JP2566691Y2 - 放射線用カセッテの蓋板取付装置 - Google Patents

放射線用カセッテの蓋板取付装置

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JP2566691Y2
JP2566691Y2 JP1992002554U JP255492U JP2566691Y2 JP 2566691 Y2 JP2566691 Y2 JP 2566691Y2 JP 1992002554 U JP1992002554 U JP 1992002554U JP 255492 U JP255492 U JP 255492U JP 2566691 Y2 JP2566691 Y2 JP 2566691Y2
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JP1992002554U
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宰臣 岡本
政之 太田
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株式会社岡本製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、放射線用カセッテの蓋
板を表板に開閉可能に装着する蝶番羽根板と蓋板との取
付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線用カセッテは、表板と蓋板とを開
閉可能に蝶着して形成されており、両板を閉じ合わせる
ことにより、表板内に収納されるフィルムを、蓋板に設
けられたフィルム押さえで表板内面に押し付けている。
【0003】従来、この表板と蓋板との蝶着は、表板外
周のフレームに形成された軸受部に蝶番羽根板の軸部を
軸着するとともに、該蝶番羽根板と蓋板とをリベットに
より固着することにより行われていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、リベッ
トを用いた上述の蓋板取付構造では、蝶番羽根板1枚当
たりに3〜4本のリベットを確実に打込む必要があっ
て、リベットの正確な位置合わせなど、取付作業が繁雑
で時間がかかるため、生産性の向上に限界があり、取付
不良が発生した場合の修復も困難であった。また、リベ
ットが緩んで、蓋板がガタつくことがあった。さらに、
リベットの頭部が蓋板や蝶番羽根板の外面に突出するた
め、カセッテの積み重ねを困難なものにしており、持ち
運びする際の支障ともなっていた。
【0005】そこで本考案は、放射線用カセッテの蓋板
と蝶番羽根板とを容易に、かつ確実に取付けることがで
きる放射線用カセッテの蓋板取付装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案は、フィルムを収納する表板に蓋板を開閉
可能に装着する放射線用カセッテの蓋板取付装置におい
て、前記表板外周のフレームに軸着される蝶番羽根板
と、前記蓋板の蝶番羽根板取付部とに、略同一形状の嵌
合孔をそれぞれ形成するとともに、蓋板外面の嵌合孔の
周囲に凹部を形成し、前記蓋板と蝶番羽根板とを連結す
る係止部材の嵌合部先端部に係合溝を形成し、該係止部
材に組合わせされる固定部材に係合凸条を設け、前記蝶
番羽根板の外面に前記蓋板の蝶番羽根板取付部を重合し
て、内外に重ね合わせした前記両嵌合孔に、前記係止部
材の嵌合部を蓋板側より嵌合して、該嵌合部外周に設け
た鍔部を前記蓋板の凹部内に収容するとともに、嵌合部
先端部の係合溝に前記固定部材の係合凸条を嵌着して、
前記係止部材の鍔部と、前記固定部材に設けた鍔部とで
前記蓋板と蝶番羽根板とを挟持したことを特徴としてい
る。
【0007】
【作 用】上記の構成によれば、蓋板と蝶番羽根板と
は、両嵌合孔に嵌合する係止部材の嵌合部により位置合
わせされた状態で、係止部材の鍔部と固定部材の鍔部と
で挟持されて固定される。係合溝と係合凸条との嵌着
は、係止部材と固定部材との位置決めを容易に行なうた
めに役立つ。係合溝と係合凸条との嵌着には、溶着ある
いは接着を用いることもできる。また、蓋板の凹部には
係止部材の鍔部が収容され、蓋板の外面に係止部材が不
要に突出しないので、カセッテの積み重ねや持ち運びな
ど、使用性に優れたものとなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は放射線用カセッテの要部断面図、図2は
蓋板側から見た全体斜視図である。
【0009】放射線用カセッテ1は、表板2の外周を形
成するフレーム3に、軸4により軸着部5aが回動可能
に保持された蝶番羽根板5を介して蓋板6を開閉可能に
装着したものであって、蓋板6は、該蓋板6に設けられ
たロック装置7により表板2に錠止めされ、表板2に収
納されたフィルムを表板2の内面に押し付けるように構
成されている。
【0010】上記蓋板6の蝶番羽根板取付部外面には、
後述する係止部材を装着するための凹部6aが設けられ
るとともに、該凹部6aと蝶番羽根板5とには、略同一
形状の嵌合孔5b,6bが対応する位置にそれぞれ形成
されており、蝶番羽根板5及び蓋板6は、該両嵌合孔5
b,6bに嵌合する係止部材8と、該係止部材8に組合
わせされて固着される固定部材9とにより挟持されてい
る。
【0011】上記係止部材8及び固定部材9は、例え
ば、超音波溶着が可能な合成樹脂により形成されるもの
で、係止部材8は、蓋板6の蝶番羽根板取付部に形成さ
れた凹部6a内に納まる大きさの鍔部8aと、前記嵌合
孔5b,6bと同一の外形を有する嵌合部8bと、該嵌
合部8b先端部の係合溝8cとを有しており、一方の固
定部材9は、前記係止部材8の係合溝8cに係合する係
合凸条9aと、該係合凸条9a外周の鍔部9bとを有し
ている。
【0012】蝶番羽根板5と蓋板6との取付けは、ま
ず、蝶番羽根板5を、蓋板6の外周に形成された挿入孔
6cに挿通し、蝶番羽根板5の外面に蓋板6の蝶番羽根
板取付部を重合しながら、両嵌合孔5b,6bが重なり
合う位置まで挿入する。この状態で、前記係止部材8の
嵌合部8bを、蓋板6側から両嵌合孔5b,6bに挿入
して嵌合させる。次いで、嵌合部8b先端部の係合溝8
cと固定部材9の係合凸条9aとを嵌着し、係止部材8
と固定部材9とを圧着した状態で、例えば超音波溶着に
より係止部材8と固定部材9とを一体化して固定する。
【0013】これにより、蝶番羽根板5と蓋板6の両嵌
合孔5b,6bが係止部材8の嵌合部8bにより位置合
わせされた状態に固定されるとともに、両部材8,9
鍔部8a,9bにより蝶番羽根板5と蓋板6とが挟持さ
れる。
【0014】本実施例はこのように、表板2に設けた蝶
番羽根板5に、1組の係止部材8と固定部材9を用いて
蓋板6を取付けるので、蝶番羽根板1枚当たりに複数の
リベットを用いた従来に比べて、蓋板6の取付作業が頗
る容易となり、作業時間の大幅な短縮が図れるととも
に、蝶番羽根板5と蓋板6とを広い面積で保持すること
ができるので、取付強度の向上が図れる。また、係止部
材8と固定部材9とを、係合溝8cと係合凸条9aの嵌
着で連結したことにより、両部材8,9の位置決めを容
易に行うことができ、さらに超音波溶着を用いることに
より、取付作業の自動化を図ることも可能であり、生産
性の向上が図れる。
【0015】また、蓋板6外面の嵌合孔6bの周囲に凹
部6aを形成して、該凹部6aに係止部材8の鍔部8a
を収容するようにしたから、蓋板6の外側に係止部材8
が突出することがなくなり、この種のカセッテの基準に
適合させることができるとともに、積み重ねや持ち運び
にも優れたものとなる。
【0016】しかも、係止部材8と固定部材9とを合成
樹脂により形成することにより、部材のコストダウンが
図れ、さらに、取付不良が発生した場合でも両部材を取
除いて再度取付作業を行うことが可能である。
【0017】なお、係止部材と固定部材の形状は上記実
施例に限るものではなく、必要な取付強度に応じて適宜
最適に設定することができ、さら両者を金属製にした
り、接着剤による接着やスポット溶接等で固着すること
もできる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の放射線用
カセッテの蓋板取付装置は、蝶番羽根板と、蓋板の蝶番
羽根板取付部とに、略同一形状の嵌合孔をそれぞれ形成
するとともに、蓋板外面の嵌合孔の周囲に凹部を形成
し、蓋板と蝶番羽根板とを連結する係止部材の嵌合部先
端部に係合溝を形成し、係止部材に組合わせされる固定
部材に係合凸条を設け、蝶番羽根板の外面に蓋板の蝶番
羽根板取付部を重合して、内外に重ね合わせした両嵌合
孔に、係止部材の嵌合部を蓋板側より嵌合して、嵌合部
外周に設けた鍔部を蓋板の凹部内に収容するとともに、
嵌合部先端部の係合溝に固定部材の係合凸条を嵌着し
て、係止部材の鍔部と、固定部材に設けた鍔部とで蓋板
と蝶番羽根板とを挟持するので、蝶番羽根板1枚当たり
に複数のリベットを用いた従来に比べて、蓋板の取付作
業が頗る容易となり、作業時間の大幅な短縮が図れると
ともに、蝶番羽根板と蓋板とを広い面積で保持すること
ができるので、取付強度の向上が図れる。しかも、リベ
ットを用いないので、蓋板のガタつきを有効に回避でき
る。さらに、係合溝と係合凸条との嵌着によって、係止
部材と固定部材の位置決めを容易に行うことができる。
また、蓋板外面の凹部に係止部材の鍔部を収容するの
で、蓋板の外側に係止部材が突出することがなくなり、
積み重ねや持ち運びにも優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す放射線用カセッテの
要部断面図である。
【図2】 蓋板側から見た放射線用カセッテの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…放射線用カセッテ、2…表板、3…フレーム、5…
蝶番羽根板、5b…嵌合孔、6…蓋板、6a…凹部、6
b…嵌合孔、8…係止部材、8a…鍔部、8b…嵌合
部、9…固定部材、9b…鍔部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムを収納する表板に蓋板を開閉可
    能に装着する放射線用カセッテの蓋板取付装置におい
    て、前記表板外周のフレームに軸着される蝶番羽根板
    と、前記蓋板の蝶番羽根板取付部とに、略同一形状の嵌
    合孔をそれぞれ形成するとともに、蓋板外面の嵌合孔の
    周囲に凹部を形成し、前記蓋板と蝶番羽根板とを連結す
    る係止部材の嵌合部先端部に係合溝を形成し、該係止部
    材に組合わせされる固定部材に係合凸条を設け、前記蝶
    番羽根板の外面に前記蓋板の蝶番羽根板取付部を重合し
    て、内外に重ね合わせした前記両嵌合孔に、前記係止部
    材の嵌合部を蓋板側より嵌合して、該嵌合部外周に設け
    た鍔部を前記蓋板の凹部内に収容するとともに、嵌合部
    先端部の係合溝に前記固定部材の係合凸条を嵌着して、
    前記係止部材の鍔部と、前記固定部材に設けた鍔部とで
    前記蓋板と蝶番羽根板とを挟持したことを特徴とする放
    射線用カセッテの蓋板取付装置。
JP1992002554U 1992-01-28 1992-01-28 放射線用カセッテの蓋板取付装置 Expired - Lifetime JP2566691Y2 (ja)

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JPH0561752U JPH0561752U (ja) 1993-08-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4114235A (en) * 1977-06-14 1978-09-19 Presto Lock Company, Division Of Walter Kidde & Company, Inc. Stay for hinged members
JPS6235112Y2 (ja) * 1979-06-28 1987-09-07
JPS57155545U (ja) * 1981-03-27 1982-09-30
JPS5830511A (ja) * 1981-06-30 1983-02-23 ナシヨナル・リベツト・アンド・マニユフアクチユアリング・カンパニ− 締付け装置
JPS60190639U (ja) * 1984-05-30 1985-12-17 キヨ−ラク株式会社 容器等の蝶番

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