JP6593906B1 - 椅子 - Google Patents
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Abstract
Description
この段ボール製の伸縮ベンチは、病院、介護施設、学校、役所などの公共機関、ホテル、駅及び避難所を含む公共施設(以下、公共施設等という)の待合室などに設置されることを想定していて、利用者が増えた場合にベンチの幅を拡張してより多くの人が着座できるようにしている。
しかし、上記の段ボール製の伸縮ベンチは、未だ外観としては段ボールの域を出ておらず、近年の公共施設等の内装デザインには合致しないことがあるなどの問題がある。
前記空間部内に配置され、二つの前記第一の脚の間に架設して前記第一の座台の下面又は前記第一の脚に固定されたガイドレールと、前記第二の椅子に固定されて前記ガイドレールに案内されながら移動するスライダとを有する前記ガイドとを有することを特徴とする。
この構成によれば、通常は前記第一の椅子を椅子として使用し、混雑時などに前記第二の椅子を前記第一の椅子から引き出すことで、より多くの人が椅子を利用して座ることが可能になる。
車輪などの摩擦低減手段を設けることで、高齢者や幼児であっても引き出しが容易になる。摩擦低減手段を用いることで前記第二の椅子の使用中に前記第二の椅子が動き易くなって不安定になるというおそれがあるが、請求項3に記載するようなストッパを設けることで、前記第二の椅子を安定的に使用することができる。
請求項4に記載するように、前記第二の椅子を左右分割とし、左右に分割して引き出せるようにしてもよい。
このように構成すれば、前記第一の椅子の座面と前記第二の椅子の座面を同じ高さとすることができる。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の椅子の第一の実施形態にかかり、(a)は第二の椅子を第一の椅子に収納した状態を示す斜視図、(b)は第一の椅子から第二の椅子を引き出した状態を示す斜視図、(c)はスライドガイドの断面図で、(i)は位置決めロック前の状態、(ii)は位置決めロック後の状態を示している。
第一の実施形態の椅子1は、人が座る座台110と、この座台110を支持する四本の脚111と、座台110に立設された背もたれ112とを備えた第一の椅子11と、この第一の椅子11の座台110の下に収容される第二の椅子12とを有している。
第二の椅子12の移動を案内することができるのであれば、スライドガイド13の構成及び形態は問わないが、この実施形態では、図1(b)に示すように、座台110の下面に設けられ、座台110又は脚111に取り付けられたガイドレール131と、このガイドレール131に進退移動自在に嵌装された棒状のスライダ132とを有する。
混雑時などにより多くの人が椅子1を利用できるようにするには、第一の椅子11の下から第二の椅子12を横方向に引き出せばよい。ガイドレール131に案内されながらスライダ132が移動することで、第二の椅子12を第一の椅子11に対してスムースに引き出すことができ、凸体134が孔131aに嵌り込むことで、第一の椅子11に対する第二の椅子12の引き出し位置が決定される。
また、凸体134の作用によって第二の椅子12に人が座っても、第二の椅子12が容易に移動しない。そして、凸体134による規制を解除することで、第二の椅子12を第一の椅子11の下に収容することが可能になる。
図2は、本発明の椅子の第二の実施形態にかかり、(a)は第二の椅子を第一の椅子に収納した状態を示す斜視図、(b)は第一の椅子から第二の椅子を引き出した状態を示す斜視図、(c)は第一の椅子の座台収容部に副背もたれを倒して嵌め込んだ状態を示す斜視図である。
この実施形態においては、座台210の底面から突出する前端縁及び後端縁の少なくとも一方がスライドガイド23として形成されている。スライドガイド23の構成は第一の実施形態のスライドガイド13と同じとしてもよい。
混雑時などにより多くの人が椅子2を利用できるようにするには、第一の椅子21から第二の椅子22を横方向に引き出せばよい。スライドガイド23又は座台210の前端縁と後端縁とに案内されることで、第二の椅子22を第一の椅子11に対してスムースに引き出すことができる。第二の椅子22の引き出し位置の決定及び移動の規制は、第一の実施形態と同様の凸体134と孔131aとをスライドガイド23に設けるか、座台210の前端縁及び/又は後端縁に設ければよい。
図3は、第二の実施形態の応用例にかかる椅子の斜視図である。この応用例では、第二の実施形態の変形例で、椅子2′は第二の実施形態の椅子2にさらに第三の椅子23を設けたものである。図3は、第一の椅子21から第二の椅子22′及び第三の椅子23を引き出した状態を示している。図3において、第二の実施形態の椅子2と同じ部分・同じ部材には同じ符号を付して、以下では詳細な説明は省略する。
図4は、本発明の椅子の第三の実施形態にかかり、(a)は第二の椅子及び第三の椅子を第一の椅子に収納した状態を示す斜視図、(b)は第一の椅子から第二の椅子及び第三の椅子を左右に引き出した状態を示す斜視図である。
この実施形態の椅子3は、座台310とこの座台310の四隅近傍に設けられた四本の脚311と、座台310から立設された背もたれ312と、この背もたれ312の前面に配置され、座台310側に回動させることが可能な副背もたれ312aとを有する第一の椅子31と、座台320と、この座台320の一方側の二隅の近傍に配置された二本の脚321とを有し、第一の椅子31に対して左方向に引き出される第二の椅子32と、座台330と、この座台330の一方側の二隅の近傍に配置された二本の脚331とを有し、第一の椅子31に対して右方向に引き出される第三の椅子33とを有している。
この実施形態の椅子3においては、通常は第一の椅子31と一体になった状態で第二の椅子32及び第三の椅子33が収容されていて、第二の椅子32の座台320及び第三の椅子33の座台330が第一の椅子21の座台210の一部を構成している。
例えば、上記した第一の実施形態〜第三の実施形態は、それぞれ単独で実施することが可能であるが、図3に示した第二の実施形態の応用例の椅子2′において、第三の椅子23の代わりに第一の実施形態の第二の椅子12を用いるなど、適宜に組み合わせることも可能である。
また、背もたれ112,212,312は特に設けなくてもよく、この場合、副背もたれ212a,312aは別に準備しておき、例えば椅子2,2′,3に設けたポケットに収容するなどするとよい。
また、図2〜4に示した第二の実施形態の椅子2,その応用例の椅子2′及び第三の実施形態の椅子3においては、第一の椅子21,31の座台210,310は、座台収容部210aの底面から突出する前端縁及び後端縁を有しているが、前記前端縁を無くし、第二の椅子22,32の前端縁を第一の椅子21,31の前端縁と合わせることで、第二の椅子22,32を引き出したときに前端縁が直線状に揃った見栄えのよい椅子2,2′,3を得ることができるようなる。
また、図1〜4に示した実施形態では、第二の椅子12,22,22′,32は第一の椅子11,21,31から直線的に左右方向に引き出されるものとして説明しているが、スライドガイドの取付角度を変えたり、湾曲状にしたりすることで、斜め方向や曲線状に引き出されるようにしてもよい。
11、21,31 第一の椅子
110,210,310 座台
210a 座台収容部
111,211,311 脚
112,212,312 背もたれ
212a,312a 副背もたれ
12、22,32 第二の椅子
120,220,321 座台
121,221,321 脚
13,23 スライドガイド
131 ガイドレール
132 スライダ
133 ばね
134 凸対
23、33 第三の椅子
230,330 座台
231,331 脚
Claims (4)
- 第一の座台及びこれを支持する第一の脚を有する第一の椅子と、前記第一の椅子に収納される第二の座台及びこの第二の座台を支持する第二の脚とを有する第二の椅子と、前記第二の椅子を引き出し方向に案内するガイドとを備え、
前記第一の座台下方の前記第一の脚の間に形成され、前記第二の椅子を引き出す際に前記第二の椅子と前記第一の脚とが干渉しないように前記第一の脚を配置することで形成された前記第二の椅子を収容するための空間部と、
前記空間部内に配置され、二つの前記第一の脚の間に架設して前記第一の座台の下面又は前記第一の脚に固定されたガイドレールと、前記第二の椅子に固定されて前記ガイドレールに案内されながら移動するスライダとを有する前記ガイドと、
を有することを特徴とする椅子。 - 前記第二の脚に、床面との摩擦を低減して前記第二の椅子を引き出しやすくする摩擦低減手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の椅子。
- 所定の引き出し位置で前記第二の椅子が移動しないように規制するストッパを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の椅子。
- 前記第二の椅子を左右両方向に引き出せるように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の椅子。
Priority Applications (1)
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JP2019076742A JP6593906B1 (ja) | 2019-04-15 | 2019-04-15 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019076742A JP6593906B1 (ja) | 2019-04-15 | 2019-04-15 | 椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2019076742A Active JP6593906B1 (ja) | 2019-04-15 | 2019-04-15 | 椅子 |
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