JPH09180891A - 電子回路装置 - Google Patents
電子回路装置Info
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- JPH09180891A JPH09180891A JP33921295A JP33921295A JPH09180891A JP H09180891 A JPH09180891 A JP H09180891A JP 33921295 A JP33921295 A JP 33921295A JP 33921295 A JP33921295 A JP 33921295A JP H09180891 A JPH09180891 A JP H09180891A
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Abstract
電気が外部と電気的に接続されているコネクタ端子から
侵入してきた場合にも静電気の侵入を防止する。 【解決手段】 電子回路が形成された回路基板12がハ
ウジング14の上面14A上に配設されており、ハウジ
ング14はコネクタ端子ターミナル16を包み込む構造
となっている。回路基板12とコネクタ端子ターミナル
16とが、ボンディングワイヤ18により接続されてお
り、ヒートシンク20はアース線22により接地されて
いる。ターミナル36とヒートシンク20とで挟まれた
ハウジング14の部位14Cには、貫通孔40、42が
形成されており、ヒートシンク20とターミナル36と
の間の静電気に対する抵抗値が、ターミナル36と回路
基板12とを接続するボンディングワイヤ18の抵抗値
より小さくなっている。
Description
り、特に放熱手段を備えた電子回路装置に関する。
から保護する技術が知られており、その一例が実開平4
−54114号に記載されている。
材60をシート状の三層構造とし、第1層62と第3層
64の絶縁層の中間層66にアルミニウムの薄膜などの
導電性の良好な材料を配設し、その一端66Aにリード
線67を取り付けており、操作者が静電気を帯びた指で
操作部材60を操作すると、静電気の電位が低い場合
は、第1層62の絶縁性シートで絶縁し、静電気の電位
が高い場合には、中間層66の導電性の良好な材料とリ
ード線67を介して外部へアースするようになってい
る。
作スイッチ68等が取り付けられた回路基板69へ、外
部と電気的に接続されているコネクタ端子(図示省略)
から静電気が侵入してくる場合には、静電気の回路基板
69への侵入を防ぐことができなかった。
えば、図5に示される如く、回路基板70に設けれたコ
ネクタ端子72と、回路基板70に形成された電子回路
74とを結ぶ電源ライン76及び信号ライン78と、グ
ランドライン80との間に、それぞれツェナーダイオー
ド82及びコンデンサ84を接続し、コネクタ端子72
から電源ライン76及び信号ライン78を通って電子回
路74へ侵入しようとする静電気を、ツェナーダイオー
ド82とコンデンサ84を介してグランドライン80へ
逃がすようになっている。
な電子回路装置では、静電気対策のために、回路上、本
来必要としないツェナーダイオード82とコンデンサ8
4等の素子を回路基板70に追加する必要があり、コス
トアップの要因になる。
用の素子を追加することなく、静電気が外部と電気的に
接続されているコネクタ端子から侵入してきた場合に
も、静電気の侵入を防止することができる電子回路装置
を提供することを目的とする。
電子回路装置は、導電性の入力端子と、該入力端子を保
持する絶縁性の保持部材と、該保持部材を挟んで前記入
力端子と対向配置された導電性の放熱部材と、該保持部
材を挟んで、前記放熱手段と反対側に前記入力端子と対
向配置された絶縁性の回路基板と、該回路基板と前記入
力端子とを接続するボンディングワイヤと、を備え、前
記放熱手段と前記入力端子とで挟持された前記保持部材
の部位に、前記放熱手段と前記入力端子との間の静電気
に対する抵抗値を前記ボンディングワイヤの抵抗値より
下げる抵抗値低減部を形成したことを特徴としている。
その大部分が抵抗値低減部を介して導電性の放熱部材へ
流れ、ボンディングワイヤを介して回路基板へは殆ど流
れない。
子回路装置において、前記抵抗値低減部が貫通孔である
ことを特徴としている。
貫通孔を介して導電性の放熱部材へ流れ、ボンディング
ワイヤを介して回路基板へは、殆ど流れない。
態を図1〜図3に従って説明する。
路装置では、複数の電子素子10により構成された電子
回路が形成された回路基板12が、保持部材としてのハ
ウジング14の上面14A上に配設されている。ハウジ
ング14は絶縁性の高い樹脂で形成されており、入力端
子としてのコネクタ端子ターミナル16を包み込む構造
となっている。
等の導電性の良い材料で構成されており、電子回路への
電源や信号の入力経路になっている。また、回路基板1
2とコネクタ端子ターミナル16とが、ボンディングワ
イヤ18により接続されている。
材としてのヒートシンク20が当接しており、このヒー
トシンク20は、アルミニウムなどの導電性の良い材料
で構成されている。また、ヒートシンク20はアース線
22により接地されている。
面視で長方形状となっており、長手方向の一方の端部に
コネクタ部24が形成されており、このコネクタ部24
は、回路基板12を保持する基板保持部26と一体形成
されている。コネクタ部24からは、コネクタ端子ター
ミナル16を構成する4本のターミナル30、32、3
4、36が、略並行に基板保持部26へ延設されてい
る。
は、内側のコネクタ端子ターミナル32、34に比べ長
尺とされている。内側のコネクタ端子ターミナル32、
34の各先端部32A、34Aは狭幅とされており、回
路基板12の下方へ延設され回路基板12の略中央部に
達している。また、外側のコネクタ端子ターミナル3
0、36の中間部からは、回路基板12の略中央部に達
する狭幅とされた枝部30A、36Aが延設されてい
る。
コネクタ端子ターミナル36とで挟まれたハウジング1
4の部位14Cには、ヒートシンク20と外側のコネク
タ端子ターミナル36との間の静電気に対する抵抗値を
下げる抵抗値低減部としての貫通孔42、44が形成さ
れており、これらの貫通孔42、44内は、空間になっ
ている。
平面視で円形とされており、回路基板12とオーバーラ
ップする位置に配設されている。また、ヒートシンク2
0と他方の外側のコネクタ端子ターミナル30とで挟ま
れたハウジング14の部位にも、同様に、ヒートシンク
20とコネクタ端子ターミナル30との間の静電気に対
する抵抗値を下げる抵抗値低減部としての貫通孔46、
48が形成されている。
と、内側のコネクタ端子ターミナル34の先端部34A
の先端及び、外側のコネクタ端子ターミナル36の枝部
36Aの先端と、で挟まれたハウジング14の部位に
は、ヒートシンク20と各コネクタ端子ターミナル3
4、36との間の静電気に対する抵抗値を下げる抵抗値
低減部としての平面視で長方形の貫通孔50が形成され
ており、この貫通孔50内は空間になっている。また、
貫通孔50は、ハウジング14の幅方向(図2に矢印W
方向)を長手方向とする長方形となっている。同様に、
内側のコネクタ端子ターミナル32の先端部32Aの先
端及び、外側のコネクタ端子ターミナル30の枝部30
Aの先端と、で挟まれたハウジング14の部位には、ヒ
ートシンク20と各コネクタ端子ターミナル30、32
との間の静電気に対する抵抗値を下げる抵抗値低減部と
しての貫通孔50が形成されている。
子ターミナル30、32、34、36との間の静電気に
対する抵抗値が、各コネクタ端子ターミナル30、3
2、34、36と回路基板12とを接続するボンディン
グワイヤ18の抵抗値より小さくなっている。
2、34の各先端部32A、34A及び、外側のコネク
タ端子ターミナル30、36の各枝部30A、36Aの
真上となる部位には、回路基板12とボンディングワイ
ヤ18を接続するための、パッド52が配置されてい
る。
施形態の電子回路装置では、ヒートシンク20と各コネ
クタ端子ターミナル30、32、34、36との間の静
電気に対する抵抗値が、各コネクタ端子ターミナル3
0、32、34、36と回路基板12とを接続するボン
ディングワイヤ18の抵抗値より小さくなっているた
め、例えば、外側のコネクタ端子ターミナル36から侵
入した静電気は、図1に矢印で示される如く、その大部
分がヒートシンク20とコネクタ端子ターミナル36と
で挟まれたハウジング14の部位14Cに形成された、
貫通孔42、44、50を介して、導電性のヒートシン
ク20へ流れアース線22へ逃げる。このため、静電気
は、ボンディングワイヤ18を介して回路基板12へ
は、殆ど流れない。
0から侵入した静電気は、その大部分がヒートシンク2
0とコネクタ端子ターミナル30とで挟まれたハウジン
グ14の部位に形成された、貫通孔46、48、50を
介して、導電性のヒートシンク20へ流れアース線22
へ逃げる。このため、静電気は、ボンディングワイヤ1
8を介して回路基板12へは、殆ど流れない。また、内
側のコネクタ端子ターミナル32、34から侵入した静
電気は、その大部分がヒートシンク20とコネクタ端子
ターミナル30とで挟まれたハウジング14の部位に形
成された、貫通孔50を介して、導電性のヒートシンク
20へ流れアース線22へ逃げる。このため、静電気
は、ボンディングワイヤ18を介して回路基板12へ
は、殆ど流れない。
静電気対策用のコンデンサ等の素子を追加することな
く、静電気が外部と電気的に接続されているコネクタ端
子から侵入してきた場合にも、静電気の侵入を防止する
ことができる。
4、46、48、50であるため、加工が容易である。
12との接合は、通常ボンディングワイヤ18を回路基
板12に圧着し超音波振動を印加して接合するワイヤボ
ンディングという方法が用いられるが、良好な接合を行
うためには印加した超音波のエネルギーが土台から逃げ
ないようにしなければならない。
場合は厚みを増やして剛性を増し、超音波のエネルギー
が抜けないようにする必要があった。
では、図2に示される如く、パッド52(ボンディング
点)の下に剛性の高い、各コネクタ端子ターミナル3
0、32、34、36を配置したため、超音波のエネル
ギー抜けを軽減することができるので、良好な接合を損
なうこと無くハウジング14の樹脂厚を薄くすることが
でき、装置の小型軽量が可能となる。
端子ターミナル30、32、34、36とヒートシンク
20との距離を近づけることになり、これによっても、
静電気に対する抵抗をより小さくすることができる。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、抵抗値低減部として、
貫通孔42、44、46、48、50を形成したが、抵
抗値低減部は、貫通孔に代えて、スリット等の他の形状
としても良い。また、貫通孔内のヒートシンクとコネク
タ端子ターミナルとの対向する部位に放電用の突起をそ
れぞれ形成し、これらの放電用の突起によって、抵抗値
低減部の抵抗値を更に下げるようにしても良い。
は、導電性の入力端子と、入力端子を保持する絶縁性の
保持部材と、保持部材を挟んで入力端子と対向配置され
た導電性の放熱部材と、保持部材を挟んで、放熱手段と
反対側に入力端子と対向配置された絶縁性の回路基板
と、回路基板と入力端子とを接続するボンディングワイ
ヤと、を備え、放熱手段と入力端子とで挟持された保持
部材の部位に、放熱手段と入力端子との間の静電気に対
する抵抗値をボンディングワイヤの抵抗値より下げる抵
抗値低減部を形成したので、静電気対策用の素子を追加
することなく、静電気が外部と電気的に接続されている
コネクタ端子から侵入してきた場合にも、静電気の侵入
を防止することができるという優れた効果を有する。
子回路装置において、抵抗値低減部が貫通孔である構成
としたので、請求項1記載の効果に加えて、加工が容易
であるという優れた効果を有する。
図である。
図である。
回路図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 導電性の入力端子と、 該入力端子を保持する絶縁性の保持部材と、 該保持部材を挟んで前記入力端子と対向配置された導電
性の放熱部材と、 該保持部材を挟んで、前記放熱手段と反対側に前記入力
端子と対向配置された絶縁性の回路基板と、 該回路基板と前記入力端子とを接続するボンディングワ
イヤと、 を備え、 前記放熱手段と前記入力端子とで挟持された前記保持部
材の部位に、前記放熱手段と前記入力端子との間の静電
気に対する抵抗値を前記ボンディングワイヤの抵抗値よ
り下げる抵抗値低減部を形成したことを特徴とする電子
回路装置。 - 【請求項2】 前記抵抗値低減部が貫通孔であることを
特徴とする請求項1記載の電子回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33921295A JP3473236B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 電子回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33921295A JP3473236B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 電子回路装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09180891A true JPH09180891A (ja) | 1997-07-11 |
JP3473236B2 JP3473236B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=18325313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010048362A (ko) * | 1999-11-26 | 2001-06-15 | 박종섭 | 그라운드패턴을 이용한 피씨비 방열장치 |
JP2008098007A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Honda Motor Co Ltd | 導電部材締結構造 |
TWI422290B (zh) * | 2011-05-20 | 2014-01-01 | Unistars | 防靜電結構 |
JP5874844B2 (ja) * | 2012-12-14 | 2016-03-02 | 株式会社村田製作所 | ワイヤレス電力伝送システム |
CN112566346A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-03-26 | 湖南省益思迪科技有限公司 | 一种电子元器件防静电散热装置 |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP33921295A patent/JP3473236B2/ja not_active Expired - Fee Related
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TWI422290B (zh) * | 2011-05-20 | 2014-01-01 | Unistars | 防靜電結構 |
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CN112566346A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-03-26 | 湖南省益思迪科技有限公司 | 一种电子元器件防静电散热装置 |
CN112566346B (zh) * | 2020-12-24 | 2024-03-12 | 湖南省益思迪科技有限公司 | 一种电子元器件防静电散热装置 |
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