JP2008098007A - 導電部材締結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子台を介して複数の導電部材同士を電気的に接続するという、導電部材締結構造を採用しても、導電部材からの放熱性を高めることができる技術を提供する。
【解決手段】導電部材締結構造11では、締結部材(ボルト)42は、導電性を有した部材であり、端子台53は、非導電性樹脂からなるベース45と、このベース45に一体的に成形された導電性の固定部(ベースナット)41とからなり、ベース45から露出した固定部41の一端面56に締結孔(めねじ部)66が形成されている。一端面56は第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33と第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23が重なる面であり、固定部(ベースナット)41の他端面58は、電気絶縁性のシート46を介して金属製のヒートシンク48に締結されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の電気部品から外部へ延びている各導電部材を、端子台に取付ける導電部材締結構造に関する。
電気部品には、外部へ延びる、電線やバスバー等の導電部材を備えたものが多い。電気部品同士は、例えば、それぞれの導電部材を端子台を介して接続することによって、互いに電気的に接続される。端子台を介して導電部材同士を接続するので、導電部材同士の接続が比較的容易である。複数の導電部材を端子台を介して接続する技術としては、次の図22に示す従来の導電部材締結構造が知られている。
図22は、従来の導電部材締結構造を説明する断面図である。従来の導電部材締結構造201は、第1導電部材202と第2導電部材203とを端子台204に重ね合わせて、ボルト205で取付けるという、一般的な技術である。
第1導電部材202は、例えば電動モータから外部へ延びている電線(電気ケーブル)であり、端部に平板状の端子206を有する。第2導電部材203は、例えばパワードライブユニット(インバータを含む)から外部へ延びている、細長い平板状のバスバーである。パワードライブユニットは、電動モータを駆動制御する電気部品である。
端子台204は、非導電性樹脂からなるベース207と、このベース207にインサート成形された導電性の固定部208とからなる。固定部208の一端面209は、ベース207に埋設されているので、電気的に絶縁されている。固定部208の他端面211は、第1・第2導電部材202,203を重ねるためにベース207から露出した端面であり、ねじ孔212を有している。
固定部208の他端面211に端子206と第2導電部材203を重ね、その上から導電性のボルト205を貫通させて、ねじ孔212にねじ込むことによって、第1導電部材202と第2導電部材203とを電気的に接続するとともに、端子台204に取付けることができる。
ところで、電動モータやパワードライブユニットなどの電気部品は、発熱量が多い。電気部品の耐久性を高めるには、放熱することによって、電気部品の温度上昇を抑制することが好ましい。これに対し、複数の電気部品同士は、第1・第2導電部材202,203によって互いに接続されているので、第1・第2導電部材202,203に伝わった熱を、途中で放散させることが考えられる。
しかし、上記図22に示す端子台204は、放熱機能を有していないので、第1・第2導電部材202,203に伝わった熱を、ほとんど放散させることができない。また、高温側の電気部品、例えば、電動モータが発した熱は、第1・第2導電部材202,203を介して、他方の電気部品、例えばインバータに伝わってしまう。このような伝熱は極力抑制されることが好ましい。
このような課題を解決するには、端子台204に放熱機能を付加すればよい。そのためには、端子台204の下面213を、2点鎖線で示すヒートシンク214の上面に重ね合わせることが考えられる。
しかし、端子台204の下面213と固定部208の一端面209との間の、樹脂厚みBを余り小さくすることはできない。なぜなら、ベース207に固定部208をインサート成形するときに、金型のキャビテイ内における、溶融した樹脂の流動性などを十分に考慮した、樹脂厚みBとする必要がある。このようなことから、端子台204の下面213からヒートシンク214へ放熱する効果は、限定的にならざるを得ない。
なお、関連技術として、電気部品及び端子を備えた冷却ベースに、端子ケースを被せて、ねじ止めする技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−233482号公報
特許文献1の技術は、ねじ孔を有している金属製の部材を、樹脂製の端子ケースにインサート成形したというものである。ここで、ねじ孔を有した金属製の部材は、上記図22に示す固定部208に相当する。
この構成においても、ねじ孔を有した部材の底と、端子ケースの底との間に、一定の樹脂厚みを有する。従って、特許文献1の端子ケースも放熱機能を有していない。
一方、導電部材の一種である、バスバーの途中から放熱する技術として、次の図23に示す、従来のバスバー放熱構造が知られている。
図23は、従来のバスバー放熱構造を説明する断面図である。上記図22に示す構成と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
従来のバスバー放熱構造251は、ヒートシンク252の上に、電気絶縁性の下シート253、バスバー254、電気絶縁性の上シート255及び固定バンド256を、この順に重ねた上で、ヒートシンク252に固定バンド256をボルト止めしたという、一般的な技術である。バスバー254は、ヒートシンク252の上に重ねるために、その重ねる部分だけを、ヒートシンク252の位置に合わせてクランク状に折り曲げ成形し、放熱部257としたものである。
電気部品、例えば、電動モータからバスバー254に伝わった熱は、バスバー254の途中(放熱部257)から電気絶縁性の下シート253を介してヒートシンク252に伝わる。従って、バスバー254の途中から放熱することができる。
しかしながら、図23に示す従来のバスバー放熱構造251は、単に、バスバー254の途中から放熱する技術であって、従来のバスバー放熱構造では、バスバー254を固定する固定バンド256と上下2個の電気絶縁性のシート255、253を設ける必要があるので、部品数が多く、コストアップの要因となる。また、従来のバスバー放熱構造では、バスバー254のうち、ヒートシンク252の上に重ねる放熱部257を、折り曲げ成形する必要があり、コストアップの要因となる。しかも、バスバー254の途中に放熱部分を設ける分、余分なスペースが必要である。
さらには、導電部材を、図23に示すバスバー254ではなく、電線(電気ケーブル)で構成した場合には、図23に示す従来のバスバー放熱構造を採用することはできない。その場合には、電線の太さを大きくすることによって、電線の表面積(放熱面積)を増大させる等の配慮をすることになる。これでは、コストアップの要因になるとともに、余分なスペースが必要になる。
また、図23に示すバスバー放熱構造のように、バスバーの途中から放熱する技術は、他にも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−217736公報
特許文献2のバスバー放熱構造は、放熱プレートの上に、電気絶縁性のシートを介してバスバーを重ねた上で、放熱プレートにバスバーを電気絶縁性のねじで止めたというものである。
特許文献2の技術も、上記図23に示す従来のバスバー放熱構造と同様に、バスバーの途中から放熱するだけのために、新たな部品が必要である。このため、部品数が多く、コストアップの要因となる。しかも、バスバーの途中に放熱部分を設ける分、余分なスペースが必要である。
本発明は、端子台を介して複数の導電部材同士を電気的に接続するという、導電部材締結構造を採用しても、導電部材からの放熱性を高めることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、第1の電気部品から外部へ延びている第1導電部材と、第2の電気部品から外部へ延びている第2導電部材と、第1・第2導電部材を取付けるための端子台と、第1・第2導電部材を互いに導通状態で前記端子台に取付ける締結部材とからなる、導電部材締結構造であって、締結部材は、導電性を有した部材であり、端子台は、非導電性樹脂からなるベースと、このベースに一体的に成形された導電性の固定部とからなり、固定部は、ベースを貫通して両端面が外部に露出しており、固定部のうち、ベースから露出した一端面は、締結部材を締結する締結孔を有するとともに、第1・第2導電部材を重ねる面であり、固定部のうち、ベースから露出した他端面は、電気絶縁性のシートを介して金属製のヒートシンクに締結されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記電気絶縁性のシートと前記ヒートシンクとの間に、熱拡散性を有した金属製の薄膜が介在していることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記第1導電部材及び前記第2導電部材は、平板状の部材からなるとともに、前記固定部の一端面に重ね合わせられた状態で、前記締結部材で共締めによって取付けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、端子台を、非導電性のベースと、このベースに一体的に成形された導電性の固定部とで構成し、第1・第2導電部材を取付ける固定部の両端面をベースから露出させたものである。
このため、第1の電気部品から第1導電部材へ伝わった熱や、第2の電気部品から第2導電部材へ伝わった熱を、固定部の一端面から他端面へ伝え、さらに、他端面から電気絶縁性のシートを介して、金属製のヒートシンクに伝えることができる。従って、第1・第2の電気部品が発した熱を第1・第2導電部材を介してヒートシンクから放熱することができる。
このように、第1導電部材と第2導電部材とを接続するための端子台に、放熱機能を付加したので、従来と同様に第1・第2導電部材を端子台に取付けるだけの、導電部材締結手法によって、第1・第2導電部材からの放熱性能を、十分に高めることができる。
しかも、第1・第2導電部材として、バスバーと電線(電気ケーブル)のどちらを採用した場合であっても、従来と同様に第1・第2導電部材を端子台に取付けるだけで、第1・第2導電部材からの放熱性能を高めることができる。このため、第1・第2導電部材の配置の自由度が増す。
さらには、端子台が放熱機能を有しているので、高温側の電気部品が発した熱を、端子台で放散させることにより、第1・第2導電部材を介して他方の電気部品へ伝わる熱を、極力抑制することができる。
このため、第1導電部材の途中や第2導電部材の途中には、放熱させるだけの機構を設ける必要はない。導電部材の途中から放熱させるだけのための、新たな部品が必要ないので、低コスト化を図ることができる。しかも、導電部材の途中に放熱部分を設けるための、余分なスペースが必要ないので、省スペース化を図ることができる。
さらには、固定部の両端面をベースから露出させたので、固定部からヒートシンクに放熱する放熱性能を、十分に高めることができる。また、固定部の両端面をベースから露出させたので、ベースの材料に熱伝導性が高いものを採用する必要はない。ベースの厚みも電気絶縁性を考慮するだけでよい。
しかも、固定部の両端面をベースから露出させただけの構成であるから、従来の端子台と同様の製造工程によって、端子台を容易に製造することができる。
請求項2に係る発明では、電気絶縁性のシートとヒートシンクとの間に、熱拡散性を有した金属製の薄膜が介在しているので、固定部の他端面からヒートシンクに伝える熱を拡散して、熱放散性能を、より一層高めることができる。
請求項3に係る発明では、平板状の部材からなる第1・第2導電部材を、固定部の一端面に重ね合わせた状態で、締結部材で共締めによって取付けたので、第1導電部材と第2導電部材と固定部の一端面との間を強く密着させることができる。このため、第1・第2導電部材と固定部との間の、熱抵抗を低減することができる。この結果、第1・第2導電部材からの熱放散性能を、より一層高めることができる。しかも、第1・第2導電部材の取付け作業性を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の導電部材締結構造(第1の実施の形態)の斜視図である。
導電部材締結構造(第1の実施の形態)11は、電気自動車12の配線に採用され、第1の電気部品であるところの電動機13と第2の電気部品であるところのインバータ14との間に用いられている。後で具体的に説明する。
インバータ14は、モータ制御装置16に用いられ、図に示していない発電機やバッテリに接続しているとともに、モータ制御部17のトルク情報に基づいて、電動機13に必要な駆動トルクを発生させる。21〜23はインバータ14から外部へ延びている第2導電部材であるところの第1〜第3バスバーである。
電動機13(第1の電気部品)は、ホイール24に内蔵したインホイールモータ(交流(AC)モータ)であり、引き込みボックス25に接続されている第1〜第3電線26〜28を備え、運転者の操作するアクセル情報に基づいて、モータ制御装置16を介して所望のトルクを発生する。31〜33は第1〜第3電線26〜28にそれぞれ接続している第1導電部材であるところの第1〜第3ケーブル端子である。
なお、第1の電気部品として、インホイールモータ13を採用したが、インホイールモータ13以外でもよく、車輪に接続した車軸を駆動する各種電気モータでもよい。車軸を駆動する電気モータの場合、電気モータの近傍に一体的にインバータ14を配置することもある。
図2は、図1の2−2線断面図である。
図3は、図1の3−3線断面図であり、導電部材締結構造(第1の実施の形態)11の断面図である。
導電部材締結構造(第1の実施の形態)11は、具体的には、第1〜第3バスバー(第2導電部材)21〜23にそれぞれ第1〜第3ケーブル端子(第1導電部材)31〜33が重ねて取付けられている固定部であるところのベースナット41と、ベースナット41の一端にねじ込むことで、ベースナット41の一端に、重ねた第1〜第3バスバー21〜23並びに第1〜第3ケーブル端子31〜33を固定する締結部材であるところのボルト42と、ベースナット41をインサートしている樹脂製のベース45と、ベース45及びベースナット41の他端に取付けられている樹脂製のシート46と、シート46に重ねられている金属製の薄膜であるところの銅箔47と、からなり、銅箔47とヒートシンク48との間にサーマルコンパウンド51を塗布して、ベース45がヒートシンク48に取付けられている。
ベース45は、端子台53に含まれていて、端子台53はベース45を射出成形する際に、ベースナット41をインサートとしたものでる。インサートは、樹脂成形金型の型(キャビテイ)内に部品(ベースナット41)を配置し、部品の支持部を射出された樹脂で包み込むことである。
なお、ベース45とヒートシンク48と間の距離hは、約0.3mmであり、ここでは、シート46の厚さ、銅箔47の厚さ、サーマルコンパウンド51を目視で確認でき、理解できるように、それぞれの厚さは誇張されて厚く書かれている。
サーマルコンパウンド51は、既存のもので、流動性があり、銅箔47とヒートシンク48との隙間を埋め、均一に接触させることで、熱伝達の向上を図るものである。
図4は、本発明の導電部材締結構造(第1の実施の形態)の分解図である。図2及び図3を併用して説明する。
端子台53は、具体的には、樹脂製(例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT))のベース45のベース本体部55に3個のベースナット41をインサートして樹脂成形しているとともに、ベースナット41の一端面56がベース本体部55の表面57から所定の距離δだけ突出し、一端面56に対向するベースナット41の他端面58にシート46が密着するように、かつ、ベース本体部55の押圧面61にシート46が一体的に結合するように配置され、ベースナット41の間にそれぞれ配置されたリブ62がベース本体部55の表面57に連ねて形成され、ベース本体部55の長手方向(X軸方向)の両端にフランジ部63を形成しているとともに、フランジ部63にカラー64をインサートしている。
ベース本体部55の表面57は、ベースナット41の一端面56を配置している面である。
端子台53では、ベース本体部55の表面57にリブ62を成形することで、ベース45の強度を高めるとともに、ベース本体部55の放熱面積を大きくすることができ、ベース45の温度上昇を抑制することができる。
また、端子台53では、フランジ部63の孔に嵌合したカラー64によって、フランジ部63の薄肉化(軽量化)を図りつつ、所望の軸力を台用ボルト65に付与することができる。
ベースナット41は、円柱状の本体66の一端面56中央にボルト(締結部材)42に対応する締結孔であるところのめねじ部67が所望のねじ深さで形成され、本体66の他端面58の表面積(放熱面積)Aaを本体66の外径Daで形成している。
めねじ部67を所望のねじ深さで形成することで、めねじ部67を貫通させた場合に比べ、放熱面積をAaまで大きくすることができる。
ベースナット41の材質は、銅合金で、例えば、快削黄銅棒(JIS記号:C3604)を用いた。
シート46は、ベースナット41とヒートシンク48との間で電気を絶縁するもので、厚さが例えば、0.2mmである。シート46の材質は、例えば、エポキシ樹脂(EP)である。
端子台53では、シート46を用いることで、射出成形用の型内に射出された可塑化した樹脂の流れを損なうことなく、ベースナット41とヒートシンク48との間に介在させる樹脂層の厚さをフイルム状に薄くすることができる。
また、端子台53では、シート46を用いることで、ベースナット41とヒートシンク48との間に介在させる樹脂層の厚さは極めて薄くなり、ベースナット41からヒートシンク48に熱を伝えるのは容易になる。
銅箔47は、シート46の保護を兼ねるもので、厚さが例えば、0.1mmで、タフピッチ銅(JIS記号:C1100)を用いた。
ヒートシンク48は、端子台53が取付けられている受熱部68と、受熱部68以外の残りの放熱部69と、受熱部68に対向する放熱部69に連ねて形成されているフイン72と、からなる。ヒートシンク48の材質は、例えば、銅やアルミニウムである。75は台用ボルト65に対応するめねじを有し、車体76に固定されたブロックである。
次に、導電部材締結構造11(第1の実施の形態)の組付け要領の一例を簡単に説明する。
まず、車体76に固定されたブロック75にヒートシンク48を載せ、ヒートシンク48に設定した載せ位置81(2点鎖線で示している位置)にサーマルコンパウンド51を塗布する。ここでは、サーマルコンパウンド51を四角形のフイルムのように示しているが、サーマルコンパウンド51は液状である。
引き続き、サーマルコンパウンド51を塗布したヒートシンク48に銅箔47と一体のシート46を載せ、載せたシート46に端子台53を載せて、端子台53を2本の台用ボルト65で締結する。その際、サーマルコンパウンド51は流動し、銅箔47とヒートシンク48の隙間に流入して隙間を埋める。
最後に、端子台53のベースナット41にそれぞれ第1〜第3バスバー21〜23を載せ、第1〜第3バスバー21〜23にそれぞれ第1〜第3ケーブル端子31〜33を載せて、ボルト42で締結することで、インバータ14の第1〜第3バスバー21〜23にインホイールモータ13の第1〜第3電線26〜28を接続する。これで、導電部材締結構造11の組付けは完了する。
次に、本発明の導電部材締結構造の作用を説明する。
図5は、導電部材締結構造(第1の実施の形態)の熱吸収の機構を説明する図である。図1を併用して説明する。
電気自動車12をインホイールモータ13で走行させると、インホイールモータ13は熱を発生し、インホイールモータ13の熱は第1〜第3電線26〜28を介してインバータ14の第1〜第3バスバー21〜23に達するが、第1〜第3バスバー21〜23に達する熱は端子台53からヒートシンク48に伝わるので、第1〜第3バスバー21〜23に伝わる熱を抑えて、第1〜第3バスバー21〜23の温度を下げることができる。つまり、導電部材(第1〜第3バスバー21〜23)の放熱性を高めることができる。
具体的には、インホイールモータ13の熱は第1〜第3電線26〜28を矢印b1のように伝って、第1〜第3ケーブル端子31〜33に矢印b2のように達し、さらに、第1〜第3ケーブル端子31〜33に密着している第1〜第3バスバー21〜23に矢印b3のように伝わるとともに、端子台53のベースナット41にも伝わる。ベースナット41に伝わると、ベースナット41とヒートシンク48との間に介在しているシート46及び銅箔47は極めて薄いので、ベースナット41の熱はヒートシンク48に短時間で矢印b4のように伝わる。その結果、ヒートシンク48によって、ベースナット41の熱を矢印b5のように放熱することができる。すなわち、端子台53を介して複数の導電部材(第1〜第3ケーブル端子31〜33と第1〜第3バスバー21〜23)同士を電気的に接続するという、導電部材締結構造11を採用しても、導電部材(第1〜第3バスバー21〜23)の放熱性を高めることができる。
端子台53では、ベース本体部55の表面57からベースナット41の一端面56が距離δだけ突出しているので、ベース本体部55に干渉することなく、ベースナット41の一端面56に第1〜第3ケーブル端子31〜33若しくは第1〜第3バスバー21〜23を密着させることができる。
次に、導電部材締結構造(第1の実施の形態)11の温度分布について説明する。
図6は、第1の電気部品から第2の電気部品までの間の温度分布を示したグラフであり、横軸を温度測定部位とし、縦軸を温度(℃)としたものである。比較例として従来の構造の温度を比較している。
温度測定部位は、本発明の導電部材締結構造(第1の実施の形態)11が図5に示している第1〜第6測定部P1〜P6の6箇所であり、比較例1の従来の導電部材締結構造201が図5のP1、P6と図22に示している第2〜第5測定部P2〜P5の4箇所であり、比較例2の従来のバスバー放熱構造251が図5のP1、P6と図23に示している第2〜第5測定部P2〜P5の4箇所と、第7測定部P7、第8測定部P8である。
一点鎖線は、図22に示している従来の導電部材締結構造201であり、比較例1である。
破線は、図23に示している従来のバスバー放熱構造251であり、比較例2である。
実線は、本発明の導電部材締結構造11であり、実施例である。
比較例1(一点鎖線)は、第6測定部P6であるインバータ14の温度がT1であり、電線の第1測定部P1の温度Tmに比べ、少し温度は低下しているものの、高い。
具体的には、電線(第1導電部材)202の第1測定部P1の温度に対して、端子206の結線部の第2測定部P2の温度は下がり、さらに、温度は端子206の締結部の第3測定部P3で下がり、バスバー(第2導電部材)203の締結部の第4測定部P4では、締結の抵抗のために温度が第3測定部P3より少し上がる。そして、バスバー(第2導電部材)203の固定部の第5測定部P5で下がり、最後のパワードライブユニット、例えばインバータ14の第6測定部P6で温度T1となる。
比較例2(破線)は、第6測定部P6であるインバータ14の温度がT2(T2<T1)であり、比較例1のインバータ14の温度に比べ、インバータ14の温度は低い。
具体的には、第1〜第4測定部P1〜P4の温度は前述と同様であるが、バスバー254の第7測定部P7と第8測定部P8との間で、ヒートシンク252によって温度は下がり、例えば、インバータ14の第6測定部P6で温度T2となる。
実施例(実線)は、第6測定部P6であるインバータ14の温度がT3(T3<T2)であり、比較例2のインバータ14に比べ、インバータ14の温度は低い。
具体的には、第1〜第3測定部P1〜P3の温度は前述と同様であるが、第1〜第3バスバー(第2導電部材)21〜23の締結部の第4測定部P4で、導電部材締結構造11によって温度が急激に下がる。そして、インバータ14の第6測定部P6で温度T3となる。
つまり、本発明の導電部材締結構造11は、比較例1及び比較例2に比べ、インバータ14の温度を下げることができる。
このように、導電部材締結構造(第1の実施の形態)11では、締結部材(ボルト)42は、導電性を有した部材であり、端子台53は、非導電性樹脂からなるベース45と、このベース45に一体的に成形された導電性の固定部(ベースナット)41とからなり、固定部(ベースナット)41は、ベース45を貫通して両端面(一端面56及び他端面58)が外部に露出しており、固定部(ベースナット)41のうち、ベース45から露出した一端面56は、締結部材(ボルト)42がねじ込まれる締結孔(めねじ部)66を有するとともに、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33と第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23を重ねる面であり、固定部(ベースナット)41のうち、ベース45から露出した他端面58は、電気絶縁性のシート46を介して金属製のヒートシンク48に締結されているので、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33からの熱はヒートシンク48に伝わり、第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23にはほとんど伝わらない。その結果、端子台53を介して複数の導電部材同士を電気的に接続するという、導電部材締結構造を採用しても、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33からの放熱性を高めることができる。
つまり、第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23を有する、例えばインバータ14の温度上昇を抑制することができる。
なお、ここでは、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33からの熱伝達に効果を発揮しているが、逆に、第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23から第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33に熱が伝わる場合にも、同様に、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33からの放熱性を高めることができる。
導電部材締結構造(第1の実施の形態)11では、電気絶縁性のシート46とヒートシンク48との間に、熱拡散性を有した金属製の薄膜(銅箔)47が介在しているので、固定部(ベースナット)41の他端面58からヒートシンク48に伝える熱を拡散して、熱放散性能を、より一層高めることができる。
また、導電部材締結構造(第1の実施の形態)11では、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33及び第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23は、平板状の部材からなるとともに、固定部(ベースナット)41の一端面56に重ね合わせられた状態で、締結部材(ボルト)42で共締めによって取付けられているので、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33と第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23と固定部(ベースナット)41の一端面56との間を強く密着させることができる。そのため、第1・第2導電部材31〜33、21〜23と固定部41との間の、電気抵抗を低減することができ、結果的に、第1・第2導電部材31〜33、21〜23からの熱放散性能を、より一層高めることができる。
その上、共締めすることで、第1・第2導電部材31〜33、21〜23の組付けは容易になる。
加えて、導電部材締結構造(第1の実施の形態)11では、端子台53の固定部(ベースナット)41で第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33に第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23を接続しているので、端子台53を配置する空間以外に空間を必要とせず、小型化を図ることができる。
また、導電部材締結構造(第1の実施の形態)11では、端子台53の固定部(ベースナット)41で第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33に第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23を接続しているので、端子台53の他に部品を必要とせず、軽量化を図ることができる。
次に、端子台53(第1の実施の形態)の製造方法を説明し、その後に、導電部材締結構造(第1の実施の形態)11の製造方法を説明する。
図7は、導電部材締結構造(第1の実施の形態)に用いた端子台の製造方法(セット工程)説明図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
端子台53(第1の実施の形態)の製造方法は、樹脂成形金型101にベースナット41及びカラー64をセットするセット工程と、セット後、樹脂成形金型101に溶融樹脂を充填することでベースナット41及びカラー64を溶融樹脂で包み込む一体樹脂成形工程と、を備えている。具体的に説明する。
まず、端子台53を成形する樹脂成形金型101を射出成形機102に取付ける。
射出成形機102は、既存のもので、仕様は任意であるが、竪型の射出成形機を用いた。
樹脂成形金型101は、固定金型103と、固定金型103とで型(キャビテイ)を形成している可動金型104と、からなる。
固定金型103は、本体に彫込まれた型面105と、型面105に連ねて形成している第1インサート部材取付部106と、型面105に連なるランナ107と、突き出し機構108と、を備え、可動金型104に対向している。
可動金型104は、型面111と、型面111に連ねた第2インサート部材取付部112と、を備えている。可動金型104を可動(矢印c1の方向)させることで、樹脂成形金型101を図7に示しているように開く。
引き続き、セット工程である樹脂成形金型101の型内にベースナット41及びカラー64をセットする。すなわち、ベースナット41のめねじ部67を固定金型103の第1インサート部材取付部106に矢印c2のように嵌める。カラー64を可動金型104の第2インサート部材取付部112に矢印c3のように嵌めると、セット工程は完了する。
図8(a)、(b)は、端子台(第1の実施の形態)の製造方法(一体樹脂成形工程)説明図であり、図7の続きである。
(a):セット工程完了後、可動金型104を戻す(矢印c2の方向)ことで、樹脂成形金型101を型閉する。
その次に、射出成形機102の操作盤で成形条件を設定し、射出成形機102に樹脂を供給する。樹脂は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)である。
その次に、「成形開始」スイッチを「入」に操作して、射出成形機102を作動させる。
以降で説明するスイッチ「入」後の工程は、一般的には、成形条件に基づいて全自動で行われる。
(b):樹脂成形金型101に溶融樹脂を所望の射出条件で充填(射出)する。ポリブチレンテレフタレート(PBT)を所定量だけ可塑化、計量した後、ランナ107に射出成形機102のノズル113をノズルタッチさせる。
ノズルタッチさせた後、可塑化したポリブチレンテレフタレート(PBT)114を所望の射出圧力で射出して、キャビテイに充填する。その際、溶融したポリブチレンテレフタレート(PBT)114は、ベースナット41及びカラー64を巻き込み、包み込む。
続けて、設定の冷却時間間に達すると、溶融したポリブチレンテレフタレート(PBT)が凝固するとともに、可動金型104を型開(矢印c1の方向)する。
図9(a)、(b)は、端子台(第1の実施の形態)の製造方法(取出し工程)説明図であり、図8の続きである。
(a):可動金型104を矢印c1のように可動させることで、樹脂成形金型101を型開きする。
(b):型開きするとともに、突き出し機構108を矢印c4のように作動させて、固定金型103の型から端子台53を離型する。引き続き、離型した端子台53を図に示していない取出し機で矢印c5のように取出すと、端子台53の成形工程の1サイクルが完了する。続けて、図7に戻って2サイクル目を開始する。
なお、下流工程でランナ部116を取り除く。
このように、端子台53の製造方法では、樹脂成形金型101にベースナット41及びカラー64をセットするセット工程と、セット後、樹脂成形金型101に溶融樹脂を充填することでベースナット41及びカラー64を溶融樹脂で包み込む一体樹脂成形工程と、を備えているので、樹脂製のベース45にベースナット41及びカラー64を取付ける工程を設定する必要がなく、それらを取付ける手間を省くことができ、端子台53の製造は容易になる。
次に、導電部材締結構造(第1の実施の形態)11の製造方法を図7〜図9及び図4で説明する。
第1の実施の形態の導電部材締結構造の製造方法は、前述のセットする工程と、一体樹脂成形工程と、この一体樹脂成形工程で得た端子台53を用いるために、図4に示しているヒートシンク48にサーマルコンパウンド51を塗布する塗布工程と、サーマルコンパウンド51を塗布したヒートシンク48に銅箔47と一体のシート46を載せ、載せたシート46に端子台53を載せて締結する端子台取付け工程と、を備えている。その結果、樹脂製のベース45にベースナット41及びカラー64を取付ける工程を設定する必要がなく、それらを取付ける手間を省くことができ、導電部材締結構造11の製造は容易になる。
次に、本発明の別の実施の形態を説明する。まず、第2の実施の形態11Bを説明し、その次に、第3〜第6の実施の形態11C〜11Fを順に説明する。
図10(a)、(b)は、第2の実施の形態を説明する図であり、(a)は図2に対応する断面図、(b)は図3に対応する図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第2の実施の形態の導電部材締結構造11Bは、端子台53とヒートシンク48との間に樹脂製のシート46と銅箔47のみを介在させていることを特徴とする。つまり、端子台53とヒートシンク48との間にサーマルコンパウンド51(図2〜図4参照)を用いていないもので、銅箔47が直接ヒートシンク48を押圧している。
第2の実施の形態の導電部材締結構造11Bは、第1の実施の形態の導電部材締結構造11と同様の効果を発揮する。
すなわち、端子台53を介して複数の導電部材同士を電気的に接続するという、導電部材締結構造を採用しても、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33からの放熱性を高めることができる。
つまり、第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23を有する、例えばインバータ14の温度上昇を抑制することができる。
また、第2の実施の形態の導電部材締結構造11Bでは、端子台53とヒートシンク48との間にサーマルコンパウンド51(図2参照)を塗布していないので、組立てに手間がかからない。
次に、第3の実施の形態を説明する。
図11(a)、(b)は、第3の実施の形態を説明する図であり、(a)は図3に対応する図、(b)は固定部(ベースナット)41Cの斜視図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第3の実施の形態の導電部材締結構造11Cは、端子台53Cのベース45に固定部(ベースナット)41Cをインサートしていることを特徴とする。
固定部(ベースナット)41Cは、抜け止めフランジ部91を備えていることを特徴とする。具体的には、円柱状の本体66の一端面56に対向する側に、本体66に連ねて抜け止めフランジ部91が形成され、抜け止めフランジ部91に他端面58Cが形成され、他端面58Cの表面積(放熱面積)Acを抜け止めフランジ部91の外径Dfで形成している。
第3の実施の形態の導電部材締結構造11Cは、第1の実施の形態の導電部材締結構造11と同様の効果を発揮する。
すなわち、端子台53Cを介して複数の導電部材同士を電気的に接続するという、導電部材締結構造を採用しても、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33からの放熱性を高めることができる。
つまり、第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23を有する、例えばインバータ14の温度上昇を抑制することができる。
また、第3の実施の形態の導電部材締結構造11Cでは、抜け止めフランジ部91を有する固定部(ベースナット)41Cを樹脂製のベース45にインサートすることで、抜け止めフランジ部91によって、ベースナット41Cからベース45が剥離し難くなり、ベースナット41Cの抜けを防止することができる。
また、第3の実施の形態の導電部材締結構造11Cでは、抜け止めフランジ部91を有する固定部(ベースナット)41Cを樹脂製のベース45にインサートすることで、抜け止めフランジ部91によって、他端面58Cの表面積(放熱面積)Acを他端面58の表面積(放熱面積)Aaより大きくすることができる。従って、第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23からの放熱性をより高めることができる。
次に、第4の実施の形態を説明する。
図12は、第4の実施の形態を説明する図であり、図3に対応する図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第4の実施の形態の導電部材締結構造11Dは、端子台53とヒートシンク48との間に樹脂製のシート46のみを介在させていることを特徴とする。つまり、端子台53とヒートシンク48との間に銅箔47(図2〜図4参照)並びにサーマルコンパウンド51(図2〜図4参照)を用いていないものであり、シート46が直接ヒートシンク48を押圧している。
第4の実施の形態の導電部材締結構造11Dは、第1の実施の形態の導電部材締結構造11と同様の効果を発揮する。
すなわち、端子台53を介して複数の導電部材同士を電気的に接続するという、導電部材締結構造を採用しても、第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)31〜33からの放熱性を高めることができる。
つまり、第2導電部材(第1〜第3バスバー)21〜23を有する、例えばインバータ14の温度上昇を抑制することができる。
また、第4の実施の形態の導電部材締結構造11Dでは、端子台53とヒートシンク48との間に樹脂製のシート46のみを介在させているので、金属製の薄膜(銅箔)47を採用したものに比べ、軽量化を図ることができる。
次に、第4の実施の形態の導電部材締結構造11Dの組付け要領を簡単に説明する。
図13は、第4の実施の形態の導電部材締結構造の組付け要領を説明する図である。
まず、車体76に固定されたブロック75にヒートシンク48を載せ、ヒートシンク48に設定した載せ位置81(2点鎖線で示している位置)にシート46を載せる。
引き続き、シート46を載せたヒートシンク48に端子台53を載せて、端子台53を2本の台用ボルト65で締結する。
最後に、端子台53のベースナット41にそれぞれ第1〜第3バスバー21〜23を載せ、第1〜第3バスバー21〜23にそれぞれ第1〜第3ケーブル端子31〜33を載せて、ボルト42で締結することで、インバータ14の第1〜第3バスバー21〜23にインホイールモータ13の第1〜第3電線26〜28を接続する。これで、導電部材締結構造11Dの組付けは完了する。
次に、第5の実施の形態の導電部材締結構造11Eを説明する。
第5の実施の形態の導電部材締結構造11Eは,図17に示している端子台53Eを備えていることを特徴とする。
端子台53Eは、ベース45を射出成形する際に、ベースナット41、シート46、銅箔47及びカラー64をインサートとしたものでる。
第5の実施の形態の導電部材締結構造11Eは、導電部材締結構造11(第1の実施の形態)と同様の効果を発揮する。
次に、端子台53Eの製造方法及び、導電部材締結構造11Eの製造方法を説明する。
図14は、第5の実施の形態に用いた端子台の製造方法(セット工程)説明図である。上記図7〜図9に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。なお、前述した内容については一部省略して説明する。
端子台53E(第5の実施の形態)の製造方法は、樹脂成形金型101Eにベースナット41、カラー64、銅箔47、シート46をセットするセット工程と、セット後、樹脂成形金型101Eに溶融樹脂を充填することでベースナット41、カラー64、銅箔47、シート46を溶融樹脂で包み込む一体樹脂成形工程と、を備えている。具体的に説明する。なお、第5の実施の形態のシート46は、端子台53Eに用いる樹脂(例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT))より融点温度が高いものとする。
まず、射出成形機102に樹脂成形金型101E(固定金型103、可動金型104E)を取付ける。
可動金型104Eは、型面111と、型面111に連ねた第2インサート部材取付部112と、第3インサート部材取付部118と、を備えている。
可動金型104Eを可動(矢印c1の方向)させることで、樹脂成形金型101を開く。
引き続き、樹脂成形金型101Eの型内にベースナット41、カラー64及び一体にした銅箔47並びにシート46をセットする。すなわち、ベースナット41のめねじ部67を固定金型103の第1インサート部材取付部106に矢印c2のように嵌め、カラー64を可動金型104Eの第2インサート部材取付部112に矢印c3のように嵌め、一体にした銅箔47並びにシート46を第3インサート部材取付部118に矢印c6のように載せることでセット工程が完了する。
樹脂(ポリブチレンテレフタレート(PBT))を供給する。
図15(a)、(b)は、第5の実施の形態に用いた端子台の製造方法(一体樹脂成形工程)説明図であり、図14の続きである。
(a):その次に、射出成形機102の操作盤で成形条件を設定して、射出成形機102を作動させる。以降で説明するスイッチ「入」後の工程は、一般的には、成形条件に基づいて全自動で行われる。
「開始」スイッチを「入」に操作して、可動金型104Eを戻すことで、樹脂成形金型101Eを型閉する。
(b):樹脂成形金型101Eに溶融樹脂を所望の射出条件で充填(射出)する。その際、溶融したポリブチレンテレフタレート(PBT)は、ベースナット41、カラー64及び一体にした銅箔47並びにシート46を巻き込み、包み込む。
続けて、設定の冷却時間間に達すると、溶融したポリブチレンテレフタレート(PBT)が凝固するとともに、可動金型104Eを型開する。
図16(a)、(b)は、第5の実施の形態に用いた端子台の製造方法(取出し工程)説明図であり、図15の続きである。
(a):可動金型104Eを矢印c1のように可動させることで、樹脂成形金型101Eを型開きする。
(b):型開きするとともに、突き出し機構108を矢印c4のように作動させて、固定金型103の型から端子台53Eを離型する。引き続き、離型した端子台53Eを図に示していない取出し機で矢印c5のように取出すと、端子台53Eの成形工程の1サイクルが完了する。続けて、図14に戻って2サイクル目を開始する。
このように、端子台53Eの製造方法では、樹脂成形金型101Eにベースナット41、カラー64、銅箔47、シート46をセットするセット工程と、セット後、樹脂成形金型101Eに溶融樹脂を充填することでベースナット41、カラー64、銅箔47、シート46を溶融樹脂で包み込む一体樹脂成形工程と、を備えているので、樹脂製のベース45にベースナット41、カラー64、銅箔47、シート46を取付ける工程を設定する必要がなく、それらを取付ける手間を省くことができ、端子台53Eの製造は容易になる。
次に、第5の実施の形態の導電部材締結構造11Eの組付け要領を簡単に説明する。
図17は、第5の実施の形態の組付け要領説明図である。
まず、車体76に固定されたブロック75にヒートシンク48を載せ、ヒートシンク48に設定した載せ位置81(2点鎖線で示している位置)にサーマルコンパウンド51を塗布する。ここでは、サーマルコンパウンド51を四角形のフイルムのように示しているが、サーマルコンパウンド51は液状である。
引き続き、サーマルコンパウンド51を塗布したヒートシンク48に端子台53Eを載せて、端子台53Eを2本の台用ボルト65で締結する。その際、サーマルコンパウンド51は流動し、銅箔47とヒートシンク48の隙間に流入して隙間を埋める。
最後に、端子台53Eのベースナット41にそれぞれ第1〜第3バスバー21〜23を載せ、第1〜第3バスバー21〜23にそれぞれ第1〜第3ケーブル端子31〜33を載せて、ボルト42で締結することで、インバータ14の第1〜第3バスバー21〜23にインホイールモータ13の第1〜第3電線26〜28を接続する。これで、導電部材締結構造11Eの組付けは完了する。
第5の実施の形態の導電部材締結構造11Eの製造方法は、前述(端子台53Eの製造方法)のセット工程と、一体樹脂成形工程と、図17に示しているヒートシンク48にサーマルコンパウンド51を塗布する塗布工程と、サーマルコンパウンド51を塗布したヒートシンク48に端子台53Eを載せて締結する端子台取付け工程と、を備えている。その結果、ベースナット41とヒートシンク48との間にシート46及び銅箔47を配置する工程を設定する必要がなく、それらを配置する手間を省くことができ、導電部材締結構造11Eの製造は容易になる。
次に、第6の実施の形態の導電部材締結構造11Fについて説明する。
図18は、第6の実施の形態を説明する図であり、図2に対応する断面図である。上記図2〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第6の実施の形態の導電部材締結構造11Fは、端子台53Fと、端子台53Fの成形に用いた樹脂で端子台53Fに接合したヒートシンク48Fと、を備えていることを特徴とする。
ヒートシンク48Fは、第1の実施の形態のヒートシンク48に対してアンカ溝部121を形成しているものである。アンカ溝部121は、端子台53Fが接触している受熱部68に形成されているもので、図19に示した底部122が形成され、底部122に連ねて傾斜している傾斜掛止部123を形成している。傾斜掛止部123は、底部122から上方へ向かうに連れて次第に溝幅を狭めるように溝の中央へ傾斜している側壁であり、凝固した樹脂を掛けて、図18に示した端子台53Fを離れないようにする部位である。なお、アンカ溝部121の位置や数や長さは任意である。
端子台53Fは、第1の実施の形態の端子台53に対して締結用のフランジ部63を省いたものである。すなわち、ベース本体部55の長手方向(X軸方向)の両端に、かつ、ヒートシンク48Fに接触している押圧面61にアンカ溝部121に結合している結合凸部124を形成したことを特徴とする。
なお、結合凸部124の位置や数や長さは任意である。
第6の実施の形態の導電部材締結構造11Fは、導電部材締結構造11(第1の実施の形態)と同様の効果を発揮する。
また、第6の実施の形態の導電部材締結構造11Fでは、ヒートシンク48Fは、端子台53Fが接触している受熱部68に形成したアンカ溝部121を備え、端子台53Fは、ヒートシンク48Fに接触している押圧面61にアンカ溝部121に溶解樹脂が流入することで結合している結合凸部124を備えているので、端子台53Fの樹脂成形と同時に、ヒートシンク48Fに端子台53Fを取付けることができ、ヒートシンク48Fに端子台53Fを取付ける取付け作業は容易になる。
さらに、端子台53Fを樹脂成形した後は、ヒートシンク48Fは端子台53Fに含まれて管理されるから、導電部材締結構造11Fの部品管理の手間を省くことができるとともに、部品の数を削減することができる。
その上、締結の際に孔を一致させる手間を省くことができる。すなわち、ヒートシンク48Fの締結用の孔やブロック75のめねじに端子台53Fの締結用の孔であるカラー64を同心にセットする必要がなく、締結作業は容易になる。
次に、端子台53Fの製造方法及び、導電部材締結構造11Fの製造方法を説明する。
図19は、第6の実施の形態に用いた端子台の製造方法(セット工程)説明図である。上記図7〜図9に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。なお、前述した内容については一部省略して説明する。
端子台53Fの製造方法は、樹脂成形金型101Fにベースナット41、ヒートシンク48F及びシート46をセットするセット工程と、セット後、樹脂成形金型101Fに溶融樹脂を充填することでベースナット41、ヒートシンク48F及びシート46を溶融樹脂で包み込む一体樹脂成形工程と、を備えている。具体的に説明する。なお、この第6の実施の形態のシート46は、端子台53Fに用いる樹脂(例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT))より融点温度が高いものとする。
まず、射出成形機102に樹脂成形金型101F(固定金型103F、可動金型104F)を取付ける。
固定金型103Fは、本体に彫込まれた型面105Fと、型面105Fに連ねて形成している第1インサート部材取付部106と、を備えている。なお、型面105Fは、端子台53(第1の実施の形態)のフランジ部63を成形するキャビテイのない型である。
可動金型104Fは、ヒートシンク48Fが取付けられる第4インサート部材取付部125を備えている。第4インサート部材取付部125は、ヒートシンク48Fの締結用の孔を嵌合する凸部126と、フイン72を収納する凹部127とからなる。
樹脂成形金型101Fを取付けた後、セット工程を実施する。
樹脂成形金型101Fを型開きして、固定金型103Fの第1インサート部材取付部106にベースナット41を矢印c2のように嵌め、可動金型104Fの第4インサート部材取付部125にヒートシンク48Fを矢印c7のように嵌め、ヒートシンク48Fの載せ位置81(図4参照)にシート46を載せることでセット工程が完了する。なお、シート46を接着剤で止めてもよい。
図20は、第6の実施の形態に用いた端子台の製造方法(一体樹脂成形工程)説明図であり、図19の続きである。
その次に、一体樹脂成形工程を実施する。
射出成形機102の操作盤で成形条件を設定して、射出成形機102を作動させる。以降で説明するスイッチ「入」後の工程は、一般的には、成形条件に基づいて全自動で行われる。
「開始」スイッチを「入」に操作して、可動金型104Fを戻すことで、樹脂成形金型101Fを型閉する。
樹脂成形金型101Fに溶融樹脂を所望の射出条件で充填(射出)する。その際、溶融したポリブチレンテレフタレート(PBT)は、ベースナット41及びシート46を巻き込み、包み込むとともに、ヒートシンク48Fのアンカ溝部121に流入する。
続けて、設定の冷却時間間に達すると、溶融したポリブチレンテレフタレート(PBT)が凝固するとともに、アンカ溝部121に流入したポリブチレンテレフタレート(PBT)が凝固し、可動金型104Fを型開する。
図21は、第6の実施の形態に用いた端子台の製造方法(取出し工程)説明図であり、図20の続きである。
可動金型104Fを矢印c1のように可動させることで、樹脂成形金型101Fを型開きする。その際、突き出し機構108を矢印c8のように作動させて、固定金型103Fの型から端子台53Fを離型する。引き続き、離型した端子台53Fを図に示していない取出し機で取出すと、端子台53Fの成形工程の1サイクルが完了する。続けて、図19に戻って2サイクル目を開始する。ここで、端子台53Fを「まるごと一体化させた端子台53F」と呼称する。
このように、端子台53Fの製造方法では、樹脂成形金型101Fにベースナット41、ヒートシンク48F及びシート46をセットするセット工程と、セット後、樹脂成形金型101Fに溶融樹脂を充填することでベースナット41、ヒートシンク48F及びシート46を溶融樹脂で包み込むとともに、アンカ溝部121に溶融樹脂を充填させる一体樹脂成形工程と、を備えているので、樹脂製のベース45にベースナット41及びシート46を取付ける工程を設定する必要がなく、それらを取付ける手間を省くことができ、端子台53Fの製造は容易になる。
次に、第6の実施の形態の導電部材締結構造11Fの製造方法を説明する。図4を併用して説明する。
第6の実施の形態の導電部材締結構造11Fの製造方法は、前述の「端子台53Fの製造方法」のセット工程と、一体樹脂成形工程と、図18に示している「まるごと一体化させた端子台53F」を取付ける端子台取付け工程と、を備えている。端子台取付け工程は、ブロック75に端子台53Fをボルト128で締結し、締結した端子台53Fのベースナット41にそれぞれ第1〜第3バスバー21〜23を載せ、第1〜第3バスバー21〜23にそれぞれ第1〜第3ケーブル端子31〜33を載せて、ボルト42で締結することで、インバータ14の第1〜第3バスバー21〜23にインホイールモータ13の第1〜第3電線26〜28を接続する。
その結果、端子台取付け工程では、ヒートシンク48Fの締結用の孔をブロック75のめねじにのみ同心にするだけでよく、導電部材締結構造11Fの製造は容易になる。
尚、本発明の導電部材締結構造11は、電気自動車の電動モータの端子とインバータの接続に採用したが、燃料電池自動車など自動車の駆動源に電動モータを用いた車両に採用してもよい。
本発明の導電部材締結構造11は、実施の形態ではインホイールモータ13の電線とインバータ14のバスバーの接続に採用したが、インホイールモータ以外の電動モータの端子とインバータの接続に採用してもよい。
端子台53の製造方法に用いた樹脂成形金型は、一例であり、仕様に応じて変更するものである。例えば、金型の温度を調節する構成にし、ランナの位置やゲートを変更し、射出成形機が横型の場合に対応するインサート部材取付部を構成する。その結果、端子台の成形はより容易になる。
ベースナット41は、外周面に溝を形成したものでもよい。例えば、外周面に螺旋溝、リング状の溝、ベースナット41の一端側から他端側に延びる溝を形成する。その結果、端子台のベース本体部55にベースナット41をより確実に結合させることができる。
本発明の導電部材締結構造は、電動モータ(インホイールモータを含む)の端子とインバータのバスバーの接続に好適である。
本発明の導電部材締結構造(第1の実施の形態)の斜視図 図1の2−2線断面図 図1の3−3線断面図 本発明の導電部材締結構造(第1の実施の形態)の分解図 導電部材締結構造(第1の実施の形態)の熱吸収の機構を説明する図 第1の電気部品から第2の電気部品までの間の温度分布を示したグラフ 導電部材締結構造(第1の実施の形態)に用いた端子台の製造方法(セット工程)説明図 端子台(第1の実施の形態)の製造方法(一体樹脂成形工程)説明図 端子台(第1の実施の形態)の製造方法(取出し工程)説明図 第2の実施の形態を説明する図 第3の実施の形態を説明する図 第4の実施の形態を説明する図 第4の実施の形態の導電部材締結構造の組付け要領を説明する図 第5の実施の形態に用いた端子台の製造方法(セット工程)説明図 第5の実施の形態に用いた端子台の製造方法(一体樹脂成形工程)説明図 第5の実施の形態に用いた端子台の製造方法(取出し工程)説明図 第5の実施の形態の組付け要領説明図 第6の実施の形態を説明する図 第6の実施の形態に用いた端子台の製造方法(セット工程)説明図 第6の実施の形態に用いた端子台の製造方法(一体樹脂成形工程)説明図 第6の実施の形態に用いた端子台の製造方法(取出し工程)説明図 従来の導電部材締結構造を説明する断面図 従来のバスバー放熱構造を説明する断面図
符号の説明
11…導電部材締結構造、13…第1の電気部品(電動機)、14…第2の電気部品(インバータ)、21〜23…第2導電部材(第1〜第3バスバー)、31〜33…第1導電部材(第1〜第3ケーブル端子)、41…固定部(ベースナット)、42…締結部材(ボルト)、45…ベース、46…シート、47…薄膜(銅箔)、48…ヒートシンク、53…端子台、56…一端面、58…他端面、66…締結孔(めねじ部)。

Claims (3)

  1. 第1の電気部品から外部へ延びている第1導電部材と、第2の電気部品から外部へ延びている第2導電部材と、前記第1・第2導電部材を取付けるための端子台と、前記第1・第2導電部材を互いに導通状態で前記端子台に取付ける締結部材とからなる、導電部材締結構造であって、
    前記締結部材は、導電性を有した部材であり、
    前記端子台は、非導電性樹脂からなるベースと、このベースに一体的に成形された導電性の固定部とからなり、
    前記固定部は、前記ベースを貫通して両端面が外部に露出しており、
    前記固定部のうち、前記ベースから露出した一端面は、前記締結部材を締結する締結孔を有するとともに、前記第1・第2導電部材を重ねる面であり、
    前記固定部のうち、前記ベースから露出した他端面は、電気絶縁性のシートを介して金属製のヒートシンクに締結されていることを特徴とした導電部材締結構造。
  2. 前記電気絶縁性のシートと前記ヒートシンクとの間に、熱拡散性を有した金属製の薄膜が介在していることを特徴とする請求項1記載の導電部材締結構造。
  3. 前記第1導電部材及び前記第2導電部材は、平板状の部材からなるとともに、前記固定部の一端面に重ね合わせられた状態で、前記締結部材で共締めによって取付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の導電部材締結構造。
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