JP2567242Y2 - 保護回路ユニット - Google Patents

保護回路ユニット

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JP2567242Y2
JP2567242Y2 JP6207092U JP6207092U JP2567242Y2 JP 2567242 Y2 JP2567242 Y2 JP 2567242Y2 JP 6207092 U JP6207092 U JP 6207092U JP 6207092 U JP6207092 U JP 6207092U JP 2567242 Y2 JP2567242 Y2 JP 2567242Y2
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protection circuit
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は保護回路ユニットに関
し、特に混成集積回路等の電子回路の入力端子に接続す
る保護回路ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】電子回路、例えば混成集積回路等の入力
部には、過大な電流が流入して内部回路が破壊されるの
を防ぐための保護回路が設けられている。図6は、従来
の混成集積回路の入力部に設けられた保護回路部を示
す。図において、混成集積回路基板10の入力端子11
は、保護回路20を介して混成集積回路基板10の内部
回路(図示せず)に接続されている。保護回路20は、
直列に接続された2個のダイオード21及び22を含
み、ダイオード21のカソードは接点23に接続され、
アノードは接地電位(GND)に固定されている。一
方、ダイオード22のカソードは電源電位(Vcc)に
固定され、アノードは接点23に接続されている。入力
端子11は、接点23を経て、さらに例えば抵抗12を
経て混成集積回路基板10の内部回路に接続されてい
る。
【0003】上記構成において、通常の動作状態ではダ
イオード21及び22にはいずれも逆バイアスが掛かっ
ており、ダイオード21及び22のいずれにも電流は流
れない。ところが、入力端子11に異常な電圧が掛り、
接点23の電位が電源電位以上となった場合にはダイオ
ード22を介して電源電位に電流が流れ、接点23の電
位は電源電位以下となる。また、接地電位以下となった
場合にはダイオード21を介して接地電位から電流が流
れ、接点23の電位は接地電位以上となる。このように
して保護回路20は混成集積回路基板10の内部回路に
異常な電流が流れ込むのを防いでいる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような保護回路
は混成集積回路等の電子回路の入力部には必ず必要であ
り、回路を設計する際にはその領域を確保することが求
められる。保護回路そのものは比較的簡単な構成なの
で、1個の保護回路が占める面積はそれほど大きくはな
い。しかし、この保護回路は入力端子ごとに必要となる
ので、入力端子の数と同じ数の保護回路を設けなければ
ならず、入力端子が多くなればそれだけ保護回路の占め
る面積が大きくなる。また、この保護回路は電源電位と
接地電位の双方に接続する必要があるので、これらの配
線領域を確保しなければならないばかりでなく、その配
線の引回しも容易ではなかった。このように、保護回路
を設けるためにはそのものの占有面積のみならず配線領
域を確保し、且つその配線の引回しを考慮しなければな
らなかったので、これらが回路密度の向上を妨げる一因
ともなっていた。
【0005】そこで本考案は、電子回路の保護回路とし
て機能するとともに電子回路の集積密度の向上に寄与す
る保護回路ユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、電子回路の保
護回路を保護回路ユニットとして電子回路から独立させ
るとともに、この保護回路ユニットを、筒状導体部と、
カソードが前記筒状導体部に接続された第1のダイオー
ドと、アノードが前記筒状導体部に接続された第2のダ
イオードとによって構成することにより、上記課題を解
決した。
【0007】この保護回路ユニットは、前記筒状導体部
の外周部に絶縁体を設け、前記第1及び第2のダイオー
ドを封止するようにしてもよい。この場合、前記第1の
ダイオードのアノードに接続された第1の端子と、前記
第2のダイオードのカソードに接続された第2の端子と
を前記絶縁体の表面に設けるようにする。また、この場
合の筒状導体部は、前記絶縁体に設けた貫通孔の内壁に
導体をメッキして形成してもよい。さらに、このような
単体の保護回路ユニットを複数個一体化して設けて保護
回路ユニットアレイとしてもよい。
【0008】
【作用】本考案においては、前述のように電子回路から
独立した保護回路ユニットを電子回路の入力部に接続し
て電子回路の保護回路として機能する。具体的には、電
子回路の入力端子(リード)又はそれに接続固定したク
リップリードを保護回路ユニットの筒状導体部に挿入し
て固定するとともに電気的に接続させる。そして、第1
のダイオードのアノードと接続された第1の端子を接地
電位に固定し、第2のダイオードのカソードと接続され
た第2の端子を電源電位に固定する。これにより、電子
回路の入力端子は保護回路ユニット内の保護回路と接続
され、この電子回路はその回路内に保護回路を設けるこ
となく過大な電流の流入による回路の破壊から保護され
る。
【0009】この保護回路ユニットにおいて、前記筒状
導体部の外周部に前記第1及び第2のダイオードを封止
するように絶縁体を設け、前記第1のダイオードのアノ
ードに接続された第1の端子と、前記第2のダイオード
のカソードに接続された第2の端子とを前記絶縁体の表
面に形成した場合には、ダイオードを含む保護回路が絶
縁体によって被覆されるので、短絡や外部からの衝撃か
ら保護される。
【0010】また、このような構成とした場合、複数の
保護回路ユニットを1個のブロックの絶縁体中に形成す
ることも可能となる。すなわち、複数の保護回路ユニッ
トを並列に設けることによって保護回路ユニットアレイ
とすることもできる。この保護回路ユニットアレイに電
子回路基板の複数の入力端子又はクリップリードを挿入
して接続した場合には、保護回路ユニットアレイによっ
て電子回路基板を例えば立てた状態で支持固定させるこ
ともできる。これにより、電子回路基板を含む装置の実
装密度も向上する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は、内部を透視した本考案
の一実施例を示す斜視図である。図に示した保護回路ユ
ニット30は、中央部に貫通孔33が設けられた直方体
形状の絶縁体31を含み、その貫通孔33の内壁部に例
えば導体メッキを施してなる筒状導体部32が形成され
ている。絶縁体31は、例えば樹脂等のモールドが考え
られる。この絶縁体31の内部には、筒状導体部32を
介して直列に接続されたダイオード34及び36が封止
されている。ダイオード34のアノードは端子35に接
続され、カソードは筒状導体部32に接続されている。
ダイオード36のアノードは筒状導体部32に接続さ
れ、カソードは端子37に接続されている。
【0012】図2は、保護回路ユニット30を混成集積
回路基板10に取り付け、これをさらに親基板40に固
定する例を示す部分断面図である。図において、垂直に
立てられた混成集積回路基板10の端部にはクリップリ
ード13が嵌合して固定されている。このクリップリー
ド13は、混成集積回路基板10の端部に形成された入
力端子11と電気的に接続されている。
【0013】そしてクリップリード13は、保護回路ユ
ニット30の筒状導体部32に挿入され、混成集積回路
基板10の入力端子11と筒状導体部32とが電気的に
接続される。このようにクリップリード13が挿入され
た保護回路ユニット30は、筒状導体部32を貫通した
クリップリード13を親基板40のスルーホールを含む
出力端子41に挿入するようにして親基板40上に固定
されるとともに、クリップリード13を介して混成集積
回路基板10の入力端子11と親基板40の出力端子4
1とが接続される。また、保護回路ユニット30の端子
35は親基板40の接地電位配線42(GND)に、端
子37は親基板40の電源電位配線43(Vcc)に接
続される。
【0014】上記構成において、親基板40の出力端子
41から混成集積回路基板10の入力端子11へは、通
常の動作状態では接地電位と電源電位の間の電位レベル
の信号電位が供給される。この場合には、保護回路ユニ
ット30のダイオード34及び36のいずれにも電流が
流れない。しかし、上記範囲を超える電位が出力端子4
1から供給された場合には、ダイオード34又は36を
電流が流れ、混成集積回路基板10の入力端子11へは
過大な電流が流れない。このようにして混成集積回路基
板10の内部回路は過大な電流の流入から保護される。
【0015】混成集積回路基板10には通常は複数の入
力端子11があるので、各入力端子について上記のよう
に保護回路ユニット30を介してクリップリード13を
親基板40上に固定することにより、混成集積回路基板
10を図のように垂直に立てた状態で固定することがで
き、実装密度の向上にも寄与することができる。このよ
うに保護回路ユニット30を基板の固定部材としても利
用することができる。
【0016】図3は、図1に示した単体の保護回路ユニ
ット30を回路的に独立を保った状態で複数個並列に一
体化して設けて保護回路ユニットアレイ50を構成した
場合の一例を示す内部を透視した斜視図である。この保
護回路ユニットアレイ50は、直方体形状の絶縁体51
に、筒状導体部52a〜52eとその各々を介して直列
に接続されたダイオード対(54a,56a)〜(54
e,56e)及び端子対(55a,57a)〜(55e
〜57e)からなる5組のユニットが設けられている。
【0017】このようなアレイ構造とした場合には、複
数の保護回路を一つのユニットアレイで構成することが
でき、部品の簡素化をさらに促進する。また、一つのユ
ニットアレイで混成集積回路基板等を固定することもで
き、組立作業等も一層容易になる。
【0018】図4は、図3に示した保護回路ユニットア
レイ50と同様のアレイ構造を有する保護回路ユニット
アレイ60を示し、筒状導体部62a〜62eとその各
々を介して直列に接続されたダイオード対(64a,6
6a)〜(64e,66e)及び端子対(65a,67
a)〜(65e〜67e)からなる5組のユニットが設
けられている。ただし、図(b)に示すように、本実施
例では各保護回路ユニットは回路的に独立ではなく、ダ
イオード64a〜64eのアノードは円筒同導体部62
gに共通に接続され、ダイオード66a〜66eのカソ
ードは円筒同導体部62fに共通に接続されている。
【0019】この構成では、図4(a)に示すように、
混成集積回路基板10の各入力端子に接続されたクリッ
プリード13a〜13eを保護回路ユニットアレイ60
の筒状導体部62a〜62eに挿入するとともに、混成
集積回路基板10の電源電位に接続したクリップリード
13fを保護回路ユニットアレイ60の筒状導体部62
fに、同基板10の接地電位に接続したクリップリード
13gを同アレイ60の筒状導体部62gにそれぞれ挿
入することにより、保護回路ユニットアレイ60のダイ
オード64a〜64eのアノードは混成集積回路基板1
0の接地電位に接続され、ダイオード66a〜66eの
カソードは同基板10の電源電位に接続される。従っ
て、各ダイオードを親基板の電源電位又は接地電位にそ
れぞれ接続する必要がなくなるので、さらに組立等が容
易になる。
【0020】図5は、保護回路ユニットの他の例を示す
断面図である。この保護回路ユニット70は、図1に示
したものとほぼ同様の構成であり、絶縁体71の中央部
の貫通孔73の内壁に設けた筒状導体部72と、カソー
ドが筒状導体部72に接続されたダイオード74と、ア
ノードが筒状導体部72に接続されたダイオード76
と、ダイオード74のアノードに接続された端子75
と、ダイオード76のカソードに接続された端子77と
を有する。本実施例では、この構成にさらに例えば抵抗
78及び容量79を付加してあり、複合ユニットとして
利用することができるものである。
【0021】以上、本考案の実施例について詳細に説明
したが、上記実施例は一例に過ぎず、種々の変形が可能
であることは言うまでもない。例えば、筒状導体部の断
面は円に限らず、多角形などでもよく、更にメッキ膜で
はなく、円管を埋め込んでもよい。また、絶縁体の形状
も直方体以外の種々の形状が考えられし、このような絶
縁体にダイオード等を封止する代りに箱状のケースにこ
れらを収納するようにしてもよい。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、電
子回路を過大な電流から保護することができるとともに
電子回路の集積密度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部を透視した本考案の一実施例の保護回路ユ
ニット30を示す斜視図である。
【図2】混成集積回路基板10を図1に示した保護回路
ユニット30を介して親基板40に固定する例を示す部
分断面図である。
【図3】図1に示した単体の保護回路ユニット30を回
路的に独立を保った状態で複数個並列に一体化して設け
て保護回路ユニットアレイ50を構成した場合の一例を
示す内部を透視した斜視図である。
【図4】図1に示した単体の保護回路ユニット30を複
数個相互に接続して並列に一体化して設けて保護回路ユ
ニットアレイ60を構成した例を示し、(a)は保護回
路ユニットアレイ60を混成集積回路基板10に装着し
た場合を示す側面図、(b)は保護回路ユニットアレイ
60の回路構成図である。
【図5】保護回路ユニットの他の実施例を示す断面図で
ある。
【図6】従来の混成集積回路の入力部に設けられた保護
回路部を示す回路図である。
【符号の説明】
10 混成集積回路基板 11 入力端子 12,78 抵抗 13,13a〜13e クリップリード 20 保護回路 21,22,34,36,64a〜64e, 66a〜66e,74,76 ダイオード 23 接点 30,70 保護回路ユニット 31,51 絶縁体 32,52a〜52e,62a〜62g,72 筒状導
体部 33,73 貫通孔 35,37,55a〜55e,57a〜57e,75,
77 端子 50,60 保護回路ユニットアレイ 79 容量

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状導体部と、カソードが前記筒状導体
    部に接続された第1のダイオードと、アノードが前記筒
    状導体部に接続された第2のダイオードとを備えたこと
    を特徴とする保護回路ユニット。
  2. 【請求項2】 前記筒状導体部の外周部に前記第1及び
    第2のダイオードを封止する絶縁体を設け、前記第1の
    ダイオードのアノードに接続された第1の端子と前記第
    2のダイオードのカソードに接続された第2の端子とを
    前記絶縁体の表面部に形成してなる、請求項1に記載の
    保護回路ユニット。
  3. 【請求項3】 前記筒状導体部は前記絶縁体に設けた貫
    通孔の内壁にメッキ処理を施してなる導体メッキ膜であ
    る、請求項2に記載の保護回路ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の保護回路
    ユニットを複数個一体化して設けてなる保護回路ユニッ
    トアレイ。
JP6207092U 1992-08-11 1992-08-11 保護回路ユニット Expired - Lifetime JP2567242Y2 (ja)

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