記憶回路はn0(列)
×1(行)の記憶容量を有し、受信信号の記憶回
路と同様に深度及び探知レンジ深度の書込が行な
われている。
第2図はCRT画面上の表示画素の番地を示し
ており、時間方向にn(<n0)列、深度方向にm
(<m0)行の計n(列)×m(行)の画素容量を有
している。CRT上、最新の探知に基づく受信信
号は0列目の1乃至m行に順次表示され、最も古
い受信信号は(n−1)列目の1の乃至m行に順
次表示される如くなされている。そして、記憶回
路からCRTへの記憶読出は、通常最新情報の存
在するn′列目から順次(n′+1),(n′+2),…
…(n0−1),0,1,……(n′−1)列目と行
なわれる。
本実施例においては、上記通常表示の場合のみ
ならず、例えば経時方向に関してはn′列目乃至
(n′+k)列まで、深度方向に関してはm′行目乃
至(m′+l)行に記憶されている情報をCRT上
に読出させ、しかも表示モード2及び3の場合、
その機能上海底深度の変化に応じて上記行値
m′は各表示毎又は各表示列毎に異なる。すなわ
ち、本発明は出願人が先に出願した実用新案登録
出願(実願昭56−2034号)に係る考案に関係する
ものである。
特開昭56−53474号公報には、表示画面全体を
探知距離方向に上下させることができる超音波探
知表示装置が記載されている。これは、その目的
において、この考案の表示モード1に類似してい
る。しかし、構成および作用において、両者は異
なつている。
尚、列方向における探知回数と表示回数の比を
時間圧縮比K、すなわち、 K=探知回数/表示回数 とし、同様に行方向における距離圧縮比をLとす
る。
この考案の一つの特徴は、超音波パルスを水中
に繰り返し送波し、帰来反射波をm0行n0列分の
記憶容量を有する記憶回路の第1行乃至第m0
の対応する記憶番地に、且つ上記超音波パルスの
送波毎に書込列が順に変化する如く書込まれ、該
書込記憶内容の一部を読み出してm(<m0)行n
(<n0)列の画素で構成される表示器上に表示す
る如くなされた水中探知表示装置において、 上記表示器上の表示開始列に表示される受信信
号の獲得時の設定探知レンジ深度aを得、表示開
始前に出力する手段と、 上記表示器上の表示開始列に表示される受信信
号の獲得時の海底深度a/m0・Bを得、表示開
始前に出力する手段と、 上記表示器上に表示される各受信信号の獲得時
の各設定探知レンジ深度ayを得、当該受波信号
の列表示毎前に出力する手段と、 表示器上での表示距離巾bを出力する手段と、 表示器上の特定画素dm行目を選定する値dを
出力する手段と、 定周期のパルスを繰り返しm個計数し、ある瞬
間の出力計数値がxである計数手段とを具備して
成り、 上記各値に基づいて bm0/aym・x+(a/m0・B−db)×m0
ay を演算し、該演算結果を前記記憶回路の読出行番
地とすることにより、表示器上での表示開始列に
おける海底表示位置をdm行目の画素に固定する
ことである。
この考案の他の特徴は、超音波パルスを水中に
繰り返し送波し、帰来反射波をm0行n0列分の記
憶容量を有する記憶回路の第1行乃至第m0行に
対応する記憶番地に、且つ上記超音波パルスの送
波毎に書込列が順に変化する如く書込まれ、該書
込記憶内容の一部を読み出してm(<m0)行n
(<n0)列の画素で構成される表示器上に表示す
る如くなされた水中探知装置において、 上記表示器上に表示される各受信信号の獲得時
の各設定探知レンジ深度ayを得、当該受波信号
の列表示毎前に出力する手段と、 上記表示器上に表示される各受信信号の獲得時
の海底深度ay/m0・Byを得、当該受波信号の列
表示毎前に出力する手段と、 表示器上での表示距離巾bを出力する手段と、 表示器上での特定画素dm行目を選定する値d
を出力する手段と、 定周期のパルスを繰り返しm個計数し、ある瞬
間の出力計数値がxである計数手段とを具備して
成り、上記各値に基づいて、 bm0/aym・x+(ay/m0・By−d・b)×
m0/ay を演算し、該演算結果を前記記憶回路の読出行番
地とすることにより、表示器上での各表示列にお
ける海底表示位置をdm行目の画素に固定するこ
とである。
以下、図面を用いて本実施例を詳述する。第3
図において、1は超音波パルスを水中に送受波す
る送受波器である。上記送波は制御パルス発生回
路2より送出されるパルスに基づく送信トリガ発
生回路3からの送信トリガにより行なわれる。そ
して、受信信号は増幅回路4で増幅された後A−
D変換回路5を経て記憶回路6に記憶される。
ところで、上記制御パルス発生回路2は予め定
められた周期にてパルスを送出して上記送信トリ
ガ発生回路3へ導かれるとともにX軸カウンタ
7、Y軸カウンタ8及び後述するパルス発生回路
34に送入される。又、分周回路9は水中音速度
及び探知レンジ深度aにより後述の如く定めれた
周期で分周パルスを発生する。X軸カウンタ7は
上記分周パルスを加算計数し、該計数値が(m0
−1)になつた時計数動作を停止する。そして、
制御パルス発生回路2からの制御パルスにてリセ
ツトされ、その出力計数値を零とする如くなされ
ている。Y軸カウンタ8は制御パルス発生回路2
からの制御パルス毎に出力数値を1ずつ減算し、
該計数値が0になると次パルスで(n0−1)にセ
ツトされる如くなされている。上記両計数値が切
換回路10を介して記憶回路6に送入される結
果、上記A−D変換された受信信号は両計数値が
指定する番地に書込まれる。この時、X軸カウン
タ7及びY軸カウンタ8の計数値は各々記憶回路
6の深度及び時間方向の、更に後述する記憶回路
35,36の時間方向の書込位置を示す。従つ
て、X軸カウンタ7の計数値が0乃至(m0−1)
まで変化する間に記憶回路6には深度方向一列分
の受信信号が書込まれる。次に制御パルス発生回
路2からパルスが送出されるとY軸カウンタ8は
計数値を1だけ減算し、X軸カウンタ7は0乃至
(m0−1)の計数を行ない記憶回路6の深度方向
一列分の受信信号が書込まれる。同様に、上記パ
ルス信号が送出される毎に前述の動作を繰返すか
らY軸カウンタ8の計数値が(n0−1)から0ま
で変化する間に記憶回路6の全ての番地に受信情
報が書込まれる。
尚、11は水中音速の半分vとm0との積、す
なわちvm0なる周波数にてクロツクパルスを送出
するクロツクパルス発生回路である。又、12は
上記探知レンジ深度aに相当する信号を送出する
探知距離信号送出回路で、該探知レンジ深度は手
動により可変自在である。そして、上記分周回路
9は上記周波数vm0をa分周したvm0/aなる周
波数にて分周パルスを送出する如くなされてい
る。すなわち、上記周波数の逆数a/vm0なる周
期で分周パルスが送出され、該パルスがm0個送
出される時間はa/vであり、そして上記a/v
時間内における信号伝達距離はa/v×vとな
り、この結果深度方向0乃至m0番地分に深度a
までの受信信号がa/m0間隔で書込まれること
となる。記憶回路6,35及び36は書込読出制
御のための書込読出制御端を有し、該制御端への
入力レベルが高レベル期間は書込が行われ、低レ
ベル期間は読出が行われる。該書込と読出の切換
は番地指定用の切換スイツチ10及び37の切換
とも連動しており、更に書込速度に比して読出速
度が比較的高速であることに鑑みて、読出側の基
準クロツクパルス(後述するクロツクパルス発生
回路15より送出される)をNAND回路38で
レベル反転した反転クロツクパルスにより高速に
て書込読出切換がなされる。上記において、
NAND回路38を介入させた理由は後述するX
軸カウンタ14及びY軸カウンタ22のリセツト
信号によりなされるラツチ回路39乃至42のラ
ツチ動作と切換回路37の加算回路26の出力側
への接続のタイミングを一致させるためである。
尚、記憶回路35及び36における上記切換のた
めの回路として、例えばD型フリツプフロツプか
ら成るパルス発生回路43及び34が設けてあ
る。44は増幅回路4を通過した受信増幅信号内
より海底信号と魚群信号とのレベル差に着目し
て、例えばスライサー等により海底パルスを整形
抽出する海底判別回路である。パルス発生回路4
3は上記海底パルスによりセツトされ、その直後
に入力される前記反転クロツクパルスにより動作
して出力パルスを送出すると共に該出力パルスに
より回路がリセツトされ、従つて上記セツト後に
入力される最初の反転クロツクパルスのみにより
1個の出力パルスが送出され、他の期間は全て低
レベル状態にある。すなわち、海底信号の立上り
時点は該出力パルスの発生時点と見做される。そ
して、記憶回路35は上記出力パルスにより該パ
ルス印加期間書込状態とされ、更にこの期間切換
スイツチ10がY軸カウンタ8側に接続される結
果、Y軸カウンタ8により指定される書込列番地
にX軸カウンタ7からのその時点の計数値、例え
ばB(以後、海底深度対応値という。)を書込記憶
する。従つて、この時の海底深度はa/m0・B
となる。
同様に、パルス発生回路34は制御パルス発生
回路2からの制御パルス発生直後の反転クロツク
パルスにより1個の出力パルスが送出され、記憶
回路36の書込読出制御端に導かれる。すなわ
ち、該出力パルスは制御パルスが送波時点の基準
となることから送波時点と見做される。そして、
送波毎にY軸カウンタ8により指定される書込列
番地に探知レンジ深度aが書込記憶される。
このようにして、各記憶回路6,35及び36
に送波毎の受信信号、海底深度対応値及び探知レ
ンジ深度が記憶される。
次に、上記各記憶内容を読出し、CRT13へ
導く点に関して説明する。
14はクロツクパルス発生回路15からのクロ
ツクパルスを0乃至mまで計数し、垂直同期パル
ス発生回路16からの深度方向一掃引毎に送出さ
れる垂直同期パルスにより0にリセツトされるX
軸カウンタで、出力計数値は記憶回路6の記憶内
容を読出すための読出行番地の基本数値として作
用する。すなわち、読出行番地は減算回路20、
乗算回路17及び加算回路18により形成され
る。一方、22は上記垂直同期パルスを計数し、
出力計数値がnに一致すると0にリセツトする如
くなされたY軸カウンタで、出力計数値は記憶回
路6の記憶内容を読出するための読出列番地の基
本数値として作用する。すなわち、読出行番地は
乗算回路24、加算回路25,26により形成さ
れる。21及び23はCRT13上で縦方向掃引
させるための偏向信号を供給する垂直及び水平偏
向信号形成回路で、垂直同期パルスにより偏向用
三角波が生成される如くなされている。従つて、
CRT13上での掃引は、第2図において、先ず
0列目のX方向0乃至m行画素までの掃引が行な
われ、次に1列目のX方向0乃至m行までという
如く行われ、左端(n−1)列目が終了すると0
列目に復帰する如くして行なわれる。上記におい
て、縦方向掃引0乃至m行として、一方第2図
CRT13はX方向1乃至m行となつているが、
これは掃引の0行目は掃引のみ行なわれ信号表示
は行われないことを意味している。すなわち、加
算回路26により読出しされる記憶回路35及び
36の列番地の記憶内容B及びaをラツチしてラ
ツチ回路39乃至42に記憶し、更に該記憶内容
B及びaに基づいて表示モード2及び3における
場合の表示開始位置を設定する処理時間としてX
軸カウンタ14が計数値0を送出する時間を割り
当てる。又、X軸カウンタ14の出力計数値は減
算回路20により1だけ減算され、出力数値0,
1,2,3,……mはm,0,1,2,……m−
1の如き数値を送出することとなる。この結果、
上記連続して送出される数値m,0,1,2,…
…m−1の内、最初の一計数値(本実施例では
m)を送出する時間を除いた時間内に送出される
数値0,1,2,……m−1を0番地を有する記
憶回路の読出用基本数値として採用することが可
能となる。尚、上記最初の数値mの出力期間は前
記処理時間として割り当てられており、而してこ
の時間内は記憶回路6の番地指定を行なわないよ
うにしてCRT13の0行目画素への信号表示を
中止する必要がある。切換回路27はこの目的の
ために介在されたもので、X軸カウンタ14の出
力計数値が0の期間スイツチが開放される如くな
されている。
このように、X軸カウンタ14及びY軸カウン
タ22の出力計数値がCRT13上の深度方向
(行方向)及び時間方向(列方向)の画素位置に
対応する。そして、上記各計数値を基にして形成
される記憶回路6の読出番地X(x),Y(y)の
該形成手法により表示モード1乃至表示モード3
が得られる。各表示モードにおける関係は以下の
如くなる。
表示モード1 X(x)=b・m0/ay・mx+C・m0/ay …(1) Y(y)=Ky+yw+T 表示モード2 X(x)=b・m0/ay・mx +(a0/m0B0−d・b)×m0/ay …(2) Y(y)=Ky+yw+T 表示モード3 X(x)=b・m0/ay・mx +(ay/m0By−d・b)×m0/ay …(3) Y(y)=Ky+yw+T 但し、 K…時間圧縮比 x…減算回路20の出力数値 y…Y軸カウンタ22の出力数値 yw…Y軸カウンタ8の出力計数値 T…A−D変換回路28の出力値 a0…記憶回路36のY(0)列目の探知レンジ深
度 ay…記憶回路36のY(y)列目の探知レンジ深
度 B0…記憶回路35のY(0)列目の海底深度対応
値 By…記憶回路35のY(y)列目の海底深度対応
値 b…CRT13での表示距離巾 c…表示開始深度 d…CRT13での海底信号表示位置を示す値 (例えば、2m/3行目に海底信号を表示す
る場合はd=2/3である。) とする。
上記において、読出列番地Y(y)は全ての表
示モードで共通するから、先ずこれについて説明
する。乗算回路24に送入される可変設定値Kは
記憶回路6の記憶内容を何列置きに読出すかを決
定する値で、例えばK=2のときは1列おき、K
=3のときは2列おきの如くなり、通常はK=
1、すなわち各列毎に記憶内容を読出している。
又、例えば、K=1/2とは同列番地内容を2回
ずつ読出すことを意味する。従つて、今Y軸カウ
ンタ22の出力数値をyとすると、乗算回路24
の出力値はKyとなる。28は、例えば可変抵抗
器29の発生電圧をデジタル化した値Tに変換す
るA−D変換回路である。上記値Tは次の目的の
ために使用される。すなわち、探知情報の表示は
最新に受信された信号より順に行なわれるのが一
般的であるが、種々の目的により比較的古い受信
信号の再認識等を要する場合もあり、係る場合最
新の探知に比し何回か前の探知に基づく信号より
表示することにより上記目的は図れる。但し、本
実施例においては説明の便宜上、今T=Oとして
おく。従つて、加算回路25はKyを出力し、そ
して加算回路26でY軸カウンタ8の出力計数値
を加算されスイツチ10を経て記憶回路6に導か
れて読出番地の指定を行なう。この時、Y軸カウ
ンタ8の出力計数値をywとすると、読出番地Y
(y)はKy+yw、しかも書込速度に比し読出速
度が高速であることを考慮すれば、計数値がyw
の間にyの値は順次変化するから、例えばy=0
より開始すれば、読出し番地Y(y)はyw(=
n′),yw+K,yw+2K,……yw+(n−1)K
(=n′+k)の如くなる。すなわち、記憶内容の
読出は最も新しい受信信号より順次古い方向に
(K−1)列おきに行なわれることとなる。但し、
上記加算回路25はその出力数値Ky(+T)が
(n0−1)を越える時は出力値として(n0−1)
を送出するものとし且つCRT13上には、例え
ば何等表示されない如くなされており、同一信号
の二回目表示の防止を図つている。又、加算回路
26はその出力計数値yw+Ky(+T)が(n0
1)を越えた時はその値からn0を減算した値を送
出する如くなされている。
一方、読出行番地X(x)は表示モード毎に異
なる。以下、各表示モードにおける上記X(x)
に関し説明する。
表示モード1における読出行番地X(x) この場合、切換回路45は可変設定される表示
開始深度Cの送出側に接続される。さて、前述し
た如く切換回路37は反転クロツクパルスの低レ
ベル時に加算回路26の出力側に接続され、この
間記憶回路35及び36はその時の読出列番地Y
(y)が指定され、該番地Y(y)の記憶内容By
及びayがラツチ回路39の至42に読出されて
いる。ラツチ回路41及び42に読出されている
記憶内容By,ayは垂直同期パルスにより列表示
毎にラツチされ、該回路内に記憶される。すなわ
ち、ラツチ回路39及び40は切換回路46によ
りラツチ回路39及び40は切換回路46により
ラツチ信号たる垂直同期パルスが遮断されるため
にラツチは実行されない。しかし、垂直同期パル
スによりY軸カウンタ22の出力計数値が0に一
致(リセツト)した時、すなわちCRT13掃引
の開始時は該リセツト信号による切換回路46の
切換わりにより、この時の読出列番地Y(0)の
番地の各記憶内容B0及びa0がラツチ回路39及
至42の全てにラツチされる。
ラツチ回路42より送出される探知レンジ深度
ayは演算回路19において、固定的な記憶回路
6の行方向記憶容量m0、CRT13の行方向表示
画素m及び可変設定される前記値b(CRT13で
の表示距離巾)に基づいて、距離圧縮比L、すな
わち L=b/m/ay/m0=bm0/aym が演算される。上記値Lは記憶回路6の記憶内容
を何行おきに読出すかを決定する値で、例えばL
=2の時は1行おき、L=3の時は、2行おきの
如くなり、通常はL=1、すなわち各行毎に記憶
内容を読出している。又、例えばL=1/2とは
同一行番地内容を2回ずつ読出すことを意味す
る。従つて、今減算回路20の出力数値xによ
り、乗算回路17の出力値はxbm0/aymとなる。
又、47は上記探知レンジ深度ayに基づいて
m0/ayを演算する演算回路、48は該演算値
m0/ayと切換回路45を介して送入される表示
開始深度Cを乗算して表示開始深度Cに相当する
行番地、すなわちCm0/ayを得る乗算回路であ
る。そして、上記両値は加算回路18にて加算さ
れ、この結果前記(1)式の読出行番地X(x)が得
られる。すなわち、CRT13の1行目(x=0
の時)に表示されるべき情報は深度Cに相当する
番地Cm0/ay(=m′;第1図参照)に記憶された
内容であり、2行目(x=1の時)にはCm0
ay+bm0/aymの番地の記憶内容が、そして最終
行m行目(x=m−1の時)にはCm0/ay+(m
−1)bm0/aym(=m′+l;第1図参照)の番
地の記憶内容が表示される如くなされている。
尚、係る場合の表示深度範囲は、上式を変形して Cm0/ay+(m−1)bm0/aym={C+b(m−
1)/m}m0/ayとなり、実際には0乃至C+
b(m−1)/mの範囲内の探知情報がCRT13
上に表示されることとなる。
表示モード2における読出行番地X(x) この場合、切換回路45は後述する減算回路5
4側に、又切換回路51は乗算回路49側に接続
される。ラツチ回路39及び40より読出される
列番地Y(0)の海底深度対応値B0及び探知レン
ジ深度a0は乗算回路49にてa0B0の如く乗算さ
れ、更に切換回路51を経て乗算回路52で値
1/m0と乗算されてa0B0/m0、すなわちa0
m0・B0を送出する。該値a0/m0・B0は列番地Y
(0)に書込記憶された受信信号中の海底信号の
深度を表わす。又、53は可変設定される前記値
b及びdを乗算してd・bを送出する乗算回路で
ある。ところで、記憶回路6の列番地Y(0)に
記憶された受信信号のCRT13上0列目への表
示において、該受信信号内の海底信号をd・m行
目の画素に表示せんとする場合、海底深度a0
m0・B0はC+d・bで表わされる。すなわち
CRT13の0列1行目画素の表示開始深度Cは
a0/m0・B0−d・bとなる。減算回路54はこ
の減算を実行するためのものである。上記におい
て、表示開始深度Cを用いずa0/m0・B0−d・
bを用いるのは、読出列番地Y(0)(=yw+T)
がywの変更毎、すなわち送波毎に1列ずつ移動
することによりその都度a0,B0も変化するとい
う従属変数的要因を含むからである。従つて、送
波繰り返し1周期間は前記表示開始深度は一定値
であるから、CRT13上での表示信号は全列共
a0/m0・B0−d・bの深度より表示されること
となる。尚、次周期送波によりa0・B0の値は変
化し、表示開始深度は変わることとなるが、
CRT13上での海底の表示される位置は常に0
行のdm画素目である。該減算結果は切換回路4
5を経て乗算回路48に導かれ、演算回路47よ
り導かれる演算結果m0/ayとにより(a0/m0
B0−d・b)×m0/ayなる乗算を実行される。
該乗算値は表示開始深度に相当する行番地を意味
する。そして、この乗算値と乗算回路17からの
前述した出力値xbm0/aymが加算回路18で加
算される結果、前記(2)式が得られる。
表示モード3における読出行番地X(x) この場合、切換回路45は減算回路54側に、
又切換回路51は乗算回路50側に接続される。
ラツチ回路41及び42より読出される列番地Y
(y)の海底深度対応値By及び探知レンジ深度ay
は乗算回路50にてayByの如く乗算され、更に
切換回路51を経て乗算回路52で値1/m0
乗算されてay/m0・Byを送出する。該値ay/
m0・Byは列番地Y(y)に書込記憶された受信
信号中の海底信号の深度を表わす。該深度は減算
回路54にて乗算回路53からの値d・bを減算
されて、ay/m0・By−d・bとなる。以下、前
述と同様に切換回路45、乗算回路48を経て加
算回路18に導かれる結果、該加算回路18から
は前記(3)式のX(x)が送出される。尚、(3)式2
項は表示開始深度は各表示列毎に異なるが、海底
深度は全列ともd・bm0/ay行目の画素に表示さ
れることを意味している。
このようにして各表示モードが行なわれる。
尚、通常加算回路26は前述した如く最深探知
情報からの表示を目的としてY軸カウンタ8の出
力計数値を加算しているが、逆に画像を固定する
ことも時として要求されるであろう。係る場合、
上記固定画像を得るには送信を停止するか、加算
回路26に一定値を入力すれば良い。スイツチ5
5及びこれと連動する切換回路56、ラツチ回路
57は上記目的達成のための回路例で、スイツチ
55を動かすことにより該スイツチ55からラツ
チ信号がラツチ回路57に送入され、この時のY
軸カウンタ8の出力計数値がラツチされる。更に
該ラツチ値(一定値)は切換回路56を経て加算
回路26に導かれる如くなされている。しかも、
上記の如く送波は継続していて各記憶回路6,3
5及び36は依然動いているから、スイツチ55
を解除すれば通常表示に復帰する。
さて、上記のようにして読出された記憶内容は
色変換回路30に送入される。該色変換回路30
は入力信号に対して予め定められた色が表示され
るように、例えばROM等で構成されており、三
原色のD−A変換回路31,32及び33に送入
される。D−A変換回路31乃至33でアナログ
信号に変換された各色信号はCRT13の赤、緑
青色の輝度端子へ各々導かれている。
このようにこの考案によれば、表示モード2に
おいては表示開始列の海底表示位置を固定化する
から、表示が実景的且つ静的(所謂、自動シフト
機能時の如く海底が移動しない)で、而して海底
付近の状況把握能力が一躍向上する。
又、表示モード3においては、ある表示列を境
に探知レンジ深度が変換されていても、海底直線
表示を達成し得る。
尚、本実施例では表示器としてCRTを用いた
が、LED、液晶等を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、書込、読出を説明するための記憶回
路の番地構成図である。第2図は、表示動作を説
明するためのCRTの画素構成図である。第3図
は、この考案の一実施例を示す回路図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 超音波パルスを水中に繰り返し送波し、帰来反
    射波をm0行n0列分の記憶容量を有する記憶回路
    の第1行乃至第m0行に対応する記憶番地に、且
    つ上記超音波パルスの送波毎に書込列が順に変化
    する如く書込まれ、該書込記憶内容の一部を読み
    出してm(<m0)行n(<n0)列の画素で構成さ
    れる表示器上に表示する如くなされた水中探知装
    置において、 上記表示器上に表示される各受信信号の獲得時
    の各設定探知レンジ深度ayを得、当該受波信号
    の列表示毎前に出力する手段と、 上記表示器上に表示される各受信信号の獲得時
    の海底深度ay/m0・Byを得、当該受波信号の列
    表示毎前に出力する手段と、 表示器上での表示距離巾bを出力する手段と、 表示器上での特定画素dm行目を選定する値d
    を出力する手段と、 定周期のパルスを繰り返しm個計数し、ある瞬
    間の出力計数値がxである計数手段とを具備して
    成り、上記各値に基づいて、 bm0/aym・x+(ay/m0・By−d・b)×
    m0/ay を演算し、該演算結果を前記記憶回路の読出行番
    地とすることにより、表示器上での各表示列にお
    ける海底表示位置をdm行目の画素に固定するこ
    とを特徴とする水中探知表示装置。
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