JPH10246211A - 板状部材の接合構造 - Google Patents

板状部材の接合構造

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JPH10246211A
JPH10246211A JP4949397A JP4949397A JPH10246211A JP H10246211 A JPH10246211 A JP H10246211A JP 4949397 A JP4949397 A JP 4949397A JP 4949397 A JP4949397 A JP 4949397A JP H10246211 A JPH10246211 A JP H10246211A
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plate
rivet
adhesive
outer plate
joint
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JP4949397A
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Inventor
Tamotsu Inoue
保 井上
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見栄えを損なうため、はみ出した接着剤を除
去しなければならず、手間がかかると共に完全に除去で
きないなどの課題があった。 【解決手段】 角部1aを有した外板1と、角部2aを
有し接着剤3によって当該外板1と接合する内板2とを
備え、前記内板2の角部2a付近に接着剤逃し穴4を設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気機器の筐体
を形成する金属製の板状部材を接着剤やリベットによっ
て接合する板状部材の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の電気機器などの筐体を示
す組立斜視図であり、図において、31は屋外に設置さ
れる電気機器などの筐体の本体、32は図示しない接着
剤やリベットによって本体31の上部に接合される上
板、33は図示しない接着剤やリベットによって本体3
1の底部に接合される底板、34及び35は図示しない
蝶番によって本体31の前部に開閉自在に取り付けられ
る扉板、36は本体31に設けられ日除け板37をネジ
止め固定する固定部である。
【0003】また、これらの板状部材どうしを図示しな
い接着剤やリベットによって接合する構造を示したもの
が、図18及び図19である。図18は従来の接着剤に
よる板状部材の接合構造を示す要部断面図、図19は従
来の接着剤及びリベットによる板状部材の接合構造を示
す要部断面図である。図18において、41は角部41
aを有した金属製の外板であり、図示しない筐体の一部
をなすものである。42は角部42aを有し当該角部4
2aが外板41の角部41aの内側に位置するように接
着剤43を介して当該外板41と接合される金属製の内
板であり、これも図示しない筐体の一部をなすものであ
る。43a及び43bは接合時に接着剤43がはみ出し
て形成された接着剤はみ出し部である。また、図19に
おいて、45は外板41と内板42とを圧接固定するリ
ベットである。なお、図において、「内部」とは筐体の
内部側を示し、「外部」とは筐体の外部側を示すものと
し、以下のすべての図においても同様とする。
【0004】次に動作について説明する。図18に示す
場合にあっては、先ず、外板41と内板42との接着す
べき面に接着剤43を塗布する。そして、内板42の角
部42aを外板41の角部41aの内側に重ねて、外板
41と内板42とを接着する。この時、余分な接着剤4
3がはみ出して、接着剤はみ出し部43a,43bが形
成される。図19に示す場合にあっては、外板41と内
板42とを接着剤43によって上記と同様に接着すると
共に、リベット45によっても圧接固定する。この場合
にも、余分な接着剤43がはみ出して、接着剤はみ出し
部43a,43bが形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の板状部材の接合
構造は以上のように構成されているので、見栄えを損な
う接着剤はみ出し部43aを除去しなければならず、手
間がかかると共に完全に除去できないなどの課題があっ
た。
【0006】また、接着剤43とリベット45とを併用
した場合に、当該リベット45の圧接力により接着剤4
3の厚さが薄くなり、所定の強度を確保できないなどの
課題があった。
【0007】さらに、外板41と内板42とを電気的に
導通させる必要がある場合には、当該外板41及び内板
42とリベット45との当接部分によってのみ導通性を
確保しなければならず、かかる当接部分のみでは安定し
た導通性を確保できないなどの課題もあった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、接合強度を確保しつつ、見栄えの
良い板状部材の接合構造を得ることを目的とする。
【0009】また、この発明は、接合強度と安定した導
通性とを確保できる板状部材の接合構造を得ることを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る板状部材の接合構造は、角部を有した外板と、角部を
有し接着剤によって当該外板と接合する内板とを備え、
前記内板の角部付近に接着剤逃し穴を設けたものであ
る。
【0011】請求項2記載の発明に係る板状部材の接合
構造は、リベットと、リベット穴を有した外板と、複数
の接着剤逃し穴を有した内板とを備え、前記接着剤逃し
穴の一部を前記外板のリベット穴と対向する位置に設け
たものである。
【0012】請求項3記載の発明に係る板状部材の接合
構造は、リベットと、リベット穴を有した外板と、前記
リベット及び接着剤によって前記外板と接合されリベッ
ト穴を有した内板とを備え、前記内板のリベット穴の近
傍に前記外板側に突出する突部を設けたものである。
【0013】請求項4記載の発明に係る板状部材の接合
構造は、リベットと、リベット穴を有した外板と、前記
リベット及び接着剤によって前記外板と接合されリベッ
ト穴を有した内板と、表裏面に微少な突部を複数設けた
スペーサとを備えたものである。
【0014】請求項5記載の発明に係る板状部材の接合
構造は、リベットと、リベット穴を有した外板と、前記
リベット及び接着剤によって前記外板と接合されリベッ
ト穴を有した内板と、筒部と鍔部とを有したスペーサと
を備えたものである。
【0015】請求項6記載の発明に係る板状部材の接合
構造は、リベットと、リベット穴を有した外板と、前記
リベット及び接着剤によって前記外板と接合されリベッ
ト穴を有した内板とを備え、前記外板のリベット穴近傍
を前記内板側にへこませて凹部を形成したものである。
【0016】請求項7記載の発明に係る板状部材の接合
構造は、リベットと、折り返し接合部を有した第1の板
と、前記リベット及び接着剤によって前記第1の板の折
り返し接合部と接合される折り返し接合部を有した第2
の板とを備えたものである。
【0017】請求項8記載の発明に係る板状部材の接合
構造は、折り返し接合部を有した第1の板と、接着剤に
よって前記第1の板の折り返し接合部と接合される折り
返し接合部を有した第2の板とを備え、前記第1の板の
折り返し接合部または前記第2の板の折り返し接合部の
少なくとも一方には、突部と、固定片とを設けたもので
ある。
【0018】請求項9記載の発明に係る板状部材の接合
構造は、折曲端部を有した第1の板と、一端を接着剤に
よって前記第1の板の内面と接合される第2の板とを備
え、前記第2の板は、前記第1の板の折曲端部の先端付
近に位置する部分を折曲することによって当該折曲端部
と面一に形成したものである。
【0019】請求項10記載の発明に係る板状部材の接
合構造は、第1の板と第2の板とを接着剤によって接合
する接着接合部と、前記第1の板と前記第2の板とを接
着剤を介さないでリベットによって接合するリベット接
合部とを隣接して備え、かつ、当該接着接合部の当該リ
ベット接合部と隣接していない側の端部を筐体の内部側
に位置させたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による板
状部材の接合構造の接合前の状態を示す要部断面図、図
2は板状部材の接合構造を示す要部断面図であり、図に
おいて、1は角部1aを有した金属製の外板であり、図
示しない筐体の一部をなすものである。なお、かかる筐
体としては、例えば、従来技術の図17で示したものを
採用できる。1bは外板1の端部、2は角部2aを有し
当該角部2aが外板1の角部1aの内側に位置するよう
に接着剤3を介して当該外板1と接合される金属製の内
板であり、これも図示しない筐体の一部をなすものであ
る。4は接着剤3の一部を逃すために内板2の角部2a
に設けた四角形状の接着剤逃し穴であり、図1の紙面に
垂直な方向に複数設けられている。
【0021】次に動作について説明する。先ず、外板1
と内板2との接着すべき面に接着剤3を塗布する。そし
て、図2に示すように、内板2の角部2aを外板1の角
部1aの内側に重ねて、外板1と内板2とを接着する。
この時、余分な接着剤3が接着剤逃し穴4から出てくる
と共に、外板1と内板2の間のいわゆる空気抜きも行え
るため、接着剤3の滞留を防止でき、接着が確実とな
る。また、余分な接着剤3が接着剤逃し穴4から出るた
め、外板1の端部1b付近から余分な接着剤3がはみ出
しにくくなる。
【0022】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、接着の際に余分な接着剤3が接着剤逃し穴4から出
てくると共に、外板1と内板2の間のいわゆる空気抜き
も行えるため、接着剤3の滞留を防止でき、確実な接着
ができる効果が得られる。また、余分な接着剤3が接着
剤逃し穴4から出るため、外板1の端部1b付近から余
分な接着剤3がはみ出しにくくなり、接着後の当該余分
な接着剤3の除去作業を軽減できる効果も得られる。
【0023】なお、上記実施の形態1において、接着剤
逃し穴4の形状を四角形状とし、複数設けるものとして
説明したが、これに限られず円形その他の形状でもよ
く、また、接着面積に応じて穿設数を加減できることは
言うまでもない。
【0024】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による板状部材の接合構造を示す組立斜視図、図4
は接合後の板状部材の接合構造を示す斜視図である。な
お、以下のすべての実施の形態に関する図面において、
当該実施の形態よりも前に説明した実施の形態と同一の
構成要素または相当する構成要素には、同一符号を付し
てその説明を省略する。図において、2bは外板1とリ
ベット5及び接着剤3を介して接合される接合面、6は
リベット5を挿通するリベット穴、7は外板1と内板2
とを接着した時に余分な接着剤3を接合面2bの裏側に
逃すための接着剤逃し穴、7aは外板1のリベット穴6
と対向する位置に設けた接着剤逃し穴であり、リベット
穴を兼用するものである。
【0025】次に動作について説明する。先ず、外板1
と内板2との接着すべき面に接着剤3を塗布する。そし
て、内板2の角部2aを外板1の角部1aの内側に重ね
て、外板1と内板2とを接着する。この時、余分な接着
剤3が接着剤逃し穴7,7aから出てくると共に、外板
1と内板2の間のいわゆる空気抜きも行えるため、接着
剤3の滞留を防止でき、接着が確実となる。また、余分
な接着剤3が接着剤逃し穴7,7aから出るため、外板
1の端部1b付近から余分な接着剤3がはみ出しにくく
なる。接着後には、接着剤逃し穴7,7aから出てきた
接着剤3の量を観察し、接着剤3が接合面2bに均一に
存在しているか否かを確認する。リベット穴6と接着剤
逃し穴7aの位置は一致しているから、これにリベット
5を挿通し圧接固定する。
【0026】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、接着剤逃し穴7aはリベット穴を兼用しているの
で、別途の穴加工が不要となる効果が得られる。また、
接着後のリベット固定前には、接着剤逃し穴7,7aか
ら出てきた接着剤3の量を観察することにより、接着剤
3が接合面2bに均一に存在しているか否かを確認でき
る効果が得られる。さらに、接着の際に余分な接着剤3
が接着剤逃し穴7,7aから出てくると共に、外板1と
内板2の間のいわゆる空気抜きも行えるため、接着剤3
の滞留を防止でき、確実な接着ができる効果も得られ
る。また、余分な接着剤3が接着剤逃し穴7,7aから
出るため、外板1の端部1b付近から余分な接着剤3が
はみ出しにくくなり、接着後の当該余分な接着剤3の除
去作業を軽減できる効果も得られる。
【0027】なお、上記実施の形態2において、接着剤
逃し穴7,7a、リベット穴6の形状及び個数は、図示
したものに限られず、接合面積や確保すべき強度に応じ
て変更できることは言うまでもない。また、外板1及び
内板2は角部1a,2aを有しているが、特に有してい
なくてもよい。
【0028】実施の形態3.図5(a)はこの発明の実
施の形態3による板状部材の接合構造を示す要部断面図
であり、図5(b)はその接合前の突部を示す平面図で
ある。図において、8はリベット5を挿通するリベット
穴、9はリベット穴8を中心として平面円形状に突設
し、かつ、断面三角形状に突設した突部であり、例え
ば、プレス加工などにより形成したものである。この突
部9の頂部は鋭利に形成してあり、また突出高さは塗布
する接着剤3の厚さを勘案して決定してある。
【0029】次に動作について説明する。先ず、外板1
と内板2との接着すべき面に接着剤3を塗布し、外板1
と内板2とを接着する。そして、リベット5を外板1の
リベット穴6と内板2のリベット穴8に挿通し、圧接固
定する。このリベット固定の際には、突部9が過剰な圧
接に対するストッパーとしての役割を果たすため、接着
剤3の所定の厚みを容易に確保できる。また、鋭利な突
部9が外板1と圧接するため、外板1と内板2とを電気
的に導通させる必要がある場合には、導電性が向上す
る。
【0030】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、リベット固定の際には、突部9が過剰な圧接に対す
るストッパーとしての役割を果たすため、接着剤3の所
定の厚みを容易に確保できる効果が得られる。また、鋭
利な突部9が外板1と圧接するため、外板1と内板2と
を電気的に導通させる必要がある場合には、導電性を向
上できる効果が得られる。
【0031】なお、上記実施の形態3において、突部9
は加工の都合上、リベット穴8を中心として平面円形状
に突設し、かつ、断面三角形状に突設するものとして説
明したが、これに限られず、平面四角形状などその他の
形状としてもよく、また導電性を向上できれば、断面形
状を三角形以外の形状としてもよい。
【0032】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4による板状部材の接合構造を示す要部断面図、図7
はスペーサを示す断面図であり、図において、10は外
板1と内板2との間に配置される円環状のスペーサであ
り、リベット5を挿通するリベット穴10aと、表裏面
に設けられたローレット目(微少な突部)10bとを備
えている。
【0033】次に動作について説明する。先ず、外板1
と内板2との接着すべき面に接着剤3を塗布する。そし
て、スペーサ10を、そのリベット穴10aがリベット
穴6,8と一致するように配置し、外板1と内板2とを
接着する。次に、リベット5をリベット穴6,10a,
8に挿通し、圧接固定する。このリベット固定の際に
は、スペーサ10が過剰な圧接に対するストッパーとし
ての役割を果たすため、接着剤3の厚みを容易に確保で
きる。また、スペーサ10のローレット目10bが外板
1及び内板2と圧接するため、外板1と内板2とを電気
的に導通させる必要がある場合には、導電性が向上す
る。
【0034】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、リベット固定の際には、スペーサ10が過剰な圧接
に対するストッパーとしての役割を果たすため、接着剤
3の所定の厚みを容易に確保できる効果が得られる。ま
た、スペーサ10のローレット目10bが外板1及び内
板2と圧接するため、外板1と内板2とを電気的に導通
させる必要がある場合には、導電性を向上できる効果が
得られる。
【0035】なお、上記実施の形態4において、スペー
サ10にローレット目10bを形成するものとして説明
したが、導電性を向上できればこれに限られず、微少な
突部が多数形成されていればよい。
【0036】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5による板状部材の接合構造を示す要部断面図、図9
はスペーサを示す斜視図であり、図において、11は外
板1及び内板2のリベット穴6,8に嵌入されリベット
5を挿通するリベット穴11bを有した円筒状の筒部1
1aと、筒部11aの外周に鍔状に設けられ外板1及び
内板2の間に挟まれる鍔部11cとを備えたスペーサで
ある。すなわち、この実施の形態5におけるリベット穴
6,8は、他の実施の形態と異なり、スペーサ11の筒
部11aを介してリベット5を挿通するものである。こ
の筒部11aの長さは、外板1及び内板2の厚さと確保
すべき接着剤3の厚さとを合計したものとほぼ等しくな
るように決定してある。また、鍔部11cの厚さは、確
保すべき接着剤3の厚さに対応して決定してある。
【0037】次に動作について説明する。先ず、外板1
のリベット穴6または内板2のリベット穴8のいずれか
一方に、スペーサ11の筒部11aを嵌入する。ここで
は、説明の便宜上、外板1のリベット穴6にスペーサ1
1の筒部11aを嵌入するものとする。そして、外板1
と内板2のいずれか一方または双方の接着面に接着剤3
を塗布し、内板2のリベット穴8に、外板1に嵌入され
ていない側の筒部11aを嵌入すれば、外板1と内板2
の接着の位置合わせが容易にでき、接着作業が完了す
る。最後にリベット5を筒部11aのリベット穴11b
に挿通し、圧接固定する。このリベット固定の際には、
スペーサ11の鍔部11cが過剰な圧接に対するストッ
パーとしての役割を果たすため、接着剤3の所定の厚み
を容易に確保できる。
【0038】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、スペーサ11の筒部11aをリベット穴6,8に嵌
入すれば、接着時における外板1と内板2の位置合わせ
を容易に行える効果が得られる。また、リベット固定の
際には、スペーサ11の鍔部11cが過剰な圧接に対す
るストッパーとしての役割を果たすため、接着剤3の所
定の厚みを容易に確保できる効果も得られる。
【0039】なお、上記実施の形態5において、スペー
サ11の筒部11aを円筒状に形成するものとして説明
したが、これに限られず、その他の形状であってもよ
い。また、動作例において、スペーサ11の筒部11a
を外板1のリベット穴6に嵌入してから接着面に接着剤
3を塗布するものとして説明したが、接着剤3を塗布し
た後にスペーサ11の筒部11aをリベット穴6に嵌入
してもよい。
【0040】実施の形態6.図10(a)はこの発明の
実施の形態8による板状部材の接合構造を示す要部断面
図であり、図10(b)はその平面図である。図におい
て、12は筐体の一部である外板1を、平面形状が円形
となるように当該筐体の内部側にへこまして形成した凹
部であり、リベット5を挿通するリベット穴6を有して
いる。この凹部12は、外板1の当該凹部12を形成し
ていない部分の表面から、リベット5の頭が突出しない
ように形成したものである。したがって、凹部12の深
さ及び内径は、リベット5の頭のサイズを勘案して決定
してある。13は凹部12を有する外板1に接着剤3を
介して重ねることができるように、凹部12と相似形状
に内板2に形成した凹部であり、リベット5を挿通する
リベット穴8を有している。
【0041】次に動作について説明する。外板1及び内
板2の接合面のいずれか一方または双方に接着剤3を塗
布して両者を接着し、凹部12,13のリベット穴6,
8に配置されたリベット5によって圧接固定する。この
場合、リベット5の頭は、外板1の凹部12を形成して
いない部分の表面から突出しないため、外観上の見栄え
が損なわれない。
【0042】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、凹部12,13を設けたことにより、リベット5の
頭が外板1の凹部12内に収まり外板1から突出しない
ため、見栄えが良くなる効果が得られる。
【0043】なお、上記実施の形態6において、凹部1
2,13は平面形状が円形となるように当該筐体の内部
側にへこまして形成するものとして説明したが、これに
限られず、四角形状やその他の形状であってもよい。
【0044】実施の形態7.図11はこの発明の実施の
形態7による板状部材の接合構造を示す要部断面図であ
り、図において、14は筐体の一部をなし当該筐体の内
側に折り返して形成された折り返し接合部14aを有し
た第1の板、14bはリベット5を挿通するリベット
穴、15は筐体の一部をなし当該筐体の内側に折り返し
て形成され、折り返し接合部14aと接着剤3及びリベ
ット5によって接合される折り返し接合部15aを有し
た第2の板、15bはリベット5を挿通するリベット穴
である。
【0045】次に動作について説明する。折り返し接合
部14a,15aのいずれか一方または双方に接着剤3
を塗布して両者を接着し、リベット5によって圧接固定
する。
【0046】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、折り返し接合部14a,15aを設け、これを接着
剤3及びリベット5によって接合することにより、リベ
ット5を筐体の外部から見えないようにしたので、見栄
えが良くなる効果が得られる。
【0047】実施の形態8.図12はこの発明の実施の
形態8による板状部材の接合構造の要部を示す組立斜視
図、図13は接合後における板状部材の接合構造を示す
図12のA−A断面図であり、図において、16は筐体
の一部をなし当該筐体の内側に折り返して形成された折
り返し接合部16aを有した第1の板、16bは確保す
べき接着剤3の厚みに対応して後述する折り返し接合部
17a側に突出形成した突部であり、例えば、プレス加
工などにより形成される。17は筐体の一部をなし当該
筐体の内側に折り返して形成され、折り返し接合部16
aと接着剤3によって接合される折り返し接合部17a
を有した第2の板である。18は折り返し接合部16a
の一端から下方に延設され、折り返し接合部17aを固
定する固定片、18aは固定片の一部であって、図12
のB−B部分で第2の板17側に折曲することによって
折り返し接合部17aを突部16b側に圧接固定する折
曲部(固定片)18aである。なお、設けるべき固定片
18の数は、第1の板16及び第2の板17の大きさ
や、確保すべき圧接力などに応じて決定される。
【0048】次に動作について説明する。先ず、折り返
し接合部16a,17aのいずれか一方または双方に接
着剤3を塗布して両者を接着する。次に、固定片18の
折曲部18aを図12のB−B部分で第2の板17側に
折曲することによって、折り返し接合部17aを突部1
6bに圧接固定する。この折曲部18aによる圧接固定
の際には、折り返し接合部16aの突部16bが過剰な
圧接に対するストッパーとしての役割を果たすため、接
着剤3の所定の厚みを容易に確保できる。
【0049】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、折り返し接合部16a,17aを設け、これを接着
剤3及び折曲部18aによって接合することにより、接
合部分を筐体の外部から見えないようにしたので、見栄
えが良くなる効果が得られる。また、折曲部18aによ
る圧接固定の際には、折り返し接合部16aの突部16
bが過剰な圧接に対するストッパーとしての役割を果た
すため、接着剤3の所定の厚みを容易に確保できる効果
が得られる。さらに、折曲部18aによって圧接固定で
き、リベットが不要となるので、部材点数の削減に寄与
できる効果も得られる。
【0050】なお、上記実施の形態8において、突部1
6b及び固定片18を折り返し接合部16aに設けるも
のとして説明したが、これに限られず、折り返し接合部
17aに設けてもよく、また折り返し接合部16aと折
り返し接合部17aの双方に設けてもよい。かかる場合
にも上記と同様の効果を期待できる。
【0051】実施の形態9.図14はこの発明の実施の
形態9による板状部材の接合構造を示す要部断面図であ
り、図において、19は一端を直角に折曲してなる折曲
端部19aを有した第1の板、20は一端を第1の板1
9の折曲端部19a付近の内面に接着剤3を介して接合
される第2の板である。20bはこの第2の板20が折
曲端部19aと面一となるように、第1の板19の折曲
端部19aの先端付近に位置する当該第2の板20の一
部分を折曲した折曲部である。この折曲部20bの長さ
は、折曲端部19aの板厚と接着剤3の厚さを勘案して
決定されている。また、折曲部20bの形成位置は、折
曲端部19aの長さと接着剤3の厚さを勘案して決定さ
れている。
【0052】次に動作について説明する。第1の板19
と第2の板20との接着すべき面に接着剤3を塗布し、
第1の板19の内側に第2の板20の端部を重ねて接着
する。第2の板20は、折曲部20bによって折曲端部
19aと面一となる。
【0053】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、第2の板20が折曲部20bによって折曲端部19
aと面一となるので、折曲端部19aの先端付近に従来
生じていた段差がなくなり、見栄えが向上する効果が得
られる。
【0054】実施の形態10.図15はこの発明の実施
の形態10による板状部材の接合構造を示す要部断面図
であり、図において、22は筐体の一部を形成し導電性
を有する第1の板であり、角部22aと、リベット25
を挿通するリベット穴22bと、リベット26を挿通す
るリベット穴22cとを備えている。23は筐体の一部
を形成し導電性を有する第2の板であり、角部23a
と、リベット25を挿通するリベット穴23bと、リベ
ット26を挿通するリベット穴23cとを備えている。
24は接着剤3及びリベット25によって第1の板22
と第2の板23とを接合した範囲を示す接着接合部、2
7は接着剤3を介さずリベット26のみによって第1の
板22と第2の板23とを圧接接合した範囲を示すリベ
ット接合部である。
【0055】次に動作について説明する。先ず、接着接
合部24を形成すべく、第1の板22と第2の板23と
の接着すべき面に接着剤3を塗布し、第2の板23の角
部23aを第1の板22の角部22aの内側に重ねて、
第1の板22と第2の板23とを接着する。また、接着
接合部24における強度をさらに向上するために、リベ
ット25をリベット穴22b,23bに挿通して圧接固
定する。なお、接着接合部24の端部から接着剤3がは
み出しても、当該部分は筐体の内部側に位置しているた
め、見栄えが損なわれることはない。次に、リベット接
合部27を形成すべく、リベット26をリベット穴22
c,23cに挿通して圧接固定する。したがって、この
リベット接合部27では、接着剤3を介さず、第1の板
22と第2の板23とが圧接しているので、導通性が向
上する。
【0056】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、接着接合部24とリベット接合部27とによって所
定の接合強度を確保しつつ、リベット接合部27によっ
て第1の板22と第2の板23との導通性を向上させる
ことができ、さらに見栄えも向上する効果が得られる。
【0057】実施の形態11.図16はこの発明の実施
の形態11による板状部材の接合構造を示す要部断面図
であり、図において、23dは第2の板23の筐体内部
側に位置する端部を当該筐体の内部側に折曲した折曲端
部であり、第1の板22との間に所定厚さの接着剤3を
確保するために設けたものである。
【0058】次に動作について説明する。先ず、接着接
合部24を形成すべく、第1の板22と折曲端部23d
との接着すべき面に接着剤3を塗布し、両者を接着す
る。なお、接着接合部24の端部から接着剤3がはみ出
しても、当該部分は筐体の内部側に位置しているため、
見栄えが損なわれることはない。次に、リベット接合部
27を形成すべく、リベット26をリベット穴22c,
23cに挿通して圧接固定する。したがって、このリベ
ット接合部27では、接着剤3を介さず、第1の板22
と第2の板23とが圧接しているので、導通性が向上す
る。
【0059】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、接着接合部24とリベット接合部27とによって所
定の接合強度を確保しつつ、リベット接合部27によっ
て第1の板22と第2の板23との導通性を向上させる
ことができ、さらに見栄えも向上する効果が得られる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、角部を有した外板と、角部を有し接着剤によって
当該外板と接合する内板とを備え、前記内板の角部付近
に接着剤逃し穴を設けるように構成したので、接着の際
に余分な接着剤が接着剤逃し穴から出てくると共に、外
板と内板の間のいわゆる空気抜きも行えるため、接着剤
の滞留を防止でき、確実な接着ができる効果がある。ま
た、余分な接着剤が接着剤逃し穴から出るため、外板の
端部付近から余分な接着剤がはみ出しにくくなり、接着
後の当該余分な接着剤の除去作業を軽減できる効果もあ
る。
【0061】請求項2記載の発明によれば、リベット
と、リベット穴を有した外板と、複数の接着剤逃し穴と
を有した内板とを備え、前記接着剤逃し穴の一部を前記
外板のリベット穴と対向する位置に設けるように構成し
たので、接着剤逃し穴がリベット穴を兼用し、別途の穴
加工が不要となる効果がある。また、接着後のリベット
固定前には、接着剤逃し穴から出てきた接着剤の量を観
察することにより、接着剤が接合面に均一に存在してい
るか否かを確認できる効果もある。さらに、接着の際に
余分な接着剤が接着剤逃し穴から出てくると共に、外板
と内板の間のいわゆる空気抜きも行えるため、接着剤の
滞留を防止でき、確実な接着ができる効果もある。さら
に、余分な接着剤が接着剤逃し穴から出るため、外板の
端部付近から余分な接着剤がはみ出しにくくなり、接着
後の当該余分な接着剤の除去作業を軽減できる効果も得
られる。
【0062】請求項3記載の発明によれば、リベット
と、リベット穴を有した外板と、前記リベット及び接着
剤によって前記外板と接合されリベット穴を有した内板
とを備え、前記内板のリベット穴の近傍に前記外板側に
突出する突部を設けるように構成したので、リベット固
定の際には、突部が過剰な圧接に対するストッパーとし
ての役割を果たすため、接着剤の所定の厚みを容易に確
保できる効果がある。また、突部が外板と圧接するた
め、外板と内板とを電気的に導通させる必要がある場合
には、導電性を向上できる効果もある。
【0063】請求項4記載の発明によれば、リベット
と、リベット穴を有した外板と、前記リベット及び接着
剤によって前記外板と接合されリベット穴を有した内板
と、表裏面に微少な突部を複数設けたスペーサとを備え
るように構成したので、リベット固定の際には、スペー
サが過剰な圧接に対するストッパーとしての役割を果た
すため、接着剤の所定の厚みを容易に確保できる効果が
ある。また、スペーサの微少な突部が外板及び内板と圧
接するため、外板と内板とを電気的に導通させる必要が
ある場合には、導電性を向上できる効果もある。
【0064】請求項5記載の発明によれば、リベット
と、リベット穴を有した外板と、前記リベット及び接着
剤によって前記外板と接合されリベット穴を有した内板
と、筒部と鍔部とを有したスペーサとを備えるように構
成したので、スペーサの筒部をリベット穴に嵌入すれ
ば、接着時における外板と内板の位置合わせを容易に行
える効果がある。また、リベット固定の際には、スペー
サの鍔部が過剰な圧接に対するストッパーとしての役割
を果たすため、接着剤の所定の厚みを容易に確保できる
効果もある。
【0065】請求項6記載の発明によれば、リベット
と、リベット穴を有した外板と、前記リベット及び接着
剤によって前記外板と接合されリベット穴を有した内板
とを備え、前記外板のリベット穴近傍を前記内板側にへ
こませて凹部を形成するように構成したので、リベット
の頭が外板の凹部に収まり外板から突出しないため、見
栄えが良くなる効果がある。
【0066】請求項7記載の発明によれば、リベット
と、折り返し接合部を有した第1の板と、前記リベット
及び接着剤によって前記第1の板の折り返し接合部と接
合される折り返し接合部を有した第2の板とを備えるよ
うに構成したので、リベットが筐体の外部から見えず、
見栄えが良くなる効果がある。
【0067】請求項8記載の発明によれば、折り返し接
合部を有した第1の板と、接着剤によって前記第1の板
の折り返し接合部と接合される折り返し接合部を有した
第2の板とを備え、前記第1の板の折り返し接合部また
は前記第2の板の折り返し接合部の少なくとも一方に
は、突部と、固定片とを設けるように構成したので、接
合部分が筐体の外部から見えず、見栄えが良くなる効果
がある。また、固定片による圧接固定の際には、折り返
し接合部の突部が過剰な圧接に対するストッパーとして
の役割を果たすため、接着剤の所定の厚みを容易に確保
できる効果もある。さらに、固定片によって圧接固定で
き、リベットが不要となるので、部材点数の削減にも寄
与できる効果もある。
【0068】請求項9記載の発明によれば、折曲端部を
有した第1の板と、一端を接着剤によって前記第1の板
の内面と接合される第2の板とを備え、前記第2の板
は、前記第1の板の折曲端部の先端付近に位置する部分
を折曲することによって当該折曲端部と面一に形成する
ように構成したので、第2の板が折曲部によって折曲端
部と面一となり、折曲端部の先端付近に従来生じていた
段差がなくなり、見栄えが向上する効果がある。
【0069】請求項10記載の発明によれば、第1の板
と第2の板とを接着剤によって接合する接着接合部と、
前記第1の板と前記第2の板とを接着剤を介さないでリ
ベットによって接合するリベット接合部とを隣接して備
え、かつ、当該接着接合部の当該リベット接合部と隣接
していない側の端部を筐体の内部側に位置させるように
構成したので、接着接合部とリベット接合部とによって
所定の接合強度を確保しつつ、リベット接合部によって
第1の板と第2の板との導通性を向上させることがで
き、さらに見栄えも向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による板状部材の接
合構造の接合前の状態を示す要部断面図である。
【図2】 板状部材の接合構造を示す要部断面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による板状部材の接
合構造を示す組立斜視図である。
【図4】 接合後の板状部材の接合構造を示す斜視図で
ある。
【図5】 (a)はこの発明の実施の形態3による板状
部材の接合構造を示す要部断面図であり、(b)はその
接合前の突部を示す平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による板状部材の接
合構造を示す要部断面図である。
【図7】 スペーサを示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による板状部材の接
合構造を示す要部断面図である。
【図9】 スペーサを示す斜視図である。
【図10】 (a)はこの発明の実施の形態8による板
状部材の接合構造を示す要部断面図であり、(b)はそ
の平面図である。
【図11】 この発明の実施の形態7による板状部材の
接合構造を示す要部断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態8による板状部材の
接合構造の要部を示す組立斜視図である。
【図13】 接合後における板状部材の接合構造を示す
図12のA−A断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態9による板状部材の
接合構造を示す要部断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態10による板状部材
の接合構造を示す要部断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態11による板状部材
の接合構造を示す要部断面図である。
【図17】 従来の電気機器などの筐体を示す組立斜視
図である。
【図18】 従来の接着剤による板状部材の接合構造を
示す要部断面図である。
【図19】 従来の接着剤及びリベットによる板状部材
の接合構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 外板、1a,2a 角部、2 内板、3 接着剤、
4,7,7a 接着剤逃し穴、5,26 リベット、
6,8 リベット穴、9,16b 突部、10,11
スペーサ、10b ローレット目(微少な突部)、11
a 筒部、11c鍔部、12 凹部、14,16,1
9,22 第1の板、14a,15a,16a,17a
折り返し接合部、15,17,20,23 第2の
板、18 固定片、18a 折曲部(固定片)、19a
折曲端部、24 接着接合部、27リベット接合部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角部を有した外板と、角部を有し当該角
    部を前記外板の角部の内側に位置させ接着剤によって当
    該外板と接合する内板とを備え、前記内板の角部付近に
    前記接着剤の一部を逃す接着剤逃し穴を設けたことを特
    徴とする板状部材の接合構造。
  2. 【請求項2】 リベットと、前記リベットを挿通するリ
    ベット穴を有した外板と、前記リベット及び接着剤によ
    って前記外板と接合され当該接着剤の一部を逃す複数の
    接着剤逃し穴を有した内板とを備え、前記接着剤逃し穴
    の一部を前記外板のリベット穴と対向する位置に設けた
    ことを特徴とする板状部材の接合構造。
  3. 【請求項3】 リベットと、前記リベットを挿通するリ
    ベット穴を有した外板と、前記リベット及び接着剤によ
    って前記外板と接合され当該リベットを挿通するリベッ
    ト穴を有した内板とを備え、前記内板のリベット穴の近
    傍に前記外板側に突出する突部を設けたことを特徴とす
    る板状部材の接合構造。
  4. 【請求項4】 リベットと、前記リベットを挿通するリ
    ベット穴を有した外板と、前記リベット及び接着剤によ
    って前記外板と接合され当該リベットを挿通するリベッ
    ト穴を有した内板と、前記外板と前記内板との間に配置
    され表裏面に微少な突部を複数設けたスペーサとを備え
    た板状部材の接合構造。
  5. 【請求項5】 リベットと、前記リベットを挿通するリ
    ベット穴を有した外板と、前記リベット及び接着剤によ
    って前記外板と接合され当該リベットを挿通するリベッ
    ト穴を有した内板と、前記外板及び前記内板のリベット
    穴に嵌入され前記リベットを挿通する筒部と当該筒部の
    外周に鍔状に設けられ当該外板及び当該内板の間に挟ま
    れる鍔部とを有したスペーサとを備えた板状部材の接合
    構造。
  6. 【請求項6】 リベットと、前記リベットを挿通するリ
    ベット穴を有した外板と、前記リベット及び接着剤によ
    って前記外板と接合され当該リベットを挿通するリベッ
    ト穴を有した内板とを備え、前記外板のリベット穴近傍
    を前記内板側にへこませて凹部を形成したことを特徴と
    する板状部材の接合構造。
  7. 【請求項7】 リベットと、筐体の一部をなし当該筐体
    の内部側に折り返して形成された折り返し接合部を有し
    た第1の板と、前記筐体の一部をなし当該筐体の内部側
    に折り返して形成され前記リベット及び接着剤によって
    前記第1の板の折り返し接合部と接合される折り返し接
    合部を有した第2の板とを備えた板状部材の接合構造。
  8. 【請求項8】 筐体の一部をなし当該筐体の内部側に折
    り返して形成された折り返し接合部を有した第1の板
    と、前記筐体の一部をなし当該筐体の内部側に折り返し
    て形成され、接着剤によって前記第1の板の折り返し接
    合部と接合される折り返し接合部を有した第2の板とを
    備え、前記第1の板の折り返し接合部または前記第2の
    板の折り返し接合部の少なくとも一方には、当該対向す
    る折り返し接合部側に突出する突部と、当該対向する折
    り返し接合部を圧接固定する固定片とを設けたことを特
    徴とする板状部材の接合構造。
  9. 【請求項9】 一端を直角に折曲してなる折曲端部を有
    した第1の板と、一端を接着剤によって前記第1の板の
    内面と接合される第2の板とを備え、前記第2の板は、
    前記第1の板の折曲端部の先端付近に位置する部分を折
    曲することによって当該折曲端部と面一に形成したこと
    を特徴とする板状部材の接合構造。
  10. 【請求項10】 第1の板と第2の板とを重ねて接合す
    ることにより筐体の角部を形成し、前記第1の板と前記
    第2の板とを接着剤によって接合する接着接合部と、前
    記第1の板と前記第2の板とを接着剤を介さないでリベ
    ットによって接合するリベット接合部とを隣接して備
    え、かつ、当該接着接合部の当該リベット接合部と隣接
    していない側の端部を前記筐体の内部側に位置させたこ
    とを特徴とする板状部材の接合構造。
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