JP2566432B2 - プレスト状メークアップ化粧料 - Google Patents

プレスト状メークアップ化粧料

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JP2566432B2 JP63033969A JP3396988A JP2566432B2 JP 2566432 B2 JP2566432 B2 JP 2566432B2 JP 63033969 A JP63033969 A JP 63033969A JP 3396988 A JP3396988 A JP 3396988A JP 2566432 B2 JP2566432 B2 JP 2566432B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なプレスト状メークアップ化粧料に関す
る。
(従来技術) 従来,一般のプレスト状メークアップ化粧料は,粉
体,油剤類,水溶性基剤,水分散性基剤等で構成され,
その使用方法等に応じて種々のタイプの化粧料があっ
た。
(発明が解決しようとする課題) 一般に提供されているプレスト状メークアップ化粧料
には,(イ)過剰な皮脂分泌物による油っぽいてかり感
を抑える通常のタイプと,(ロ)前者(イ)よりもより
油分が多いパウダーファンデーション類,ポイントメー
ク料類のタイプとに大別する事が出来る。
前者(イ)の場合,本来は化粧おさえとして用いる場
合のものであり,処方構成面からは,油分が少なく,粉
体の濡れ現象(吸着,付着)とその粉体間の毛管現象に
よる粉体からの水分の蒸発により,油感をおさえるもの
である。このタイプは,粉体自体が皮脂や水分となじみ
やすい成分で構成されていること,また結合剤としての
油剤も通常の油剤であることから,水に対してはかなり
の撥水力はあるが皮脂に対する親和性があり,皮脂とす
ぐになじんでしまい,化粧くずれの原因になる。
一方,油分量の多いパウダーファンデーション類やポ
イントメーク料の(ロ)のタイプも,前者(イ)と全く
同じ関係にあり,油分の多い分だけ皮脂に対する化粧く
ずれがより早く進行する。
これらのプレスト状メークアップ化粧料は,化粧料塗
布用具であるパフを用いるため,何回か使用している間
に化粧料に含まれている油分や分泌した皮脂がパフに付
着したりする。これらの油分と,プレスト状メークアッ
プ料中に含まれる油分とは,化粧料をパフにとる時擦り
合せられる。そのため,ケーキ面がひかる現象があった
り,更にはパフがプレストパウダータイプのメークアッ
プ製品の上にのせられたままだと,該プレス粉体製品を
凝集させ,ケーキングを生じさせる原因になる。これら
のタイプのものは,乾いたパフに付着させて使用するタ
イプであり,水を含ませたパフには粉体がつかず,使用
出来ないものであるため,清涼感は全く期待出来ない。
一方,水使用専用ケーキ(パンケーキ)には,粉体と
ともに活性剤や水分散性基剤と油剤とを用いており,パ
フに含ませた水と粉体と活性剤と油剤とで乳化現象をお
こし,肌に塗布するタイプと,水分散性基剤とパフに含
ませた水との親和性を利用しパウダーを乳化せずにパフ
に付着させる等の物理化学的作用を利用し皮膚に塗布す
るタイプがある。これらは,パフに水を含ませ使用する
のが前提であり,水による清涼感は出せるが,乾いたパ
フでは数回は若干パフに付着させうるがすぐにパウダー
が結合剤に圧着されてパフには容易に付着しなくなる。
また,特に活性剤を配したタイプは,活性剤等が水をだ
きこみ,一種の可溶化状態を形成し,経時変化により硬
いゲル構造をなし,全くパフに付着しにくくなる。
また,特公昭59−36881号公報には,化粧料用粉体60
〜90重量%,一般式 (式中,nは5〜250の整数,Rは水素原子,低級アルキル
基またはフェニル基を示す)で表わされるシリコーン油
5〜40重量%および結合油剤1〜25重量%からなる混和
物をプレス成型したことを特徴とするプレス状メークア
ップ組成物が記載されている。
しかし,ここに用いられ主として基本となる油剤はシ
リコーン油である。シリコーン油は撥水度は略完璧にあ
るが,撥油度に関しては,極めて低い。撥油度10をパー
フェクトとするならば,開示されている重合度250程度
のシリコーン油では撥油度が2〜3未満であり,重合度
が更に極端に高い点に於いても3〜4未満の撥油度しか
持ちえない。また,シリコーン油は,化粧料に通常用い
られているエステル(例えば2エチルヘキサン酸セチ
ル,エルカ酸オクチルドデシル,トリ−2−エチルヘキ
サン酸グリセリン)に溶解性を示し,プレスト状メーク
アップ化粧料に用いられる油剤と相溶性がある。そのた
め,更に皮脂との親和性を発現し,皮脂によるくずれに
対する効果が顕著に低下し,市販にみるシリコーン油が
用いられた多くの商品には皮脂によるくずれを防ぐもの
は全く見当らない。要するに,これらの原因の一つは,
シリコーン油自体の撥油度の低さにある。他の原因はシ
リコーン油がエステル油剤によって溶解し更にその撥油
性を低下させることにあり,これが皮脂との親和性を高
めると考えられる。
更にシリコーン油は前述の性質に加え,その含有率が
低濃度側にシフトすればする程前述の性質の傾向は大で
ある事が発明者らの実験から明白である。この様な事が
相俟って,前述した様なケーキングが生じると考えられ
る。特公昭59−36881号公報に記載のメークアップ組成
物は,水に対して親和性の少ない油剤を用いること,撥
水性の高いシリコーン油を用いること,撥水性を出すた
めに油剤を含まないものが良いこと,及び水乾両用で使
用できるタイプにするには,活性剤が配合されると不可
能になること等から,粉体粒子は全く水に対して濡れな
い状態にある。そのため,パフに含まれた僅かな量の水
分のみによって,清涼感を出すという点から,水専用ケ
ーキの清涼感には程遠い使用感しか得られない。
本発明は,上記従来技術の問題点を解決し,汗,皮脂
等による化粧くずれがなく,水・乾両用の化粧料塗布用
具を用いても化粧料本体にケーキングが生じず,更に,
清涼感のあるプレスト状メークアップ化粧料を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば,以下のものにより上記目的を達成で
きる。
粉体基剤96〜50重量%と油剤4〜50重量%とを混合し
て基本的に成り,前記油剤は撥油度4以上のフッ素系油
剤1に対してグリセリン骨格を有する油剤0.1〜3の重
量比で構成されることを特徴とするプレスト状メークア
ップ化粧料。
粉体基剤96〜50重量%と油剤4〜50重量%とを混合し
て基本的に成り,前記油剤は撥油度4以上のフッ素系油
剤1に対してグリセリン骨格を有する油剤0.1〜3とこ
れら以外の油剤3以下の重量比で構成されることを特徴
とするプレスト状メークアップ化粧料。
(好適な実施態様及び作用) 本発明のプレスト状メークアップ化粧料は,粉体基剤
96〜50重量%と油剤4〜50重量%とを混合して基本的に
成る。
粉体基剤としては,顔料,その他の粉体又はそれらの
混合物を用いることができる。油剤としては,化粧品に
適用できる原料油剤で水との親和性がなく撥水効果を有
するものを用いることができる。
油剤は4〜50重量%含まれ,粉体基剤との関係におい
てキャピラリー領域以下(キャピラリー,ファニキュラ
リー,ペンデュラー)である。これは,粉体基剤が水に
濡れるための前提である。油剤の含有率が50重量%を越
える場合,粉体基剤の充填様式が完全にスラリー域に入
り,粉体基剤は油剤中に分散する。このため,油剤中に
分散している粉体基剤を化粧料塗布用具に付着させて取
ることになり水・乾両用の化粧料塗布用具でも取ること
ができるが,粉体基剤が油剤に十分濡れているため水に
全く濡れない。従って,パフ等の化粧料塗布用具に水を
含ませて使用しても,該塗布用具に含まれる水による清
涼感が得られるにすぎない。油剤の含有率が4重量%未
満の場合,一般にプレスによる成形は可能であるが成形
後の化粧料にクラッキングが生じやすくなり,落下等に
より割れやすくなる。但し,粉体基剤の組成によっては
プレスによる成形ができないことがあり,この場合プレ
スト状メークアップ化粧料になりえない。
本発明の化粧料が含有する油剤は,(A)撥油度4以
上のフッ素系油剤1に対してグリセリン骨格を有する油
剤0.1〜3の重量比で構成されるか,又は(B)撥油度
4以上のフッ素系油剤1に対してグリセリン骨格を有す
る油剤0.1〜3(好ましくは0.2〜2)とこれら以外の油
剤3以下(好ましくは0.3〜2)の重量比で構成され
る。
撥油度4以上のフッ素系油剤は,撥水性及び十分な撥
油性の両方の性質を有し,汗,皮脂等と親和性を有さ
ず,またエステル系油剤にも溶解性を示さない。従っ
て,汗,皮脂,油分等が付着した化粧料塗布用具を化粧
料上にのせたままでも,汗,皮脂,油分等が粉体基剤同
志間に浸入せず,化粧料の凝集及びケーキングを生じさ
せない。また,化粧料に通常用いられるエステル系油剤
とともに化粧料に含まれた場合でも,エステル系油剤の
存在により撥油度4以上のフッ素系油剤の撥油度が低下
せず,皮脂等との親和性は生じない。
グリセリン骨格を有する油剤は,パフ等の化粧料塗布
用具に水を含ませて化粧料を塗布する場合に,粉体基剤
を水に濡れやすくする。これにより,粉体基剤自体が水
に濡れるため,該塗布用具に含まれる水による清涼感に
加え,粉体基剤に濡れた水による清涼感も得られる。
撥油度4以上のフッ素系油剤及びグリセリン骨格を有
する油剤以外の油剤は,本発明の化粧料として肌へ塗布
された場合,化粧料の肌へのつき,のりを向上させる。
本発明のメークアップ化粧料に含まれる油剤が,前述
の重量比の範囲外で構成された場合には,乾いたパフ等
の化粧料塗布用具に付着させることはできるが,水を含
ませた化粧料塗布用具で使用していると,ケーキング,
ケーキ面のテカリが生ずるため,水・乾両用の化粧料塗
布用具を用いて塗布できない。また,水を含んだ塗布用
具を用いてケーキ面をこすりとると,化粧料がよれるよ
うにとれ好ましい状態で塗布用具に付着しない。
油剤の撥油度は次のようにして決定される。第1表に
示すように、n−ヘプタンと流動パラフィン(粘度70)
との各混合比の組成物を調整し,これに被試験物たる油
剤を滴下してその液滴を保持するか否かをもって判断
し,液滴を保持しうる最小のn−ヘプタン組成率(Vol
%)÷10(Vol%)を撥油度とした。
例えば撥油度5の油剤は, n−ヘプタン: 流動パラフィン=50:50では液滴を保持するが, n−ヘプタン: 流動パラフィン=40:60では溶解する。
更に小数点以下の数値を求める場合には,混合物組成
を更に細分化して測定する。
撥油度4以上のフッ素系油剤としては,例えば次の
(a)〜(f)に示されるようなパーフルオロ化合物及
びパーフルオロアルキルシラン化合物が挙げられる。
(c)CF3(CF2−CH2CH2Si(OCH3 但し,Rは水酸基(OH),アルコキシ基(OCH3,OC2H5,O
C3H7ほか),フェニル基(OC6H5)を表わし, n=2〜250 m:n=7:3 である。
上記のパーフルオロアルキルシラン化合物は市販のも
のとしても入手できる。例えば,パーフルオロアルキル
シランLP−8T又はFL−100(何れも信越化学社製)など
が挙げられる。
CF3(CF27CH2CH2Si(OCH3(LP−8T) グリセリン骨格を有する油剤は,分子骨格中にグリセ
リン骨格を有し,油剤としての性質,即ち,水との親和
性がなく撥水効果を有するものであれば良く,脂肪酸グ
リセライド,例えばグリセリン−トリ−2−エチルヘキ
サネート,グリセリンモノイソステアレート,グリセリ
ントリベヘネート,グリセリントリヘキサノエート,グ
リセリンジラウレートなど,その他ジグリセリントリイ
ソステアレート,トリグリセリントリミリステート,ポ
リグリセリンジイソステアレートなどが挙げられる。
粉体基剤として用いられる顔料としては,化粧料に適
用できる顔料であれば全て用いることができ,平均粒子
径0.01〜20μのものが好ましい。このような顔料とし
て,酸化チタン,酸化亜鉛等の無機白色顔料,酸化鉄
(弁柄),アモルファスのチタン酸鉄等の赤色顔料,黄
酸化鉄,黄土,チタン酸鉄等の無機黄色顔料,マンゴバ
イオレット,コバルトバイオレット等の無機紫系顔料,
酸化クロム,水酸化クロム,コバルトチタン等の無機緑
色顔料,群青,紺青等の無機青色顔料,酸化チタンコー
ティッドマイカ,酸化チタンコーティッドオキシ塩化ビ
スマス,オキシ塩化ビスマス,酸化チタンコーティッド
硫酸バリウム,酸化チタンコーティッドタルク,魚鱗
箔,着色酸化チタンコーティッドマイカ等の真珠光沢顔
料,Alパウダー,カッパーパウダー等の金属粉パウダ
ー,黄色4号,黄色5号,青色1号,赤色226号,赤色2
02号,赤色204号,緑色3号等のタール色素類,カルミ
ン酸,ラッカイン酸,ブラジリン,クロシン等の天然色
素等が挙げられる。また,赤色226号と硫酸バリウム
や,赤色226号と絹雲母等の,有機色素と無機顔料や無
機粉体との複合化顔料等も使用できる。
粉体基剤として用いられる粉体(顔料を除く)として
は,化粧料に適用できる粉体であれば全て用いることが
でき,平均粒子径0.1〜20μのものが好ましい。このよ
うな粉体として,例えば,タルク,カオリン,セリサイ
ト,白雲母,合成雲母,炭酸マグネシウム,炭酸カルシ
ウム,珪ソウ土,ケイ酸マグネシウム,ケイ酸カルシウ
ム,ケイ酸アルミニウム,ハイドロキシアパタイト等の
無機粉体,ナイロンパウダー,ポリエチレンパウダー,
四沸化エチレンパウダー,微結晶性セルロース,メタア
クリル酸エステル樹脂パウダー等の有機粉体,又はステ
アリン酸アルミニウム,ステアリン酸カルシウム,ステ
アリン酸マグネシウム,ミリスチン酸亜鉛等の金属石ケ
ン等が挙げられる。
(実施例) 以下,本発明のプレスト状メークアップ化粧料の実施
例を示す。
実施例(1) ファンデーション A)セリサイト 14.88(重量部) 酸化チタン 25.0 ナイロンパウダー 15.0 弁柄 1.55 黄色酸化鉄 3.26 群青 0.31 (以上A) B)イソステアリン酸グリセリン 3.8(重量部) 2−エチルヘキサン酸セチル 10.0 ネオペンチルグリコールジイソオクタラート 4.9
(m:n=7:3,撥油度5) (以上B) Aをパルベライザーで混合粉砕し,真空混練機に投入
し減圧したのちBを加え攪拌混合したのち,所定の中皿
に充填機で充填し製品とした。
実施例(2) ファンデーション A)セリサイト 56.0(重量部) 酸化チタン 11.0 ナイロンパウダー 7.6 弁柄 0.98 黄色酸化鉄 2.27 群青 0.14 (以上A) B)ジグリセリントリイソステアレート2.5 (重量部) オレイン酸オクチルドデシル 8.5 (n=15,撥油度7) (以上B) Aを,パルベライザーで混合粉砕し,取り出し,これ
をヘンシェルミキサーに移しBを注入し,攪拌混合した
のち,ブロワーシフターを通す。その後,充填機で所定
の中皿に充填し製品とした。
実施例(3) 頬紅 A)タルク 51 (重量部) セリサイト 15.3 チタンマイカ 4.1 酸化チタン 0.1 群青 0.8 赤色226号 0.5 黄色酸化鉄 0.4 弁柄 0.8 球状ケイ酸マグネシウム 0.2 ナイロンパウダー 4.0 酸化鉄被覆チタンマイカ 6.8 (以上A) 以上の成分A,Bを実施例2と同様にして製品とした。
実施例(4) ケーキ状アイカラー A)タルク 47.0(重量部) カオリン 5.0 シリコン処理セリサイト 15.0 炭酸マグネシウム 3.0 黒色酸化鉄 4.0 弁柄 10.0 チタンマイカ 8.0 (以上A) 成分Aをパルベライザーで粉砕したのち,ヘンシェル
ミキサーに移し,Bを加え攪拌混合した後取り出し,パル
ベライザーで処理し,所定の中皿に充填機にて充填し製
品とした。
(比較実験例) サンプル (1)本発明の化粧料 (実施例1のファンデーション) (2)比較品 (実施例1のパーフルオロアルキルシランをメチルポリ
シロキサン〔東芝シリコーンオイルTSF451,粘度500CS
(25℃),=250〕に置換えたもの) 実験方法 脂性肌,脂性乾燥肌の女性パネラー60名を対象に夏期
2ケ月間(7〜8月)の実使用テスト(1群10名)を行
なった。
実使用テストは,(イ)パフに水を含ませないで使用
した場合,(ロ)パフに水を含ませて使用した場合,
(ハ)パフに水を含ませての使用と含ませない使用をく
り返して行なった場合にわけて行なった。
評価方法 官能評価により行なった。
評価結果 (発明の効果) 本発明の化粧料は上述のとおり構成されているので,
次に記載する効果を奏する。
化粧料塗布用具に水を含ませないで使用でき,その上
水を含ませて使用することもできる。
撥油度の大きい油剤を含有するので,強い撥水性と撥
油性を共有し,化粧料塗布用具に水を含ませて継続して
使用しても,また,水を含ませない使用と水を含ませて
の使用を交互にくり返しても,ケーキ面のてかり及び経
時によるケーキング等が生じない。
化粧料塗布用具に水を含ませて使用した場合,粉体基
剤が水に濡れるので,該塗布用具に含まれる水及び粉体
基剤に付着した水の双方による清涼感が得られる。
撥油度の大きい油剤を含有するので,化粧後に汗,皮
脂等及び経時による化粧くずれ,化粧のうきが発生しな
い。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体基剤96〜50重量%と油剤4〜50重量%
    とを混合して基本的に成り,前記油剤は撥油度4以上の
    フッ素系油剤1に対してグリセリン骨格を有する油剤0.
    1〜3の重量比で構成されることを特徴とするプレスト
    状メークアップ化粧料。
  2. 【請求項2】粉体基剤96〜50重量%と油剤4〜50重量%
    とを混合して基本的に成り,前記油剤は撥油度4以上の
    フッ素系油剤1に対してグリセリン骨格を有する油剤0.
    1〜3とこれら以外の油剤3以下の重量比で構成される
    ことを特徴とするプレスト状メークアップ化粧料。
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