JP2566924C - - Google Patents

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JP2566924C
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magneto
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ビームと磁界の協働により光磁気記録媒体上に情報の記録、再生お
よび消去が可能な光磁気記録装置に関する。ここで光磁気記録媒体としては、デ
ィスク状、カード状等さまざまな形態が考えられるが、以下ではディスク状の光
磁気記録媒体(光磁気ディスクと記す)を例にとり説明する。 〔従来の技術〕 光磁気デイスクは、基板上に膜面に垂直な磁化容易軸を有する磁性薄膜を形成
して成り、この磁性薄膜の磁化方向の変化によって情報を記録するものである。
記録時にはまず前記磁性薄膜の磁化方向を予め一方向にそろえておき、これに前
記磁化方向とは逆方向のバイアス磁界を印加しながら、情報信号に従ってデジタ
ル的に変調されたレーザービームを照射する。すると、レーザービームの照射さ
れた部分の温度が上昇して保磁力が低下し、バイアス磁界の影響によって周囲と
逆方向に磁化されて、情報に応じて磁化パターンが形成される。このように記録
された情報は、低出力の無変調ビームを媒体に照射することにより、良く知られ
た磁気光学効果を用いて光学的に読み出すことが出来る。また記録時のバイアス 磁界と逆方向の磁界を印加することにより、記録した情報を消去することも出来
る。 第図は、上記光磁気デイスクを用いた従来の光磁気記録装置を示す概略図で
ある。ここで装置枠体41には上ブタ42が取り付けられており、光磁気デイスク43
の装脱着時に開閉される。この光磁気デイスク43はクランパ48によってターンテ
ーブル44にクランプされ、ヘツド枠体45内のスピンドルモータによって回転され
る。光ヘツド46は、ガイド49に沿ってデイスクの半径方向に移動し、光磁気デイ
スク 43 に光ビームを照射して情報の記録を行なう。またバイアス磁界を印加す
る磁石47は光ヘツド46と一体に設けられ光ヘツド46と共に半径方向に移動する。 第図は従来の光磁気記録装置の他の構成例を示す概略図で、第5図と同一の
部材には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。本例においてバイアス磁石
47は光磁気デイスク43の半径方向の記録領域をカバーする大きさを持ち、装置の
上ブタ 42 に固定されている。そして上ブタを閉めた状態で、破線で示すように
バイアス磁石47が光磁気デイスク43に近接する。 〔発明が解決しようとしている問題点〕 しかしながら、上記第図に示される従来の構成においては、磁石47は小さい
ものですむが可動部たる光ヘッド 46 が大型化して、高速アクセスに対応出来な
いといった問題点があった。 又、第図に示される従来の構成においては、上記問題は解決するが適応出来
る装置が開閉可能な上ブタ付きのものに限られ、又、その様な装置は上ブタの開
閉スペースが必要であるため装置を薄型可しようとする技術の流れの中で好まし
い形態のものではなかった。 又、装置の薄型可を図るためには、ディスクをほぼディスクの記録面に沿った
方向に装置内に挿入する構成(所謂フロントローディンク)にすることが好まし
い。しかし、フロントローディングとするためには、装置内にディスクの搬送経
路を確保しなければならないが、その際にディスクに近接されるバイアス磁界の
発生手段が大きな障害となっていた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、薄型化可
能な光磁気記録装置を提供することである。 そして、上記目的は、光磁気記録媒体を収納したディスクカートリッジが搬送
される搬送経路と、前記搬送されたディスクカートリッジ内の前記媒体に対して
近接して配置された、前記媒体にバイアス磁界を印可する磁界発生手段と、前記
媒体のバイアス磁界印可部に光ビームを照射する光学ヘッドとを備える光磁気記
録装置において、 前記ディスクカートリッジの装置内への搬送時に前記ディスクカートリッジの
搬送経路から前記磁界発生手段を退避させる退避手段を備え、前記退避手段は前
記磁界発生手段を前記媒体の記録面に交叉する方向に前記磁界発生手段の前記記
録面に対向する面を前記記録面に平行な状態で退避させた後、前記記録面に平行
な方向で且つ前記搬送経路の後方に退避させることによって達成される。 〔実施例〕 以下本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。 第図(a),(b)は本発明の実施例の側面断面図であり、第図は第
(a)の左側からみた断面図である。第図(a)は、ローデイング途中でデイ
スクカートリツジが下降を開始していない状態をあらわし、第図(b)はロー
デイング及びクランプ完了時である。 まず第図(a)及び第図をもとに説明する。大まかに分けると1がスピン
ドルモータユニツトで、102は内部に光磁気デイスクを収納したデイスクカート
リツジ、2はバイアス磁石ユニツト、3はクランプユニツト、4は枠体である。
尚、光ヘッドは不図示である。スピンドルモータユニツト1は、スピンドルモー
タ5、スピンドルモータ5の回転軸に固定されたターンテーブル6、スピンドル
モータの回転軸に摺動可能で、弾性力により常に上方向に浮き上がっているテー
パコーン7から成る。バイアス磁石ユニツト2は、バイアス磁石8と第1リンク
板9、第図(b)に示す第2リンク板10第3リンク板11及び結合板1による平
行リンク機構、及びスライダ 13 が可動部(退避手段)を構成している。さらに
固定部を形成する内ガイド14、外ガイド15がバイアス磁石の両側に設けられてい
る。バイアス磁石駆動部は、枠体4に固定されたピン 16 を中心としてレバ ー17が、不図示の駆動機構により回転し、このレバー17に係合しスライダ13に固
定されたピン 18 を動かすことにより、バイアス磁石を駆動する。第1リンク板
9、第2リンク板10の一端は結合板12に回動自在に支持され、他端は第3リンク
板11に回動自在に結合されている。また第1リンク板9、第2リンク板10の中央
部はスライダ13に固定された回転軸が通され、この回転軸19にはめこまれたコロ
20が内ガイド14に沿って動くため、スライド13は直線状に移動する。 第1リンク板9、第3リンク板11の結合部にはコロ21が設けられ、このコロ21
はトーシヨンバネ22とバイアス磁石8の重力により外ガイド15に押しつけられて
いる。 クランプユニツト3は、第4リンク板31、第5リンク板32、クランパ33、クラ
ンプガイド34から構成されている。 第4リンク板31の一端はクランプガイド34に又、他端は第5リンク板32の中央
部に、共に回動自在に結合されている。第5リンク板 32 の一端はクランパ33に
回動自在に結合され、他端は第図(a)中の矢印方向に移動可能となっている
。この部分を駆動することによりクランパ 33 が昇降しデイスクカートリツジ10
2を実線及び破線で示すようにターンテーブル6にクランプしたりこれを解除す
ることが可能になる。ローテイングはまず水平方向にデイスクカートリツジ102
を移動させデイスク中心がほぼターンテーブル6の中心に位置した所で下降を始
める。デイスクカートリツジ102の下降とほぼ同時にクランパ33が下降をはじめ
、デイスクがターンテーブル6に載置された直後に、クラツパ 33 がデイスクを
ターンテーブル6にクランプする。バイアス磁石8の移動はローデイングが完了
してから開始される。 クランプはローデイングが終了してから行なってもよいが上記で説明した手順
の方がバイアス磁石8の移動中に、デイスクの回転を立ち上げることができるた
め、ローデイング開始から記録再生等の動作に入るまでの時間を短縮できる。 スライダ13は、内ガイド14に沿って移動するが、コロ21が外ガイド15の形状に
沿って移動するため、コロ21が外ガイド15の斜面15−1にさしかかると、コロ 2
1 の位置は上昇し、それに応じてバイアス磁石8がディスクカートリッジに収納
された光磁気ディスクの記録面に交叉する方向内で下降を始め、デイスク カートリツジ102の開口部に入り第図(b)に示した位置で停止する。 電磁石の駆動は、スライダ13に固定されたピン18、ピン16を中心に回動し、ピ
ン18に係合する長穴を有するレバー17を伝達手段として、不図示のモータ等で行
なわれる。もちろんワイヤ、ラツク・ピニオン等の別の伝達駆動手段を用いても
よい。また、本実施例ではスライド 13 を駆動したが、バイアス磁石8を直接駆
動しても良い。 さらにこの実施例では第3リンク板11、スライダ13、結合板12によって、二重
の平行リンクが形成されているが、もちろん片方だけでもよい。つまり第3リン
ク板11がなくてもかまわないしスライダ13がなくてもかまわない。また第3リン
ク板11の一端にコロ21を設けたが、第4図に示すように他端にもコロ21′を設け
てもよい。コロ21′はコロ21よりも長く、外ガイド15′にはコロ21とコロ21′の
それぞれに対応する2ケ所の斜面を有し、コロ21′が第図左側の斜面に入り込
まないように段差が設けられている。この構成によれば、平行リンクの回動部に
多少ガタがあってもバイアス磁石8を平行に上下させることが可能である。 第図に実施例の磁石駆動手段の変形例の要部を示す。 バイアス磁石8から2本のピン51,52が両側に設けられている。ピン52はピン5
1よりも長く細くなっている。ガイド53には溝が設けられ、溝53−1及び53−3
は溝53−2,53−4より深くなっている。このため、バイアス磁石8はガタなく移
動でき作動位置に移動すると、ピン53は溝53−2に入ることなく55の位置まで移
動し、ピン51は短いため溝53−2に入り込み54の位置に移動する。 このように上記実施例は磁界発生手段を媒体の挿入経路の後方に移動するよう
に構成したので、装置も非常に薄型にすることが出来る。 本発明は以上説明した実施例の他にも種々の変形が可能であり、本発明は特許
請求の範囲を逸脱しない限りにおいて、このような変形例の包含するものである
。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、ディスクカートリッジの装置内への搬送時にデ
ィスクカートリッジの搬送経路から磁界発生手段を退避させる退避手段を設け、
退避手段は磁界発生手段を光磁気ディスクの記録面に交叉する方向に磁界発生手 段の前記記録面に対向する面を前記記録面に平行な状態で退避させた後、前記記
録面に平行な方向で且つ前記搬送経路の後方に退避させることによって、装置を
大型化することなく装置内におけるディスクカートリッジの搬送経路を確保でき
、即ち、装置をフロントローディングに構成することが可能となり、その結果、
装置の薄型化を図れる。
【図面の簡単な説明】 第図(a),第図(b)及び第図は夫々本発明の実施例の構成を示す概略
図、第図及び第図は夫々本発明の実施例における磁石駆動機構の変形例を示
す概略図、第図及び第図は従来の光磁気記録装置の構成を示す概略図である
1……スピンドルモータユニット、102……デイスクカートリツジ、2……バイア
ス磁石ユニット、3……クランプユニット、4……枠体、5……ターンテーブル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.光磁気記録媒体を収納したディスクカートリッジが搬送される搬送経路と、
    前記搬送されたディスクカートリッジ内の前記媒体に対して近接して配置された
    、前記媒体にバイアス磁界を印可する磁界発生手段と、前記媒体のバイアス磁界
    印可部に光ビームを照射する光学ヘッドとを備える光磁気記録装置において、 前記ディスクカートリッジの装置内への搬送時に前記ディスクカートリッジの
    搬送経路から前記磁界発生手段を退避させる退避手段を備え、前記退避手段は前
    記磁界発生手段を前記媒体の記録面に交叉する方向に前記磁界発生手段の前記記
    録面に対向する面を前記記録面に平行な状態で退避させた後、前記記録面に平行
    な方向で且つ前記搬送経路の後方に退避させることを特徴とする光磁気記録装置

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