JPS6120807Y2 - - Google Patents

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JPS6120807Y2
JPS6120807Y2 JP1822779U JP1822779U JPS6120807Y2 JP S6120807 Y2 JPS6120807 Y2 JP S6120807Y2 JP 1822779 U JP1822779 U JP 1822779U JP 1822779 U JP1822779 U JP 1822779U JP S6120807 Y2 JPS6120807 Y2 JP S6120807Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は船用分電盤函体に関し、特に船舶に
設けられる防滴形の分電盤函体の改良に関する。
第1図は従来の船用分電盤函体の分解斜視図で
あり、第2は第1図の線−に沿う要部断面図
である。
以下に、第1および第2図を参照して従来の船
用分電盤函体について説明する。容器本体2は底
部3と2枚の側面部4,5とを一体にほぼ断面〓
形に形成され、開放端部縁に側面部4,5を溝形
に折り曲げた飾縁6,7と、前面より内部に保護
板(図示せず)を装着するための棚受部8,9と
が形成される。容器本体2の両端開放部には、切
抜窓11,11′を形成した端部枠部材10,1
0′が溶接され、その上部には容器本体2に設け
た飾縁6,7および棚受部8,9と接合するよう
にそれぞれ飾縁12,12′ならびに棚受部1
3,13′が形成される。端部枠部材10,1
0′には側板14,14′がビスによつて被着され
る。そして一方の側板14′には、電線(図示せ
ず)を挿通するための電線導入孔15が形成され
るとともに、その周囲にカラー16が取付けられ
る。蝶番17は固定翼部材17aと可動翼部材1
7bとからなり、固定翼部材17aが容器本体2
の側面部4の内面に溶接され、可動翼部材17b
が飾縁6の折返し縁に設けられた切抜孔18を貫
通して、その一端を扉1の内面に装着した取付座
金19に、ビス20によつて螺着される。このよ
うに構成された従来の函体は、端部枠部材10,
10′と容器本体2の両端開放部の4隅の稜線2
1,21…となるように付合わせて溶接し、防滴
構造にする関係上溶接を注意して欠陥のないよう
に行なわなければならない。ところが、溶接部分
が長くなると、溶接作業ならびに溶接後の仕上作
業に時間がかかり生産性が低下するという欠点が
あつた。
また、従来の函体は、その前面に形成する飾縁
6,7,12,12′として一定の幅を必要とす
るために函体を小形化することができないととも
に、溝形部分の空隙が狭いために、蝶番17の固
定翼部材17aを容器本体2に溶接するときの作
業性が悪い。さらに、扉1を容器本体2に取付け
るときには、まず扉1を蝶番17に仮りに装着
し、扉1を開閉しながら隙間を微調整して固定し
なければならず、扉1と飾り縁6,7,12,1
2′の隙間調整が困難であつた。また、扉1と容
器本体2とは必ず前もつて調整された対応するも
のを使用する必要があり、飾縁6,7,12,1
2′の溝形部分の折り曲げ角度は精度が要求され
るなどの種々の問題点があつた。
それゆえに、この考案の主たる目的は、上述の
問題点を解消し得る防滴構造の船用分電盤函体を
提供することである。
この考案を要約すれば、容器本体は底部と側面
部とから構成され、側面部の開放端部には密着折
り返し部を形成し、この密着折返し部から直角に
曲げて棚受部を形成する。そして、底部と側面部
の両端開放部には折曲縁を形成し、この両端開放
部に側面部と同じ密着折返し部および棚受部を有
する桟部材を取付ける。さらに、その上に2枚の
側板を被着し、この容器本体の一方の側面部に蝶
番の固定翼部材を取け、容器本体の開口部および
密着折返し部の上端と側面部の上端とを覆う扉
に、蝶番の可動翼部材を取付け、扉を容器本体に
対して開閉自在にしたものである。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特
徴は以下に図面を参照して行なう詳細な説明から
一層明らかとなろう。
第3図はこの考案の一実施例の分解斜視図であ
り、第4図はこの考案の一実施例に含まれる容器
本体の金属板の板取を示す展開図であり、第5図
は容器本体の構成を示す分解斜視図であり、第6
図は第3図の線−に沿う要部断面図である。
函体30は扉31と容器本体32と2枚の桟部
材40,40′と2枚の側板44,44′と蝶番4
7とから構成される。容器本体32は第5に展開
して示される金属板を点線に沿つて折り曲げるこ
とにより形成される。すなわち、水平に延びる底
部33からほぼ直角に折り曲げられて平行に延び
る側面部34,35が形成され、側面部34,3
5の開口部縁に内側に密着して折返される密着折
返し部36,37と、密着折返し部36,37か
らほぼ直角に折り曲げられかつ底部33に対して
平行に延びる棚受部38,39とが形成される。
この棚受部38,39は容器本体32の前面より
内部に装着される保護板を受けるためのものであ
る。さらに、底部33および側面部34,35の
それぞれの両端開放部縁から内側にほぼ直角に折
り曲げられて折曲線33a,33b,34a,3
4b,35a,35bが形成される。
桟部材40,40′は容器本体32の両端開放
部の上端部を連結するものであつて、容器本体3
2と同様にして第5図に展開して示される金属板
の点線に沿つて折り曲げることにより形成され
る。すなわち、前述の容器本体32の密着折返し
部36,37および棚受部38,39と接合する
ように、それぞれ密着折返し部42,42′およ
び棚受部43,43′が形成される。さらに、桟
部材40,40′には容器本体32の側面部3
4,35の折曲部34a,35aおよび34b,
35bの先端に接合する矩形の切欠部41a,4
1bならびに41a′,41b′が形成される。
側板44,44′は容器本体32の両端開放部
を封止するものであり、容器本体32の折曲縁3
4b,33b,35bならびに34a,33a,
35aと桟部材40,40′とをビスにより被着
するものである。また、一方の側板44′には、
電線を挿通するための電線導入孔45が形成さ
れ、その周囲に環部材としてのカラー46が設け
られる。
扉31は容器本体32の密着折返し部36,3
7と桟部材40,40′の密着折返し部42,4
2′とによつて形成される開口部を覆う平坦部4
8を有し、その周縁に密着折返し部36,37の
上端および側面部34,35の上端とを覆う折曲
縁49が形成される。
上述のようにして形成された扉31と容器本体
32と桟部材40,40′と側板44,44′を組
立てるときには、第5図に示すように、まず側面
部34,35の密着折返し部36,37の上端に
桟部材40,40′をそれぞれ取付け、それぞれ
の端部と側面部34,35との係合部51,51
…を溶接する。また、容器本体32の折曲縁34
aと33a,33aと35a,34bと33b,
33bと35bのそれぞれの接合部52,52…
を溶接する。そして、側板44を、容器本体32
の折曲縁34b,33b,35bおよび桟部材4
0にビスを螺合して取付ける。同様にして、側板
44′を、容器本体32の折曲縁34a,33
a,35aおよび桟部材40′にビスを螺合して
取付ける。さらに、扉31の折曲縁49の内面に
蝶番47の可動部材47bを溶接し、固定翼部材
47aを容器本体22の一方の側面部34に、ビ
ス48よつて扉31を容器本体32の開口部外周
縁にかぶせる位置に取付ける。それによつて、扉
31は容器本体32に対して開閉自在になる。な
お、より好ましくは容器本体32の開口部が当接
する扉31の内面に防滴部材としてのパツキング
50を取付けてもよい。
また、この函体30を壁面から露出して取付け
る場合は、容器本体32の底部33の裏面から取
付金具53,53…を溶接する。そして、この取
付金具にビスを螺合して函体30を壁面に露出し
て取付ける。なお、函体30を壁に埋込んで取付
ける場合には、前述の取付金具53を容器本体に
溶接することなく両側面部34,35の前面側に
取付金具(図示せず)を溶接し、その取付金具に
ビスを螺合して壁面に取付けるようにすればよ
い。
以上のように、この考案によれば、桟部材の両
端を容器本体の側面部上端に溶接するだけでよい
ので、溶接部分を短かくすることができる。した
がつて、作業性の悪い溶接工程を短縮することが
できかつ従つて生産性が向上する。また、従来の
函体の飾縁をなくしたため小型化することができ
るとともに、容器本体の開口部縁に密着折返し部
と棚受部とを設けたことによつて、扉と飾縁との
隙間の調整の煩雑さをなくすことができる。さら
に、扉に蝶番の可動翼部材を溶接し、蝶番の固定
翼部材を容器本体の側面部にビスによつて取付け
るだけでよいため、容器本体と扉との予めの合わ
せ作業を省略することができ、必ずしも対応のも
のどうしを用いる必要もなくなる。したがつて、
容器本体と扉との取付けの調整に煩わせられるこ
となく簡単に行なうことができるので製作が容易
となりかつ経済的な実用効果を得ることができ
る。さらに、分電盤函体はある実施態様によつて
は壁面に埋込んだり壁面から露出せたりする場合
があるが、この考案によれば埋込形であつても露
出形であつても共用して用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の船用分電盤函体の分解斜視図で
ある。第2図は第1図の線−に沿う要部断面
図である。第3図はこの考案の一実施例の構成を
示す分解斜視図である。第4図は容器本体の金属
板の板取を示す展開図である。第5図は容器本体
の構成を示す分解斜視図である。第6図は第3図
の線−に沿う要部断面図である。 図において、31は扉、78は平坦部、49は
折曲縁、32は容器本体、34,35は側面部、
36,37は密着折返し部、38,39は棚受
部、33a,33b,34a,34b,35a,
35bは折曲縁、40,40′は桟部材、44,
44′は側板、45は電線導通通孔、46はカラ
ー、47は蝶番、47aは可動翼部材、47bは
固定翼部材、50はパツキングを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 船舶に設けられる船用分電盤函体であつて、
    水平に延びる底部と、前記底部からほぼ直角に
    かつ平行に延びる両側面部と、前記両側面部の
    開口部縁に内側に密着して折返される密着折返
    し部と、前記密着折返し部からほぼ直角にかつ
    前記底部に対して平行に延びる棚受部と、前記
    底部および前記両側面部の両端開放部縁から内
    側にほぼ直角に折り曲げられる折曲縁とを有す
    る容器本体、 前記容器本体の前記密着折返し部に対応する
    密着折返し部と、前記棚受部に対応する棚受部
    とを有し、前記両側面部の両端開放部に取付け
    られてそれぞれの両端部が該両側面部に溶接さ
    れる2つの桟部材、 前記容器本体の折曲縁と前記桟部材とに被着
    され、前記容器本体の両端開放部をそれぞれ封
    止するための2枚の側板、 前記容器本体の密着折返し部と前記桟部材の
    密着折返し部とにより形成される開口部を覆う
    平坦部および該容器本体の上端と該桟部材の上
    端とを覆う折曲縁が該平坦部の周縁に形成され
    る扉、および 固定翼部材と可動翼部材とを含み、該固定翼
    部材が前記容器本体の一方の側面部に取付けら
    れかつ該可動翼部材が前記扉の前記縁の内面に
    取付けられ、それによつて前記扉を前記容器本
    体に対して開閉自在に取付ける蝶番を備えた船
    用分電盤函体。 2 前記容器本体は、配電器具を取付けた保護板
    を収納するものであつて、 前記配電器具には電線が接続され、 前記2枚の側板のうちの一方の側板には、前
    記電線を挿通させるための電線導入孔が形成さ
    れ、該電線導入孔の周縁には環部材が取付けら
    れた実用新案登録請求の範囲第1項記載の船用
    分電盤函体。 3 前記扉の内面には、前記容器本体の前記開口
    部が当接する部分に防滴部材が取付けられた実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の船用分電盤
    函体。
JP1822779U 1979-02-14 1979-02-14 Expired JPS6120807Y2 (ja)

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JP1822779U JPS6120807Y2 (ja) 1979-02-14 1979-02-14

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JP1822779U JPS6120807Y2 (ja) 1979-02-14 1979-02-14

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JPS55117110U JPS55117110U (ja) 1980-08-19
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JP2016219676A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 日東工業株式会社 配線用開口部を有する電気機器収納用箱

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JPS55117110U (ja) 1980-08-19

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