JP2567451Y2 - 乗物用座席 - Google Patents

乗物用座席

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JP2567451Y2
JP2567451Y2 JP1991056240U JP5624091U JP2567451Y2 JP 2567451 Y2 JP2567451 Y2 JP 2567451Y2 JP 1991056240 U JP1991056240 U JP 1991056240U JP 5624091 U JP5624091 U JP 5624091U JP 2567451 Y2 JP2567451 Y2 JP 2567451Y2
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治男 長縄
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天龍工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗物用座席において、
一人掛け用座席を必要に応じて二人掛け用座席として利
用できる座席に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、首都圏等の商業地の通勤時の電
車、バス等の乗物において、乗客が激増し、乗物内には
多数の二人掛け用座席が配設されているため、この二人
掛け用座席により乗物内の乗客スペースが減少され、着
座していない乗客の障害となり、このため通勤時に乗客
スペースを拡げることが要望されるようになってきてい
る。
【0003】前記の要望に応えるこの種の技術として、
例えば特公昭55−38126号公報に記載された一人
掛け用座席を必要に応じて二人掛け用座席として利用で
きる座席が知られている。
【0004】本例は、主座部を座席フレームの幅方向の
一側に回動自在に装着させ、この主座部と座席フレーム
との間の空間部に副座部を折り畳んで格納させてあり、
副座部は座席フレームの幅方向の他側に回動自在に装着
させてなるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来は、前記の通りで
あったため、座席を二人掛け用座席として使用する際、
主座部を座席フレームの幅方向の一側に回動させて引上
げ、主座部をこの状態のまま人手により支持すると共
に、座席フレームの内部から副座部を回動させて引出
し、座席フレームの他側に設置し、再び主座部を元の状
態に戻す作業が必要であり、副座部の引出し作業が煩雑
であることが問題となっていた。
【0006】本考案は、このような欠点に鑑み、構造を
簡易とし、かつ一人掛け用座席を二人掛け用座席に変換
させる作業が簡易である乗物用座席を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】本考案
乗物用座席は、一人掛用の背あて(以下断りのない限り
単に背あてと称する)を備えた主座部が水平方向に移動
自在に設けられ、主座部の移動方向の一端に、主座部側
に回動自在に副座部が設けられ、一人掛用の別の背あて
(以下断りのない限り単に別の背あてと称する)が副座
部の背面側であって、かつ主座部の背あてから一定の間
隔を隔てた背面側において主座部の背あてと並列状態に
設けられてなることを特徴とするものである。
【0008】
【0009】 二人掛け状態の椅子を一人掛け用として
使用する場合、 主座部12自体に一人掛用の背あて10
が備えられているから、副座部14を起立させ、主
座部12を副座部14側に移動させ、主座部12の一人
掛用の背あて10を別の背あて16に重ねる、という2
工程からなる作業工程により使用に供することができ
る。
【0010】 一人掛け状態の椅子を二人掛け用として
使用する場合主座部12自体に一人掛用の背あて10
が備えれれているから、主座部12を移動させて起立
した副座部14との間にスペースを形成し、そのスペ
ース内に副座部14を倒す、という2工程からなる作業
工程により使用に供することができる。
【0011】
【0012】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】図1〜図4に示すように、本考案に係る乗
物用座席は以下の構成からなるものである。
【0014】背あて10を備えた主座部12が水平方向
に移動自在に設けられている。本実施例の主座部12
は、後述の副座部14および別の背あて16が装着され
た座席フレーム18上に移動自在に設けられている。
して、一人掛用の別の背あて16が副座部14の背面側
であって、かつ主座部12の背あて10から一定の間隔
を隔てた背面側において主座部12の背あて10と並列
状態に設けられている(図1ないし図3、図5ないし図
12を参照)。
【0015】本実施例の主座部12の移動機構は、主座
褥12の裏面にスライドレール(図示略)が設けられ、
このスライドレールに対応する凸条20が座席フレーム
18に設けられ、凸条20とスライドレールとを嵌合さ
せ、主座部12が座席フレーム18に対して移動自在と
なり、座席フレーム18に装着された別の背あて16の
前方を主座部12に備えられた背あて10が移動し、両
者の背あて10,16が互いに接触しないようにしてあ
る。
【0016】この際、主座部12の移動を容易にするた
め、座席フレーム18と主座部12とを弾撥力を有する
弾性体22を介して装着させてある。本実施例におい
て、主座部12と座席フレーム18とを弾性体22を介
して装着させてあるが、弾性体22に代えて、電動機
構、流体を利用した水圧機構、油圧機構等、他の移動機
構を利用することも可能である。
【0017】また、主座部12を移動させることにより
座席を二人掛け用として使用する際、二人掛け用座席に
変換させた位置にて主座部12を固定する固定手段が必
要である。
【0018】このため、主座部12の裏面に固定手段が
設けられている。本実施例の固定手段は、主座部12側
の突起24と、座席フレーム12側の固定孔26とによ
るものであるが、公知の固定手段により容易に実施でき
るものであれば、特に限定されるものではない。
【0019】座席フレーム18の主座部12の移動方向
の一端に、主座部12側に回動自在に副座部14が設け
られ、座席フレーム18の副座部14の背面側に別の背
あて16が設けられている。
【0020】 本実施例の副座部14は、座席を一人掛
け用として使用する場合には肘かけとして使用される。
また、副座部14の座席フレーム18に対する回動機構
は蝶番を使用してもよく、副座部14を座席フレーム1
8の一端に軸着させてもよく、電動により副座部14を
且動させてもよく、特に限定されることはない。
【0021】なお、図中28は主座部12側の肘かけ、
30は操作レバー、32は脚を示す。
【0022】本実施例は、図5および図6に示すよう
に、一人掛け用座席として使用する際、副座部14が背
あて16と同一線状に位置し、二人掛け用座席として使
用する際、主座部12と副座部14とが段違いに配設さ
れるものである。
【0023】また、図7および図8に別の実施例が示し
てあり、本例は一人掛け用座席として使用する際、副座
部14が背あて16より外方に位置し、二人掛け用座席
として使用する際、主座部12と副座部14とが段違い
に配設されるものである。
【0024】また、図9および図10に別の実施例が示
してあり、本例は一人掛け用座席として使用する際、副
座部14が背あて16と同一線状に位置し、二人掛け用
座席として使用する際、主座部12と副座部14とが平
行に配設されるものである。
【0025】また、図11および図12に別の実施例が
示してあり、本例は一人掛け用座席として使用する際、
副座部14が背あて16より外方に位置し、二人掛け用
座席として使用する際、主座部12と副座部14とが平
行に配設されるものである。
【0026】また、本考案は乗物用座席に係るものであ
るが、通常の椅子にも利用できることは自明のことであ
る。
【0027】
【考案の効果】本考案の乗物用座席は、一人掛用の背あ
てを備えた主座部が水平方向に移動自在に設けられ、主
座部の移動方向の一端に、主座部側に回動自在に副座部
が設けられ、一人掛用の別の背あてが副座部の背面側で
あって、かつ主座部の背あてから一定の間隔を隔てた背
面側において主座部の背あてと並列状態に設けられてな
るものであるから、以下の作用効果を奏する。 (1)二人掛け状態の座席を一人掛け用として使用する
場合、主座部自体に一人 掛用の背あてが備えられている
から、副座部を起立させ、主座部を副座部側に移動
させ、主座部の一人掛用の背あてを別の背あてに重ね
る、という2工程からなる作業工程により使用に供する
ことができる。 一人掛け状態の座席を二人掛け用として
使用する場合、主座席自体に一人掛用の背あてが備えら
れているから、主座部を移動させて起立した副座部と
の間にスペースを形成し、そのスペース内に副座部を
倒す、という2工程からなる作業工程により使用に供す
ることができる。 したがって、一人掛け用、二人掛け用
の座席として使用する場合、変換作業に煩雑さがない利
点を有する。 (2)主座部自体に一人掛け用の背あてが備えられてい
るから、一人掛け用の格納手段を必要にしないことのほ
か、美観上の問題がなく、背あての格納手段を必要とし
ないから、使用上の邪魔になるものがない(3)一人掛け用として使用する場合、主座部の背あて
と副座部側の背あてが二重になるため、背あてのクッシ
ョン性の向上化を図ることができる。 (4)二人掛け用として使用する場合、二人の使用者の
着座時に主座部に背あてと副座部側の背あてが同一面で
なく段差を生じているから、利用者相互の肩などの身体
が触れることがないので不愉快な違和感を生ずることも
ない。
【0028】また、二人掛け用座席に変換させる作業
中、副座部および主座部を人手により支持しながら行う
必要が全くない。
【0029】また、一人掛け用座席として使用する際、
主座部の移動方向の一端に回動自在に装着された副座部
は肘かけとして利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る乗物用座席を一人掛け用座席とし
て使用する場合の斜視図。
【図2】本考案に係る乗物用座席を二人掛け用座席とし
て使用する場合の変換工程を示す斜視図。
【図3】本考案に係る乗物用座席を二人掛け用座席とし
て使用する場合の斜視図。
【図4】本考案に係る乗物用座席を二人掛け用座席とし
て使用する場合の一部破断正面図。
【図5】本考案に係る乗物用座席を一人掛け用座席とし
て使用する場合の平面図。
【図6】本考案に係る乗物用座席を二人掛け用座席とし
て使用する場合の平面図。
【図7】別の実施例の乗物用座席を一人掛け用座席とし
て使用する場合の平面図。
【図8】同、乗物用座席を二人掛け用座席として使用す
る場合の平面図。
【図9】別の実施例の乗物用座席を一人掛け用座席とし
て使用する場合の平面図。
【図10】同、乗物用座席を二人掛け用座席として使用
する場合の平面図。
【図11】別の実施例の乗物用座席を一人掛け用座席と
して使用する場合の平面図。
【図12】同、乗物用座席を二人掛け用座席として使用
する場合の平面図。
【符号の説明】
10 背あて 12 主座部 14 副座部 16 背あて 18 座席フレーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一人掛用の背あて10を備えた主座部1
    2が水平方向に移動自在に設けられ、主座部12の移動
    方向の一端に、主座部12側に回動自在に副座部14が
    設けられ、一人掛用の別の背あて16が副座部14の背
    面側であって、かつ主座部12の背あて10から一定の
    間隔を隔てた背面側において主座部12の背あて10と
    並列状態に設けられてなることを特徴とする乗物用座
    席。
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