JP2009131357A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】両側の椅子が邪魔になることがなく、掛けやすい椅子を提供すること。
【解決手段】床に固定された脚体12上に天板13を支持してなる机10に対して、床に固定されたベース5と、該ベース5から延びる脚支柱4と、該脚支柱4上に設けられた着座部Cとからなり、前記机10に対して移動が制限されるように配置されてなる椅子1であって、前記椅子1の着座部Cが座部2と背部3とからなり、前記着座部Cの内の座部2を、前記脚支柱4に対して回動不能に取り付け、前記着座部Cの内の背部3を、前記座部2に対して左右方向に相対回動可能に取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は椅子に係り、特に床に固定された脚体上に天板を支持してなる机に対して、床に固定されたベースから延びる脚支柱上に設けられた着座部とからなり、前記机に対して移動が制限されるように配置されてなる椅子に関する。
従来、図10に示されるような学校等に配置される教室用の椅子01は、床Gに固定された脚体03に天板04を支持してなる机02の前後方向に適宜の間隔を置いて複数配置され、かつ椅子01が机02の各々の後方に配置されるものが多い。これらの椅子01は、床Gに固定されたベースから延びる脚支柱上に設けられた着座部とからなり、前記机02に対して移動が制限されるように配置されてなる椅子が殆どである。
そのため、机02に対して椅子01の移動が制限されるような配置の場合において、人が椅子の後方を容易に通過できるようにした技術として、特許文献1に示されるように、椅子の使用時には、着座部を机の後方の一定位置に移動して着座し、椅子の不使用時には、着座部を使用位置から前方に移動して、着座部の内の座部を机の天板の下方に収容できるものがある。
特開2002−34698号公報
上記のような学校等に配置され使用される椅子において、特に図11に示されるように机に対して3席以上が並んだ椅子における中央側の椅子では、座ろうとする椅子の両側の椅子が使用されていた場合、左右の椅子の特に背部が干渉することにより邪魔となり、人Hが椅子に掛けにくいという問題点がある。この現象は、座ろうとする椅子の両側の椅子が使用されていた場合、特に顕著なものとなる。また会議室用机に対して椅子が床に固定され、特に椅子の後方に机が存在しない場合においても、左右の椅子が邪魔となり、椅子に掛けにくいという問題点がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、特に机に対して3席以上が並んだ椅子における中央側の椅子で、座ろうとする椅子の両側が使用されていた場合であっても、左右の椅子が邪魔になることがなく、掛けやすい椅子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の椅子は、床に固定された脚体上に天板を支持してなる机に対して、床に固定されたベースと、該ベースから延びる脚支柱と、該脚支柱上に設けられた着座部とからなり、前記机に対して移動が制限されるように配置されてなる椅子であって、前記椅子の着座部が座部と背部とからなり、前記着座部の内の座部が、前記脚支柱に対して回動不能に取り付けられるとともに、前記着座部の内の背部が、前記座部に対して左右方向に相対回動可能に取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、座部に対して背部のみを左右方向のいずれかに回動させることが出来るため、隣り合う椅子の特に背部が干渉することがなく、学校、会議室等に配置され使用される椅子において、特に机に対して3席以上が並んだ椅子における中央側の椅子、すなわち両側が使用されている椅子に対して左右の椅子が邪魔になることがない。特に座部の回動が規制されているため、予め設定された座部間の寸法が狭くなることがない。
本発明の請求項2に記載の椅子は、請求項1に記載の椅子であって、
前記背部の回動範囲が、前記脚支柱に対して左右方向に所定角度に制限されていることを特徴としている。
この特徴によれば、前記背部の回り過ぎによる着座者への影響を最小限に出来る。
本発明の請求項3に記載の椅子は、請求項1または2に記載の椅子であって、
前記座部が、前記脚支柱に対して回動不能かつ左右方向に移動可動に取り付けられるとともに、前記背部の回動と連動して該背部と同方向に移動するように取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、着座部の内の背部を押してこの背部を回動させる際に、同方向に座部が移動するため、着座がより容易となる。
本発明の請求項4に記載の椅子は、請求項1ないし3のいずれかに記載の椅子であって、
前記背部が、前記座部の後方となる初期位置へと復帰する方向に弾性付勢されていることを特徴としている。
この特徴によれば、背部が弾性付勢により回動させた位置から座部の後方となる初期位置へと自動復帰するため、戻し忘れによって背部の位置がばらつくのを防止することができる。
本発明に係る椅子を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例1の椅子並びに机が配置された全体像を示す斜視図である。
本実施例の椅子1は、図1に示すように、人が出入り可能な所定間隔にて床に固定配置された横長の固定机10間に、3つの椅子1が等間隔にて床に固定配置されて使用される。
尚、以下の説明において、図1の紙面左側の方向を固定机10並びに椅子1の前方側、紙面右側の方向を後方側とし、紙面上側の方向を固定机10並びに椅子1の右側、紙面下側を固定机10並びに椅子1の左側として説明する。
本実施例に用いた固定机10は、図1に示すように、左右方向に延びる横長状の天板13と、床面上に立設され、天板13を支持する脚体12と、脚体12に取り付けた天板支持材18及び脚ベース体15と、天板支持材18の下方に取り付けられた教科書等を収納するための図示しない収納棚とで構成されている。
天板13は、天板支持材18と脚体12の上端面とで支持され、脚体12はその下端面と脚ベース体15により固定机10を安定的に立脚支持しており、脚ベース体15が固定ボルト16にて床に固定されることで、固定机10が床に安定的に固定されている。
また、脚体12は、固定机10の前方側に位置するように立設され、該脚体12の前方側面には幕板14が設けられることで、天板13の下方には、固定机10の後方側から進入が可能な空間が形成されており、該空間内に椅子1を収容可能とされている。
本実施例1の椅子1は、固定机10の後方側の所定位置に、着座する人が正しく着座できるとともに、中央に配置される椅子1が、隣接する椅子1との間隔が等間隔となるように床に固定されて設けられている。
椅子1は、図1に示すように、主に、着座者を支持する着座部Cと、着座部Cを前後方向に回動する脚支柱4と、床に固定され、脚支柱4を前後方向に回動自在に支持するベース5と、から主に構成されている。
ベース5は、金属板から成る板状の基部51と、脚支柱4の下方端部を被覆する樹脂製の蓋部52と、蓋部52内に内設されたバネ54等からなる付勢部材とからなり、床に基部51がネジ53により固定される。
基部51は、左右方向を向く軸棒を有し、この軸棒に脚支柱4が前後方向に回動可能に枢支されている。さらに、この軸棒周りには、一端を脚支柱4の前方の内周面に弾接させ、他端をベース5に弾接させることにより、脚支柱4をベース5に対して前方に付勢する図示しないバネ54が巻回されている。
これにより、図1に示すように、脚支柱4は通常、バネ54の弾発力により椅子1が前傾した状態、すなわち椅子1が固定机10の天板13下部の収容空間に収容される収容状態を維持しているが、着座者が着座しようとして椅子1をその弾発力に抗して後方へ押すと、着座部Cが後方の所定の着座位置まで回動して移動することで、着座者が着座できるようになり、着座者が離席した場合には、バネ54の弾発力により椅子1が前傾した収容状態に自動的に復帰するようになっている。尚、特に図示はしないが、ベース5内には、着座部Cが所定の着座位置に停止するようにするために脚支柱4の回動を規制する公知のストッパ機構が内蔵されている。
脚支柱4は、金属パイプからなり、この脚支柱4の内部は中空に形成されている。この脚支柱4の上端部には、図2並びに図3に示すように、人が着座する着座部Cを支持する金属製の基体30が、脚支柱4が上述した着座位置まで回動した際に基体30の上面がほぼ水平となるように、脚支柱4に対して所定角度を有して溶接されている。
尚、本実施例では、図2並びに図3に示すように、脚支柱4の上端には、前方方向に向けて補助支柱4’が分岐して設けられており、該補助支柱4’の上端面が基体30の前方側左右方向中央位置において溶接され、脚支柱4の上端部が、基体30の後方側左右方向中央位置において溶接されることで、基体30が補助支柱4’並びに脚支柱4によって堅固に支持されている。
本実施例の基体30は、図2並びに図3に示すように、側面視略コ字状に成形された矩形状の金属板であり、その前方隅部並びに後方隅部近傍位置には、金属製の固定プレート36、37を固定するためのネジ孔を有する耳部32a〜32dが設けられているとともに、前方側の左右方向中央位置には、基体30を貫通するように短尺の中空パイプを立設することで回動軸31が形成されている。
また、基体30の両内側壁には、パイプフレーム20を中央位置(初期位置)に付勢するための板バネ34が設けられているとともに、両内側壁の後方端部位置には、内側壁とパイプフレーム20との衝突を緩和する緩衝ゴム33が設けられている。
着座部Cは、人が座る座パネル2と、着座する人の背部を支持する背パネル3とから構成され、これら座パネル2と背パネル3とが基体30に取付けられている。
座パネル2は、4つのネジ孔42が穿設された略正方形状とされた合板にて形成されており、図2に示すように、左右方向にスライド自在とされ、前後方向に並列配置される2つのスライドレール38、39並びに固定プレート36、37を介して基体30に固定されており、基体30に対して左右方向にスライド可能とされている。
つまり、図4に示すように、固定プレート36、37がスライドレール38、39の下部レール38b、39bにネジ40にて固定され、座パネル2がスライドレール38、39の上部レール38a、39aにネジ41にて固定され、該固定プレート36、37が基体30の耳部32a〜32dにネジ35にて固定されることで、基体30と座パネル2との間にスライドレール38、39が介在して固定されることになり、基体30に対して座パネル2が、左右方向にスライド自在であって回動不能に固定されている。
尚、図中43は、座パネル2下面の後方中央位置に固設された、下方に突出する連動ピンである。
背パネル3は、背中の形状に合致するように、その中央部が後方に湾曲するとともに、上方に向けて徐々に後方に湾曲する形状とされた合板にて形成されており、背パネル3の背面下部両サイドに設けられた挿管部3’に、左右2本の金属製パイプから成るパイプフレーム20の直立部が挿入されてパイプフレーム20と一体化され、該パイプフレーム20を介して基体30に取付けられている。
パイプフレーム20は、図2に示すように、挿管部3’に挿入される直立部と、側面視コ字状とされた基体30の凹部内に挿通される水平部とから成り、該水平部には、平行する2本の金属製パイプを、凹部の幅寸法よりも狭い所定間隔にて連結する金属製の連結板22、24が設けられている。
パイプフレーム20の前方側に設けられた連結板24の中央部には、基体30の回動軸31に挿入可能とされた軸孔21が形成されており、該軸孔21を回動軸31に挿入し、前述した固定プレート36、37を耳部32a〜32dに固定することにより、パイプフレーム20が回動軸31から離脱することが固定プレート36、37に規制されることでパイプフレーム20が該回動軸31を中心にして左右方向に回動可能に固定される。
また、パイプフレーム20の後方側に設けられた連結板22の中央後方部には、長孔が穿設された後方に突出する連動係止部23が設けられており、図3に示すように、組み立てによって該連動係止部23の長孔に連動ピン43が挿通されることにより、パイプフレーム20の回動により横方向の動きが連動ピン43により座パネル2に伝達されることで、パイプフレーム20の回動に連動して座パネル2がスライド移動するようになっている。
尚、長孔は、図3に示すように、パイプフレーム20(背パネル3)が回動していない中央位置にあるときの連動ピン43が、長孔の前方端部位置に存在し、パイプフレーム20(背パネル3)が最大に回転(本実施例では約15度)した状態でも、長孔の後方端部位置に当接しないような大きさとすれば良い。
また、パイプフレーム20の回動は、前述した緩衝ゴム33にパイプフレーム20が当接することで、その回動角度が所定角度(本実施例では15度)以内に規制されるようになっており、このように、回転角度を規制することにより、パイプフレーム20と一体化されて回動する背パネル3と、該回動に伴ってスライドする座パネル2とが、過度の回転により衝突して破損する等の不都合が発生すること等を回避できるようになっている。
これら座パネル2と背パネル3(パイプフレーム20)とが連動する動きを図5の上面図を用いて説明すると、着座者が不在、或いは着座者が着座中においては、パイプフレーム20の左右に設けられた板バネ34により、パイプフレーム20が左右方向にほぼ等しく付勢されることにより、該パイプフレーム20と一体化されている背パネル3は、初期位置である中央位置に保持される。
着座者が、着席或いは離席する場合において、背パネル3を板バネ34の付勢に抗して回動させると、回動に伴って連動係止部23が移動し、該連動係止部23の長孔に係止されている連動ピン43により移動力が座パネル2に伝達されることにより、図5に示すように、座パネル2が回転角度に応じた距離L分だけ移動する。
つまり、図6に示すように、固定された椅子1が両側に存在し、両椅子1の背パネル3や座パネル2との距離が固定とされた場合であっても、着座や離席に際して、背パネル3を回動させることで、隣接する椅子1の背パネル3との間隔を通常よりも距離L2の部分、広げるとができ、背パネル3の高さ位置に相当する腰部(図1参照)を容易に進入或いは離脱させることができるとともに、座パネル2が背パネル3とともに回動しないように固定されていることで、隣接する椅子1の座パネル2との間隔が、座パネル2が回動してしまうことにより設定された所定間隔より狭くなることを解消しつつ、背パネル3を回動に連動して座パネル2が背パネル3の回動方向側にスライド移動することで、隣接する椅子1の座パネル2との間隔も距離Lの部分、広げることができ、これら座パネル2の高さ位置に相当する大腿部等を座パネル2にこすること等の回避でき、容易に着座または離席を行うことができる。
また、図6に示すように、両側の椅子1に人Hが着座している状況においては、背パネル3間や座パネル2間の距離ではなく、背パネル3と人Hとの間隔や、座パネル2と人Hとの間隔となる場合、特に座パネル2と人Hとの間隔が狭くなる場合が多く、更に着座が困難となり易いが、このような場合にあっても、本実施例の椅子1によれば、座パネル2が背パネル3とともに回動してしまうことにより、座パネル2と人Hとの間隔が著しく狭くなることを解消しつつ、座パネル2を背パネル3の回動方向にスライドさせて座パネル2と人Hとの間隔を広げること、並びに背パネル3と人Hとの間隔も広げることが可能となるので、これら両側の椅子1に人Hが着座している状況における着座や離席の困難性を低減でき、かけやすい椅子1を提供することができる。
尚、本実施例では、図1並びに図6に示すように、椅子1の後方に固定机10が存在し、後方からの椅子1へのアクセス、特に、中央に位置する椅子1へのアクセスが規制される場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図7に示すように、固定された会議テーブル40の1つの辺(曲率があっても良い)に3つ以上の椅子が並設されて固定される場合であっても、椅子1の背パネル3が回動するとともに、座パネル2が背パネル3とともに回動しないように固定され、且つ、座パネル2が背パネル3の回動方向にスライドすることで、隣接する椅子1の背パネル3間の距離と、隣接する椅子1の座パネル2間の距離とを、背パネル3を回動させることでW2並びにW1に広くできるので、両側に固定配置された椅子1が邪魔になることなく、容易に着座、離席ができるようになる。
次に、実施例2に係る椅子1’につき、図8を用いて説明する。なお、上記実施例1と同一構成であるものには同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8は、本実施例2の椅子1’の組立分解図であり、実施例1とベース5、脚支柱4、基体30の構成は同一とされており、実施例1の椅子1と同様に、椅子1’が脚支柱4の下端を回動中心として前後方向に回動可能とされ、且つ、前方方向に付勢されている。
また、本実施例2のパイプフレーム20も、実施例1と同一とされており、基体30に設けられた回動軸31を中心として、所定角度である約15度以内において回動可能とされている。
但し、図8に示すように、本実施例2の座パネル2’は、連動ピン43を有しておらず、固定プレート45、46とともに、ネジ孔47に挿通されたボルト48並びにナット49により、基体30の耳部32a〜32dに直接固定されており、基体30に対して回動もスライドも不能に設けられている。
つまり、本実施例2の椅子1’は、図9に示すように、着座者が不在、或いは着座者が着座中においては、パイプフレーム20の左右に設けられた板バネ34により、パイプフレーム20が左右方向にほぼ等しく付勢されることにより、該パイプフレーム20と一体化されている背パネル3は、初期位置である中央位置に保持される。
着座者が、着席或いは離席する場合において、背パネル3を板バネ34の付勢に抗して押すと、背パネル3が所定の回動角度内において回動する。
つまり、固定された椅子1’が両側に存在し、両椅子1’の背パネル3との距離が固定とされた場合であっても、座パネル2’が背パネル3とともに回動しないように固定されていることで、隣接する椅子1の座パネル2’との間隔が、座パネル2’が回動してしまうことにより設定された所定間隔より狭くなることが解消しつつ、着座や離席に際して、背パネル3を回動させることで、隣接する椅子1’の背パネル3との間隔を広いものにすることができ、背パネル3の高さ位置に相当する腰部(図1参照)を容易に進入或いは離脱させることができ、容易に着座または離席を行うことができる。
以上、前記各実施例によれば、座パネル2、2’(座部)に対して背パネル3(背部)のみを左右方向のいずれかに回動させることが出来るため、隣り合う椅子1、1’の特に背パネル3(背部)が干渉することがなく、学校、会議室等に配置され使用される椅子1、1’において、特に固定机10、40に対して3席以上が並んだ椅子1、1’における中央側の椅子1、1’に対して左右の椅子1、1’が邪魔になることがない。特に座パネル2、2’(座部)の回動が規制されているため、予め設定された座パネル2、2’(座部)間の寸法が、回動によって狭くなることがない。
また、前記各実施例によれば、背パネル3(背部)が過度に回り過ぎることにより、着座者が手等の身体の一部を、背パネル3(背部)と固定机10との間に挟んでしまう等の影響を解消したり、背パネル3(背部)と座パネル2、2’(座部)とが衝突することにより損傷する等の不都合の発生を最小限に出来る。
また、前記実施例1によれば、着座部Cの内の背パネル3(背部)を押してこの背パネル3(背部)を回動させる際に、同方向に座パネル2が移動するため、着座がより容易となる。
また、前記各実施例によれば、背パネル3(背部)が板バネ34の弾性付勢により回動させた位置から座パネル2、2’(座部)の後方となる初期位置(中央位置)へと自動復帰するため、戻し忘れによって背パネル3(背部)の位置がばらつくのを防止することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記各実施例では、ベース5を設けることで、椅子1、1’を脚支柱4の下端を中心として前後方向に回動可能としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら椅子1、1’が前後方向に回動することなく床に固定されたものであっても良い。
また、前記各実施例では、背パネル3の回動角度を、約15度としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、座パネル2の後方隅部の曲率を大きくし、座パネル2と背パネル3とが衝突しない形状として、背パネル3の回動角度を、より大きな角度としても良く、更には、背パネル3の回動角度を規制せずに、全周に亘って回動可能としても良い。
また、前記実施例1では、連動ピン43により座パネル2を背パネル3の回動方向に移動させることから、図6に示すように、座パネル2のスライド移動距離Lが、背パネル3の左右方向の水平移動距離L2よりも少ない形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、軸支点からの長さの異なるアームを用い、短い側のアームをパイプフレーム20に連結するとともに、長い側のアームを、該アームの移動方向を反転させる反転機構を介して座パネル2に固定することで、座パネル2のスライド移動距離LがL2と等しいか、或いはL2よりも大きなものとしても良いし、ギア比等を用いて、座パネル2のスライド移動距離LをL2と等しいかL2よりも大きくしても良い。
また、前記実施例1では、パイプフレーム20を板バネ34により付勢するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらパイプフレーム20をその他の付勢手段、例えば、コイルスプリングやエアダンパ等により形成しても良い。
本発明の実施例1の椅子並びに机が配置された全体像を示す斜視図である。 本発明の実施例1の椅子の組立分解図である。 図1の椅子の背面構成を示す斜視図である。 図2におけるA−A断面の構成を示す断面図である。 (a)、(b)は、図1の椅子の動作を示す上面図である。 本発明の実施例1の椅子並びに机の利用状態を示す図である。 その他の形態の椅子並びに机の利用状態を示す図である。 本発明の実施例2における椅子の組立分解図である。 (a)、(b)は、図8の椅子の動作を示す上面図である。を示す図である。 従来技術を示す側面図である。 従来技術を示す上面図である。
符号の説明
1、1’ 椅子
2、2’ 座パネル(座部)
3 背パネル(背部)
4 脚支柱
5 ベース
10 固定机
12 脚体
20 パイプフレーム
21 軸孔
23 連動係止部
30 基体
31 回動軸
33 緩衝ゴム
34 板バネ
38、39 スライドレール
43 連動ピン
45 固定プレート
C 着座部

Claims (4)

  1. 床に固定された脚体上に天板を支持してなる机に対して、床に固定されたベースと、該ベースから延びる脚支柱と、該脚支柱上に設けられた着座部とからなり、前記机に対して移動が制限されるように配置されてなる椅子であって、前記椅子の着座部が座部と背部とからなり、前記着座部の内の座部が、前記脚支柱に対して回動不能に取り付けられるとともに、前記着座部の内の背部が、前記座部に対して左右方向に相対回動可能に取り付けられていることを特徴とする椅子。
  2. 前記背部の回動範囲が、前記脚支柱に対して左右方向に所定角度に制限されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記座部が、前記脚支柱に対して回動不能かつ左右方向に移動可動に取り付けられるとともに、前記背部の回動と連動して該背部と同方向に移動するように取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
  4. 前記背部が、前記座部の後方となる初期位置へと復帰する方向に弾性付勢されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の椅子。
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