JP2566967B2 - 感熱記録材料用増感剤 - Google Patents

感熱記録材料用増感剤

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感熱記録材料用増感剤に関し、さらに詳し
くは3,3′,5,5′−テトラメチルジヒドロキシジフェニ
ルスルホンのエーテル誘導体からなる感熱記録材料用顕
色剤に関する。
〔従来の技術〕
加熱により発色する感熱発色層を紙、合成紙、プラス
チックフィルム等の支持体上に設けた感熱記録材料は、
ファクシミリ、電卓、マイコン等のサーマルプリンタ、
心電図や分析機器等のサーモペンレコーダ、乗車券、ス
ーパーマーケットでのPOS用ラベル、等に利用されてい
る。
感熱記録材料は、通常、発色物質として無色又は淡色
のラクトン、ランタム又はスピロピラン系のロイコ染料
と、およびこの発色物質と熱時反応して発色させる顕色
物質とを、それぞれ別個にボールミルやサンドミルで粉
砕して溶剤に分散させたのち、結合剤を加えて混合し、
必要に応じてワックス、増感剤、界面活性剤、消泡剤、
無機顔料等を添加し、紙等の支持体上に塗布し、乾燥し
て製造される。そして、従来、顕色剤としては、各種の
フェノール化合物が用いられている。とりわけ多用され
るものとしては、ビスフェノールA(イソプロピリデン
ジフェノール)がある。しかし、このもの単独では、高
い感度を必要とする高速フクシミリ用としては不十分で
あり、顕色剤に増感剤を添加して発色温度を下げること
が行われている。しかして、この目的で現在使用されて
いる増感剤としては、たとえば、パラフィンワックス、
脂肪酸アミド、ジメチルテレフタレート等のアミド、エ
ーテル、エステル化合物等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、これらの増感剤も、特に融点の高い顕色剤で
あるビスフェノールS(4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン)を用いる場合には、効果が十分ではない。
また、4,4′−ジアルコキシジフェニルスルホンなる増
感剤も融点がやや高く、効果が十分ではない。本発明者
らは、上記の問題点を解決することのできる性能の良い
増感剤に関し鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、3,3′,5,5′−テトラメチルジヒド
ロキシジフェニルスルホンをエーテル誘導体にすること
により、容易に低融点の増感剤を合成することができ、
高融点の顕色剤、とくにビスフェノールS誘導体を用い
る場合に、高感度に発色させることができ、堅牢性に優
れた発色画像を与える増感剤を提供しようとするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、即ち、それぞれ発色物質として無色または
淡色のロイコ染料を含有し、顕色物質としてフェノール
化合物を含有する感熱発色層を支持体上に設けてなる感
熱記録材料の感度を向上させるための増感剤を提供する
ものであって、この増感剤は、下記一般式(1)で示さ
れる3,3′,5,5′−テトラメチルジヒドロキシジフェニ
ルスルホンのエーテル誘導体の少なくとも1種を主成分
とするものである。
上式中、R1及びR2は同一であっても相異なっていても
よく、それぞれ炭素数1〜4のアルキル基、アルケニル
基、フェニル基又はベンジル基、又はハロゲン原子、ニ
トロ基、メチル基、メトキシ基又はエトキシ基で置換さ
れたフェニル又はベンジル基、又は式−CH2COOR3(式
中、R3は炭素数1〜3のアルキル基又はアルケニル基を
表す)の基を表す。
本発明の感熱記録材料に有用な無色又は淡色の発色物
質としては、クリスタルバイオレットラクトン、マラカ
イトグリーンラクトン、3,3−ビス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)−6−アミノフタリド、3,3−ビス(p−
ジメチルアミノフェニル)−6−(p−トルエンスルホ
ンアミド)フタリド、3−ジエチルアミノ−7−クロロ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオ
ラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラ
ン、3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、1,3,3−トリメチル
−6−クロロ−8−メトキシインドリノベンゾスピロピ
ラン等が挙げられる。これらの発色物質は、単独で用い
られてもよいし、併用して用いられてもよい。また、使
用量比を用いられる顕色剤により適宜変えてもよい。
本発明に有用な顕色剤としては、p−ヒドロキシ安息
香酸エステル類、4−ヒドロキシフタル酸ジエステル
類、ビスフェノールA誘導体、ビスフェノールS誘導体
等が挙げられる。とりわけ、ビスフェノールS誘導体、
例えば、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,
4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,3′−ジアリ
ル−4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、および
4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスル
ホンが有利に使用される。
本発明の増感剤は、他の増感剤と併用して使用されて
も良い。併用される増感剤としては、高級脂肪酸又はそ
のエステル、アミド、金属塩のほか、各種ワックス類、
芳香族カルボン酸とアミンとの縮合物、高級直鎖グリコ
ール類、高級ケトン類、ビスフェノールS誘導体等が挙
げられる。とりわけ、ビスフェノールS誘導体との併用
が堅牢性に優れ、好ましい。
発色物質及び顕色物質を紙等の支持体上に塗布する技
術としては、常用される方法に従って、各種添加剤とと
もに結合剤中に分散して塗布するものがある。結合剤と
しては、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、デンプン、ポリ
アクリル酸、ポリアクリルアミド、スチレン−マレイン
酸共重合物等が挙げられる。
〔発明の効果〕
本発明の増感剤を使用して感熱記録材料を製造するこ
とにより、高融点の顕色剤を使用しても、低温にて発色
する様になり、高速印字にも十分対応できる様になる。
本発明の一般式(1)で表される化合物の数例につい
て融点を表1に示す。
〔実施例〕 本発明をさらに具体的に説明するために、以下に例を
示す。尚、例中の部及び%はそれぞれ重量部及び重量%
を表す。
実施例1 感熱発色層形成液として、下記A液、B液及びC液を
それぞれ別途に用意し、サンドミルを用いて3時間微粉
砕して分散させた。
A液(発色物質分散液) 3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン 2.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 4.3部 水 2.0部 B液(顕色物質分散液) 4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン(ビスフェノ
ールS) 2.8部 10%ポリビニルアルコール水溶液 12.0部 水 5.2部 C液(増感物質分散液) 4,4′−ジメトキシ−3,3′,5,5′−テトラメチルジフェ
ニルスルホン 2.8部 10%ポリビニルアルコール水溶液 12.0部 水 5.2部 次にB液、C液を混合し、D液を調製した。
D液 B液 3.0部 C液 3.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 0.8部 カオリン 0.61部 次いで、A液0.78部及びD液10部を混合して、感熱発
色層の塗布液を調製し、坪量65g/m2の上質紙に、乾燥塗
布量が約7g/m2となるように塗布し、風乾して感熱記録
紙を得た。
実施例2〜7 実施例1におけるC液の増感剤4,4′−ジメトキシ−
3,3′,5,5′−テトラメチルジフェニルスルホンの代わ
りに、それぞれ4,4′−ジエトキシ−3,3′,5,5′−テト
ラメチルジフェニルスルホン、4,4′−ジイソプロポキ
シ−3,3′,5,5′−テトラメチルジフェニルスルホン、
4,4′−ジベンジルオキシ−3,3′,5,5′−テトラメチル
ジフェニルスルホン、4,4′−アリルオキシ−3,3′,5,
5′−テトラメチルジフェニルスルホン、4,4′−ジメト
キシカルボニルメトキシ−3,3′,5,5′−テトラメチル
ジフェニルスルホンまたは4,4′−ジエトキシカルボニ
ルメトキシ−3,3′,5,5′−テトラメチルジフェニルス
ルホンを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記
録紙を得た。それらをそれぞれ実施例2,3,4,5,6及び7
とする。
比較例1 実施例1におけるB液を調製してE液とした。
E液 B液 3.0部 10%ポリビニルアルコール水溶液 2.6部 水 1.2部 カオリン 0.61部 次いで、実施例1におけるA液0.78部及びE液10部を
混合したほかは実施例1と同様にして、比較用感熱紙を
得た。
比較例2 実施例1におけるC液の増感剤4,4′−ジメトキシ−
3,3′,5,5′−ジフェニルスルホンをステアリン酸アミ
ドに代えた以外は、実施例1と同様にして比較用感熱記
録紙を得た。
実施例8 実施例1におけるB液の顕色剤4,4′−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホンをビスフェノールAに代えた以外
は、実施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
実施例9〜14 実施例8におけるC液の増感剤4,4′−ジメトキシ−
3,3′,5,5′−テトラメチルジフェニルスルホンの代わ
りに、それぞれ4,4′−ジエトキシ−3,3′,5,5′−テト
ラメチルジフェニルスルホン、4,4′−ジイソプロポキ
シ−3,3′,5,5′−テトラメチルジフェニルスルホン、
4,4′−ジベンジルオキシ−3,3′,5,5′−テトラメチル
ジフェニルスルホン、4,4−アリルオキシ−3,3′,5,5′
−テトラメチルジフェニルスルホン、4,4′−ジメトキ
シカルボニルメトキシ−3,3′,5,5′−テトラメチルジ
フェニルスルホンまたは4,4′−ジエトキシカルボニル
メトキシ−3,3′,5,5′−テトラメチルジフェニルスル
ホンを使用した以外は、実施例8と同様にして感熱記録
紙を得た。それらをそれぞれ実施例9,10,11,12,13及び1
4とする。
比較例3 実施例8におけるB液を比較例1と同様に調製したほ
かは実施例8と同様にして、比較用感熱記録紙を得た。
比較例4 実施例8におけるC液の増感剤4,4′−ジメトキシ−
3,3′,5,5′−ジフェニルスルホンをステアリン酸アミ
ドに代えた以外は、実施例8と同様にして比較用感熱記
録紙を得た。
性能試験例 実施例及び比較例で得られた感熱記録紙の性能比較試
験例を次のようにして行った。
(1) 発色性 熱傾斜試験機(東洋精機製作所)を用い、サンプル加
圧2kg/cm2、加熱時間5秒で発色させた。発色温度は5
℃きざみとして行った。次に、カラーコンピューター
(スガ試験機)を用い、色濃度Cを測定した。発色前
の感熱記録紙の色濃度をC0 (地肌カブリ)、発色後の
色濃度をC1 とした。
a)地肌カブリ 地肌カブリは小さい方が良い。
b)立ち上り及び立ち終わり温度と色濃度C発色温度
とその時の色濃度Cをグラフにプロットし、接線を引
いてその交点より、立ち上り温度と色濃度C、立ち終
わり温度と色濃度Cを求めた。立ち上り温度と立ち終
わり温度との差が小さい程良い。
(2) 耐塩ビ可塑剤性 熱傾斜試験機で、加熱発色させた感熱記録紙を塩ビシ
ートで密着させ、60℃で6時間保持後、地肌と発色部の
色濃度Cを測定した。発色部の残存率は、 で表した。残存率は大きい方が良い。
実施例1〜7と比較例1及び2の結果を表2に実施例
8〜14と比較例3及び4の結果を表3に示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ発色物質として無色又は淡色のロ
    イコ染料を含有し、顕色物質としてフェノール化合物を
    含有する感熱発色層を支持体上に設けてなる感熱記録材
    料の感度を向上させるための増感剤であって、下記一般
    式(1)で示される3,3′,5,5′−テトラメチルジヒド
    ロキシジフェニルスルホンのエーテル誘導体の少なくと
    も1種の主成分とする感熱記録材料用増感剤。 上式中、R1及びR2は同一であっても相異なっていてもよ
    く、それぞれ炭素数1〜4のアルキル基、アルケニル
    基、フェニル基又はベンジル基、又はハロゲン原子、ニ
    トロ基、メチル基、メトキシ基又はエトキシ基で置換さ
    れたフェニル又はベンジル基、又は式−CH2COOR3(式
    中、R3は炭素数1〜3のアルキル基又はアルケニル基を
    表す)の基を表す。
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