JP3026817U - プラスチック製電池ケースの構造 - Google Patents
プラスチック製電池ケースの構造Info
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- Expired - Lifetime
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-
- Y02E60/12—
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】見映が良く、再開放及び再使用が可能なプラス
チック製電池ケース。 【解決課題】プラスチック製電池ケース1において、上
ケース20と下ケース30を合体固定する時、下ケース
30に電池50を入れてから、下ケース30に形成した
プラスチック製仕切板40の上面に突出したボスを上ケ
ース20に形成した固定孔22、22aに通し、このボ
スの先端側に瞬間加熱チップを当てて溶融することによ
り、固定孔22、22aより大きい膨大部44、44a
を形成して上ケース20と下ケース30を合体固定し、
電池ケース1を開ける場合は、この膨大部44、44a
を切除することにより簡単に電池ケース1を開く事がで
きるように構成して成るプラスチック製電池ケース1の
構造。
チック製電池ケース。 【解決課題】プラスチック製電池ケース1において、上
ケース20と下ケース30を合体固定する時、下ケース
30に電池50を入れてから、下ケース30に形成した
プラスチック製仕切板40の上面に突出したボスを上ケ
ース20に形成した固定孔22、22aに通し、このボ
スの先端側に瞬間加熱チップを当てて溶融することによ
り、固定孔22、22aより大きい膨大部44、44a
を形成して上ケース20と下ケース30を合体固定し、
電池ケース1を開ける場合は、この膨大部44、44a
を切除することにより簡単に電池ケース1を開く事がで
きるように構成して成るプラスチック製電池ケース1の
構造。
Description
【0001】
本考案は、電気機器駆動用の電源となる電池を格納するためのプラスチック製 電池ケースの構造に関する。
【0002】
携帯電話や携帯ビデオカメラなどの携帯用電気製品の電源として、ニッカド電 池やリチュウム電池など充電可能な2次電池が用いられており、その電池を格納 する電池ケースとしてプラスチック製のケースが多く使用されている。 このようなプラスチック製電池ケースは、下ケースに電池をセットした後、下 ケースと上ケースの接触面に接着剤を塗布して、上下ケースを接着固定するとい う密閉手段がとられている。
【0003】
しかし、上記従来における上下ケースの密閉手段の場合、次のような欠点があ る。 a.上下ケースは、十分な接着力を得るまではケースを動かすことができない と共に位置合わせが悪いと上下ケースがズレて機器内に対する格納に際して支障 が発生することがある。 b.接着剤を塗布した場合、この接着剤が接着面からハミ出たり、経時的にこ の接着剤が変色したりするため、外観上見栄えが悪くなる。 c.何等かの都合でプラスチック製電池ケースを開ける場合、接着面を外すの に多大な時間と労力が必要となり、最悪の場合電池ケースを破壊しなければなら ないことがある。 本考案は、プラスチック製電池ケースにおいて、上ケースと下ケースの合体固 定が確実に行われ、また何等かの都合でプラスチック製電池ケースを開けなけれ ばならなくなった時でも、簡単な方法で開けることが出来るプラスチック製電池 ケースの構造を提供することを目的としている。
【0004】
上記目的は、次の手段で解決することができる。 1.プラスチック製電池ケースにおいて、上ケースと下ケースを合体固定する 時、下ケースに電池を入れてから、下ケースに形成したプラスチック製仕切板の 上面に突出したボスを上ケースに形成した固定孔に通し、このボスの先端側に瞬 間加熱チップを当てて溶融することにより、前記固定孔より大きい膨大部を形成 して上ケースと下ケースを合体固定し、電池ケースを開ける場合は、この膨大部 を切除することにより簡単に電池ケースを開く事ができるように構成して成るプ ラスチック製電池ケースの構造。
【0005】 2.プラスチック製電池ケースにおいて、上ケースと下ケースを合体固定する 時、下ケースに電池を入れてから、下ケースに接着したプラスチック製仕切板の 上面に設けてあるネジ孔に、上ケースの固定孔を通して固定用のネジをねじ込む ことにより、上ケースと下ケースを合体固定し、電池ケースを開ける場合は、前 記ネジを開放方向に回転させて取り外すことにより簡単に電池ケースを開く事が できるように構成して成るプラスチック製電池ケースの構造。
【0006】
上記の様に構成されたプラスチック製電池ケースは、上下ケースの合体固定を 瞬時的に出来、接着剤による固定の様に上下ケースのズレなどの不良が発生する ことがなく、品質の向上が計れる。 また、何等かの都合でプラスチック製電池ケースを開ける必要性が生じた時、 接合部(ボス膨大部又はネジ)を除去することにより瞬時に開けることが可能で ある。
【0007】
本考案の実施例を図1〜図3に基づいて詳述する。 図1は本考案によるプラスチック製電池ケース1の要部縦断側面図である。 20は電池2本入りの上ケースであって、この上ケース20の中央には一条の 位置決め溝21が形成されていると共にこの溝21には2ヶ所に固定孔22、2 2aが設けられている。30は下ケースであって、この下ケース30内の中央に はプラスチック製の仕切板40と仕切板底面42、42aが形成されていると共 に仕切板40の上面41には固定孔22、22aに内方から嵌入されて溝21内 に先端が露出する長さのボス43、43aが形成されている。
【0008】 次に、プラスチック製電池ケース1の製造方法について説明する。 まず、プラスチック製の仕切板40の仕切板底面42、42aを前もって下ケ ース30に接着しておく。十分な接着強度が確保出来たら、2つの電池50、5 0aを下ケース30の所定の位置に置く。 次に、上ケース20を下ケース30に重ね合わせるが、その時上ケース20の 固定孔22、22aに仕切板40と一体成形された仕切板上面41のボス43、 43aを通して(図4)、下ケース30と嵌合させる。 固定孔22、22aより突出したボス43、43aの先端に瞬間加熱チップ6 0を当てて(図5)、固定孔22、22aより大きい膨大部44、44aを形成 する(図6)。 この膨大部44、44aが形成されると、ボス43、43aは固定孔22、2 2aより抜けなくなり(図7)、上ケース20と下ケース30は完全に固定され る。
【0009】 図8は膨大部44をニッパー70等で切除することにより、ボス43が固定孔 22から抜けることが可能となる様子を表している。 したがって、プラスチック製電池ケース1を開ける必要が生じた時は、図8の 様に膨大部44、44aを切除することにより、上ケース20と下ケース30は 容易に分離され開けることが可能となる。 再度組み込む場合は、上ケース20と下ケース30の接触面に接着剤を塗布し 、両ケースを重ね合わすことにより合体固定が可能である。
【0010】 図9はネジ止めをする時の方法を示し、仕切板上面41にはネジ孔45を設け 、上ケース20と下ケース30を重ね合わせた後、上ケース20の固定孔22を 通して固定ネジ80をネジ孔45にネジ込むことにより両ケースは固定される。 プラスチック製電池ケース1を開ける時は、固定ネジ80を開放方向に回転さ せて取り外せば開ける事が可能である。
【0011】
本考案は、以上説明したように構成されているので以下に記載されている効果 を奏することができる。 1.プラスチック製電池ケースの上ケースと下ケースの合体固定を瞬時かつ確 実に行うことができる。 2.万一、プラスチック製電池ケースを開ける必要性が生じた時は、接合部分 を簡単に除去できるため、ケースを短時間で開けられる。したがって製造後の補 修を簡単に行うことが可能であると共にケースを再利用でき、無駄がない。 3.上下ケースをネジ止めすることにより、再開放を何回でも行うことができ る。 4.従来のように接着剤がハミ出たり変色しないので、見栄えが良く、商品の 価値が高まる。
【図1】本考案に係るプラスチック製電池ケースの要部
縦断側面図。
縦断側面図。
【図2】
【図1】におけるA−A部の断面図。
【図3】本考案に係るプラスチック製電池ケースの上面
図。
図。
【図4】ボスと固定孔の組合せ図。
【図5】ボスに瞬間加熱チップを当てる図。
【図6】瞬間加熱チップにて膨大部を形成する図。
【図7】膨大部が形成された図。
【図8】膨大部をニッパーで切除する図。
【図9】ネジで上下ケースを固定する実施例の説明図。
1 プラスチック製電池ケース 20 上ケース 22、22a 固定孔 30 下ケース 40 仕切板 43、43a ボス 44、44a 膨大部 50、50a 電池 60 瞬間加熱チップ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るプラスチック製電池ケースの要
部縦断側面図。
部縦断側面図。
【図2】 図1におけるA−A部の断面図。
【図3】 本考案に係るプラスチック製電池ケースの上
面図。
面図。
【図4】 ボスと固定孔の組合せ図。
【図5】 ボスに瞬間加熱チップを当てる図。
【図6】 瞬間加熱チップにて膨大部を形成する図。
【図7】 膨大部が形成された図。
【図8】 膨大部をニッパーで切除する図。
【図9】 ネジで上下ケースを固定する実施例の説明
図。
図。
【符号の説明】 1 プラスチック製電池ケース 20 上ケース 22、22a 固定孔 30 下ケース 40 仕切板 43、43a ボス 44、44a 膨大部 50、50a 電池 60 瞬間加熱チップ
Claims (2)
- 【請求項1】 プラスチック製電池ケースにおいて、上
ケースと下ケースを合体固定する時、下ケースに電池を
入れてから、下ケースに形成したプラスチック製仕切板
の上面に突出したボスを上ケースに形成した固定孔に通
し、このボスの先端側に瞬間加熱チップを当てて溶融す
ることにより、前記固定孔より大きい膨大部を形成して
上ケースと下ケースを合体固定し、電池ケースを開ける
場合は、この膨大部を切除することにより簡単に電池ケ
ースを開く事ができるように構成して成るプラスチック
製電池ケースの構造。 - 【請求項2】 プラスチック製電池ケースにおいて、上
ケースと下ケースを合体固定する時、下ケースに電池を
入れてから、下ケースに接着したプラスチック製仕切板
の上面に設けてあるネジ孔に、上ケースの固定孔を通し
て固定用のネジをねじ込むことにより、上ケースと下ケ
ースを合体固定し、電池ケースを開ける場合は、前記ネ
ジを開放方向に回転させて取り外すことにより簡単に電
池ケースを開く事ができるように構成して成るプラスチ
ック製電池ケースの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1148695U JP3026817U (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | プラスチック製電池ケースの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1148695U JP3026817U (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | プラスチック製電池ケースの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026817U true JP3026817U (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=43161957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1148695U Expired - Lifetime JP3026817U (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | プラスチック製電池ケースの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026817U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009026598A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | 二次電池パック |
JP2010234712A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Munekata Co Ltd | 再カシメ留め方法 |
JP2013101980A (ja) * | 2013-02-28 | 2013-05-23 | Toshiba Corp | 電子機器 |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP1148695U patent/JP3026817U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009026598A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | 二次電池パック |
JP2010234712A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Munekata Co Ltd | 再カシメ留め方法 |
JP2013101980A (ja) * | 2013-02-28 | 2013-05-23 | Toshiba Corp | 電子機器 |
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